「工学部長記者懇談会(7月)」一覧 - 山形大学

Yamagata University
「工学部長記者懇談会(7月)」一覧
日 時:平成26年7月14日(月)13:00~
【発表事項】
1. 地域イノベーション協創プログラム補助金(3Dプリンタ拠点整備によるオープン
資料1
フラットフォーム構築支援事業)に採択されました。3Dプリンタ拠点副機構長の
川上勝先生が説明します。
2. ドイツ・ザクセン州に有機エレ等ビジネス交流で工学部生1名が約一年派遣
資料2
~官民協働留学支援制度トビタテ!留学JAPNNに採択~
高橋辰宏教授と応用生命システム工学科4年土屋みなみさんが説明します。
【お知らせ】
1. 「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~」を開催します。(8月7日)
資料3
2. 「工学部オープンキャンパス2014」を開催します。(8月8日)
資料4
3. 「平成26年度電気関係学会東北支部連合大会」を開催します。(8月21・22日)
資料5
プ
レ
ス
発
表
資
料
平 成 26年 7月 14日
山形大学工学部
「経 済 産 業 省 の補 助 金 (3Dプリンタ拠 点 整 備 によるオープンプラットフォーム構 築 支 援 事 業 )
に山 形 大 学 ライフ・3Dプリンタ創 成 センターの申 請 事 業 が採 択 」
経 済 産 業 省 の補 助 金 事 業 (3Dプリンタ拠 点 整 備 によるオープンプラットフォーム構 築 支 援
事 業 )に、工 学 部 古 川 英 光 教 授 がセンター長 を務 める「山 形 大 学 ライフ・3Dプリンタ創 成 セ
ンター」が提 案 した 「地 産 食 材 ・木 材 等 の高 付 加 価 値 活 用 を実 現 するライフ・3Dプリンタ創
成 センター整 備 によるグローカル・メイカーズ・プラットフォーム構 築 (略 称 : LPIC-GMP)」が採
択 されました。3Dプリンタをはじめとする次 世 代 のものづくり機 器 が実 習 できる施 設 (プラットフ
ォーム)を整 備 し、地 元 企 業 と連 携 して、新 しい産 業 の構 築 、次 世 代 のものづくりを支 える若
手 の人 材 育 成 事 業 を展 開 していきます 。
1 . 平 成 25年 度 経 済 産 業 省 補 助 金 「 地 域 オ ー プ ン イ ノ ベ ー シ ョ ン 促 進 事 業 の う ち 3Dプ リ ン タ
拠点整備によるオープンプラットフォーム構築支援事業」について
本事業は、地方産業競争力協議会で特定する戦略分野に沿い、地域の戦略産業の成長に繋が
るイノベーションを加速させ、地域経済の活性化を図ることを目的としたオープンプラットフ
ォ ー ム を 構 築 す る た め 、 大 学 又 は 高 専 に 対 し て 3Dプ リ ン タ の 導 入 や 人 材 育 成 、 中 小 企 業 等 へ の
導入設備の開放を通じた中小企業等の研究開発・製品開発等の支援に対し、その経費の一部を
補助する事業です。
( 参 考 U R L : http://www.meti.go.jp/information/publicoffer/kobo/k140228003.html )
2. 山形大学ライフ・3Dプリンタ創成センターについて
山形大学では、生活に新しい価値をもたらす3Dプリンタの技術開発と人材育成を加速する
ため、2013年6月に「ライフ・3Dプリンタ創成センター(LPIC)」を発足し、グロ
ーバル拠点化を推進しています。これまで食品3Dプリンタ、ゲル3Dプリンタ(SWIM-
ER)やゲルの構造解析装置(SMILES)などを開発してきました。
( 参 考 U R L : https://www.facebook.com/lpicbook )
3. 「地産食材・木材等の高付加価値活用を実現するライフ・3Dプリンタ創成セ
ンター整備によるグローカル・メイカーズ・プラットフォーム構築(略称:
LPIC-GMP) 」 に つ い て
本事業は、現在世界的に注目されている3Dプリンタを用いた新しい加工技術(付 加製造
技 術 )を 山 形 県 内 の 中 小 企 業 へ 移 転 し 、新 産 業 創 出 の 原 動 力 の 一 つ と す る こ と を 目 指 し ま す 。
具体的には、中小企業とともに本事業で構築されるプラットフォームを活用し、地域食材や
