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Date
2014/12/3
2014/11/28
講演タイトル
インターンシップ報告会
実施先:JICAスリランカ事務所
インターンシップ報告会
実施先:ECOSS:シッキム州
環境保全NGO(インド)
講演者
所属 等
セミナーの感想(GY生)
山形 和史
今回は、JICAスリランカ事務所にてインターンシップを行った山形和史さんのお話を伺いました。山形さんはスリランカの最大都市
であるコロンボに滞在されたということです。コロンボ市内の電化率は100パーセントと高く、比較的不便のない生活を送る事ができ
るということですが、一方で北東部などではほとんど電気が通っていない場所があるということで、地域差を感じました。山形さんは、
JICAスリランカ事務所で水質汚染の視察、電力管理局の訪問、道路建設現場の視察、廃棄物処理場の視察、青年海外協力隊と
SATREPSプロジェクトの参加を二週間のうちにされたとのことでしたが、とても多くの密度の濃い経験をされたのだと感じました。水
質汚染の調査ではケラニ川を主に取り扱ったとのことでした。調べてみたところ、ケラニ川はスリランカで4番目に長い145kmの川
で、農業をはじめとして人々の日常生活に深く関わっている川です。経済成長にともなって汚染が目立つということで、経済成長と環
境保全のバランスが大切な分野だと思いました。山形さんも会議に参加されて環境基準の採用や機材給与についての話し合いをさ
れたとのことでした。道路建設現場の視察では、渋滞がひどいコロンボ市内の道の問題点が挙げられていました。人々はあまり有
料道路を利用しないということで、あまり使われない有料道路だけが存在しているというもったいない状況を知りました。青年海外協
埼玉大学 経済学部3年
力隊では、ゴミの分別の推進と環境教育、そしてコンポストの普及についての活動をされたそうです。ゴミの分別は、生ゴミとそれ以
(GY4期生)
外で分けることを行い、現地の方はゴミの分別を日本よりも熱心にされている様子が見られたそうです。コンポストとは、バケツの中
に生ゴミを入れて分解し、肥料として利用できるようにする方法のことで、生ゴミの量を減らすために行われています。スリランカは
北海道の0.8倍ほどの国土のわりに人口が多いため、ゴミの処理場もうまく機能していない状態で、ゴミの排出量が深刻な問題に
なっています。ゴミの排出が多いのを利用して、コンポストで簡単に肥料に変える解決策は良いと思いました。SATREPSプロジェクト
とは、JSTとJICAが共同研究を行っているプロジェクトで埼玉大学も参加しています。JSTとは大学等の国内研究機関への研究支
援を行う独立行政法人科学技術振興機構です。このプロジェクトでは、スリランカ廃棄物処理のガイドラインの作成を行ったそうで
す。スリランカの大学でのミーティングで多くの現地の大学生とお話される機会があったということで、学生の将来までプロジェクトが
つくっているという素晴らしい面があることを知りました。今回の山形さんのお話では、山形さんの多方面への知識の豊富さに驚きま
した。私も、インターンシップをする際には興味を持ったらすぐに質問し、自分から積極的に内容を深めていきたいと思いました。
(GY6期生 塚田 咲子)
武井 紗也子
石井 有希
今回のセミナーはインドにのシッキム州でエコツーリズムに参加した先輩方のプレゼンテーションであった。エコツーリズムとは主に
観光業、自然環境保護について学ぶそうだ。先輩方のプレゼンテーションは訪問した際に感じた事などを報告していた。インドはど
の人たちにも英語が通じるということであったが、現地の言語も強いということであった。また、迎え入れてくれた人たちがシャイであ
るということについては、まだ受け入れる人たちが慣れていない事や、宗教的影響も強いのではないかと思った。テミティーガーデン
では食事がすべて有機野菜でお茶がとてもおいしかったという。エコツーリズムというだけに、出来るだけ自然環境を壊さないように
栽培から肥料などについて配慮したり、土を大事にしたりする姿勢を感じ取る事ができた。とくに印象的だった事は、現代性(利便
埼玉大学 教養学部3年
性)と伝統性(旧式)との優先性である。利便性を求める事は、環境的問題を引き起こす事にもなり、伝統性を重んじると不自由さを
(GY4期生)
感じてしまい、快適に過ごせるかどうかが問題である。しかし、話の中で「楽しく生きる」ということがあった。環境に配慮(リサイクル
など)を当たり前のように感じ、不自由さも不自由と感じなくなることが、エコツーリズムにとって重要なことだと思った。また、国民の
習慣性について「spitting」が多く見られたといことであったが、その様子は決して心よく思うものではなく、改善されるべき問題だと感
じたということであった。インドの人口やグローバル社会を考えると、今の中国にも見られるような問題がこれから多く出てくるのでは
ないかと考えた。
(GY6 長妻 美智子)
Date
2014/11/17
2014/11/14
2014/11/3
講演タイトル
インターンシップ報告会
実施先:福祉施設(ベトナム)
CIEE海外ボランティア
インターンシップ報告会
実施先:JICAベトナム事務所
インターンシップ報告会
実施先:v-shesh(インド)
講演者
清水 恵太
小林 暉さん
所属 等
セミナーの感想(GY生)
UNESCAP(国際連合アジア太平洋経済社会員会)が発行する “Disability at a Glance 2012” によると、ベトナの5歳以上の障害者
は650万人であり、5~15歳が17.9%、16~59歳が32.6%、60歳以上が49.5%となっている。今回、清水先輩は障害を持つ児童のための学
校でボランティアをされたということで、5~15歳に限定して我が国と比較してみると、ベトナムがおよそ116万人、日本がおよそ9万人
である。この愕然とした差は何故生まれたのだろうか。セミナーの中で辻教授がベトナム戦争の影響について言及されていたが、今
から約50年前に始まったこの戦争では米軍によって枯葉剤が大量に使用され、これは健康被害や環境被害、そして出産異常を引
き起こし、戦後ベトムの人々を苦しめ続けることとなり、その結果ベトナムには今も日本の10倍以上の障害児が存在しているのであ
埼玉大学 教養学部3年 ろう。今回清水先輩が活動された学校にも少なからずこの影響を受けてしまった子がいるのかもしれないと思うと、子供たちの幸せ
(GY4期生)
を願うばかりである。ベトナムには “Volunteers for peace Vietnam” という地域発展の為に国内外からボランティアを斡旋する団体
があり、先輩が派遣されたのは”Phuc Thu Caring Center” という施設だった。この施設は近隣の同じ類の施設と比較すると、どう
やらあまり裕福でない家庭の子供達が通うところだったという。先に述べたように、ベトナムには障害児が数多くいる。確かにベトナ
ム戦争は暗い歴史だが、この戦争によって生み出された犠牲者は今も生きているのである。私は今回のセミナーに参加して、この
事実をきっかけとして障害者の社会進出に強い国になって欲しいと思った。弱味は強味に変えることが出来る。これからのベトナム
の発展に注目するばかりである。
(GY6期生 入江 美樹)
JICAのベトナム事務所にインターンシップへ行ったGY4期生の小林 輝からお話を聞かせていただきました。ベトナムについての基
本的な知識や日本がベトナムにとってどのような存在なのか、2国間の関係性など今まで知らなかったことがたくさんあり、自分の知
識不足に改めて思い知りました。今までいろいろな先輩方のインターンシップの体験談を聞かせてもらっていますが、今回の小林さ
んの行ったJICAのベトナム事務所では、仕事中日本人と接することが多く、また、途上国でのボランティアとは異なり、実際に職場
の現場で活動されたということでした。今までの私のインターンシップのイメージは発展途上国へ行き、開発援助の現場をみたり、ボ
ランティアをして現地の人たちとたくさん触れ合うものなのかなと思っていました。さらに先輩もおっしゃっていましたが、現地の国に
行けば何かしら自分に仕事・やることが割り振られるだろうと思っていました。でも実際は何をやりたいのかを聞かれ、具体的にこれ
埼玉大学 経済学部3年
がやりたいと思うことを決めることが大事であると知りました。実際の職場で好きなことを自由にやっていいよと言われて、何がした
(GY4期生)
いのだろうと考えてしまうことなく自分のやりたいことを決めてそれについていろいろな知識や実際の状況などを学ぶことが必要とさ
れるんだなと思いました。また、開発援助について学ぶ上で工学部的な知識が必要だとおっしゃっていたので、私は全くと言ってい
いほど工学部が扱っているような知識を持っていないのでどんどん勉強しようと思いました。インターンシップへ行くときに、行く国の
ことだけでなく会社のことも事前学習で学ぶことと積極性が非常に重要だと知ったので自分のやりたい分野を決め、インターンシッ
プへ行く前に事前学習をしたいと思います。
(GY6期生 野本 香織)
今回は、インドのチェンナイでインターンシップを行ったGY4期生の川嶋久美子さんと津田賢汰さんのお話を伺いました。お二人のイ
ンターンシップ先はv-sheshという会社で、そこでは社会から取り残された人(特に障害者)のために、就職の支援を行っているそうで
す。具体的な流れとしては、まず候補者のカウンセリングや顧客探しをしたあと、職業トレーニングを行います。数学、英語などの研
修のほかに、マナーの研修、面接練習などを行い、就職活動に必要な知識や能力を身につけます。無事就職に成功したあとも、企
業と連絡を取り、フィードバックや障害者のための環境整備、理解を促します。私は、トレーニングの内容が充実しており、また就職
後の対応もあることから非常に良いシステムだと感じましたが、実際には聴覚障害者以外の知的障害者などへのサポートは万全で
埼玉大学 教養学部3年
川嶋 久美子さん
はなく、まだまだ課題があるとのことでした。お二人はv-sheshで、聴覚障害者への社会の理解を促すプレゼン作り、アンケート集
埼玉大学 工学部 3年
津田 賢汰さん
計、ビデオ編集などのお仕事をしたそうです。また、お二人はホームステイも体験したとのことで、滞在中に様々な経験が得られて
(GY4期生)
非常に羨ましく感じました。津田さんは、お仕事をする上で、相手を理解することが非常に大事だと感じたとおっしゃっていました。ま
た川嶋さんは、事前学習が足りずに質問されても答えられないことがあったそうです。私自身、障害についての知識が乏しく、障害
を持った人たちへの理解も足りないだけでなく、日頃から他人を理解しようという気持ちが薄いように感じます。海外の情勢について
も日本の情勢についても充分な知識は持っていません。今回のお話を聞いて、自分の足りない点を改めて見つめ直すことができま
した。先輩方のお話を聞くだけで終わらせるのではなく、きちんと自分のインターンシップ先での活動に活かしたいと思います。
(GY6期生 杉原 睦子)
Date
2014/10/28
講演タイトル
フィリピン・セブ島からの研修生に聞く
「埼玉・セブものづくり人材育成事業」
インターンシップ報告会
2014/10/24 実施先:東ティモール国立大学工学
部支援事業
講演者
所属 等
セミナーの感想(GY生)
今回のBBセミナーは、フィリピンのサンホセ・レコレトス大学とサンカルロス大学の教員の方と大学の学生の方を招いて、埼玉セブ
(サンホセレコレト
ものづくり草の根技術協力事業についての公演でした。埼玉セブものづくり草の根技術協力事業とは、埼玉県庁が中心となって
ス大学工学部)
JICAに申請され採択されたもので、昨年の2013年11月より2015年度までの2年半にわたって実施される事業です。この事業では日
Mariah Jessa C.
本の製造業の進出先としても注目されているフィリピンの学生を日本に招き、日本のものづくりに係る考え方や技術を伝えることを
Enadさん、
目的としています。その日本側メンバー機関として埼玉大学が参加しています。サンホセ・レコレトス大学とサンカルロス大学は、セ
Robert Ivan
ブ島に立地しています。セブ島は観光地としても有名ですが、そのセブ島の素晴らしい場所の数々をスライドショーで見ることができ
P.Inocandoさん、
サンホセレコレトス大学 ました。そこには、伝統的な建物やアマゾンのような森があれば、近代的な建物やきらびやかな夜景もありました。私の知らなかっ
Cris Lawrence B.
