注射剤 剤形選択−開発 テー 戦略

注射剤
剤形選択−開発
テー
戦略
Parenteral Dosage Form Selection−Changing Strategies During Development
パセオン株式会社
トニー・ピジョン
TONY PIDGEON
Applied Technology Director, Finished Dose, Patheon Inc.
FDA
めに
TPP
ン
案
証明
注射剤
多
,
他
開発
い
種類
あ
。一次包装
ン
,
ー
,
ン
複雑
容器
剤形
,
最近
開発
利点や優位性
気
う
い
環境
考慮
う
環境
使用
水溶液
最
望
製剤
十分
用い
他
適切
堅固
,開発
戦略
い
開発戦略
各段階
論
変化
例
用い
選
用い
TPP
。
.目標製品プロファイル
開始時
明確
定
目標製品
TPP
適切
,製品
不可欠
あ
。
特性
開発目
方法
Taおgeが Pおodきcが Pおoでle:
作成
あ
ユー
ニー
開発
応
製品
ー
文書
選択
制
却
良好
計画
成績
場合
。表
製
注射剤
特性
剤形
あ
。
開発
必要条件
い。
考慮
必要
あ
,実施
得
違
時点
,自社
戦略
変化
物理的形状
及
,開発戦略
場合
伴い,
重要製品特性
予算
事業計画
開発
う
や必要条件
あ
相臨床試験
中
あ
,規格や適切
課題,臨床試験
限
い
多
影響
事項
ユー
あ
中
。開発
験
標
記載
。
事業面や財政面
開発
重要特性
あ
伴う技術上
ン
い
注射剤TPP
勘案
い
服用
開発
両方
,製品
発展
剤形 一次包装,内容医薬品
必要
概要
製品
使用
念頭
可能性
動的
。Lambeおが
う
関
当該
2
生
,
明確
,TPP
変化
,TPP
更新
示
,
剤形
。
伴
,TPP
剤開発者
あ
あ
ン
再検討
多
変更可能
変更
,製剤開発者
可能
冷凍保存
形状
中
。本報告
。製品
,溶解
妥当
開発
間違い
選択肢
保存
び製品
意図
。
う
,
,
当該医薬品
い
観点
ー
,
固形製剤や,冷蔵
必要
択
あ
蓄積
い
製剤開発者
医薬
。通常,室温保存
い形状
凍結乾燥製剤
。製品
あ
い
論
。
全体
TPP
出
,容器内
あ
必要
市場
い
指摘
い
。
保存
知識
あ
。
,実際
込
各時点
ン
あ
形状や,
書
作成方法や有用性
い
関
関
,TPP
記載
医薬品
,装着
い
あ
い場合
品
情報
び使用法
開発
,開発
ン
くeaおable injecがion deviceか や
盛
当該医薬品
,従来
,
あ
事例研究
TPP
剤形
室型 dきal-chambeお
pきmp paがcheか
あ
選択可能
い
ッ
種類
型注射
ッ
,製剤開発者
目的,利点
発表
1
大
試
。第
当該製品
最後
開発
異
あ
。米国食品医薬品局
Vol.31 No.1 2015
12₉
売
上市
う。
注射剤
表
剤形選択−開発
テー
戦略
TPPの内容例と開発中に起こ
う
開発プログラム中に起
こ う 変更
新
適応症
い
臨床試験 実施
可能性 あ
小児患者
製品特性
適応症
患者
変更例
表
製剤開発者側に起こ
う 影響
製剤処方,薬物濃度
び剤形 変更
新
注射剤の各種一次包装の利点と欠点
一次包装
ン
利点
・ 製品 接触
種類
欠点
材料 ・ 旧式 容器
あ
・ 開封時
粒子
発生
・ 開封時
恐
あ
・広 受 入
・ 投与時 操作 必要
い
・必
他社製品
・ 柔軟 投与 可能
差別化
い 早期
・ 構成部品 入手 や 開発段階 懸念事項
い
い
・ 製造方法 確立
い
・ 製造業者 選択肢
多い
・広 受 入
・ 投与時 操作 必要
い
・
製
・ 柔軟 投与 可能
比
製造上 選択
・
製
破損 肢 限
丈夫
・ 内容医薬品
相互
・
層間剥離 懸 作用 可能性 対処
念
い
必要 あ
・ ン ユー ー
・ ー
構成
使いや い
部品
開発課
・ 製品 差別化 図
題
可能性 あ
い製剤処方
製
投与経路
静脈内 IV 注射
皮
下 SC 注射
変更
用量範囲
用量
投与頻度
投与頻度
減量
加
一次包装
ン PFS
変更
反復投与容器
変更
単回/反復投
与容器
投与時 調製
必要性
医療従事者
調製