木材、繊維を利用した新しい食品、美容品の開発、新規木材加工製品の開発、繊維・織物へ
の 応 用 の た め の 共 同 開 発 を 行 い ま す 。ま た 本 プ ラ ッ ト フ ォ ー ム に て 地 元 の 中 小 企 業 の エ ン ジ ニ
ア、および一般の市民や小中高校生に対して3Dデータ作成(CAD)や3Dプリンタ―の
操作実習を行い、若い世代へ新しいものづくりへの興味を持たせ、将来の地元企業でのもの
づくりで活躍する人材を育成する事業を行います。
4. お問い合わせ先
山形大学
ライフ・3Dプリンタ創 成 イノベーションセンター
センター長
古川英光教授
[email protected] TEL: 0238-26-3197
副 センター長 川 上 勝 准 教 授 [email protected] TEL: 0238-26-3218
研 究 支 援 課 芳 賀 晃 子 0238-26-3004 [email protected]
プレス発表資料
平 成 26年 7月 14日
山形大学工学部
ドイツ・ ザクセン州 に 有 機 エレクトロニクス等 ビジネス交 流 で 工 学 部 生 1名 が 約 1年 派 遣
~ 官 民 協 働 海 外 留 学 制 度 トビタテ! 留 学 JAPANに 採 択 ~
土 屋 み な み さ ん( 工 学 部 応 用 生 命 システム工 学 科 4 年 )は 今 年 3 月 22 日 に 有 機 エレクトロ
ニクス等 ビジネス交 流 の 促 進 の た め 米 沢 を 視 察 来 訪 さ れ た ドイツ・ ザクセン州 ティリッヒ首 相 と
の 交 流 party で の 出 会 い を 積 極 的 に 生 か し 、 海 外 長 期 派 遣 を 支 援 す る 「 トビタテ!
留 学 JAPAN 日 本 代 表 プログラム」 に 有 機 EL 照 明 パネルを 首 に さ げ て 面 接 に 臨 み 、 10
倍 近 い 難 関 を 突 破 し て 約 1 年 間 有 機 EL 照 明 等 の 販 路 拡 大 に 向 け た ビジネス交 流 を
テーマに 、 ドイツ・ ザクセン州 経 済 振 興 公 社 で インターンシップを す る こ と が 決 定 し ま し た 。
1. 背景
山 形 大 学 工 学 部 で は 、実 践 力 あ る グローバル人 材 の 育 成 と 輩 出 に む け こ れ ま で に 海 外
長 期 インターンシップ派 遣 を 積 極 的 に 行 っ て き て い ま す 。 こ の 度 、 将 来 グローバルに 活 躍 で き
る人材を育成する「官民協働(文部科学省、日本学生支援機構、各分野で活躍され
て い る 方 々 や 民 間 企 業 か ら の 支 援 ・ 寄 附 な ど ) 海 外 留 学 制 度 トビタテ! 留 学 JAPAN日 本
代 表 プログラム」の 1期 生 と し て 1700名 の 応 募 の 中 か ら 323人 が 選 考 さ れ( 添 付 資 料 参 照 )、
山 形 大 学 か ら は 3名 、 山 形 大 学 工 学 部 か ら は 1名 派 遣 が 決 定 し ま し た 。
2. 概要
土 屋 み な み さ ん( 工 学 部 応 用 生 命 システム工 学 科 4年 )は「 技 術 と 経 営 の 両 方 が 分 か る
グローバル人 材 」 と な る こ と を 目 指 し て い ま す 。 今 年 3月 22日 に 有 機 エレクトロニクス等 ビジネス
交 流 の 促 進 の た め 米 沢 を 視 察 来 訪 さ れ た ドイツ・ザクセン州 ティリッヒ首 相 と の 交 流 partyで の
出 会 い を 積 極 的 に 生 か し 、 多 様 性 人 材 コースに 応 募( 添 付 資 料 参 照 )。 一 次 審 査 の 書 面
審 査 に 合 格 し て 、最 終 選 考 で は 有 機 EL照 明 パネルを 首 に さ げ て 臨 み 、面 接 ・グループディ
スカッション・ プレゼンテーションを 見 事 に 突 破 し ま し た 。
土 屋 み な み さ ん は こ の 派 遣 の な か で 工 学 部 の 強 み で あ る 有 機 ELお よ び 関 連 技 術 を
例 に 米 沢 ・ 日 本 の も の づ く り の 素 晴 ら し さ ドイツ地 域 に 伝 え つ つ 、 販 路 や ビジネスチャンス