工学部、
た場所にそのような豊かな景色があることに驚きました。そしてセブ島からいらした学生さんもセブ島の素晴らしさを私たちに全身で
Laurenteさん、
サンカルロス大学工学部 教えてくださり、日本が伝えるだけでなく、私たちが教えていただくことが沢山あるように感じました。フィリピンの大学の様子は、パソ
Junry Y. Romaさん
コンなどの設備が整っていたり様々なエンターテイメントが存在していたりと、学生が学ぶ環境が整っている印象を持ちました。ま
(サンカルロス大学
た、これからのものづくり事業を進めて行くにあったっては、様々な革新と環境を守っていくバランスをどのようにしてとっていくかが
工学部)
大切だと感じます。そして最後にはフィリピンの音楽にのせてダンスと歌を披露してくださいました。日本にいてインターネットや本を
Maria Pamela l.
読むだけではわからないことを体や空気で感じることができました。これからフィリピンと共に事業をして行く中で、それまで存在して
Beltranさん
いた良いところを崩さずに、日本の誇れる技術を伝え、共に成長していきたいと思いました。
(GY6期生 塚田 咲子)
白戸 文規さん
東ティモール民主共和国の首都,ディリにある唯一の国立大学の工学部に2週間,JICAプロジェクトに参加していた白戸さんのお話
は今まで聞いたインターンシップの中では経済面や環境面で恵まれている地域だと感じた.プレゼンの中では貧困や汚染問題がな
く,他の先輩方より良い生活をしていたと勝手に想像していた.都内に滞在していたという理由もあるかもしれないがしかし,4つも
の言語を話す国で自らの母語も通じず,ましては英語もまともに使えない場所でとても苦労はあったと思う.彼の主な仕事内容は大
学の論文等の翻訳や会計報告,JICAが支援している建物や学内探索であった.翻訳では現地の秘書がポルトガル語から英語に
訳したものを再び正当な英語に書きかえるという彼自身とても大変な仕事だと言っていた.辞書を片手にもちながら複数の語言に
矛盾を感じ,頭の中が混雑していたはずだ.会計報告は彼自身がやりたいと思っていた仕事でとてもやりがいがあったと思う.学内
埼玉大学 経済学部 3年
探索のお話が私の中で一番印象に残っている.まず,彼が聞いた現地の大学教授のレクチャーは,論文の書き方やプレゼンの方
(GY4期生)
法など日本人からしてみればとても基本的な事を現地の人々はびっくりしていたと言う.また,東ティモールでは時間を守らない人が
山ほどあるらしく,日本では絶対に許されないことだ.現地語で「明日」は「未来」をも意味するので,提出期限なども明日ではなく未
来のいつかというように捉える事ができるので,これも言葉の矛盾が生じる.また,現地の教授の仕事に対しての意識がとても低く,
とくに中年の教授は人数合わせのため,仕事に対するやる気が見えず,教育面にも問題があると感じた.最後に,日本では当たり
前のことや習慣が東ティモールでは珍しかったりあり得ないことで,東ティモール民主共和国の人々と日本人では価値観が全く違う
と感じさせられたプレゼンであった.
(GY6期生 長妻 美智子)
Date
2014/10/20
2014/10/15
2014/10/3
講演タイトル
インターンシップ報告会
実施先:JICAインド事務所
インド
インターンシップ報告会
実施先:NICE(国際ボランティア)
フィリピン
インターンシップ報告会
実施先:JACリクルートメント
インドネシア
講演者
所属 等
セミナーの感想(GY生)
開発援助というと、たまに目にするテレビのドキュメンタリー番組でお笑い芸人さんなんかがボランティアとして途上国に派遣され、そ
こで四苦八苦しながら生活する様子を感動的に映し出しているイメージが強い。今回、佐藤先輩のお話を聴いて、私はあのような類
の番組は多少誇張されていてもあながち間違ってはいなかったのかもしれないと思った。おそらく私ならそこで暮らすというだけで精
一杯だろうに、働き、課題を見つけ、解決の道を探っていくというのは相当の体力、精神力を要するだろう。果たして2年後、同じよう
に私は自身のインターンシップを乗り越え、後輩にプレゼンテーションすることができるのだろうかと不安に思いながらも、同時に「よ
し、先輩を超えてやる!」と後輩の特権とも言うべきようなことを考えていた。プレゼンの中で「ファシリテーション」という言葉がでてき
たが、この意味を聞いたとき私はソクラテスの「問答法」を思い出していた。問答法とは、相手に質問をし続けることで相手の主張の
矛盾点を自覚させ、理想の論理にむけて誘導していくという方法だが、これは「ファシリテーション」に酷似している。まさか古代ギリ
埼玉大学 経済学部 4年 シア哲学が現代も通用するとは思いもよらなかった。このコミュニケーション能力は、指導者の立場にいるのであればそれがどの業
佐藤 智亜樹さん
(GY3期生)
種であろうと必要な能力だと思う。なぜなら当人達の自主的な活動を促し、かつ問題解決の道へと導くことができるこの方法は援助
する側とされる側の双方の利益につながるので、途上国の開発援助には必要不可欠だ。世界第2位、いずれは世界一の人口を誇
る大国となるインドの人口分布は綺麗なピラミッド型である。国を担うリーダーに対し、国民が圧倒的に多いこの国では貧困問題を
筆頭として、男女問題、カースト制度の問題、国際問題など多くの解決困難な問題を抱えている。その中で地道ではあるものの、ほ
んの少しずつその環境が改善されていくのであればJICAをはじめ、多くのNGO団体の存在意義はあるのだろう。しかし当人達にそ
の気がなければいくら我々が協力を申し出たとしても私たちは無力である。今日、私はそれらの問題を解決していく一つの希望がみ
えたような気がする。
(GY6期生 入江 美樹)
諏訪 茜さん
程原 秀明さん
GY3期生の諏訪茜さんから、今回、NICE(国際ボランティア)についてのお話を聞くことが出来ました。諏訪さんが国際ボランティアと
して行った場所はフィリピンの北西部に位置するMedellinという場所で、11日間活動されたそうです。国際ボランティアとしての活動
は台風で吹き飛ばされてしまった施設を立て直すといった労働作業を日中に行ったとおっしゃっていました。また、諏訪さんが現地
に行って目にしたことの中で各家庭の格差が激しいということに驚きました。高い車を保持している家庭がある一方で、出会った何
人かの子供たちは路上の公衆トイレで夜を明かしているということ、また、学校に通うことのできる子供たちと学校に行けずに毎日
同じ服を着ている子供たちがいたということは、まさに激しい格差を象徴している現実であると強く衝撃を受けました。一方で諏訪さ
んは、現地で出会った子供たちはみんな楽しそうで生き生きしていて、学校に行けないことは彼らにとって当たり前なことで全然気に
している様子は無かったとおしゃっていました。当たり前になっているほどずっと前からその地域では格差があるのかなと思いまし
埼玉大学 教養学部 4年
た。教育を受ける機会があるかないかで子供たちのその後の将来が大きく異なることも知りました。私たちは教育を受けることが当
(GY3期生)
たり前で、高校、大学や大学院まで行って勉強する機会がありますが、今回のお話を聞いてその豊かさを改めて考える機会になり
ました。さらに、国際ボランティアを通じて得るものは参加者一人一人で違うことも知りました。私は国際ボランティアに興味がありま
すが、実際の体験談を聞くと行きたい国のことをもっと知り、自分がどのような志を持って何を得るために参加するのかをしっかりと
考えなければいけないと強く思いました。今回このような貴重な体験談を聞くことが出来、もっと具体的に自分のこれからの計画を
考えていこうと思いました。
(GY6期生 野本 香織)
今回のBBセミナーでは、GY4期の程原秀明さんから、JACインドネシアでのインターンシップの体験を聞くことができました。こちらの
会社は、インドネシアの企業と現地で職を探している候補者とをつなぐ人材紹介会社だそうです。程原さんはそこで、名刺データやメ
ルマガの作成などのルーティンワークと、候補者の面接練習の同行や企業の人事の方との話し合いなどを行ったそうです。ビジネ
スマナーや英語の丁寧な表現など、仕事で必要な知識がないと苦労するとのことなので、私もこれからきちんと身につけていきたい
です。お話の中で、自分たちが紹介した人材と人事の方が求める人材との間に違いがあることに気づき、クライアントと対話するこ
埼玉大学 経済学部 3年 との重要さを実感したとおっしゃっていました。その企業に合った候補者を見つけ出すためには、企業が本当に必要としている人材
(GY4期生)
がどんなものかをきちんと理解しなければならず、難しいお仕事なのだなあと感じました。他にも、インドネシアの紹介や、インターン
シップ先での仕事内容など、興味深いお話をたくさんしてくださいました。私はインドネシアの知識が乏しく、またインターンシップにつ
いてもまだちゃんと考えていないので、今回のお話はとても新鮮で勉強になりました。私も程原さんのように目的を持ってインターン
シップに参加し様々な発見を得られるよう、今のうちから自分が何をやりたいのかを考えたいと思います。
(GY6期生 杉原 睦子)
Date
講演タイトル
アフガニスタンからの
埼玉大学留学生に聞く
2014/7/24
JICA未来への架け橋(PEACE)プロ
ジェクトで来日
2014/7/3
マレーシアからの
インターン生に聞く
講演者
Mr.Samander
Salihi
所属 等
セミナーの感想(GY生)
Mr. Samandar Salihi (以下サマンダールさん)はアフガニスタンから埼玉大学への留学生として構造力学を学びに来ているそうです。
彼はアフガニスタンで起こった市民戦争により、パキスタンへ逃れたという経験があるようです。サマンダールさんは2011年には
JICA未来への架け橋(PEACE)プロジェクトの奨学生として日本に来ました。JICAのこのプロジェクトでは毎年100人もの農業・農村
開発分野の人々を日本に送っているそうです。日本がアフガニスタンに対して行っていることとしては、インフラの整備や文化・安
全・教育・健康などにおける援助・補助、さらには農地や地方の発展の援助などがあげられます。先に挙げたJICAのプロジェクトで
アフガニスタンからの研修員を受け入れ、人材育成を行うことも、日本の役割としてあげられます。戦後、アフガニスタンの主要な都
市や大学をはじめとする学校、歴史的遺跡などの再構築が進んでいます。そして新たに教育やコミュニケーション網、さらにはメディ
ア媒体などの発展も見られます。現在は、新たな原料であるCopper(銅)の開発も始まっているそうです。サマンダールさんが移民と
埼玉大学理工学研究科 してアフガニスタンから逃れてきたという経験があると聞き、そうした経験を持つ人のお話を聞く機会はこれまでになかったので、と
ても興味深かったです。それには大変な苦労を伴っていたようですが、実際に経験していない私たちにはその大変さは到底計り知
れないものであると思いました。また、戦争により、インフラの再構築や教育などの普及が今でも急がれているという現状はとても深
