自力避難困難者用避難救出資器材の開発について

消防科学研究所報 26号(平成元年)
自力避難困難者用避難救出資器材の開発について
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賢明久
原崎
脇奥曹司
傾 婆
老人福祉繕段等 において火災が発生した場合,介2
賞者が 多数の自力忍嫌ができ令 い人をすみやかに安全
な場所に遜贈救出する資器"を開発するため。車崎子
旅m
見として 市販 されているも の を使用 して
t
ベッド ,布団等円常使用さ れている bの
及び避
彼介纏有を避機教出させるのに望書する時間,Ii作性
安全
引可 について比較 した.
l 水平選雄教出 (
同
a
階の遜灘泊所へ救出 するJ
織介 筆者が少な く l名ずつ隙迭する と主!J
,
: 1
紅梅子。ベッド
布聞が
また
被介寝苦 が多く岡崎に
複数の人を徹送すると容は ベッドで俺i
去する方法が拘抽であ った.
2 量
雪 直遜健教出 {
階段を使 うて I
Þl~下へ救出 する J
応急的な方法 として ぬ l
!, 色布な どを使う方法があるが , !
siI軍慰救出に十分に対応できる資留材で
IH.いため
今後。階同等を降下できる 資器材の開発が必蝉である .
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で.アj-火災が発生 した場合
‘ 人命安全よ,tJi犬
1 はじめに
伝市態となる恐れがあり .符 に休日や夜間は 少数
昭和 6
2
'
手6月の東京郡東村山市の持層U
l
t護老人
の介護針が.多数の人々を早く
ホー ム「松舟圃 J の火災は多数の入団首が焼死す
遷灘救出 Lなげ
れ"ならなし・
‘
この ような場合に使用できる避難教出資総併を
るという大惨事と合 った.
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J
J
i
盤嫌がで きな H 人や尚齢膏を収得する施品
開発するため .基礎実験を 行ったのでその観要を
線告する.
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(
3
3
1
表
2 実験方法
介
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l補 予, ベッド ,布 団 等 日常{即日されているも
の
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及び選雄悶具として市販されているも の を使
1
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筆者の体聖
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彼介 腹
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入 身(~炭}
体{同~
賓荷を逮鎌数出させるのに慶する 時
閉 して。彼 介2
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間.担製作性.安全性で¥:こ白いて比鮫した.
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1 介護者!織介隠者
介2賞者 , 鱗介纏~(自カで遜婚で昌生い人
を怨宣 し た ダ ミ 。以下同じJの体型等"裂
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表
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首
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自
民民 資 器 材
。宅保資録"は表 2に示すとおりである.
}に示すと 必りである.
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供
出 資 器 材
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聞唱哩.7
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崎.,,^式.
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圃闘を.止. 1色山
骨掴帽で幅四世陣ト":'!O
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晶
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周A棋持量闘.世周 Lr
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写真 1 1
巨倫子
写 真 2 既製ベ ッド
写真 3 改良ベ y ド
写真 4 選鰍鎗送袋
(
3
1
)
写真 6 クローラー付車縄予
写真 5 改良ストレ ッチャー
団
写真 7 布
写真 8 毛
(
31 測定機器
て横道し た.
d 介E
事者 1名で被介護者 2名 を事尚 子
ア
ストップウ オッチ
イ
前f
種変換機 共和電梨 LU5
00KE
で惚送した。ただし
ウ 動 ひ ずみ計 共 和 電 濃 DDM1M
エ
ぺンレコーダ一
べ γ ドから 非常
口までは同時に4<尚子 2台を 搬送し .
策鑑賞l!3ベン
非常口から は車尚子 l台づっ搬送した.
(
41 測定項目及び方法
ア
布
川
火災が発生した場合に介護信が自 h遭難
1
o
1
U避 鰻救出{断段を使間して l降下
ヘ教出する。}
国礎省 をすみやかに安全な喝所{以下 「
逮
次によりベッドか勺 1,皆ドの約 3
0m緩
鍛え油断 J という .