必要 剤形
調製
必要
い剤形
変更
自己注射
変更
自己注射 ,
医療従事者
注射
保存条件
凍結保存
変更
6 月
有効期間
製造場所
冷蔵保存
年
延長
小規模 社内製造
開発・製造受託機関
CDMO
変更
製剤処方 変更 必要
可能性 高い。
注射薬液量 減量
新 い製剤処方,安定
性 再検討
製剤処方 再検討ど賦形
剤 最大 日摂取量
推奨限度値内 あ
う 確認
安定性試験,内容医薬
品 構成部品
適合
性
反復投与容器
場
合 保存剤 必要
可能性 あ 。剤形
変更 必要
場
合 あ
剤形変更
PFS
変更
,製剤開発
び安
定性試験 必要
剤形変更
PFS
変更
,製剤開発
び安
定性試験 必要
製剤開発
び安定性
試験
製剤開発
び安定性
試験
技術移転
び
ー
ッ 研究
ッ
製
ン
・ 患者
ン
ン
向上
・ 自己注射
・
比
填 少
次包装
最
,他
広
い。
一次包装
あ
適切
注射剤
必要条件
点
あ
。構成部品
,製品
克服
使用前
あ
注射剤
適
表
広
欠点
ン
,製品
課題
い
い
耐えう
あ
。入手
容易
必
変わ
い。
い
あ
,
。
利点
。
,特
液剤
,
使用
い
最
単純
小容量注射剤 SVP
Vol.31 No.1 2015
一
あ
対処
あ
選択肢
あ
表面
,構造
望
一次包装
投与
。例え
い
あ
Tけpe 1
可能性
最
良好
適合性
あ
場合
多
,
示
,製
。
,製剤開発時
,
吸着
ン
製剤
知
溶液中
失活
い
あ
有用
問題
い
慣
可能
選ぶ
変化
,凝集
あ
,医療従事者
適合性
場合
恐
い
柔軟
内容医薬品
他
必要
。
び凍結乾燥製剤
製
従来
用い
材質
剤開発者
使用
あ
早期臨床試験
。
大部分
薬
市販品
。開発段階
あ
あ
種類
一次包装
あ
う利点
根本的
い
広
容器
ー
多
現在最
,
見え
医療従事者
い
い
発生
際
SVP
維持
一次包装
あ
130
滅菌工程
開発期間中
注射剤
剤形
際
無菌製剤
使用
示
選択
第一候補
粒子
吸引
剤形
特有
有効期間中無菌性
い。
要条件
剤形
構成部品
,開封時
ン
。
接触
理想的
,開発段階
製剤開発者
い
内容医薬品
,早期開発段階
液
剤形−一次包装
ーン処理 内
容医薬品
適合性
・ 製造業者 選択肢
過充 限
使用
,開封時
.注射剤
・
活性
い
ン
質
あ
。
失わ
う
吸着
,通常,遮断剤
結合
用い
表面
,防止
。遮断剤
,
界面活性剤や
血清
い
。
,硫酸
表面処理
ソ
ベー
ニ
場合
あ
,
内側表面
酸化
素 SiO2 層
作
ン
属
ン
い
い製剤
影響
溶出
受
容器
や
い
。
適切
あ
吸着,溶出
実施
製
製
同一
必要
際
あ
。
通
滅菌処理
造
製造
あ
。
普通
ッ
方法
施
ン上
栓
扱いや
,
製造方法
考慮
能性
通常,乾熱
ンネ
栓
使用
最適
,
あ
,医
射剤
充填
送達
。
無菌的
必要
あ
者
,特
ン
販売量
種類
際
考慮
い栓
使用
,多
供給業者
あ
PFS
,市場
ユー
図
ー
事項
,内容医薬品
,吸湿性
問わ
ン
施
水分
あ
び
ン
製剤中
ン
,充填
,凍結乾燥製剤
賢明
。
,
場合
可
必要
あ
。
場合供給業者
問い合わ
。
非常
人気
高
,注
最
伸び
い
薬物
理由
,
,医療従事
在宅投与や緊
2011~2016年
出典:Pre-Filled Syringes: World Market Prospects 2012-2022, Visiongain
図
,栓
放出
単位 10億本
世界
あ
異
い
保存中
求
あ
い
栓
行う。栓
組成
選択
,製剤開発者
。一方,
製造業者
,
情報源
あ
重要
CMO
封
反復投与容器
関
製品
。通常,
ー
種類
あ
あ
あ
固定
適合性
吸湿性
製
検討
組成
場合
製
,充填
,施
。栓
特
対応
必要
,例え
,単回投与容器
可能性
搬送
,
い
ン
点
委託
ッ
ー
。
包装
封
あ
最終製品
あ
完全
種類
製
。
保護
多
ン
用い
問題
あ
あ
行わ
,
。
,
,吸収や
相互作用
あ
ニ
。
ン
現状
い
。環状
削減
製
い
内容医薬品
高
輸送
受託製造機関 CMO
限
行
ー COC
あ
少
可能性
,金
pH値
ッ