刻だなと思いました。こうした状況ではやはりJICAなどの公的機関に頼らざるをえないのだと思います。サマンダールさんのように国
境を越えて日本で研修をして帰っていくなどというプログラムはこれからも大切になっていくと思います。留学も国境を超えることに
よって自国では得られないものを得て帰っていくというプログラムであり、世界のグローバル化が進んでいるなかでは、こうした国境
を越えた取り組みが大切になると思いました。留学を控えた今、国境を越えて活躍する人たちのお話を聞くことがとても励みになり
ます。自分も何らかの形で日本と世界をつなぐ役割を果たせたらいいなと思います。
(GY5期生 岡部 優)
今回のBBセミナーでは、マレーシア日本国際工科院(MJIIT)の学生である、アファンさんとフィトリさんのお話を伺いました。お二人は
インターン生として埼玉大学で機械工学を学んでいるとのことでした。MJIITはマレーシアの首都クアラルンプールに設立され、マ
レーシアにおいて日本型の工学系教育を発展させるために設置されました。また、マレーシアは「東方政策」として日本及び韓国の
成功と発展を学び、取り入れる政策を実施しており、このMJIITもその一貫です。学内には日本人教諭も指導しており、ますますマ
レーシアとの関わりも強くなっていることを実感しました。私はちょうど今、マレーシアの教育について調査しています。東南アジア諸
Mr.Abudullah Affan
マレーシア国際工科院 国内においてもマレーシアの高等教育の水準は高く、英語教育も力を入れています。国全体が教育に対して相当な力を入れてお
bin Khalid
(MJIIT)
り、その結果として首都を中心に経済発展が進んでいると考えられます。彼らのお話からも、質の高い教育を受けていることを感じ
埼玉大学工学部
ましたし、また、自分たちの学びに誇りを持っているようにも感じました。私もこれから留学とインターンを控える身です。留学につい
Mr.Muhammad
機械工学科インターン生 てはもう残すところ一ヶ月程です。留学先で何を目的として過ごすのか、どんなことに挑戦するのか、大方決まっていますがしっかり
Fitri bin Yahya
と実践していきたいと思いました。最後に、アファンさんとフィトリさんは学部生ということで、私と同年代です。今回のセミナーで彼ら
の発表はとても勉強になりました。マレーシアでどのようなことを学んでいるかなどを知ることができました。私は工学とはかけ離れ
た存在ですが、彼らは想像以上に高度な教育を受けていました。また、その教育に日本が大きく関わっており、それについても非常
に喜ばしいことと感じました。
(GY5期生 吉村陸)
Date
2014/6/27
2014/4/24
2014/1/14
講演タイトル
「開発コンサルティング会社と
国際協力の現場」
「はじめての後発開発途上国
ラオスで考えたこと」
-JICA大学生フィールド・スタディ・
プログラムに参加して-
「国際協力の現場で感じたことと
キャリアパス形成」
講演者
武藤 正樹氏
松本 幸敏氏
加藤 みつきさん
丹澤千草氏
所属 等
セミナーの感想(GY生)
今回のBBセミナーでは、開発コンサルティング会社であるアイ・シー・ネット株式会社さんのお話をお伺いすることができました。ア
イ・シー・ネットさんはコンサルティング事業・海外ビジネス支援事業・研修事業の三分野で活動しており、今回はコンサルティング事
業についてのお話でした。開発コンサルタントとは、途上国が他国政府に援助を要請し、外務省が受注して、JICAなどが請け負った
ものを現地で実際に実施する、いわば下請けの仕事のようなものであるそうです。セミナーでは、国連、NGO、開発コンサルタント会
社の三つを経験しておられる方にお越しいただき、それぞれのできること・できないこと、メリット・デメリットについて大変参考になる
アイ・シー・ネット株式会社 お話をしていただきました。アイ・シー・ネットさんは、学校や道路を作るなどのハード面ではなく、教育や医療、農業、観光業など、つ
まりソフト系と呼ばれる様々な分野についてを専門としているそうです。ハード系と違い、ソフト系は形として残るものではありません
が、途上国の開発においてはとても重要なものです。地域に関しても、フィリピン、ナイジェリア、ドミニカ共和国といったように、世界
のあちこちで活動をしているそうです。会社のモットーとして教えていただいた、「困っている人たちがいて、自分たちにできることが
あるなら、それがどこでも、なんでもやる」という言葉がとても印象的で、感動しました。今後、途上国の開発を進めていくためには、
このような高い志をもって取り組んでいかなくてはならないのだなと改めて思いました。
(GY5期生 土屋健太)
埼玉大学 経済学部 2年
(GY5期生)
同期であるGY5期生から初めてのプレゼンターで、何となく不思議な感覚を覚えましたが、ラオスでの自らの体験を語る加藤さんは
本当に生き生きとしていて、わたしは彼女の話にどんどん引き込まれていきました。彼女がこの春に行ったラオスという国は、開発
途上国の中でも最も下位の位置づけである後発開発途上国に分類されます。ラオ語という独自の言語を話し、約49の民族からなる
多民族国家であり、社会主義国である印が国中のいたるところにあるそうです。一見日本とは何の関連性もない国のように思われ
ますが、ラオスと日本の関係は意外と深いものがあるという話には驚かされました。二国間援助では、日本がラオスのトップドナーで
あり、また日系企業が多く進出している場所でもあるといいます。加藤さんは18日間のプログラムで、首都ヴィエンチャンでの現地
NGOの訪問から始まり、農村部でホームステイをしながらのフィールド調査を行っていました。私が加藤さんの話の中で最も印象的
だったのは、現地の病院についての話です。ラオスの病院には、途上国支援の一環で支給された外国の最新の医療機器が置いて
あるにも関わらず、英語で書かれた説明書が読めずに機械を正しく使えないので、宝の持ち腐れ状態であったというのです。しかも
病院という、衛生面が一番確保されていなければならない場所であるのに、衛生状態は良いとは言えないものだったようです。ラオ
スにも医師を養成する学校はあるけれど、レベルはそれほど高くないので一般市民からの信頼も薄く、お金を十分に持っている人
は首都のヴィエンチャンの一部の病院か、ラオスから飛び出してタイの病院に行ったりするといいます。私はこの話を聞いて途上国
での生活基盤の整備が急用課題であるという話は本当のことであるのだと思い知らされました。加藤さんがこのラオスでの滞在で
感じたことの一つに“様々な立場の人から意見を聞くことが必要なことである”ということがありました。本当のニーズはどこにあるの
か、それは支援をする側のわたしたちだけで話し合っていては見つかるはずはありません。だからと言ってラオス側の要望を鵜呑
みにして支援をするわけにもいかないでしょう。当事者同士の意見と第三者の視点をうまく取り入れつつ援助の取り組みは進められ
ていくべきだと強く思いました。
(GY5期生 片島なつみ)
JICA専門家
今回のBBセミナーでは、JICA専門家の丹澤千草さんのお話を伺うことができました。今回のお話のテーマは、「国際協力の現場で
感じたこととキャリアパス形成」ということで、国際協力の現場経験が豊富な丹澤さんから非常に貴重なお話をたくさん聞かせていた
だきました。丹澤さんは2歳の時に家族でブラジルへ移住し、そこから15年間ブラジルに住んでいたそうで、それがご自身の国際協
力への興味のきっかけになったと伺いました。日本の大学を卒業後、海外留学を経験し、その後様々な国際協力の現場へと行か
れたそうです。IDBインターン、外務省の国際協力インターン、リオ総領事館専門調査員など数々の現場を体験されたということで、
私たちにはそれぞれの現場の様子や特徴、現場からしか見えないことなど貴重なお話をしてくださいました。その中で、国際協力を
する上で困難なことについて、1年~2年で異動になるという不安定なキャリアであること、採用は非常に狭き門であること、かなりの
体力勝負であること、適応力や専門性が非常に重要視されるということを挙げてくださいました。一方、魅力については、自分の好
きなことを仕事にできること、海外で現地の人と共に働けること、ハイレベルな仕事で充実感を得られること、そして、世界中どこでも
無限に仕事があることなどを挙げてくださいました。今回のお話を通して私が学んだことは、国際協力に関わる人材になるために
は、語学やコミュニケーションスキル、創造性や柔軟性、そして何よりも覚悟が必要だということです。また、やりたいことに自分から
アプローチしていくことの大切さを痛感しました。丹澤さんも、国際協力に関わるためには自分からチャンスを掴みに行かないといけ
ない、とおっしゃっていましたが、まさにその通りだと感じました。国際協力に限らずすべてのことに通じると思いますが、自分から動
くという積極性をもっとつけていくことが必要だと感じました。
(GY5期生 笹生彩)
Date
2014/1/10
講演タイトル
インターンシップ報告
実施先:NICE(国際ボランティア)
ミャンマー
講演者
藤井健司さん
所属 等
埼玉大学 教養学部 4年
(GY2期生)
セミナーの感想(GY生)
舗装が行き届いておらず、がたがたの道を走る夜行バス。およそ10時間バスに揺られに揺られ、その後ボートを乗り継いで…と
いった形でワーク実施地であるミャンマーのpayartaung村へ向かったのは藤井健司さんでした。中国、タイ…とアジアの生産拠点が
変遷していくなかで、今日次のフロンティアとして最も注目を集めている国の一つがミャンマーです。藤井さんはワークを通して日本
語、英語を教える活動など様々なことに取り組まれたそうですが、なかでも印象に残ったことはやはり、建設事業のことでした。かん
かん照りの空の下での新しい道路の開拓事業では現地の方が木を切り倒したうえでワーク参加者のかたが鍬などを利用し、道を平
らにしたそうです。今回「アジア最後のフロンティア ミャンマーでの14日間」という表題でお話を伺いましたが、揺れが激しいがために
車内で一睡もできないような現在の道路状況の国へ今後日本企業も次々と参入していくのかと考えたら、その道のりは決して平坦
ではないように感じられました。
他方で藤井さんの出会ったミャンマー人の方々は仏教の教えのもと、「あるもので充足している様子だった」そうです。日本にはある
ものがなく、日本にはないものがあり…データを見るだけではいつも何かが足りないと語られるような国であっても、それは外部から
見たときの印象であり、内側からの視点というのは非常に見えづらくしかし大切だと考えました。また、内側からはかえって見えにく
い外部からの視点も必要で、衛生面での課題を村長さんに伝えた藤井さんのように、訪れた場所で何か提言を出せるように、そし
て内実を見抜けるように、今後ますます勉強していきたいと思えるインターンシップ報告でした。
(GY5期生 加藤みつき)
2013/12/9
2013/12/6
「固定観念を捨てろ!