1I
こ遜蝿救出すること を思
札た遜艇場所ま で階段 を使いlIli
還した.
定し.各条件での所要時間
eストップウ
2
1
参照)
a 介2
費者 i名で被介護告 を 1名 を改良
(
回
オッ チで綱定し た.
ストレ
{力水平遂滋救出 ( 同 院 の 避媛場所へ救
出する .
1
布団.毛布、 ン ツを使憎して鎗送し
次仁よりベッドかり 同
介謹告 1名で被介護
h
b 介筆者 1名で筏介護 Eを 1名づっ合
n1名を ,供訟
計
磁器材 (
炎 2に示したもの.以下同じ J
~使伺して機追した.
イ
謹 JH
既制ペット
遜厳数出に妥する引破力の測定等
間 断溜による測定
被介護 首を供獄資 器材 に東せ . pタイ
y ドを
除 <U~耳資 留材 を(~川して織活した。
c 介護省 l名. )(.(j 2.~ろで 4
4名をクロ -7ー付事情チ,布団.
乏布を使用して機送した.
b 介護街 iれで被介誕 l
a
.1
名づっ合
計 4名を,既製ベッ ド. 改良べ
、
.
.
一.
献の的 3
0m隠
れf
ニ遂警霊場所 まで線通 した. (
図 l参開}
a
γ チャー . クロ ーラー付車尚 子。
ル及びコンクリ
トよ金引張り !そのと
舎に要する '
;
1傷力 を荷穐変換鵠,動ひず
名の制度介
L
"
{
.
'
tベッドに 策せ
み計,及びぺノレ コ ダにより測定した.
(
3
5)
7
.
1
1
避聖堂救出 N2 殿~"I
単位
3009m
m
関 l 避難救出経路囲(水平避難救出)
dEphuqυ
d q q J q,白
出。段
日
ベ口
ド
y
仁コ亡ゴ
病室(想定)
F
A
2F
避灘救出距雛計
単位
図 2 避難救出経路図(垂直避難救出)
(
3
6
)
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冊
30宮m
'
"
お.宅l
強力".号 l
器廃る際の.大値と
イ 彼介聾者 4名を連施救出するのに要した
した.
時間
表 4及び問 4に示す とおりである .
{
イ
} 女性介筆者による確認
女性介纏者が後介護行を既製ベッド
)
W 改良ベ ッドを 用い て水平遷鍵教出す
るとき . どの程度の1Il盆{何名の彼介護
者} まで引張 ることができるか 鶴田 した
固
段差による膨慢の確認
ウ
•
•
••
'
U会 福 祉 施 設 病 院 等 に係る防火安全
対緩の推進について,(昭和 62~ 1 2月 7 目指
楢 第1
0
3
2号街導広報部民 依命過遥}による
と ,や む ~ 得ず遜媛経路 の床に段差を設 け
•
るものに あっては必 鉛むね 2
c
m以下にする
•・
ように街道
草 されている.
したがって !鳴さ
2
c
m(
縦1
8
0)
(横抽,m
)
05
の陣吉野物を設け 。ベッドを引張ってこれ を
集 り雄えら れ るか稽認した.
エ ベッドの重量によ る膨慢の確盟
改良ベッドを緩緑化したときの引強力に
与える膨胃{効果)を砲 Eした.
••
.
表
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也
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司
4
時間
m
彼介選者 l名 を避難救出するのに要した
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I
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I 水平迦厳救出
・
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3 実験結 果
3及ぴ回 3に示すと必りである.
伝お
γ
図 3 織介鼠者 1名を遊要望救出するのに要し
アによる選療救出にゐつては ,
た時間 (
水平造費量救出}
織送途上 シー ツが儀?到 し 棚定不能となっ
たため中控訴した.