を 広 げ て い く 取 り 組 み を 実 践 的 に 行 い 、 将 来 は グローバルリーダー に な る こ と を 目 指 し て
います。
(お問い合わせ)
有機エレクトロニクス研究センター
( 参 考 URL)
副センター長
高 橋 辰 宏 0238-26-3585
http://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/tobitate/index.htm
http://mext.s3.amazonaws.com/2014/03/8b9feb45a071dc8ae7c40c654a58 9012.pdf
<参考資料>
1,官 民 協 働 海 外 留 学 制 度 ト ビ タ テ ! 留 学 JAPAN選 考 結 果 等
http://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/tobitate/1349256.htm
選考結果
応募状況 一次審査(書面審査) 最終選考
計 1,700 人 510 人
323 人
男 809 人
260 人
161 人
女 891 人
250 人
162 人
( 2) 在 籍 学 校 数 221 校
134 校
106 校
( 1) 学 生 数
申請コース
応募学生数
自 然 科 学 系 、複 合・融 合 系 人 材 コ ー
一 次 審 査( 書 面 審 査 )
最終選考
合格学生数
合格学生数
517 人 ( 111 校 ) 232 人 ( 85 校 )
159 人 ( 67 校 )
新興国コース
341 人 ( 108 校 ) 86 人 ( 55 校 )
44 人 ( 33 校 )
世界トップレベル大学等コース
329 人 ( 65 校 )
61 人 ( 20 校 )
多様性人材コース
513 人 ( 158 校 ) 85 人 ( 53 校 )
59 人 ( 41 校 )
1,700 人( 221 校 )510 人 ( 134 校 )
323 人 ( 106 校 )
ス
計
参考
留学先(地域)別
地域
107 人 ( 36 校 )
派遣留学生数
派遣留学生数 国・地域数
アジア
71 人
計 18 か 国
中南米
6人
計 4 か国
中近東
4人
計 2 か国
アフリカ
13 人
計 9 か国
北米
93 人
計 2 か国
オ セ ア ニ ア 14 人
計 3 か国
ヨ ー ロ ッ パ 122 人
計 21 か 国
総計
59 か 国
323 人
参考:今後のスケジュール

8 月 8 日 ( 金 ) ~ 10(日 )

8 月 21 日 ( 木 )
事前研修の開催
留学開始(支援開始)
※土屋さんは 9 月から渡欧予定
2, イ ン タ ー ン シ ッ プ 留 学 決 定 の 背 景
2-1, イ ン タ ー ン シ ッ プ に ド イ ツ ・ ザ ク セ ン 州 を 選 ん だ 理 由
山 形 大 学 は 地 元 地 域 と の 産 官 学 連 携 を 活 発 に お こ な っ て お り 、 土 屋 さ ん は 大 学 1年 生 の 夏 か
ら現在まで、学生アドミニストレイティブアシスタント(山形大学職員のアルバイト)として
産官学のシンポジウムやコーディネートを補助する仕事をしてきた。県内各地で産官学連携・
人材育成に関するシンポジウム、地域のグローバル化のための留学生と小学生との交流会等に
ついて、その企画・準備・運営・報告等を大学職員と共におこなってきたそうだ。
その仕事の中で技術とビジネスの両方がわかる多様性人材の重要性が自らの中で深まり、そ
のような人材になりたいと常々考え幅広く行動していたところ、高橋教授とハイデンライヒ氏
が 窓 口 と な り 、JETRO( 山 形・ベ ル リ ン )の 支 援 で 山 形・米 沢 市 の 企 業 と ド イ ツ・ザ ク セ ン 州 の
企業との提携促進事業が進められていることを知った。そこで高橋教授の秘書として仕事をし
たところ国際的なビジネスマッチングへの興味が増したので、多様性のあるグローバル人材に
なる自己実現にむけて、今回の留学に申請したとのこと。
2-2, 米 沢 、 ド イ ツ ・ ザ ク セ ン 州 間 の 関 係
概要
・ 約 20年 前 の 城 戸 教 授 Leo教 授 間 の 有 機 エ レ ク ト ロ ニ ク ス 分 野 に お け る 研 究 交 流 か ら ス タ ー ト 。