僕がオーストラリアで養ったもの」
インターンシップ報告
実施先:日本工営株式会社
フィリピン
高塚雄一氏
菊地 匠さん
さいたま日豪協会代表/
市民活動家
埼玉大学 教養学部 3年
(GY3期生)
今回のBBセミナーでは、さいたま日豪協会代表であり、市民活動家としてご活躍されている高塚雄一さんに、ご自身の豊富な経験
に基づいたお話をしていただきました。高塚さんは新聞配達をしながら大学へ通うという苦学生を経験し、卒業後は就職活動を行わ
ずイタリア料理人を目指し修行を積んだ後、安定したホテル業に就きたいという気持ちから、ホテル学校のあるオーストラリアへの
留学を決意されたそうです。オーストラリアでは、多くの留学生との交流を通して、日本人に比べて発展途上国からの留学生にとっ
ての渡航の難しさや、自身の黄色人種としての白人からの差別など、人種や出身国の違いによって生まれる環境の変化を目の当
たりにされたということでした。途上国からの留学生の中には、出身国の治安の不安定さからオーストラリア永住権獲得を目的とし
て大学院に通う人も多いという事実には驚くとともに、普段はあまり馴染みのない移民問題の難しさを私自身強く感じました。また、
世界で活躍することを目指すにあたっての心構えを教えていただきました。自分の行動範囲を狭めてしまうような固定観念は捨て、
国際的な基準に柔軟に対応することや、あらゆる場面において「絶対」ということはあり得ないため、簡単に諦めず、努力を継続す
ることの大切さを改めて感じました。そして、特定のコミュニティに固執せず、幅広い人脈を作り上げることが、英語でのコミュニケー
ション能力や母国に関する知識と同様に、海外で活動するにあたって重要だということも教えて頂きました。私も今後、ふとした時の
チャンスや新たな試みへのきっかけを見失わず挑戦していけるよう、柔軟な発想や知識を身に着けていきたいです。
(GY5期生 齋藤綾の)
今回のBBセミナーではフィリピンの日本工営-ARISP事務所でインターンシップを行ったGY3期生の菊池匠さんのお話を伺いまし
た。首都マニラの北東に隣接するケソン市がインターン先だったそうです。こちらの会社では海外コンサルタントの事業を手掛けて
おり、途上国における都市計画や運輸交通計画の推進、農業におけるインフラ整備、さらに紛争や地震や津波などによって被災し
た地域における復興支援などを行っております。ARISPとはAgrarian Reform Infrastructure Support Project(農地改革基盤支援事
業)のことで、現地住民の農業における生産と所得の向上を目的としており、具体的には農業生産基盤の整備、農民組織の育成と
強化、農業関連施設の拡充などを指します。農民参加型・コミュニティー密着型の理念の元、フィリピン政府機関と連携しながら事
業を行っているそうです。菊池さんは実際にインフラ整備が計画通りに行われているかのモニタリングとして道路の舗装工事の視察
や、自治体・組合が機能を発揮するために、それらを作る意義・必要性を話し合う会合に参加されたそうです。インターン全体を通し
て、コミュニケーション能力が事業を円滑に進めるうえで必要不可欠で、自分の立場や言い分を分かってもらえる、周りとの関係を
良好にする手段であると学んだとおっしゃっていました。また日本人からすると考えられないような価値観の齟齬もあり、考えさせら
れたともおっしゃっていました。インターン中に行かれた首都マニラは信号機がほぼ無いにもかかわらず渋滞や混乱などはあまり見
られなかったそうですが、やはり交通量が多く、バイクにノーヘルメットで3,4人乗りしているのを見たとのことで、振興途上国の一面
も確認されたようです。私は今回の報告会で異文化の人と関わる際には相手を認めて受け入れ合うことの大切さ、そして日本の技
術が途上国で役立っていることの誇らしさを感じました。
(GY5期生 遠藤紗織)
Date
2013/11/26
2013/11/22
2013/11/15
講演タイトル
インターンシップ報告
実施先:JICAインド事務所
インターンシップ報告
実施先:NICE(国際ボランティア)
タイ
インターンシップ報告
実施先:(株)秀文社
シンガポール
講演者
多筥 大暉さん
杉平 ほのみさん
芳賀 佳奈子さん
所属 等
セミナーの感想(GY生)
埼玉大学 経済学部 3年
【GY3期生)
今回のBBセミナーではJICAインド事務所でインターンシップを行った多筥さんのお話を聞くことが出来ました。多筥さんが携わった
業務の一つでデリーメトロという地下鉄網の工事現場の視察があったそうです。インドでは人口の増加や自家用車の普及による大
気汚染が問題になっており、それらを改善するためにデリーメトロの開発が推し進められているようで、開発には外資系企業も多く
参入しており、特にジョイントベンチャーが多くみられ国外からの注目の高さが窺えます。駅構内の設備も日本と比べて遜色があり
ませんが、実際工事現場に行ってみると作業をしている大抵の人はきちんとした格好をしていたが中にはヘルメットも靴も履かずに
作業を行っている人もいて、安全面で若干不安に思うところもあったそうです。また利用者にインタビューを行ってみると、運賃が安
いことや病院などの公共施設に容易に行くこともできるため高い評価を受けているようです。しかしまだまだ行き届いていないところ
もあり、例えばフィーダーバスというバスがありますが窓が割れているなど、バスそのものが古く停車場所も始点と終点し記されてい
なかったそうです。このようなこともあり、デリーメトロ以外の公共交通網の開発も近年注目されており、多筥さんも日印モノレール・
LRTセミナーに参加しモノレールや路面電車といった新しい公共交通網の開発のプレゼンをお聞きになったそうです。こういった発
展とは裏腹にデリーメトロで行ける範囲でも地方に行けば行くほど格差のようなものが見られるようになりある高架線の下で母子の
死体が片づけられず放置してあるなど多くの課題が残されているように感じました。
インドはかなり経済発展を遂げているとTVなどで聞いていましたが今回の話を聞いて自分が認識していた事実との相違があること
がよくわかりました。インドでこのような状態であることを考えるとその他の途上国の実情は自分の考えよりより厳しいものになって
いるのではと思い、やはりその国の実態を知るためにはその国に行き自分の目で見て体験することが必要であると感じました。
(GY5期生 奥野 優人)
埼玉大学 教養学部 3年
(GY3期生)
今回のインターンシップ報告会ではタイで国際ボランティア活動をされてきたというGY3期生の杉平ほのみさんのお話を伺いました。
杉平さんはNICEのワークキャンプに参加されたそうです。ワークキャンプとは国際ボランティアプロジェクトの一つで、様々な国から
ボランティアに参加する人が集まり、一定期間活動を行うものだそうです。杉平さんはタイのRoywan Phan Pha Alternative School
という週末に開かれる学校で活動をされました。この学校は子供たちが週末に自由に来られる林間学校のようなもので、杉平さん
は子供に英語を教えたり折り紙を教えたりしたそうです。子供たちの折り紙を折って喜ぶ姿や純粋な笑顔に癒されたとにこにこしな
がらお話して下さりました。他の日にはトイレやお風呂の建設作業、生ごみからコンポストを作る作業などをされたそうです。またタイ
での生活についてもお話しされていました。杉平さんが寝泊まりしていたところでは、川の水や雨水をためたものを生活用水として
使用していたそうです。私はそれを聞いて大丈夫なのかと不安に感じてしまいましたが、杉平さんによると慣れてしまえば意外と平
気だったそうです。村の人にとってもそれは普通のことで、実際に生活して支援を受ける側の立場に立ってみることも必要だとおっ
しゃっていたのが印象的でした。他にも英語は完璧なツールではないと話されていました。村の人々に英語は通じなかったそうです
が、ちょっとしたタイ語でコミュニケーションをとり楽しく会話することができたそうです。現地の言語を学ぶのはその土地の文化を学
ぶくらい重要なことだと話されていました。私は今授業で開発援助について学んでいますが、日本でただ本を読んでいるだけではわ
からないことがたくさんあるということに気づかされました。現地に行って実際にそこで暮らしてみなければ支援される側の視点に立
つことはできないと思います。また先進国の基準が必ずしも世界の基準ではないということを胸に刻んでおくべきだと感じました。
(GY5期生 小嶋早智)
埼玉大学 教養学部 3年
(GY3期生)
今回のBBセミナーでは、(株)秀文社(学習塾)でシンガポールへのインターンシップを行ったGY3期生の芳賀 佳奈子さんのお話を
聞くことができました。シンガポールについてはあまり知識がなかったのですが、交通や観光面での発展、一人当たりの所得が日本
のそれよりも高いなどということを聞き、とても勉強になりました。インターンシップの内容としては、早稲田アカデミーシンガポール校
で校舎事務のお手伝いや生徒の見送り、電話対応、授業見学などということでした。生徒たちは日本の学校の帰国子女枠、現地の
早稲田渋谷シンガポール校の合格を目標としていて、教育は少人数で、英語に力をいれているそうです。また、教育環境としては、
生徒たちは素直で、様々な人種の生徒が高いレベルで学んでいて、寮もあり、そしてなにより夜間の治安が悪くないというところが、
個人的にはとてもいい環境だなと思いました。また、シンガポールは知的労働者をいい条件で外国から雇っており、そのような面で
の使い分けがしっかりとしているというところに、教師など教える立場の人にとっても良い環境なのではないかと思いました。日本で
は、教師の給料や手当てをはじめとしてさまざまな議論があるが、シンガポールのように生徒にとってだけでなく教師にとっても良い
環境があるというのは、将来的に見ても魅力的なことだと思った。芳賀さんはインターンシップを通して、世代や環境の違う人たちと
のコミュニケーション能力の大切さを学んだとおっしゃっていましたが、グローバル化の中でそれは外せないことだなと思いました。
私も将来にむけて今回学んだことを意識していきたいと思いました。
(GY5期生 池田 圭)
Date
2013/11/11
講演タイトル
インターンシップ報告
実施先:JICAベトナム事務所
講演者
寺田 悟士さん
インターンシップ報告
2013/11/8
実施先:プラネットファイナンスジャパン
フィリピン
小﨑 隼さん
所属 等
セミナーの感想(GY生)
埼玉大学 教養学部 3年
(GY3期生)
今回のインターンシップ報告会では、JICAベトナム事務所にインターンした寺田さんのお話をお聞きすることができました。ベトナム
都市部では交通量が非常に多く、交通規制が大きな課題となっているそうです。寺田さん自身も、移動や道路を横切る際にも苦労
したとおっしゃっていました。JICAベトナム事務所は交通インフラの改善をはかる事業を進めているそうですが、安全面に対する意
識の低さ、市が事業費支払いを拒否するなど、様々な問題があるそうです。寺田さんは鉄道の優位性・収益性を高めることや、企
業側の安全管理などが重要になってくるであろうとおっしゃっていました。ホーチミン市では、下水の93%が河川にそのまま流され
て、水質汚濁を招いているそうです。JICAは下水の管理・処理能力を向上させるための事業を進めていますが、下水処理の重要性
について住民の十分な理解が得られていないそうです。寺田さんは、河川のごみ拾いを通じて若い世代の意識改革をすることを提
言したそうですが、すばらしいアイデアだと思いました。また、“持続可能な地域農業・バイオマス産業の融合”事業は人口増加や、
自然災害による作物への打撃を見こして、食糧、燃料の安定供給の重要性に起因して立ち上げられたそうです。寺田さんがこの事
業の試験農場に視察に訪れた際には、農村がそれほど貧しいとは感じなかったそうです。家電も大体そろっていると聞いて驚きまし
た。しかし、省によっては貧困率が違い、まだまだ貧しい農村もあるという現実もわかりました。今回のセミナーに参加して、発展途
中に起こる問題やその対策について学ぶことができました。また、寺田さんがおっしゃっていましたが、自身の積極性や、コミュニ
ケーション能力がインターンシップにおいて重要であることを改めて感じることができました。今後に活かしていきたいと思います。
(GY5期生 金子 万次郎)
埼玉大学 経済学部 4年
(GY2期生)
11月8日金曜日インターンシップ報告会は、GY二期生の小﨑隼さん、フィリピンにてプラネットファイナンスジャパンで働き、マイクロ
ファイナンスのお仕事に携わってきたというお話でした。BOPビジネス、つまり貧困層における上層部をターゲットにした金融を行っ
ている会社とのことでした。貧困層の抱える問題として、金融サービスにアクセスできず、インフォーマルな親族などからの高利子の
お金の貸借に依存してしまい、貧困から抜け出す道筋を失っているという点があります。そこで、少額、無担保によってお金を融資
し、貧困から抜け出す手助けをするというビジネス、ということです。
当初はフィリピンのミンダナオ島にて行われている農民の金融アクセス改善プロジェクトに参加する予定だったそうですが、テロが
起き、予定が狂ったそうです。そこで一週目はKMBIにおいてマイクロファイナンスプロダクトの作成の会議に出席したそうですが、
フィリピンの現地語であるタガログ語で社員の方々が真剣に話されているため、質問もしにくくつまらなかったと正直な感想を述べら
れていました。二週目はCARDにおいてマイクロファイナンスの研修を行ったそうです。KMBIとCARDの違いというのは、主にターゲッ