表 3 彼介磁考 1名を道援敏出す るのに憂 した時間 (
水平遅繋救出}
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院院
薗
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. 且 べ,ド
. 岡 べ旬
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表 4 被介盛者 4名を謹厳救出するのに要し た時間 (
水平遭鱒教幽〉
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一
一
」
幽
水平遅緩教出と同憾に搬送途上 γ ーツが厳
繍し.劃定不能と伝 ったため 中断 した.
•
•
•
•
要者 4
名を怠般教出するのに要した
復介2
イ
時間
表 6及び固 6に示すとお りである.
(
3) 繍厳荷重と ヲl
強力の 聞 係
ア
目
‘
計器による測定
各候滋賀穏初に同 k
g,I
凹k
gの錘
M
ιま
た,既製 ベッド ‘改良ベッドについては.
5
0
k
s
tとしたとき床面(pタイ
更に鍾会加え 2
ル,コンクリ一川上での償餓荷貧と引強
力との関係は褒 7.8&ぴ固 7, 8に示す
と%りである.
イ
女性介護者による磁詑
女性介護者が 2
2
5
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g,250kgの鍾を乗せた
.. .盃.
.
.﹄' ..
,
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唱
•• • •
、
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旬
・
..
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,.
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a
-
・
-
既製ベッド及び改良ベッドを図 lに示す腐
宅出入口から非常口まで引渡ったところ
9tl¥荷賃 2
2
5
k
gでは既製ベッド ,
改良ベ ッド
開
ともにスムーズに循送することができた.
1
5
0
k
gとしたとき ,既製
また ,積・2荷量を 2
ベッドでは引銀カが的 3
6
k
g
fとやや組〈悌
図 4 彼介園者 4名を道線教出するのに要し
送しにくく感じたが改良ベッドでは引張
た時間 (
水平燈費量救出)
3k
g
fと小さ〈スムーズに搬送するこ
力が 2
とができた.
(
2) 垂 直遭般教出
ア
(
4) 段差による彫密
織介護者 1名を霊殿救出する のに 要 した
2
2
5
k
g,2
5
0
k
gの鍾を乗せたベッ ドを 女笹介
時間
表 5&ぴ園 5に示すとおりである.
なお
自
筆者が引 張り
剤嘗物会乗り飽えられるか確
配したところ 。
シ-"/による 選総救出にあっては
(
3
8
)
表
5 被介匝者 1名を遭殿教幽するのに要した時間 (
垂直道殿数出)
.
82
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者.
置.'トレヲ少ャ
タロ
‘
1
1
0.
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2
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図
幅
,
表
宵置
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.
.
夕 日-"-!l~匝 崎 F
"
信
4
句
を
咽官出 λ口、.崎、.曹口
•
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,
-圃
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吋
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砂}
間
跨
』車常口
置暗唱珊
"
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齢0
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五
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合
"
6 被介題者 4名を遭胞救出するのに要 した時間 (
垂直温暖救出)
作
.
院鼠
慣置刷局』帽可置出 λロ
‘
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"'~I'園、曹司"
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守『 付崎正冊 子
町,
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民 出 慣 国 材
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険3
間
官冒円、帽曹出 λロ 咽軍出 λ口、崎町、.官" 且寓"・、 ー・唱.
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目
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骨
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1
図 s 彼介担者 1 名~遺憾救出するの に要し
図
た時間 (
垂直遭慨政出)
6 後介機者 4名を電機敏出するのに要 し
た時間 {
垂直道灘教出]
(
3
9
)
表 7 最 大 引 張 力 測 定 結 果 (Pタイル床面上)
(kg)
改良 ベッ
ド
既製ベッド
宇
奇
車
子
政大引張カ (kgf
)
E
載
積
荷
供試 資 器材
表 8 最大引張力測定結果(コンクリー卜床面上)
I回目
2回目
拡大引張力 (kgf
)
積
荷(
kgE
載
)
8
供試資器材
平
均
6
0
1
3
1
4
135
1
0
0
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1
3
1
0
0
2
6
2
6
2
6
2
5
0
3
6
3
6
3
6
2回目
l回目
平
均
6
0
1
4
1
6
1
5
1
0
0
1
7
1
6
1
6
.
