技 術 サ ポ ー ト ・ ご 注 意 設計・施工上のご注意 ・合わせガラスの標準

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一般名
品種
(商品名)
ガ複 ミ マ
ュ
ラ
ー イ
ス層 ト
合
わ
せ
ガ
ラ
ス
共
通
の
ご
注
意
ご注意
■マイミュート
P212、213のマイミュートテクニカルサポートをご参照ください。
■設計・施工上のご注意
・合わせガラスの標準納まりにしたがって施工してください。
・ガラスのエッジ部分を露出した使い方は、特殊フィルムエッジ部からの水分の吸湿を招き、ガラスの剥離が発生することがあります。
・特殊フィルムは有機物質なので、ガラス温度が摂氏70度以上になると特殊フィルムに泡が発生することがあります。
・特殊フィルムは、有機系の溶剤に侵されることがありますので、エッジ部が有機溶剤に侵されないよう注意が必要です。
・小口をシーリング材等で突き合わせ施工する場合または、エッジを露出する場合には特殊フィルムの劣化を防ぐために開発された合わせガ
ラスが必要になります。ご採用にあたっては、ご相談ください。
・特殊フィルムを使用した大サイズの合わせガラスにおいて、製法上、若干の虹模様が部分的に見える場合もあります。
・切断しにくいため、正確な寸法でご発注ください。
・エッジ部の水密性を確保するため、シーリング材は、J
IS A 5758に規定する良質の弾性シーリング材(シリコーンシーラント、ポリサル
ファイドなど)を使用してください。ただし、酢酸系シリコーンシーラント、有機溶剤の入ったシーラント、油性パテなどは使用しないで
ください。
・サッシの下枠には、必ず直径5mm以上の排水に有効な水抜き孔を3ヵ所以上設置してください。
・バックアップ材は発泡ポリエチレンフォーム、またはクロロプレンゴムなどをご使用ください。
・セッティングブロックは、良質の塩化ビニル樹脂(6mm以下のみ)
、またはクロロプレンゴム、EPDMの硬度90°
以上のものを下辺に2
ヵ所ご使用ください。クロロプレンゴムには接着部に影響を及ぼすものがあります。影響を与えない材質の選定やボンドブレーカーを貼
るなどして接着部と直接接触しないような処理をお願いします。
・塩ビビードの使用など、エッジ部の水密性の不十分な施工法は、特殊フィルムの吸湿を生じ剥離の原因となりますので、好ましい施工法で
はありません。やむを得ずこれを使用する場合はブチルビードの巻き付けなどエッジ部に防水処置が必要です。
・各種クリアランス・かかり代は、JASS17(日本建築学会・建築工事標準仕様書ガラス工事)に従ってください。
・合わせガラスを構成するガラス品種それぞれのご注意もご一読ください。
掲載
ページ
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技
術
サ
ポ
ー
ト
・
ご
注
意
028
∼
029
・
078
∼
085
・
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■使用上のご注意
・合わせガラスに貼り付けられている各種シールは、製品仕様を判りやすく表示したものです。シールそのものにつきましては保証を行って
おりません。お引渡し後、ご使用環境によってはシールが剥がれる可能性がありますので、その際は除去してください。
合
わ
せ
ガ
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ス
ラ
ミ
セ
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/
ラ
ミ
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フ
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セ
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■設計・施工上のご注意
・防犯開口部設計には、ガラス単体だけでなく、サッシ、錠、セキュリティ・システム等を含めた、総合的な検討を行ってください。
・ガラスの選択にあたっては防犯グレード別に、
〈ラミセーフセキュリティー30〉
〈ラミセーフセキュリティー60〉
〈ラミセーフセキュリティー90〉
〈セ
キュレⅠ〉
〈セキュレⅡ〉
〈セキュレⅢ〉と、
ご指定ください。
・サッシ選定には以下の点をご注意ください。
・枠材の強度を上げ、サッシが壊れてガラスがはずれないようにしてください。
・ガラスののみこみ深さが十分にとれるサッシを選択してください。
・引き違いサッシの障子取り外し防止機構を設置してください。
・ガラスは四周枠入りとなる納まりとしてください。
・ドアや窓に補助錠をつけてください。
・警報装置や警備会社のセキュリティ・システムを併用した対策などを実施してください。
・雨戸、シャッター、面格子などは、頑丈なものを選んでください。
・合わせガラスは使用する素板の種類によって、特殊フィルムの厚みが限定されることがありますので、選択時に確認願います。
・〈ラミセーフ〉〈ラミセーフセキュリティー〉〈セキュレ〉は、太陽光線の中で紫外線域(380nm以下)はほとんど遮蔽します。可視光
域(390nm以上)からは一般の板ガラスと同等の透過率を有しております。衣服や美術工芸品の褪色、あるいは変色防止のために〈ラ
ミセーフ〉〈ラミセーフセキュリティー〉〈セキュレ〉を用いる場合、染顔料、あるいはその下地の種類によっては、可視光線で褪色、変
色する場合もありますのでご注意ください。
・熱線反射ガラスや、熱線吸収板ガラスの合わせガラスを、それぞれの単板ガラスと隣接して使用した場合は、板厚差により色調に顕著な
差が生じますのでご注意ください。
・アタッチメント付〈ラミセーフセキュリティー〉〈セキュレ〉のアタッチメント部のご注意についてはP199の〈ペヤプラス〉
〈ホームペヤ
A/BM〉のページを併せてご参照ください。
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●おことわり
・〈ラミセーフセキュリティー〉
〈セキュレ〉は、侵入に要する時間を長引かせるもので、侵入を完全に抑えるものではありません。より防犯性を高めるた
めに、補助錠の設置やセキュリティ・システムの併用をおすすめします。
・防犯性能は、一般的なガラスと比較した相対的なものであり、侵入の手口や凶器によって異なります。
・サッシの強度によっては、防犯性能が十分に発揮されない場合があります。
・通常の一枚ガラスにくらべ、重くなります。この影響で、サッシの戸車などの消耗が早くなることがあります。
・一般のガラスと見た目による差がないため、侵入犯に対する威嚇の効果はありません。
(刻印及びシールにより商品の表示を行っていますが、威嚇の効果
を期待するものではありません。
)
・防犯性能は現在多く見られる侵入犯をモデルに確認しておりますが、侵入犯を防止・抑制することを保証するものではありません。
・防火設備タイプとして使用する場合の防火ガラス〈マイボーカ〉は熱処理しているため、通常のフロート板ガラスに比べると反射映像のゆがみや透視ひ
ずみがやや大きくなります。
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