トの種類だそうで、KMBIが一般向け、CARDは農民向けとのことです。
フィールドワークを行った際にセンターミーティングというものに立ち会ったそうです。センターミーティングとは融資を受ける人々と
お金を貸す会社の人が立ち会う集会のようなものらしいです。優良顧客には個人でお金を借りる権利が与えられるようになります
が、そうでない段階ではグループ融資をするようです。つまり、連帯責任を負わせることで、より返済率を高めているとのことです(辻
先生のお言葉によれば、プライバシーなどの観点からそのような形態は無くなりつつあるとのことでした)。
個人的に印象的だったのは、主婦の人が会社の人に泣きついたのを見た、というお話です。センターミーティングは融資を受ける
代表者全員が揃わねばならず、その日、一人欠けていたために融資の提供側が怒って帰ってしまったとのことでした。それでは融
資を受けられず、貧困から抜け出すまたとない機会を失うこととなります。そこで、一人の主婦の方が、「お願い、帰らないで!」と泣
きついたのを見たとのことでした。センターミーティングでは会社がいかに素晴らしいものかを謳った歌を歌うというのも印象に残り
ます。貧困から抜け出すために低金利でお金を貸し出すというのはとても聞こえがいいものですが、そのプロセスは返済を完遂して
もらうために時に厳しい条件をつきつけたり、意識操作のようなこともやったりしているのだ、そう感じ、いかに社会企業の存続がシ
ビアなものか知らされたような心持です。
経済学部生としても、社会企業に興味を持つ身としても、フィリピンの母親を持つ身としても今回のお話は大変興味深く面白く聞か
せていただきました。ためになるお話でした。月並みですが、確実に感じるのは、一アジア人、一地球人として、貧困問題は個々人
がより考えていくべきであるということであり、それはグローバル化、ひいてはグローバル化が叫ばれる今日には重要な課題だとい
うことです。
(GY5期生 金城 花蓮)
Date
講演タイトル
インターンシップ報告
2013/10/28 実施先: NICE(海外ボランティア)
タンザニア
2013/10/25
2013/10/21
2013/10/15
インターンシップ報告
実施先: v-shesh
インド
インターンシップ報告
実施先: 株式会社ガリバー
フィリピン
インターンシップ報告
実施先:JACリクルートメント
インドネシア
講演者
田中 健一さん
加瀬 智美さん
齋藤 芽吹さん
関塚 あゆ香さん
坂 亮太さん
所属 等
セミナーの感想(GY生)
埼玉大学 経済学部 3年
(GY3期生)
今回のBBセミナーでは田中健一さんによるタンザニアでの国際ボランティアの体験を聞くことができました。タンザニアという滅多に
行くことのない地での貴重な体験を聞くことができ、とても感銘を受けました。また、自分自身もそういう地に一度は足を踏み入れて
みたいと思えるBBセミナーでした。まず、田中さんが参加したNICEのタンザニアボランティアのNGO、UVIKIUTAについてです。
UVIKIUTAは平和推進を基に教育の改善などを目指しており、田中さんが現地で行った活動としては苗木を植える作業から始まり、
校舎の外壁のペイント、スワヒリ語の勉強、文化交流などだったそうです。また、現地のマサイの方はとても陽気な方が多く、すぐに
でもラフィキというfriendを指す語を使い馴染んでくれ、更に現地の子供に関してはとても人懐っこく、言語が通じずともサッカーなど
で心を通わせることができたそうです。その他にもボランティア前に起きた友人の窃盗事件や、マサイ族の中で多様化していく文
化、日本文化を理解しておくことの重要性についてなど田中さんの体験から楽しくお話していただいたため、とても快然とした気分で
聞くことができました。最後に、このBBセミナーを通じて、私が最も印象に残ったのが“アメリカへの留学に限らず、何においても他
人に伝えようとする姿勢、諦めない交渉力が大切である”という田中さんが言った言葉でした。経験数の少ない私にとってこの言葉
はこの先生きていく上でとても重要に感じられ強く記憶に刻印されました。楽しくもあり、非常に参考になるお話を聞くことができて本
当に嬉しく思います。
(GY5期生 西澤磨音)
今回のBBセミナーではインドにあるv-sheshのインターンシップをなさった加瀬さんと齋藤さん、お二人のお話を聞くことができまし
た。このv-sheshは社会企業という、利益を追求しつつも社会貢献を目標としている企業で、障害者の就労支援、障害に対する相談
などをしているそうです。お二人は企業のその社会貢献の一環としてインドの貧困層であるBOP層のアンケート活動を行いました。
その活動中、お二人の伺ったご家庭には基本的な家電がそろっており、BOP層といってもインドは今や大きく発展しているのだなと
埼玉大学 経済学部 3年 驚きました。しかし中には特定の家がなく、誰も住んでいない家に居座り家畜などを育てて暮らす人々もいて、発展はしても国内に
〃 教養学部 3年 はかなり大きな格差が存在しているのだなと感じました。インドのこのような現状にたいして、v-sheshのような社会貢献を目的として
(GY3期生)
いる利益企業は重要な位置にいると思いまいます。私は今までインドに対して格差があると認識してはいましたが、それが具体的に
どの程度ものなのか、どのような事情があるのかを知りませんでした。現地にいって直に途上国のことに触れられるインターンシッ
プは大変意義があるものだなと改めて感じ、今後の学習への刺激になりました。私も3,4年時にインターンシップに行けるようになり
ますが、それに向けて今から準備していこうと思います。
(GY5期生 白澤佑起)
埼玉大学 教養学部 3年
(GY3期生)
埼玉大学 経済学部 4年
(GY2期生)
10月21日にGY3期生の関塚さんが海外インターンシップの報告会を行いました。関塚さんは以前から東南アジアに興味があったた
め、フィリピンにあるガリバーという輸出入・IT関連の会社を選んだそうです。そこでは様々な業務を行い、中でも得意であったフラン
ス語の翻訳作業とホームページの特集記事のリサーチを中心に行ったそうです。会社には現地の人だけでなく多くの日本人が勤務
しているために公用語は英語であり、会社内では日本人とフィリピン人の相互理解のための日本語教室も開かれていたそうです。
僕はこの話を聞き、グローバル企業というものがどのようなものなのかについての理解を深めることができました。関塚さんは、フィ
リピンでの仕事のことだけではなく、フィリピンの現地の状況についても多くのことを考察しており、スモーキーマウンテン、出稼ぎ、
交通の渋滞、頻繁に起こる水害、ジプニーによる大気汚染など、様々な問題点を的確に指摘していました。現地に行かなくては分
からないことを肌で実感できたということは、とても有益な体験だったのだろうと思います。今回の報告を聞いただけでも、僕の中の
フィリピンに対するイメージは変わりました。国内からの視点だけでなく、現地に行き、現地の視点で考えることが大切であるというこ
とを学びました。
(GY5期生 土屋健太)
今回のインターンシップ報告会では、JACリクルートメント/インドネシアにインターンした坂亮太さんのお話をお聞きすることができま
した。坂さんの行かれた首都ジャカルタには高層ビルが立ち並び、建設中の建物がいくつもあり、経済開発が急速に進んでいます。
しかしながら、坂さんは、病院が少なかったり、子供が学校へ行かずに出稼ぎをしたりしている現実もあり、貧困が解決されたわけ
ではないとおっしゃっていました。また、このインターンシップを通して異文化理解がとても大切であることを実感したとおっしゃってい
ました。例えば、インドネシアの宗教はイスラム教で、礼拝の時間には仕事よりも礼拝を重視するため仕事が中断されることもあっ
たそうです。私も外国と関わる上で異文化理解はとても重要だと思います。海外で仕事をするにしても、旅行をするにしても、相手国
の習慣や考えを認識し許容できなければ、必ず問題が生じると思います。坂さんのお話を聞いて、一見開発が進んでいるように見
えても、貧困が存在している現状があること、グローバルな人材に必要なことを具体的に考えることができました。そして、海外で仕
事をする苦労ややりがいについても、私にとってとても新鮮なもので、自分も早く挑戦してみたいと思いました。私も英語を使って仕
事がこなせるよう努力していきます。
(GY5期生 吉村陸)
Date
2013/7/3
2013/6/21
2013/6/6
2013/5/28
講演タイトル
フィリピン・ミンダナオにおける
零細農民の金融アクセス改善事業
について
「イラク、東北、エジプト・・・」
インターンシップ報告
三井住友建設株式会社
フィリピン
インターンシップ報告
NICE-Japan/
Volunteer Spirit Association
タイ:英語児童教育に従事する
ワークキャンプ
講演者
松浦わかこ 氏
アイオ・グバリア氏
松永秀樹 氏
松浦幸太郎さん
田中こころさん
所属 等
セミナーの感想(GY生)
プラネットファイナンス
ジャパン
今回のセミナーは、マイクロファイナンスコンサルタント、Io Martin Guballaさん、特定非営利活動法人プラネットファイナンスジャパン
の松浦さん、お二人によるお話でした。まずGuballaさんは、零細農民への融資をフィリピンにおける現状と課題に焦点を当て、英語
でお話しをしてくださいました。フィリピンにおける全体の労働力人口のうちの32%を占める農業従業者の経済状況は非常に厳しく、
その大多数は貧困に陥っています。そのために農民の多くは融資を求め、国やNGO、協同組合などへのアクセスを図っています。
しかし、フィリピンではマイクロファイナンス機関が欠如しているために、正常に融資が機能していません。そこで、Guballaさんは融
資の機能の改善を図るための活動を行っているとのことでした。次に松浦さんは、同様に、フィリピンのミンダナオにおける零細農
民の金融アクセス改善プロジェクトについて、お話をしてくださいました。松浦さんは具体的に融資のプロジェクトの目標・目的、主な
活動に焦点を当て、お話をしてくださいました。お二方のお話は、日ごろ講義において学ぶ教科書などと違い、現場のお話であり、
非常に勉強になることばかりでした。自分もこれからの勉強において、この経験を活かし、その国の具体的な問題に目を向け、その
解決策を実際に考えられるような勉強をしていきたい と思 いま した 。こ のよ うなお話 を聞 ける 機会 を持 てう れし く思 いま す。
(GY4期生 小林暉)
JICAエジプト事務所長
今回のBBセミナーは、国際協力機構(JICA)エジプト事務所長の松永秀樹さんに自己の体験に基づき開発援助についての話をして
いただきました。僕自身JICAの活動には興味を持っていて事前に松永さんが行動派熱血協力マンということをうかがっていたのでと
ても楽しみにしていました。一見したときは、本当に熱血マン?という風に思いましたが話を聞いていると確かにと納得しました。災
害後の支援の話をしていただき、災害後はさまざまな支援の受け手がバラバラであるのでそこを修復することが大切だということで
した。僕は国際協力に興味があり将来少しでも発展途上国のためになれればという思いはあったものの、それは復興支援というよ
りも貧困削減であり、発展途上国を少しでも豊かにしたいという思いでした。しかし、今回松永さんの話を聞いてこういった形の国際
協力もあるのだと気づかされました。僕は、つい考え込んでしまうタイプでなかなか行動に移すことが出来ない性格なので松永さんを
見習いどんどん行動できるようになりたいと思いました。
(GY4期生 清水恵太)
埼玉大学 工学部 4年
(GY2期生)
本日のセミナーでは、フィリピンへインターンシップに行った松浦さんのお話を伺いました。お話の内容は、フィリピンの基本データ、
体験内容、松浦さんが感じたことについてでした。インターン先では、新人向け研修の体験と、建設の現場を視察されたそうです。私
は松浦さんのお話を伺い、知識・技能の大切さと現場を知ることの重要性を痛感しました。私は現在、経営学や経済学の学習を
行っていますが、今後の学習を通じて、自分の知識を増やしていくことと、学んだ知識を現実に応用できる技術の習得が非常に重
要であると認識しました。どのように他人と違う優位性を持った人間になるべきか、もっと真剣に考えるべきだと感じました。今後の
大学生活では、目的意識をしっかりと持ったうえで、真剣に学習を続けようと決めました。また、折に触れて現実世界に目を向けるこ
とも必要だと感じました。現場で働いている方とともに行動することでしかわからないことがあるので、自分の学んでいることがどう社
会で役立っているのか知るためにも、インターンシップ制度を積極的に使っていこうと考えました。
(GY4期生 白戸文規)
埼玉大学 教養学部 4年
(GY2期生)
今回のBBセミナーではGY2期生の田中こころさんによる、タイでのワークキャンプの経験を聞くことができました。田中さんはタイで
児童教育のボランティアに参加されたということで、子供たちとどのように触れ合うかなど、教育の大切さについて深く考えていること
が伝わってきました。途上国の中でも発展しているイメージがあるタイですが、特に教育に力をいれているそうで、英語教育について
は日本よりも早く取り組み始めるというのは驚きでした。また、今回田中さんとともに参加したボランティアのメンバーはアジア各国か
ら集まった人たちで、ボランティアを通して様々な文化を持つ人たちと触れあえることも素晴らしい経験だなと感じました。話の中で