5
2
3
2
5
0
2
9
2
8
2
8
.
5
1
3
6
0
1
9
1
9
1
9
改良べ
y
ド
既 製 ベ ッド
6
0
3
3
1
0
0
8
7
3
7
.
5
車
府
子
1
0
0
2
9
3
0
2
9
.
5
2
5
0
4
2
4
1
41
.5
6
0
4
5
4
.
5
1
0
0
9
9
9
良
6
0
1
2
1
3
1
2
.
5
改
良
6
0
1
8
2
0
1
9
γ チャー
1
0
0
1
4
1
4
1
4
ストレッチャー
1
0
0
2
1
2
2
215
クローラー付
6
0
7
6
6
.
5
クローラ-{寸
6
0
7
1
0
8
.
5
1
0
0
8
7
7
.
5
車
子
1
0
0
9
95
3
3.
5
改
ストレ
司1
中
奇
子
遊鍵搬送袋
布
団
布
毛
6
0
2
6
2
6
2
6
1
0
0
3
6
3
3
3
4.
5
6
0
2
9
2
8
2
8
.
5
1
0
0
4
3
4
2
4
2
.
5
6
0
2
8
2
5
2
6
.
5
1
0
0
3
6
3
7
3
6.
5
避鰍搬送袋
団
布
毛
布
6
0
3
3
1
0
3
4
1
0
0
4
8
5
0
4
9
6
0
4
1
4
3
4
2
5
9
.
5
1
0
0
5
9
6
0
6
0
3
6
3
6
3
6
1
0
0
6
4
6
6
6
5
、
。
0-べ~生白ベ γ ド
<-)< e
UIペ γ ト
'
0
崎
【
〉
ベ
コ
f
>
.
.
L
> ・
1
・崎干
',(-)(
1!r.誌べ"
盟問べ y ド
・ト「・ d
金
貝
6-6
i
j
(附子
λ トレ ッ チ 喝 -
.0
ト
e寸.クローラー付加問干
1.
-・ E
貸出ストレッチ争
〔
下
ー
イ l週圃聞送盛
蝿
号l
・一『・毛布
当l
f
必
'
0
(
i
(
gf)
同
1
1
>
印
.o~
ェ
フ
100
担
~I;
ぐトイち
-一+毛ぬ
・
エ
プ
。
G'
.
J "圃冊迂告
1
4
刀
。,
吋
ー『・クローラー付 班崎チ
ひ-<>布団
3拍
1
1
2
曲
60
2$0
荷 揖 { 同 )
1
国
組
200
'拍
1
1
1
荷
f~
(
同}
図 8 積戯荷重と引張力の関係
図 7 積般荷量と引張力の関係
(コンクリート床面上)
(Pタイル床面上)
(
4
0
)
2同
ア ヨ巨愉の直後が 7
5皿の既製ぺッドでは
簡
力的な消耗が激し〈園施であった.
問 介 護者 l名により彼介護者 4名 金改良
餓荷温 225kgで乗り鐙えられなか った.
間
イ 車舗の直世が 150_の改良ベッドでは ,償
ミツドに 乗ゼー度に縄送したとき .介観
被荷温 250kgでも容 易に乗り組え りれた.
者 2名で鰍送したと容に比べ時間的に大
ヘ ッ ドの重量による影響
きな聖化は認められと訟かった.
6
3
k
g
) を既存ぺッドと
改良ベッドの館賞 (
(
2
) 垂直遭躯救出
ア 被介護者 1名選驚救出
3
9
k
g
) に。また ,44kgに (30%)
同じ血縁 (
経量化し .
例
l
i
I
<荷盛田 0
1
"の錘を乗せ引張った
具だりを使い,介護者が引張り .階段を
k
g
fであり目立った鍵盤化の効果は見られたま
降下すると彼介護者がずり港、たり 1 段
かった.
