A/T1

一級工学科
自動車整備科
教科名
教科概要
A/T 1
2級自動車シャシ編
教科書等 3級自動車シャシ編
持参品 マーカーペン(4色以上)
時期
2-A
日産2級シャシ(A/T)
日産3級シャシ(A/T)
単元
シャシ
科目
自動車整備作業
総時限
19
1.教科の目的
1.オートマチック・トランスミッションの構造、作動を理解する。
2.トルク・コンバータのトルク増大作用及び性能曲線の見方を理解する。
3.プラネタリ・ギヤ・ユニットの増減速を理解する。
4.オートマチック・トランスミッション内部における動力の伝達経路を理解する。
5.電子制御式オートマチック・トランスミッションの各ソレノイドの役割を理解すると共に、
コントロールバルブ及び油路を理解する。
6.電子制御式オートマチック・トランスミッションの自己診断を習得する。
2.指導目標
1.オートマチック・トランスミッションを構成する様々な部品・構造やその作動を理解させること。
2.電子制御式オートマチック・トランスミッションの構造及び作動理解、自己診断ができること。
3.重量物の取り扱い、危険予知、対策ができること。
4.作業における整理整頓の重要性を理解させること。
3.学習目標
1.オートマチック・トランスミッションの概要
2.トルク・コンバータの役割
3.オートマチック・トランスミッションの分解
4.バンドサーボピストンの分解及び構造、組立
5.トルク・コンバータの性能曲線の見方
6.Dレンジ1速~Dレンジ4速、Rレンジでの動力伝達と制御要素
7.プラネタリ・ギヤの構造、変速計算
8.コントロールバルブ及び油路
9.可変容量オイルポンプの分解及び構造、組立
10.オートマチック・トランスミッションの組立
11.電子制御式オートマチック・トランスミッションの自己診断
4.学習評価
・実物、または写真を使用して現物の名称と役割を確認
・動力伝達機構に関する問題
・プラネタリ・ギヤに関する問題(国家2級問題)
・電子制御式ATに関する問題全般(国家2級問題)※特に基本となる変速制御、自己診断と故障探求問題
・注意事項を守り正確・迅速・安全に作業出来るかの確認
一級工学科
自動車整備科
教 科 概 要
教科名 A/T 1
時期
2-A
単元
シャシ
5.授業概要 (時限ごとの主な授業内容)
主な授業内容
時限
1
A/Tの概要、A/T車の取り扱いと変速の仕組み。トルク・コンバータの概要
2
トルク・コンバータのオイルの流れトルク・コンバータの性能曲線 クラッチ、ワンウェイ・クラッチについて
3
A/Tの分解
4
A/Tの分解
5
プラネタリ・ギヤの変速について 性能曲線からの計算、プラネタリ・ギヤの計算
6
部品名称、各制御要素、動力伝達の理解(D1速~3速)
7
部品名称、各制御要素、動力伝達の理解
(Dレンジ4速、Rレンジ、1レンジ1速)
8
エンジンブレーキ時の作動、動力伝達のまとめ
9
バンドブレーキ機構の分解組立、クラッチの分解及びA/Tの組立(オイル・ポンプ手前まで)
10
可変容量オイルポンプの分解及び構造、組立
11
電子制御式A/Tの構成と概要、各油圧の役割と作動
12
デューティ、ON-OFF、3-2タイミング制御の理解
13
コントロールバルブの役割、作動及び油路について
(ライン圧ソレノイド、パイロットバルブ(圧)の作動と制御)
14
コントロールバルブの役割、作動及び油路について
(シフトソレノイドの作動と制御)
15
コントロールバルブの役割、作動及び油路について
(ロックアップソレノイドの作動と制御)
16
コントロールバルブの役割、作動及び油路について
(オーバランクラッチソレノイドの作動と制御)
17
A/Tの組立
18
A/Tの組立及び完成検査
電子制御式A/Tの自己診断
19
電子制御式A/Tの自己診断