印象的だったのは、タイの子供たちがとても元気だったということです。直接触れ合うことで言葉が通じなくてもその明るさに元気を
もらうことができて、そういったことがボランティアのモチベーションになっているのだと思いました。田中さんはなぜワークキャンプに
参加したかについて、通常のインターンでは仕事の経験を得ることはできるが、本当に自分がやりたいことをするためにワークキャ
ンプを選んだ、とおっしゃっていました。これはこの先自分がインターンを考えたときに必ず思い出す言葉だと思いますし、自分も後
悔のない選択ができればいいなと思います。
(GY4期生 津田賢汰)
Date
2013/5/24
講演タイトル
インターンシップ報告
JICA(国際協力機構)スリランカ事務所
講演者
赤堀央樹さん
所属 等
セミナーの感想(GY生)
埼玉大学 教養学部 4年
(GY2期生)
今回のBBセミナーはGY2期生の赤堀さんから、JICAスリランカ事務所へインターンシップに行った体験を聞くことができました。最初
に青年海外協力隊(JOCV)についてのお話を聞きました。赤堀さんが訪れたJOCVのあるラージャンガナヤは、ボランティアとして活
動するには非常に苛酷な地域であるらしく、私たちが想像するようなボランティアではなく、一般的な仕事以上のものであり、相当な
責任を伴うものであったということでした。スリランカでは5年ほど前まで紛争があった地域でもあるらしく、そのような土地で心に傷を
抱えた人々とコミュニケーションをとりながらボランティア活動をすることはとても大変なことなのだろうと感じるとともに、現地で実際
にボランティア活動をしている人はよほどの熱意をもって活動しているのだろうなと感じました。次に平和構築についてのお話を聞き
ました。やはり紛争が終わったばかりということで、赤堀さんが見せてくださった写真の中には壊れてしまった教会や、地雷が埋めら
れているために立ち入り禁止になっている場所があり、また、砲弾が貫通してその穴が修復されないで成長している様子の写真が
あり、そのときに赤堀さんが言った、このヤシの木は紛争の傷跡は消えないということの象徴にもなっていますね、という言葉がとて
も印象的でした。インターンシップは期間が短く、できることも限られているからこそ行く前にそこに行って自分は何がしたいかを決
め、それを実行することが大事だと赤堀さんはおっしゃっていました。自分もインターンシップに行く際は、しっかりとやりたいこと、見
たいものをあらかじめ決め、自分の成長につながるような体験をしてきたいと思いました。
(GY4期生 千葉悠悟)
Date
2013/4/26
講演タイトル
講演者
大学生からの国際協力
中野貴之氏(2008
~学生NPO立ち上げ、民間企業経 年埼玉大学理学部卒
業)
由、青年海外協力隊へ~
貧困問題と震災復興に取り組むカリ
2013/1/23 ブの国ハイチ~専門家活動を通して
感じたこと
結城亞津子氏
インターンシップ報告
2012/12/17
林 和岐さん
実施先:JICAインド事務所
所属 等
JICA埼玉デスク
国際協力推進員
セミナーの感想(GY生)
今回は埼玉大学出身、現在はJICAで活躍なさっている中野さんがお話をしに来てくださいました。お話の内容は主に自己の体験
した東ティモール支援についてでした。私自身は東ティモールについての知識はほぼゼロであっただけでなく、NPOなどの知識も胸
を張って豊富だとは言えないのですごく新鮮なお話をたくさん聞けて良かったと感じています。具体的には、中野さんの所属していた
サークルによる東ティモールのとある地域への文房具などの寄付、現地でたまたま居合わせた日本人の方のお話、自分達の大き
なプロジェクト、そして現地の学生のお話をしていただきました。中野さんらは、学生では長期休み以外では東ティモールに行くこと
ができないことを悩み、とある行動を起こしたそうです。これに私は衝撃を受けました。サークルでは補助金などが出ないので、自分
たちのサークルをNPO法人に変えてしまったそうです。どれだけ大変なことであるのかを詳しく知っているほど私には知識はありま
せんが、相当な苦労と覚悟があったはずです。まず、行動を起こすことがどれくらい大切なことであるかを学びました。また、私事で
すが、現地の学生のお話を聞き、現在開発について学んでいる教育学部生としてやはり開発途上国で教員をやるべきだと感じまし
た。日本学生は教科書から文房具から、何から何まで勉強環境が整っているにも関わらず勉強意欲が欠けすぎていると改めて感じ
ました。それに比べ、東ティモールの学生はものすごく意欲があると聞き、意欲がある学生が質の良い教育を受けられないことはや
はり不当であると感じました。そこで私は、自分が質の良い授業を展開できる教員になり、東ティモールのような開発途上国で教員
をしたいと今回強く感じました。
(GY4期生 廣瀬直)
今回来てくださった結城さんのお話を聞いていて、自分は確かにハイチがどこにある国なのかを知っているだけであったり、少し前
に地震があった国という認識しかありませんでした。ハイチには貧困問題は考えたことがなく、それに対する援助についても考えた
ことがありませんでした。また、ハイチに実際に行ってみないと分からないであろう事、例えば選挙の日に朝から集まり、お祭り騒ぎ
のようになるが、一票の重さを分かっているのか定かでないという事などを聞くことができ、とてもよかったと思います。
JICA 債権管理部
結城さんの専門家(援助調整)としての活動のお話を聞いて、そのような仕事があったのかと思いました。援助調整や仕事として情報
専門嘱託
(元JICAハイチ派遣専門家) 収集の仕事が多く、それには情報収集能力だけでなく、高いレベルの語学力が必要だという事を聞いて大変な仕事なんだと思いま
した。他にも埼玉に教育研修来日したハイチの方の、教育意識に関する話や地震に関する話を聞くことができ、よかったです。今回
聞くことのできた話をこれからの大学での勉強やその他の生活の中で活かしていきたいと思います。
(GY4期生 関田一磨)
埼玉大学 教養学部 4年
(GY1期生)
今回のセミナーでは、教養学部4年生の林さんによるJICAインド事務所インターンシップについての報告がされた。
まず、インターンシップ中に受けたインドに対する印象の紹介があった。インド人は本当にカレーをよく食べること、ターバンをつけ
ているのは主にスィク教で、実際のところインド人の8割がヒンドゥ教、1割がイスラム教であり、あまりターバンをつけている人を見な
いこと、インドで使われている英語が聞き取りづらいことなどがあった。私は、これらのことを聴いて、やはり文化というものは実際に
現地に出向かないと理解できるものではないしそこでの困難つまりカルチャーショックをじかに感じることはできないのだなと思った。
インターンシップでは、仕事よりも訪問活動が多かったそうで、一つとして、ヤムナ川流域諸都市下水道処理場見学の紹介があっ
た。インドでは、都市部に人口が密集しているが各家庭に浄化槽がなかったり、死体を川に流す習慣があったりと川の水質が汚染
されている。一方で、ヒンドゥ教では沐浴の習慣があるなど、川の水によって健康に問題がある。そこで、ヤムナ川流域諸都市下水
道処理場が建設されている。報告では、写真が多く使用されていて実際の現場がとてもわかりやすかった。印象に残ったのは、女
性が現場にとても多く、その女性の子どもが現場で遊んでいる姿であった。日本では、女性が建設現場にいることはとてもまれでイ
ンドと日本の社会構造の違いがあることを感じた。また、下水道処理場のまわりはあまり整備されてはいないようであった。インター
ンシップの間で通った道路の写真もあり、とても大きくきれいな道路ではあまり車が走ってないのに対して、道路の整備がしっかりと
進んでいないところほど渋滞が起こっているということが写っていた。この写真をみて、援助は、必ずしも現地の方々のニーズに合
致しているとは限らず、本当のニーズを見極めることが肝心なことであるのだと感じた。
インターンシップでの二つ目の活動として、ASHAでの活動が報告されていた。ASHAは幅広い活動をしていて、農業に関する活
動、女性の地位向上への活動、教育関係の活動、医療に関する活動などをしている。ASHA の活動報告のまとめで林さんが、
ASHAは、持続可能な状態にする為の後継者の育成に主眼を置いているが、後継者となれる人が不足しているということを話してい
た。私は、このことは、開発の現場においてキーワードになるようなことであると感じた。持続可能な状態にするための後継者の育
成に主眼を置くということは、援助が終了したあとでも、自力で生活を支えることができるようになり、地域自体が活性化することに
つながるし、学んだ技術を応用することもいずれ可能になっていくのではないかと思う。後継者となれる人が不足しているということ
は、大きな問題であり、援助をするときの課題になると考える。そのほかにも、林さんによって、援助における問題提起がなされてい
た。その中には、実際の現場でしかわからないような、文化的側面を持つ問題が多くあり、このことが援助を難しくし、発展の妨げに
もなっているのだと考えた。発展途上国では、その国における文化的なことが社会にとても強く反映されていることが多く、そのこと
が援助をより難しいものにすることがあるということを改めて感じることができた。
(GY4期生 石井有希)
Date
講演タイトル
講演者
所属 等
インターンシップ報告
2012/11/28
実施先:JAC Recruitment
(インドネシア)
埼玉大学 経済学部 4年
原 さつき さん (GY1期生)
インターンシップ報告
2012/11/19
実施先:JICAベトナム事務所
埼玉大学 経済学部 4年
五十嵐祐樹さん (GY1期生)
インターンシップ報告
2012/11/6
実施先:V-shesh*(インド)
*障害者等の就職を支援する社会起
業
佐藤拓馬さん
藤岡春 さん
埼玉大学 教養学部 3年
(GY2期生)
セミナーの感想(GY生)
原さんは今回のセミナーで自身のインターンシップで得られたこと、また気付かされたことを一生懸命に伝えようという姿勢で臨ん
でいるのに私自身とても感心させられました。セミナーが始まる前にもお話を聞かせていただいたのですが、出来るだけこれから海
外に留学やインターンシップに向かっていく私たちにとって役に立つことを一生懸命に話そうとしてくれていたのが印象的でした。私
は原さんによるお話を聞いている中で、原さんの外国と関わりを持ちたい、新しいものを作り出したいという思いがひしひしと伝わっ
てきました。GYプログラムとは別に、フィリピンにも自主的にインターンシップに行くなど積極的に行動し、自分にとって見習うべきこ
とだなと感じさせられました。フィリピンでも、インドネシアのJACでのインターンシップでも、原さんは自身のイメージとの乖離に戸
惑っていましたが、そんな状況の中でも自分を見つめ直し、外国で自分が目指すものを改めて考えていました。インドネシアの親日
感情が経済に影響を及ぼしているというお話がありましたが、経済学部の自分にとって大変興味深いお話でした。また、インターン
先で出会った人々のお話を聞くと、人との出会いの大切さを改めて噛み締めることが出来ました。
(GY4期生 程原秀明)
セミナーに参加する前に私はベトナムに対するイメージとして持っていたのは、異常なほどまで大量のバイクが街中を走っているイ
メージでした。あの交通量は事故が起こった時に危険だなと思うこともありましたが、今回その改善の取り組みに関することが聞け
て勉強になりました。
今回大きく二つのことに関して、まずは交通量が多いとのことでハノイ市内環状3号線とニャッタン橋の工事、次に北西部地域農村
部開発プロジェクトについてお話がありました。いろいろお話がありましたが、その中でも特に気になったのは人材教育の面でした。
道路を整備はもちろんですが、利用する人々に対するマナーの指導ですとか技術指導、援助が終わった後にも現地の人々自身で
継続できるようにすることも重要であるとのことでした。指導の上ではベトナム人は勤勉でありますが日本とは違い仕事の時間が終
わったら終わりにして残業などはしないといったことや生活スタイルの違いも受け入れて支援を進める必要があるのだなと思いまし
た。また、五十嵐さんは経済学部生ということで専門分野とは違った分野であったために少し戸惑いがあったようにお話しされてい
た印象を受けましたが、私にはそれ以前に専門的な知識がないので自分の得意な分野を持つことは大事であると再確認させられも
しました。今回のセミナーでは、現地の状況をしっかり認識したうえでの支援と、支援の基礎となる学習する意欲の必要性を感じまし
た。私も2年後か3年後にうまくいけばインターンシップに行くことになりますが、そのために少しずつ準備していきたいです。
(GY4期生 山形和史)
今回は、佐藤さんと藤岡さんのインドにあるV-SHESHでのインターンシップのお話を伺う事ができました。このV-SHESHは、利益
追求に加え社会的問題を解決する事を目的とした社会起業家によって設立されたそうです。ここでは主に、障害者や弱い立場の
人々に英語や計算、パソコンの使い方などを教えることによってソフトスキルの向上を図り、そして彼らに雇用の機会を提供してい
ると知りました。良質の人材を送り出す点で、彼らのみならず社会全体にも良い影響をもたらし、まさに一石二鳥だと思いました。ま
た、「なぜNGOという形態を取らないのかというと、利益のために最善を尽くすから」というのを聞いて、シンプルで驚きました。確か
に、充実したプランを提供しなければ顧客が減って経営者側も生き残れません。だから、対象となる顧客のことを考えたきめ細やか