逆により大舎な領動やショックを与えた
4 考
川
(
内 彼介聾者を乗せた布団や毛布に保持金
-22
ときの害 │
鳴り力はそれぞれ 20-21kgf,21
りする恐れがあった.
曹
また .介護者は保持金具の他に被介護
者の頭部付近の布団や毛布を符ちょげ,
水平温般徹幽
ア
被介傷者 l名選姥救出
かつ,待ち上げる高さによって降下する
同車時子は厳介護者を偲きかかえて乗せ
スピードを調査宣したり
絶えず進行方向
換えるとき取手部分に犠介筆者のしりが
を背にするとともに進行方向を健認し伎
ぶつかり乗せに〈い薗も 若干あるが.日
がら階段を降下ぜざるを得ないため.非
筆者では危険であった.
力な介E
常使い慣れて街り ,非力な介目医者でも走
(
イ
} 今回実験した供獄資銀特のうち階段を
行が楽であった。
(イ)布団は B常性があり
安全に走行できる bのはクローラー付車
乗せ倹 えを必 要
としないため緊急時すぐ対応でき 。取 I
I
I
梅子のみであるが布団より時間を委し.
いが容易であった.
日常の活用範圃が乏し〈値段も高価であ
り} 非常口から遜襲撃場所までのように小田
りを嬰するl!!所では
I
り,救出資器材としては不向舎である.
後介護者 4名選縦救出
イ
改良ベッド .既製
介護者 i名 で複介護者を 1名づっ階段を
ベッドは布団などに比べ,時聞を要した。
伺表
3に示すように所要時間では改良
降下し 。安全な場所に合計 4名を避鍵救出
ベッド .既製ペッド 。布団,車椅子が他
する所要略聞は滋介護者 l名のときと問機
の銚鼠資習材より早か った.
に布団が般も阜いが.階段を昇り引き返す
イ 後介擁者 4名選嫌教出
ため,介筆者の体力的な消粍が搬 しく非常
的 介 筆 者 1名で後介護者 4名を病室出入
に困厳であ った.
ロから非常口までの澱送に要した時聞を
(
3)
見ると既製 ベッドは改良ベッドの約 1
.3
水字選賂救出と垂直遜費害救出との比鮫
彼介援者 1名を ペツドから 避建場所まで遷
倍他の資極付は改良ベッドの約1.8
倍以
錐救出する のに 要する略聞のうち表 3及び 5
上であり .中でも布団.毛布.改良ス ト
に示すようにタローラー付車椅子.布団,毛
レッテャーは改良ベッドの 3惰以ょの時
布では
聞を裂し
垂直遜鰍救出は水平避磁救出のそれ
改良ベッドが段も早かった.
.
2.1
.6
.1
.2
倍 の 時 間 を 要 した a ま
ぞれ的 ¥
q包をペッドに
た1 彼介援者 4名の盤舵救出についても問織
村) 介技者 l名が彼介草者
乗せ一度に避難場所まで搬送しても,介
に比鮫ずるとクローラー付車筒子,布団,毛
護者の体力的信消耗はあま り認められ公
布はそれぞれ的 1
.7
.1
.6
.1
.2
倍の時聞を要
8、った.
しかし
し 妥直霊鑓救出は水平窓磁救出より困錐で
彼介護者を 1名づっ選姥救出
あった.
する布閉,毛布等で合計 4各を遊鍵場所
(
41 欄飽荷量と引強力の関係
まで徹i
差すると ,引返し等で介橿者の体
ア
(
4
1
)
Pタイル床面上の獄送
m ,値鵠付の侠 E実質器材は繍鮫荷鑑 60kgで
車 冊子 , タローラ
レッ チャ
一 一棄に綴迭で きる.
k
R
;f
来演 (30-40kg{未調}
引強力3O-45
付'"栂子,改良スト
改良ペッド ,既製ぺ γ ドの
やや重い機迭できる.
いずれも 楽
引張力 45kd以上 (
4
0
k
g
f以上)
麟に引 強力が大 !(~るが
に彼送できる範囲でゐった.
一一盤,,"は非常に盈 〈縄返できない.