・ 2人 の 教 授 を 核 と し た 世 界 的 産 業 ク ラ ス タ ー 1 が 形 成 さ れ 、 産 学 官 組 織 的 な 研 究 交 流 へ 。
・ 現 在 で は ビ ジ ネ ス 交 流 が 発 展 ( 2-3,参 照 ) 。 例 え ば 、 米 沢 市 ・ ド レ ス デ ン 市 間 で 有 機 エ レ ク
トロニクスパネルおよび特殊関連部品等について共同で市場拡大・新製品開発をおこない双方
向 に お 互 い の 関 係 を う り こ み た い と い う win-winの 関 係 が あ る 。
・日本側の代表である高橋辰宏教授(ものづくり経営工学・機能高分子工学分野 兼 学部長特
別 補 佐 兼 米 沢 市 工 業 産 業 特 別 参 与 )と ド イ ツ 側 の 代 表 で あ る Heidenreich氏( ザ ク セ ン 州 経 済
新興公社プロジェクトマネージャー日本担当)とが窓口となり、ほぼ毎日連絡を取り合いなが
らビジネスマッチングを始めとする関係の向上に努めている。
2-3,米 沢 、 ド イ ツ ・ ザ ク セ ン 州 間 の ビ ジ ネ ス 交 流 発 展 の 様 子
● 2013年 11月
覚書締結
米沢市の産学官ネットワーク・米沢新産業創出協議会(安房毅会長)とドイツ・ザクセン州
の ザ ク セ ン 有 機 エ レ ク ト ロ ニ ク ス 協 議 会 ( OES) が 2013年 11月 1日 、 有 機 エ レ ク ト ロ ニ ク ス 関 連
分野の協力関係を強化することでビジネス交流や市場拡大につなげようと、覚書を交わした。
情報交換や人的交流、共同シンポジウム開催などを通して有益な協力関係を結ぶ内容。
<山形新聞
県内ニュース
2013/11/02>
http://yamagata -np.jp/news/201311/02/kj_2013110200037.php
< 米 沢 新 産 業 創 出 協 議 会 -お 知 ら せ 一 覧 -日 欧 産 業 協 力 セ ン タ ー の ニ ュ ー ス レ タ ー に ド イ ツ と の
覚書調印式の記事が掲載>
http://y-sansoukyo.jp/info/131219.html
● 2014年 3月 22日
● 2014年 4月
ザ ク セ ン 州 首 相 テ ィ リ ッ ヒ 首 相 を 団 長 と す る 34名 の 視 察 団 の 米 沢 来 訪
地 域 交 流 間 支 援 ( RIT) 事 業 採 択
ザクセン州との協業による有機エレクトロニクス(有機照明等)およびその関連部品での技
術協力、共同製品開発、販路拡大を目指した申請が採択された。
1
後出の用語解説を参照されたい。
< JETROに つ い て -お 知 ら せ ・ 記 者 発 表 -記 者 発 表 -2014年 -2014年 度 地 域 間 交 流 支 援 (RIT)事 業 で
10案 件 の ビ ジ ネ ス 交 流 を 支 援 >
http://www.jetro.go.jp/news/releases/20140410996 -news?ref=rss
< 2014年 度 地 域 交 流 間 支 援 ( RIT) 事 業
実施案件概要>
https://www.jetro.go.jp/news/releases/201 40410996-news/rit_2.pdf
<用語解説>
産業クラスター:
特定分野における関連企業、専門性の高い供給業者、サービス提供者、関連業界に属する企
業、関連機関(大学や業界団体、自治体など)が地理的に集中し、競争しつつ同時に協力して
いる状態。クラスターとはブドウの房のことで、ブドウの房のように企業・機関・自治体など
が地理的に集積し、ネットワークをつないでイノベーションを創出することを指す。
今までにない新しい組み合わせの企業・機関ネットワークをプロジェクトごとに構築するこ
とで新産業を生み出し、日本の経済再生を図るために、ピラミッド型である従来の「垂直型産
業組織」や、企業誘致に重点をおいた地域経済振興から「産業クラスター」へ各地域で組みか
えられている。経済産業省が促進し、文部科学省や金融庁、地方自治体などとも連携してすす
めている。
JETRO:
日本貿易振興機構。貿易や投資の促進や途上国開発研究を通じて日本経済および社会の発展
に貢献することを目指している。
工学部、農学部の相談ブースも設置します。 9:30∼16:30