なサービス提供に全力を注ぐことができるのだと思いました。
主な仕事の内容は、日本企業とコンタクトをとり交渉をして雇用先の拡大を試みることです。同じ日本人であるため、安心感や信
頼感があるといった理由で任されたそうです。それでも、企業の人に上手く連絡が繋がらなかったこともあるそうで、苦労もしたのだ
と思いました。他には、Loyola Collegeでのテスト実施のお手伝いや、St. Louis Collegeでの絵本の読み聞かせのお手伝いなどをし
たそうです。これらを通して、ハンディキャップを感じさせない元気に活動する素直な子供たちを見て、励まされ感動したそうです。私
もその話を聞いたとき、その子供たちがイメージでき心が温かくなりました。そして、この経験を通して感じたことや学んだことは、仕
事の大切さ、文化の違い、人との出会いの大切さであるとお二方は話してくれました。やはり、環境が異なる途上国でのインターン
シップは想像以上に大変だったと思いますが、だからこそ得られるものも大きいのだとしみじみと伝わってきました。頭の中の理屈
だけ終わらせるのではなく、肌で感じ本質的な部分の理解を深めていくという点で、途上国でのインターンシップは大変意義のある
ものだと思いました。
私も、人との出会いを大切にし、外国でのインターンシップの機会が得られたら、積極的に学んで十二分に吸収していきたいと思
いました。
(GY4期生 川嶋久美子)
Date
講演タイトル
講演者
所属 等
埼玉大学 経済学部 3年
(GY2期生)
今回のグローバルユースBBセミナーでは、帯津さんのインドネシアにある曙ブレーキグループ子会社(PT. Akebono Brake Astra
Indonesia)でのインターンシップについてのお話を伺うことが出来ました。曙ブレーキさんは自動車や鉄道・航空機・オートバイなどで
使われるディスクブレーキやドラムブレーキという部品やそれらに関連する諸部品の製造、だけでなく新製品の構想、開発も行なっ
ているそうです。そのなかでも帯津さんは実際に人事課の一員として、実務を行い工場の視察、会議に参加して実際に発言するな
ど他の社員の人々と変わらずに仕事をしていらっしゃいました。その会社では実際に勤務している従業員数が2000人いる中で日本
人社員はわずか11人しかいなかったそうです。そのような周りに日本人が少ない中でも帯津さんは実際に会社を改善するために具
体的な提案を考えて発表するということがあったとおっしゃっていました。インターンシップを終えた帯津さんが全体から感じた事とし
ておっしゃっていたことがありました。
「専門的な知識は前提としては必要なく、その仕事を行う中で身につければいいのだとは感じました。むしろ私がこのインターン
シップにおいて、海外で仕事をする中で一番大事、必要だと思ったのは相手とコミュニケーションを取るための言語能力、そして一
緒に仕事をする国・相手の文化・習慣を尊重し、理解することだと思いました。」
将来自分が留学・海外勤務など日本の外でいろいろな物事に挑戦する際には、まず専門性というものが大事だと思っていました
が、実際にこのお話を聞いてまず自分に必要なのは自分の意見を考え発表する力、そしてそれを正しく異言語でも伝える能力、そ
して行った先の国についての知識や教養でありそれを一生懸命学んで行かなければならないと決心しました。
(GY4期生 中村未来王)
埼玉大学 経済学部 4年
(GY1期生)
今回の栗原さんのベトナムでのインターンシップ報告では、私がまだ知らない発展途上国の現状を知ることができた。栗原さんは
日本工営株式会社というコンサルタント会社のベトナム国全国水環境管理能力向上プロジェクトに参加されたそうで、プロジェクトで
の発見や難しさなどたくさんのことをお聞きすることができた。
まず、異文化という点に関して実際に体験した人のお話はとても興味深かった。ベトナムは社会主義国であるから国営企業が多
いということは知っていたが、この事実が水質汚染対策の取り組みに関係してくるということまでは考えつかなかった。
また仕事に対する考え方も違うそうで、シエスタに代表されるような異なる価値観や時間の使い方も実際に一緒に仕事をするとなる
と大変なようである。 仕事の報告では考えさせられることがたくさんあった。栗原さんが参加されたのは水環境における人材育成や
能力の向上を目的とするプロジェクトだと聞いて、私は水質調査や下水道建設などの指導を行うようなイメージを持った。しかしその
プロジェクトの中には水質汚染情報を管理するためのパソコンソフトウェアの使い方の指導という情報分野の指導もあり、一つの問
題を解決するにも様々な分野の指導を行うことの必要性があることに気付くことができた。栗原さんが紹介なさっていた写真の中に
は、排水パイプがむき出しの工場の写真があり、そのパイプのすぐそばには川が流れていた。排水が川に流れていることは明らか
であり、プロジェクトに取り組むなかでもいまだにこのような状況が残っていることに、問題解決への難しさを感じた。
そして栗原さんは最後に、海外で働くために必要だと感じたことについて話してくださった。一つめに専門的な知識。異文化をもつ
人々と一緒に仕事をしていくためには、その分野での専門的な知識を持っていることが信頼につながるそうだ。二つめに協調性。異
文化の中で仕事をするには柔軟性やコミュニケーション能力は一層必要だと私も思う。三つめに自己管理能力。海外で働くというこ
とはそれなりのスキルをもっているということであるから、仕事も任される部分が多いらしい。はじめの専門的知識は大学で徐々に
学んでいくとして、他の二つは今からでも伸ばしていける部分だと思うので、今から努力をしていきたい。
栗原さんのお話から、発展途上国の現状を垣間見ることができた。まだ先の話ではあるが、留学、インターンシップ、そして社会に
出た後のためにも、実際に体験した人から、発展途上国の現状を聞く機会を持ちたいと思った。そして自分でも発展途上国の現状
について日々考えていこうと思う。
(GY4期生 教養学部)
インターンシップ報告
2012/10/24
実施先:曙ブレーキ(インドネシア)
帯津裕一 さん
インターンシップ報告
2012/10/17
実施先:日本工営(ベトナム)
全国水環境管理能力向上プロジェク
ト
栗原菜月 さん
セミナーの感想(GY生)
Date
講演タイトル
講演者
所属 等
セミナーの感想(GY生)
今回のBBSではプラネットファイナンスという団体の方のお話を伺った。プラネットファイナンスは途上国のマイクロファイナンスを
支援する国際NGOである。マイクロファイナンスとは貧困者や低所得者向けの小規模金融のことであり、金融サービスにアクセスで
きないそのような人々に資金を提供するようなサービスのことである。今回の機会でプラネットファイナンスの活動のことばかりでな
く、マイクロファイナンスの活動についても多くお聞きすることが出来た。
日本ではほとんどの人が何かしらの企業に雇われ、給料を得ているが、世界の7割ほどの人々はSelf-employment(自営業)であ
り、自分の稼ぎがそのまま所得になる。しかし、売るものの需要、数量によって収入は安定せず、貧困に悩まされている人々である
と生活に困ってしまうことが多々ある。そんな人々を支援するのがマイクロファイナンスであり、そのマイクロファイナンスを支援する
のがプラネットファイナンスということである。
また、プラネットファイナンスの活動を一部説明していただいた。活動内容の一例として、パキスタンにおける新商品開発及び職員
育成のニーズの調査を9か月にわたって行い、技術支援のニーズを特定し、人材育成の研修ニーズに基づいた研修カリキュラムを
提案するなどの活動を行っていたことを挙げる。また、プラネットファイナンスの理事長であるジャック・アタリ氏が日本の大学で講義
を行ったり、UMPF(大学生・社会人に向けたプラネットファイナンスの研修プログラム)を行ったり、ミンダナオ島における零細農民
救済プロジェクトを行ったとのことである。
また、世界各国で行っている活動によってつくられたグローバルなネットワークと、マイクロファイナンスの知見を活かし、2011年に
起きた東日本大震災の被災地支援活動も実施しているとのことである。アメリカの緊急援助団体メーシーコープと協力して小規模事
業者を支援したり、フランス財団及びフランスロシュフォール商工会議所などより得た支援により三陸のカキ産地の復興支援を行っ
たり、多くの活動を行っている。今後は南アフリカの新興農家の資金ニーズを調査する予定であるなど、世界に向けて活発に支援
や活動を行っている団体である。
プラネットファイナンスジャパンの活
2012/7/2 動について -マイクロファイナンスを
すべての国に-
田中和夫 氏
広瀬大地 氏
マイクロファイナンスについて、学校で受けている授業で知る機会があったが、グラミン銀行など有名なものしか知らなかったの
で、そのようなマイクロファイナンスを支援するNGOがあるということをこの機会に知ることが出来て良かった。また、多くの分野で活
NPO法人プラネットファイナン 動しており、現状を良く知っているであろう団体の事務局長という重要な立場にいる人から話を聞くことが出来る数少ない機会を享
受することが出来てうれしく思う。
スジャパン
プラネットファイナンスが行っている活動の中で1番気にかかったのは、ミンダナオ島における零細農民の金融アクセス改善プロ
ジェクトである。ミンダナオ島について他の授業で聞いたことがあるためだ。この地域では職を探すことが難しいらしく、離れた地域
に出稼ぎに行く子供が親に仕送りをしてなんとか生活を送っているという世帯もあるという。そのように貧困に悩まされている零細農
民のニーズを設計したり、家計管理のための金融リテラシートレーニングを行ったりすることで、彼らのような人々でも子供と離れて
暮らすことなく生活が出来るようになるといいと感じた。
また、このようなNGOの活動は日本国内ではなく他の発展途上国で行われるものと思っていたので、東日本大震災の支援を行っ
ているということに少し驚いた。しかし、世界各国と繋がるような支援を行っている団体だからこそ、他国と日本の中継を担うことがで
きるのだと納得した。様々な国が日本のために義捐金を送ってくれたことはもちろん知っていたが、このようにNGO団体の活動へ支
援金を集めることによるような日本への支援も行ってくれていたのだと知ることが出来て良かったと思う。今回は田中さん、広瀬さん
に様々なお話をしていただき、またその話を聞くことが出来て大変勉強になった。自分でももっと詳しくマイクロファイナンスのこと、マ
イクロファイナンスを支援している人々のことを調べてみようと感じた。
(GY3期生:加瀬智美)
今回のBBセミナーでは、NPO法人プラネットファイナンスジャパンの活動について、このNPO法人の事務局長である田中さんと広
瀬さんからお話を伺いました。プラネットファイナンスの事業は、主にマイクロファイナンス機関の能力強化の支援です。マイクロファ
イナンスについて、これまでの本学の授業でも取り上げられたこともあり、自分も大まかには理解していました。そして、今回パキス
タンやフィリピンでプロジェクトを行っているという当事者であるお2人の、いわば現場の声を聞いて、マイクロファイナンスについての
理解をより深めることができたと同時に、少しではあるもののマイクロファイナンスを身近なものとして、捉えられたように感じた、と
いうのが今回の自分の率直な感想です。また、アメリカやフランスの団体がプラネットジャパンを通じて、東日本大震災の被災地の
復興支援を行っているということを聞いた時には、暖かい気持ちになりました。
(GY3期生:佐藤智亜樹)
Date
2012/6/27
2012/6/7
2012/4/26
2012/1/18
講演タイトル
インターンシップ報告
~ ワシントンで見たこと、感じた事
~
講演者
埼玉大学 教養学部 4年
若林祐貴子 さん (GY1期生)
マーシャルってどんな国
~ごみ処理事業から分かること~
セミナーの感想(GY生)
この度、講演してくださった方が参加されたインターンシップは、教育の側面が強く、本当に有意義な経験をされたのだなと感じま
した。特に、社会で活躍するリーダー達や世界中から集まる優秀な学生達の交流というプログラムにとても魅力を感じ、私もできれ
ば参加したいものだと心から思います。若林先輩の話で最も印象に残ったのは、異国の地でも立派に活躍している日本人が多くい
るという話でした。私はGYプログラムの学生として、今まで多くの米国式教育、欧米の価値観に触れる機会が多々ありました。誰し
も感じることかもしれませんが、私はその中で日本式の物の考え方にむしろ違和感を抱くようになり、日本人はこれからの国際社会
を生き抜いていけるのか疑問を抱くようになりました。しかし、若林先輩の話の通り、米国でも頭角を現している日本人も多くいるこ
とは事実です。他の人種にはない日本人の強さも必ずあると思います。それが具体的に何なのかは不明瞭ですが、若林先輩のよう
に外国に出てみて気づかされる事もあるのだと思います。
(GY3期生:守屋邦昭)
今回は、GY1期生の若林さんからインターンのお話を伺いました。若林さんのお話を聴いて、私は多くの外国人と接することの重要
さを実感しました。若林さんは外国の人と接する中で、他の国の人たちのモチベーションの高さにとても刺激を受けたそうです。「日
本の学生は内向きだ」というお話を伺ったという話や、若林さんの感じた「日本大丈夫?」というお話を聴きながら、「このまま日本は
世界においていかれてしまうのかな」ととても不安になりました。「英語ができる日本人より、日本語ができる外国人を採用したいと