(
5
1 改良ベンドの線量化
{
イ
} 車輸な しで床面をすべ。せる併説資器
俊介2
筆者 4名を乗せた とき
材は繍厳荷血回同のと 8選雌鍬送 袋 毛
繍敏荷重の I
I
布 。布団の傾に引張力が大き〈なるが,
曹が大き<. 全 1
1
1
量に対して経量化でき る重
搬送は十分可艇であ った.
量の割合が小 きいため,伎 鑑化しても引強力
{
ヲ
} 積餓荷量 を1
回k
gにしても 、車繍付の供
にあまり変化
E
式野!lI材は棄に隙途で 8る範囲であった.
5 桔
しb し、床面をすべらせる侠政資器材
はやや重〈搬送 しにくかっ た.
イ
コンク リ
描
(
!
) 水平遣隊救出
ト床面上 の機送
ア
<1名 づっ 隙送 すればよいときは背負い織
ラ付着眠時子改良べ γ
札 改良ス ト レ ッ チ ャ ー 既 製 ベ ッ ド
彼介鰻者が少な い場合
集者が比較的多
後介担者が少伝いか, 介2
間 車愉付の供獄 質感材 '
HA舷符重 6
0
固で
車総子クロ
'
'
'
8
め られなかった.
t
送が手っ 取 り早いが。女性の介臨者などの
体力 を考 えると 器材を 用いる方が安全であ
引張力が順次大き〈なるが.棄に 栂送で
り この中では車尚子, ペッド
きる範囲であった.
(
1
1 床面をす べら せる供鋲寅鐙"で"繍餓
又は布団
で搬送する方法が良い.
荷盤 6
0kgの と き 選 権 徹 滋 袋 毛 布 。 布 団
イ 彼介額者が多い場合
の願に 号l
張力が大会〈なり . いずれも や
被介護者数が多<.介緩者が少信〈悶時
に概数の人を搬送する必要がある とき は1
や重いが繍送できた.
積餓荷量を l
O
OI
q
(
に したと き。琢持子,
ペッドに 被放の被介護者を乗ぜて週ぷ方法
クロー ラー付車帽子. 改
生良 べツド 、改良
が有効であり.改良ベッドは かなり効集が
ストレツチヤ
あ 9 た.これ以外では 1人づつを反復搬送
(
材
a
は楽 に微送できたが'既
u
a
a
'
製 ぺツ ドはやや盤いが'
繍
殴
送は
i 可能で る
bつ
するしかな<.そのゆで':ll冊子,布団が
,
比般的良好であった.
“
.
同ー階に避輝に必要伝ス ペ
また,床面をす べら ぜる俄訴資器紛は
eる施段等では
非常に箪 〈億送が砲 しかった.
本報告 で改良ペッドとし
て紹介した選灘痢ベッ ドを次により準備す
ウ 既製ベッドと改良 ベッドとの比 鮫
既製ベッド及び改良 ベッド は
1
ス~ 信保 で
ることで有効信越鑑救出が可能となる.
ともに材
間 選服用 ベッドを他のベッドと謙別でき
質は 鋼 材で,形状寸法もほぼ問ーであるが
9
k
R
;
.
到底盤.車織の直径は。既製 ベッドで 3
るように色分げ等して 選織 しやすい位霞
7
5
圃.改良 べツドで 63k
g,1
田園と改良ベッ
に配置する.
信必 ,遭鍵朗ベッドの E蹴,..床以下
ドは既製ベ ッ ドに比べ皿銀で的 1
.5
僑,車織
の直径で 2倍の 大暑さである .
ごとに 1基を 段"る.
日kgで改良ベッ ドが
引張力 は 積 鍍 荷 量 2
{
イ
} 遊線用ペッ ドの車検直径は. 引視力,
殴製べツドの的 0.
6
1
告と少な〈引張りやす
段差の乗り gえを考憎 し.1
5
0皿程度にす
か った
。
エ
る.