選択肢
。
製
理由
,
,
ン
。
現在市販
充填装置
薬品製造業者
搬送
果
び発熱性物質除去処理
製
ン
あ
製
無菌区域
滅菌
,高速充填
比
ッ
,内容医薬品
必要
ッ
い
ン
内容医薬品
選択
市販
,特
場合
ッ
目
試験
い二
代わ
作
い
反
搬送
い。
大
最終製品
難
あ
ー COP や環状
,見
一方
自動的
問題
同
軽い。
軽減
問題
製
使用
ン
比
通
容易
製
層間剥離
。
製
用い
い製剤や緩衝剤処理
防
軽減
多
反応性
役割
腐食
SiO2層
極
ンネ
,
ッ
。酸素/
防
適
い製剤
び20
ン処理
応
層
80
相互作用
処理や
検討
製
比
ン HSA
内容医薬品
ン
競合的
軽減
PFS 市場の成長
Vol.31 No.1 2015
131
注射剤
剤形選択−開発
急時
使用
い
テー
,利便性
い
,用量
PFS
医薬品製造業者側
用量
投与
い
戦略
取
違え
他
容器
起
ッ
あ
。PFS
い
あ
,多
場合あ
充填
状態
納入
,
材質
都合
わ
い。PFS
同
液剤,凍結製剤および凍結乾燥製剤の利点と欠点
選択肢
液剤 室温
冷蔵保存
少
注射剤容器
製
非常
PFS外筒
非常
外筒
剤製造業者
表
表示
高い。PFS
滅菌
高
。
過充填量
他
製
あ
あ
利点
,通常
非常
非常
い
必要
製造収率
比
比
,
製
充填装置
あ
凍結製剤
多い
。
PFS
選択
考慮
必要
適合性
場合,製剤開発者
あ
あ
機能 滑
。内容医薬品
。
大
,外筒
,
ン
維持
外筒
必要
内側表面
相互作用,特
あ
代替
問題
合
。
あ
比
比
必要
対応
試験
見え
,
あ
必要
選択肢
比較的少数
特別
発
少
い
い形状
あ
。
不可能
あ
PFS製剤
商業生産
段階
点
あ
。
劣
延
供給
いう方針
施
必要
実験室研究
件
単純
い
剤形
内容医薬品
開発者
液体
粉末
利点
132
い。一次包装
欠点
供給
考慮
,開発
中
確認
。製剤
各段階
Vol.31 No.1 2015
剤
比
−70℃
複雑
い場合
保存
冷蔵保
輸送
やや
現実的
選
,早期臨床試験
最小限
凍結製剤
場合,実
必要条
初期
削減
早
開始
可能性
製剤
影響
あ
高
いうわ
,製造上
,輸送条件や保存条件
非常
可能
,
凍結融解安定性試験
い。
利便性
い場合
少
,臨床試験
一次包装
ー
。
,凍結融解操作
注射剤
ユー
製剤開発研究
,−20℃ あ
る事項
,物流面
達成
,製剤開発者
有効期間
や
開発
室温保存
液剤
製剤開発研究
上
液剤
。
,
可能
常
。物流面
,早期臨床
理
重
検討
択肢
製造
,研究
。室温保存可能
考
開発
あ
例外
最
相当量
存
ー
ン
,液剤
あ
,製造
い。
.安定性に関
,
調製操作
複雑
PFS製剤
あ
い。少
,
製造
容易
比
発
あ
最
必要
。
室温保存
場合最
粉末
限
示
い形状
多
保存
判断
欠点
望
。
,最
え
最
輸送
場
長
あ
形状
利点
あ
,形状
ー
い
市販品
い。
。
適
表
ーン
や形状
あ
。成長
必要
最
ーン
可能性
必要
高速充填装置
想的
・開発期間 延長
可能性 あ
・初期
比較的
高い
・製造 複雑 あ
ン ユー ー
使い
い
。
肉眼
検討
多い。
あ
方法
入手
い場合
慮
・臨床試験
対 妥当 有効期
間 最 得や い
・輸送
び保存 容
易
う,
製造業者
製造上
臨床試験
大
動
起
代替法
,PFS
注
あ
,内容医薬品
比
注量
子
開発
,一般的
製剤開発者
押
ン
場合
必要
凝集
。
方法
適合性
考慮
内容医薬品
質
凍結乾燥製剤
動
,内容医薬品
ン
問題
子
外筒全体
ーン処理
現
ン
先端
力
ーン
ーン粒子
いう点
,
押
。通常,十分軽い力
,過剰
処理
異
わ
力
あ
構成部品
欠点
・液剤
開発
不可能 場合 あ
・臨床開発
実施 必要 十分
安定性 得
い
あ
・目的
有効期間
得
多大 製
剤開発資源 必要
可能性 あ
・後期 製品開発/市
販品
不利
・物流面 輸送,保存
複雑 あ , ン
ユー ー
使い
い
・凍結/融解
安
定性
影響 懸念
い点
力 ,
動
ン
確認
同
事項
利点
・通常,製造
最
い 製造 最
簡単?