考えている企業がある」というお話を聴いたとき、私たち学生はこのまま現状に甘えていてはいけないと実感しました。私はGY生の1
人として、これから留学やインターンシップに行きます。与えてもらったこの機会を絶対に無駄にせず、将来日本に、また世界に貢
献できる1人になりたいです。
(GY3期生:杉平ほのみ)
国際NGOプランジャパンの活動につ
佐藤活朗 氏
いて-途上国の子どもと築く未来-
平和構築について考える
~JICAスリランカ事務所でのイン
ターンシップを終えて~
所属 等
今回のBBセミナーでは、国際NGOプランジャパンの活動についてお話をして頂きました。私は、開発途上国への支援と聞くと、どう
しても学校建設などのハード面の支援が真っ先に思い浮かべられ、その後についてはあまり関心がありませんでした。しかし、
「人々の権利と尊厳が守られ、すべての子どもたちが能力を最大限に発揮できる世界を実現する。」との目標を掲げるプランはその
公益財団法人プランジャパン 実現のため、むしろ地域住民、特に子どもたちに対する、トレーニングや習慣改善などのソフト面での支援を重視しているようでし
た。たしかに、地域の自立には、短期間の支援と箱物の提供だけでは不十分で、継続的な地域参加型の支援が必要であると思い
ました。
(GY3期生:長谷部和彦)
宮尾先生がおっしゃっていたように、私も平和構築を漠然と、大きい機関が取り組むもので、私個人ではどうにもならないものだと
とらえていた。そのため鈴木さんの「平和構築は地に足をつけた活動の中で行われる」という言葉はより印象的で、これから私が学
ぼうとしている開発援助についても同じことが言えるのではないかと思った。
また、灌漑施設が整備されていく段階の順を追った写真を見て、実際は途上国や途上国の発展は想像よりはるかに身近にあるも
ののように感じた。私も世界で起こっている問題を身近な問題だと自分で感じ、自分のすべきことを見つけるために、途上国を含め
多くの国を訪れたいと思う。
(GY3期生:諏訪茜)
鈴木友里 さん
埼玉大学 教養学部 4年
(GY1期生)
大塚康治 氏
私が最も印象深かったのは、日本とマーシャルのゴミ組成比較です。マーシャルは国内に産業がないので、日用品のほとんどを
海外からの輸入に頼っています。さらにごみ処理設備が不十分なため、包装紙などのごみが次々と海へ投げ捨てられているそうで
す。輸入品の値段が高いので現地の人々が日用品を買うことが出来ないという現実にも衝撃を受けました。また、草木がごみに占
める割合が最も高く、次にその他のカテゴリーが続いており、ごみ分別の曖昧さ、意識の低さを感じました。
JICA海外シニアボランティア
一方、日本は、残飯の占める割合が40パーセントにもなっており、日本がいかに裕福で、食べ物を粗末にしているかを考えさせら
れました。このような途上国が抱える問題は、先進国の影響によるものがほとんどだと思います。途上国のガバナンスを確立させ、
現地の人々が最低限の生活を送れるように援助し、自立させることが先進国の責任だと感じました。
(GY3期生:芳賀佳奈子)
Date
2012/1/10
講演タイトル
塚田太一 氏
学生のうちにすべきこと
東 敬介 氏
~一つ、途上国ネパールに行って感
高 頭慧 氏
じること~
鈴木良壽 氏
2011/12/14 JANICと日本のNGOの活動
2011/11/28
2011/11/11
講演者
富野岳士 氏
グラミン銀行でのインターンシップの
小口毅史 さん
経験を通して
日本のユネスコスクール・ネットワー
小林亮 氏
クの展開とESD
所属 等
埼玉大学 教育学部 3年
セミナーの感想(GY生)
今回は、ネパールに行った複数の学生の方々からそこで体験して、感じたことについて聞くことができました。同じ学生という目線
だったので外国・異文化というものをより身近に感じられました。みなさんのお話を伺って、何か挑戦するとき必ずしも決まった理由
が必要なわけではないということを感じました。そして失敗を恐れず、最初の一を踏み出すことが大事だということがわかりました。
様々なことに挑戦したり体験したりすることは学生のうちにしかできないことであり、こういった経験は一生の宝になると思います。同
じ国へいって同じような体験をしていても感じることは人それぞれであり、受け止め方も違います。今日伺ったお話を参考に私も自
分にとっての「学生のうちにすべきこと」を考えたいと思いました。
(GY3期生:齋藤芽吹)
今回のBBセミナーのテーマは、「学生のうちにすべきこと ~一つ、途上国ネパールに行って感じること~」でした。教育学部の塚
田太一さんをはじめとした七人の方が、各々のネパール体験記を話しました。自分は、チョフさんの講演会を聞いたことがあるので
ネパールの現状はあらかじめ知っていましたが、各々の皆さんの体験してきたことというのはチョフさんのそれとは違っていました。
お話してくださった皆さん全員に共通していたことは、「動き出さなければ何も変わらない」ということです。これを胸に刻んでこれから
生きていきたいです。
(GY3期生:田中健一)
国際協力NGOセンター
(JANIC)
今回は、国際協力NGOセンターのほうで活躍されている富野さんのほうから主にJANICの活動内容についてのお話を伺いまし
た。今回の話を聞いて感じたことは、次の二点です。
一つは、日本のNGOの利点が実践の現場でフルに生かされているのだなと実感できたことです。今年の3.11の地震の際に、国境
なき医師団日本などのNGOが被災地の支援救助のために迅速にかつ柔軟に対応したということで、日ごろから国内外問わず広く
対応してきた経験と事前の資金源がうまく機能しているなと感じました。
二つ目としては、NGOの資金面でのことがあります。日本のNGOの中には1億円を超える寄付金を受けている団体もあるというお
話でしたが、海外と比べるとまだまだ十分に豊かに寄付金があるというわけではないので、もっと日本国内に寄付の習慣が広く社会
に浸透していくことが不可欠であるという風に感じました。
(GY3期生:菊地匠)
埼玉大学 経済学部 3年
(GY1期生)
バングラデッシュというと、人口が一億人を超えていて、イスラム教であり、発展途上国だという認識がありました。実際にその通り
なのですが、バングラデッシュの人たちがどのくらいの経済で生活していて、そこにグラミン銀行がどう関わっているのかよくわかり
ませんでした。というよりむしろ、僕はグラミン銀行すら知りませんでした。グラミン銀行は主に農村の人たちに対して低金利無担保
で融資を行っているらしく、バングラデッシュ全体の経済発展の一端を担っているらしいです。僕は最初、経済的に厳しい状況にあ
る人たちは融資を受けるのは難しいのではないかと思っていたのですが、グラミン銀行はそんな人たちでも融資を行っているので驚
きました。グラミン銀行も一企業なので利益を追求しなければならないと思うのですが、それを一番にするのではなく、経済的弱者を
助けるという理念を持っているところが素晴らしいと思います。
僕は始め小口さんはGYのインターンシップでグラミン銀行に行ったのだと思っていたのですが、実際は自分で申し込んでインター
ンシップに行ったと聞いて驚きました。僕も小口さんのような行動力をもって挑戦していきたいと思います。
(GY3期生:多筥大暉)
玉川大学教育学部
ユネスコスクールは、教育の国際協力による平和実現を図り、1935年に設立された共同体である。日本においては現在308もの学
校が加盟し、4つの基本的学習テーマに沿った教育を実践している。近年重点が置かれているのは、EFA(万人のための教育)と
ESD(持続発展教育)である。前者は識字率と教育の普及、後者は学際的にあらゆる面から持続可能な社会を築く人材の育成を目
的とする。具体的には、日韓合同で「米」を通じアジア太平洋地域での多文化理解・交流を図る(RICE Project)などの活動が実践さ
れている。また、今後の活動に おいては、地域や国家や生徒と学校を繋ぐ「仲介者」の育成が課題である。以上のセミナーから、私
は教育の重要性を非常に実感した。基本的教養を身に着け、独自の判断が行えなければ、真の幸福は得られないと思う。
(GY3期生:関塚あゆ香)
Date
講演タイトル
講演者
所属 等
セミナーの感想(GY生)
UNDP東京事務所
私は今までUNDPという名称は聞いたことはあっても、どのような機関で、何をしているのか、はっきりとはわかっていませんでした。
けれど、講師の方に分かりやすく説明していただいたおかげで、国連の中の組織の一つであること、開発支援を総合的に行っていく
世界一のネットワークを持つ機関であるということを知ることができました。一番興味深かったことは、貧困を削減するための活動の
みならず、その国の民主制を守る活動、危機予防や復興、環境を守るため持続可能なエネルギーの開発もするなど、幅広い分野
で活動をしていることです。UNDPがあるからこそ、他の組織もスムーズに活動できるのだということもよく理解することができるいい
機会でした。
(GY3期生:田中里佳子)
埼玉大学 工学部 教授
ゴミが山奥や川辺に投棄されている状況を知って、ゴミ処理場の建設についての法整備や投資、技術支援だけでなく、投棄が不
衛生であるという保健指導の必要性も感じた。日本人ならば所定外の場所にゴミを捨てるのは非道徳的と考えるだろう。このように
知識面、精神面からもこの問題の解決が望めるのではないだろうか。このゴミ処理問題は様々な要因が重なってこのような状態に
なっているので、解決策は一つではない。また社会問題は多面的に考えなければ解決できない、一筋縄にはいかないものである。
今回のセミナーでは社会問題が複雑怪奇であるということを改めて実感した。
(GY3期生:渋下輝)
ニジェールでの活動から考える、学
山田真依子 氏
校ってなんだろう
海外青年協力隊OB
私がニジェールの現状を聞いて驚いたことは、女子の結婚する年齢層です。日本では恋愛したり、自分の好きなことができる時期
であるのに、親が決めた相手と結婚しなければならないのです。それで幸せになれるのならよいが、必ずしも幸せにはなりえないと
思います。やはり将来への選択肢を広げてあげることが子供たちにとって重要で、それには教育改革をすることが大事だと思いまし
た。職能制を採用するなどの対策を講じ、本当に学びたいと思っている子供たちだけでもちゃんと学べる環境を作っていくべきで
す。そのように将来への選択肢を増やしていくことで、結婚しか考えていない子供たちにも学習意欲を持たせることができると思いま
した。
(GY3期生:寺田悟士)
2011/7/5
気候変動対策支援 - ベトナムの事
森睦也 氏
例-
国際協力機構 企画部次長
2011/6/30
貧困者の市場への参加と援助協力
政策研究大学院大学
による支援―西アフリカ仏語圏の事 上江洲佐代子 氏 開発フォーラム・プロジェクト研
究助手
例から―
2011/6/17
地熱発電の開発と国際協力
2011/4/26
もしも埼玉大学の学生がネパール
のボランティアで学んだら
2011/11/7
2011/10/24
2011/10/17
UNDPの役割と活動
開発途上国における廃棄物問題:
スリランカにおける事例研究
西郡俊哉 氏
川本健 氏
金子正彦 氏
古谷祐輔 氏
政府開発援助(ODA)
植野篤志 氏
~現在の課題、今後の展望~
情報通信技術(ICT)を活用した農村
2011/1/19 貧困削減の取り組み -バングラデ Ashir Ahmed 氏
シュのケースQazi Asif Nawaz
2010/12/13 An Introduction to Pakistan
氏
2010/1/24
2010/11/24
バングラデシュ初等理数科教育支
援の現場から
二宮裕之 氏
西日本技術開発株式会社
執行役員兼東京事務所長
教育学部4年生
外務省 国際協力局政策課長
九州大学 高等研究院
社会情報基盤構築 特別准教
授
埼玉大学 理工学研究科
埼玉大学 教育学部数学教育
講座
准教授
セミナーの感想は2011年10月17日開催分より
掲載を開始しました。
Date
講演タイトル
母なる港・モロッコ
– シニア海外ボランティアの2年間 –
ODAにおける漁村開発支援につい
2010/10/27
て
青年海外協力隊という選択
2010/10/15
-ウズベキスタンでの活動を例にStudent
life in China and in the
2011/6/21
USA
アジア開発銀行の組織と業務の動
2010/6/7
向について
2010/11/8
講演者
樋口暁子 氏
寺島裕晃 氏
新川美佐絵 氏
Bizhan Zhumagali氏
Wang Shaoting氏
日向俊一 氏
2010/5/20
アフガニスタンは『破綻国家』か?
福田幸正 氏
2010/5/10
私の国際協力 -ブラジルでの経験
から-
磯田昇 氏
2010/4/21
浦和レッズの草の根国際交流
白戸秀和 氏
2010/4/15
世界銀行の過去、現在、未来
小川和子 氏
所属 等
セミナーの感想(GY生)
元蓮田市長
アイ・シー・ネット株式会社
代表取締役
JICA埼玉デスク 国際協力推
進員
University of Maryland, USA
Wuhan University, China
アジア開発銀行駐日代表事
務所 次席
(財)国際通貨研究所 開発
調査部
主任研究員
JICA地球ひろば
埼玉県地域国際協力サポー
ター
浦和レッズ 社長補佐
世界銀行 ヨーロッパ・中央ア
ジア地域局
Senior Country Officer
セミナーの感想は2011年10月17日開催分より
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