り} 避 姥 例 ベッ ドの慣伶は
搬送のし やすさ と引強力の関係は おおむ
側面全体を カ
パーし たスライド方,~等にす る.
ね次のとおりである .伝 H. ( )内"女性
一般ベッドの 慣枠 " 被 介抱 .g~乗 せ 倹
介護者の場合である .
引袈カ3
肱 gf
未満
え縛するときに引 き綾いて取り外す川遊
(
42
)
のため時間を要するとともに
ベッド
の み で あ る が, 操 作 に 時 聞 を要 し‘ 日常の
側面中央付近のみ取付けてあるため,復
活動範囲が乏し〈値段も高価である.
イ 応 急 的 な 方 法 と し て 布 団。毛 布 な ど 告 使
数 の 彼 介 瞳 苦を岡崎 に 搬 送 す る と 舎 彼 介
唖者が伝落する危険がある.
う方法があるが
金 に降 ド で き る も のはクロ
表
,
t
!
j .
崎
医
階 段 を 降 ろ す こ と が 燥 し い.
今{
吋実厳した供血資器"のうち段階告安
ア
-7ー 付 車術 子
9
.
依田資器材相価表 (
水平遜娘救出)
.
••
,..・
・聞出す,に .1
.1
,
岡崎 t
伊1
・1
lU
4匹
.圃同.出す,巳 哩Lた崎掴 4砂』
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~
1
0
.
5
日常慣い慣n
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目 . 笠 日常覇軍日申告聖いか
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腎車問 " 串蝿 ~ .晶岳、
..
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骸介復者に大きな燭動や
シ ョックを与え.また。非力"介a!I-llには
(
2) 垂 直避 般 救 出
ス争
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時
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間
宅幽
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・2の..号"'
・L ・人 目・' .,睡 喝岡野,、到 . " r l> 阜 で~!lL.眠 崎潤
・ 4
表1
0 供 民 資 器 材2
有面装 (
垂 直 道 限 銀 出)
~
B
項
所 要時 間
" 宵留材
改良 1 ト
レャチ干
E名.竃唾抽出 TO'
こ
!
匪 Lf
:時間
{抄 )'
4色を遺障鞄出.,るに要した町間
[抄). 2
,
タロラ
付車両子
9
0
8
0
同
布
毛
布
6
4.
:
'
7
6
2155
3
2
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.
5
日常明魔にならないか
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腎車時 H
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一
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"',
5
日常使い'"れて いるか
目
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質
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ょっぃτ "人〈占い tで)
力 組品揖の1
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直前性{価格} 崎入・植持管理費"陸横的か
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冊
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・同町
内帥 H ・2の 何 軒 問 L ・ λ 自~' . .場開へ 附 " ・ でみ!I .
LI制問
(
4
3
)
O
ウ
及び 1
0の供試資器材評価表のとおりである o
根本的な避難対策としてはノマルコニー,
スロープ,防火区画等の設置により避難救
6. お わ り に
出できるようにすべきであるが,既存施設
の現状を見ると階段を使って垂直避難救出
「社会福祉施設及び病院における夜間の防火管
せざるを得ない施設も多しこれに十分対
理体制指導マニアルについて J(平成元年 3月3
1日
応できる資器材は見あたらない。
6号消防庁予防課長通知),及び「社会福
消防予第 3
このことから今後は日常性等を考慮しな
祉施設及び病院における夜間の防火管理体制の指
がら階段等を降下できる資器材の開発が必
導 に つ い て 平 成 元 年 5月 8目指指第 2
9
8号指導
要であると考える o
広報部長依命通達)の中で自力避難困難者を避難
(
3
) 供試資器材の評価
させる方法,資器材等が例示されて¥"る。
各f
共試資器材の避難救出に要した時間,日
これらは施設,及び入所者の実態により選定さ
常性とのかかわり,操作のしやすさ,安全性,
れるべきものであるが,その際に本研究が参考と
及び経済性の各要素について評価すると表 9
なれば幸いである o
(
4
4
)