いもほり長者 『 - ケーキハウスマルフジ

マルフジ』の
菓子店で修業をしていた越栄シェ
フが、加賀野菜ブランドがなかっ
た 歳の頃に五郎島金時にたまた
歳 を 迎 え た 頃、
ま出合ったことに端を発する。小
松に帰ってきて
芋の皮を器にして、量り売り。
商品の原型は 年前にできた。
が蘇った。
き、若き日の五郎島金時の思い出
なんだお菓子を作ろうと思ったと
のアイデアだった。何か地元にち
受け、真っ先に考えたのが新商品
『マルフジ』
の看板を父親から譲り
30
驚くのは、 年来ほぼ製法が変
わっていないこと。裏ごしした五
スタイルに落ち着く。
スイートポテトを絞るという今の
パイ生地の土台を使い、その上に
い と い う 声 が 多 く な っ た。以 降、
るにつれ、お土産に持っていきた
りしていたが、徐々に人気を集め
にしたものに盛り付けて、量り売
テトにして、一本一本芋の皮を器
ころは、五郎島金時をスイートポ
シンプルに
「ス
最初は手さぐり。
イートポテト」として出し始めた
30
ケーキハウス
今、売れに売れている
五 郎 島 金 時 の ス イ ー ツ。
年来のロングセラーが
誕生したきっかけとは。
1年でなんと8万5千個を生産、
1日多いときで2千個を販売する
お菓子。それが
「いもほり長者」
だ。
これは創業 年を迎える小松の洋
遡ること、 年以上前。大阪の洋
目 の 越 栄 シ ェ フ が 考 案 し た 商 品。
菓子店の先駆け、
『マルフジ』
二代
59
30
りで見極められるようになるには
練り上げと火力のさじ加減。ひと
ばならないこの工程、大事なのは
スタッフなら誰もが経験しなけれ
のがポイント。
『マルフジ』
の製造
クを出すためにもち米飴を加える
て、炊き上げる。まろやかさとコ
りの生乳を加えてじっくりと練っ
郎島金時にバター、卵黄、たっぷ
30
16
17
20
20
『
いもほり長者
いもほり長者(1 個 210円、
1 箱 5 個入り1,250円、10
個 入 り2,300円、15 個 入
り 3,450 円、20 個 入 り
4,500円)
。
『
マルフジ』の「いもほり長者」
ケーキハウス
総勢 20 名以上のスタッフが毎日元気に働く。
およそ 年かかるとか。
五郎島金時と金沢金箔で
石川を代表するスイーツへ。
「いもほり長者」
という
ちなみに
名は、掘った芋を沢で洗うと砂金
が現われたという芋掘藤五郎の伝
説がその由来。流れるように絞っ
たスイートポテトで沢を、金箔で
砂金を表現している。五郎島金時
と金沢金箔の融合という観光土産
の手本のような菓子を、 年以上
がないなら、うちから元気を発信
気溢れる雰囲気。
「世の中に元気
ると甘い匂いと若いスタッフの活
てきただけです」
。店の扉を開け
皆さんに役に立ちたい思いでやっ
分でもわかりません。ただ地域の
かと越栄シェフに尋ねてみた。「自
ん売れていく。その魅力は何なの
しているが、作った先からどんど
だけでなく、毎日増産体制で対応
に成長し、年末や卒入学の繁忙期
今では、夏の看板商品「メロン
ボール」と同じく、店の看板商品
歴史を支えるストーリーがある。
ぼこぼとした食感。そこには店の
思い出すぬくもりのある甘味とこ
ひとくち頬張ると、思わず故郷を
と、ありがたみも増すというもの。
う素朴な想いから生まれたと聞く
地元の人においしいお菓子をとい
策 と し て 考 案 さ れ た わ け で な く、
にも驚かされる。しかも、観光対
も前に世に出していたということ
20
したい」
。そんな思いに触れたく
加賀
北浅井
取寄可 取寄
通年
常温
2週間
若杉
■ケーキハウス マルフジ
70120-22-7866
http://http://www.marufuji.cc
小松市沖町ナ-30 営/10:00〜19:00 休/月曜、
第2・第4火曜
(祝日は営業)
席/25席 P/22台
て、今日もたくさんの人が集う。
沖町
18
19
2
305
小松工高
マルフジ
JR小松駅
金沢
アル・プラザ
園町
糸町
五郎時金時のペーストを
炊きながら練り上げる。
特製パイ生地に絞っているところ。
焼き色がほんのりつくまでオーブンで熱する。
毎日現場に立つ
越栄シェフ。
「いもほり長者」
の原型。
今は期間限定で提供する。
「五郎島ポテト」
。
量り売り。
「五郎島金時のタルト」
1 個 440 円。
「五郎時金時のロール
ケーキ」1本 1,700 円。
『かわに』
代表の
河二敏雄さん。
鉄板の上で出荷を待つ
「いもほり長者」
。
「まーるレーヌ」
、
「焼きドーナツ」
のセットが人気。
「まごころギフト」
小1,730円、
中2,420円、
大3,520円。
ヴァンドゥーズの接客も素晴らしい。
五郎島金時焼き芋の生みの親
『かわに』
から入荷する芋を使用。