vol.29 大自然が教えてくれること

騨
大自然が教えてくれること
自然との共生を学ぶ「イエローストーン・サイエンスツアー」
目の前に無数に散らばるバイソンの骨、12時間ごとに吹き上ける間欠泉、氷河が運んできたという巨大な岩……
大自然が生み出した作品すべてカ教材となる「イエローストーン・サイエンスツアー」。
環境教育で高い評価を受ける濁協中学・高等学校の真髄ともいえるプログラムである。
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自然における主役は、
人間ではない
やりとりや、専用ノートを使用しての事前
学習でYSへの気持ちを高めてきた生徒た
ちだが、現地入り後の最初の講義で度肝を
抜かれることになる。それは雷などの気象
条件や、国立公園内に生息するクマやパイ
ソンなどの野生動物への対処法を実地で学
ぶ﹁護身術﹂だ。口頭での説明だけでなく、
非常時に備えた﹁クマ撃退用スプレー﹂の使
用練習も行う。また、国立公園内でのテン
トを使用したキャンプ︵3日間︶中は、園内
に生息する野生動物の襄華を防ぐために
持参の荷物はすべて鉄製の箱に収納しなけ
ればならない。これによって生徒たちは、自
然と共生することの大切さをおのずから
悟っていく。
生徒たちの興味関心を引き出すうえで
欠かせないのが、モンタナ州立大で教鞭を
現地スタッフの方々の﹁授業﹂だ。パイソンの
とっていたスティーブ先生をはじめとする、
反男を食べ物と箱を使って説明したり、木
の年輪から過去の気候変動を考えさせたり
するなど、いずれも教室の中では決して経
験できない貴菫なものはかり。また、限られ
た食材を使っての自炊など、不自由な生活
を共にしながら互いの距離を縮めていった生
徒たちにとって、﹁自分の考えをきちんと言
ないんだよ﹂という彼らの言葉はひときわ心
わなければ、相手も心を開いて話してくれ
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7月辺日夕方。濁協中学・高等学校の生
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徒たちはアメリカ・ボースマン空港に向けて
日本を飛び立った。向かう先は﹁イエロース
トーン﹂。アイダホ、ワイオミング、モンタナ
の3州にまたがる世界初の国立公園だ。生
徒たちは旧泊吃日という日程の大半をここ
ですごすことになる。
濁協が5年前から開始した希望者向け
の環境教育プログラム﹁イエローストーン・サ
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から年を追うごとに参加者を増やし続けて
いる。特に今年は、中3の授業で同プログ
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ラムを取り上げたり、保護者も交えた説明
会を開いたりするなど、﹁授業と行事を上
手にリンクさせる﹂︵渡辺校長︶取り組みも
奏功し、過去最高の弘名の参加者を集めた。
引率担当の大山先生はYSの実施目的
についてこう語る。﹁環境保護先進地域であ
るイエローストーンでの取り組みを学び、他
の生物及び自然との共生、ひいては食糧問
題など、地球の将来を左右することについ
ての考察を深めること﹂・それだけにカリ
を観察するハイキングやトレッキング、ラフ
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キュラムは国立公園内の自然や動物の現状
ティング、天然温泉での入浴、テントでの
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キャンプ生活、天体観測、最先端技術を扱
スカイプを通じて現地研究者の方々との
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化石のクリーニング体験。
針を使って岩石のプレートに閉じ込められた魚の化石を掘り出す
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濁協中学・高等学校
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ることの何よりの証といえるだろう。
教育の理念が、生徒一人ひとりに浸透してい
こと﹂︵大山先生︶という濁協がめざす環境
の言葉は、﹁環境を守り育てる人を育てる
徒たちはYSでの体験を振り返る。これら
のことをきちんと考えたくなった﹂⋮:・生
リカの大学や教育への考え方を知り、将来
﹁周りの植物を観察するようになった﹂﹁アメ
挑戦したという。
れらに加え、全員が化石のクリー||ングにも
ふれられるのもYSの醍醐味だ。今年はこ
場が許可されない場所で最先端技術事情に
大のバイオフィルム研究所など、通常は入
ユニークな取り組みで知られるモンタナ州立
ストーンのバクテリアから石油を作るという
のバックャード︵裏側の研究施設︶、イエロー
シックパークの舞台となったロッキー博物館
こうしたフィールドワークに加え、ジュ|フ
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