・輸送
び保存 容
易 あ , ン ユー
ー
利便
性 高い
・後 一次包装 変更
や い
PFS
変更
・製剤開発 最小限
済 可能性 あ
・臨床開発 早期開始
役立
・安定性
い
及
あ
。
い
実施
室温保存可能
。物流面
製
複雑
早期臨床試験
対応可能
あ
問題
。
製剤開発者
,
可能
最初
実施
妥当
剤形
あ
確保
成績
あ
,医療従事者
造
長時間
,液剤
開発用
剤形
開発
先延
あ
平行
短縮
図
許
,早期
開発
いう戦略
可能性
ン
場合,後
。予算
市販用剤形
変更
始
あ
開始
あ
。
,後
,投
,平行開発
考慮
開
い。
,
薬剤
値
以上
判断
択肢
十分妥
多
,凍結乾燥製剤
製
必要
大幅
,
互い
一般的
あ
抑え
十分
一方
,
利
計画
立
,開発
活
短縮
可能
あ
選
多い。慎重
持
利点
い
利点
変化
視野
開発期間
開発
多
矛盾
,戦略的
多い
高い
,注射剤
あ
点
調製操作
い。
製造
まとめ
高い
市販品
凍結乾燥
比
い剤形
与量
,凍
最
場合
投資
使い
時間
開発
得
開発
比
多い
可能性
。凍結乾燥製剤
液剤
望
期開発
,臨床開発
あ
い点
雑
期開発期間
凍結乾燥製剤
凍結乾燥製剤
液剤
剤形
大
開発
必要
良好
少
開発
び
頼
。
可能性
い
。一般的
有効期間
,臨床試験
候補
あ
処方
結保存や冷蔵保存
対
い あ
,市販品
凍結乾燥製剤
検討
当
問題
多い
,特
中
早期開発段階
原薬使用量
最小限
。
。
.開発中
戦略
各一次包装・剤形
発
中
響
欠点
び予算
開発
及
用
原薬量
施可能
試験
あ
開発戦略
種類
適切
臨床試験面
ニー
取
い。例え
者
製剤開発
持
。
う
保存
動
原薬量
時間
最小限
,
う
最小限
時間
適切
日
開始
,製剤開発
,
変更
追加研究
成績
得
治験薬
場合,
複雑
影響
削減
剤形
原薬
,開発活
。
早期臨床開発
場合,後
製剤開発
生
。
わ
,
,市販品
追加研究
必要
場合
,
ン
使用
い。
輸送
利用
,凍結製剤
物流面
良好
効果的
状況
臨床試験
初期
,製剤開
いう方針
必要
あ
ニー
最小限
供給
。
,製剤開発
所定
使
可能性
利点
相試験
い
影
,実
進
事業面
,第
ー
早期段階
左右
各一次包装・剤形
。事
実施
開発
,開発
限
左右
,開発試験
,特
数
,開
高い。前述
,予算
決
影響
非常
実施時期
可能性
発者
重要性
可能性
,事業戦略
業戦略
変更
利点
変化
■参考文献
1 US FDA1 Dおafが Gきidance foお Indきかがおけ and Revieく Sがaff.
Taおgeが Pおodきcが Pおoでle ? A Sがおaがegic Developmenが Pおoceかか
Tool. Maおch1 2007
2 Lambeおが WJ:Conかideおaがionか in developing a がaおgeが pおodきcが
pおoでle foお paおenがeおal phaおmaceきがical pおodきcがか. AAPS Pharm.
Sci. Tech., 11:1476-1481 2010
必要
。
,早期臨床試験
限
。
,
複
Vol.31 No.1 2015
133