12 月度の「リムエネルギー総合指数 22 種(RECX-22

【プレス・リリース】
2015 年 1 月 6 日
12 月度の「リムエネルギー総合指数 22 種(RECX-22)」の概況について
リム情報開発株式会社(代表取締役社長:盛尚子)は 6 日、弊社が独自に
開発したエネルギー指数「リムエネルギー総合指数 22 種(RECX-22)」の
2014 年 12 月度の概況をまとめました。
レックス 22=12 月も大幅低下、最安値を更新―原油価格の下落が圧迫
「リムエネルギー総合指数 22 種(RECX-22)」の 2014 年 12 月平均は 112.14
と、前月比 20.79 で低下、最安値を更新した。軟調な原油相場に引き摺られ
た。
国内指数(9 種)は前月から 13.49 ポイント低下の 111.90。石油製品は軒並み
16~21 ポイントの大幅低下となった。11 月までの出荷が低調だったため、ディ
ーラー勢が売り急いだことが背景。LPG もプロパンが 9.3 ポイント、ブタンが 7.98
ポイント、ともに急低下した。1 月のアラムコ CP が 12 月を下回るとの予想から、
先安観を抱く売り手が積極的にスポット玉を売り捌いた。
輸入指数(9 種)は前月から 22 ポイント低下し 111.89。全面安のなか、プロパン
は供給過剰感から 25.95 ポイントの大幅低下。最も下げ幅が小さかった LNG で
さえ、約 10 ポイントの下げ幅を記録した。
輸出指数(4 種)は前月から 26.87 ポイント低下の 112.65。ベンゼンは 32.80 ポ
イントの低下。輸出先となる米国市況が下落基調だったため、これに連動した
格好だ。ジェット燃料、軽油、重油(バンカー向け)も 20 ポイント前後の低下。こ
のうちジェット燃料と軽油の中間留分は需要不振が相場を押し下げた。一方、
重油は年末年始を控えて買い気が堅調だったものの、原油安を相殺するには
至らなかった。
ベンチマークとなる 12 月 WTI 原油の月間平均は前月比 15.57 ドル安のバレ
ル当たり 60.78 ドル、ブレント原油は同 15.84 ドル安の同 64.71 ドル。12 月の
TTS 為替レートは 1 ドル=120.24 円となり、前月から 3.53 円の円安となった。
リムエネルギー総合指数 22 種(RECX-22)とは
リムエネルギー総合指数22種(RECX-22)は「石油製品やLPGなどの国内企業間
取引価格」、「石油製品、ベンゼン、LPG、LNG等の日本着の輸入価格」、「ベンゼン、
石油製品などの日本積み輸出価格」から構成・算出されます。
【構成商品】
「国内取引価格(各銘柄の2010年の年間平均価格を100とする)」
・京浜および西日本地区における海上バージで取引される石油製品(ガソリン・灯油・
軽油・A重油・LSA重油・LSC重油・HSC重油)
・京浜および西日本地区における海上バージで取引されるプロパン・ブタン
「輸入試算価格(各銘柄の2010年の年間平均価格を100とする)」
・MRカーゴの石油製品CFR JAPAN(ナフサ・ジェット燃料・軽油・重油・低硫黄重油)
・ベンゼンCFR JAPAN INDEX、冷凍カーゴのプロパンとブタンCFR JAPAN(期近2
期間の平均)、RIM LNG INDEXを日本円換算
「輸出試算価格(各銘柄の2010年の年間平均価格を100とする)」
・ベンゼンFOB INDEXの東西日本平均を日本円換算
・MRカーゴの石油製品FOB JAPAN(ジェット燃料、軽油、重油)
【算出方法】
各銘柄 2010 年の年間平均価格を 100 として、基準年からの変化率の幾何平均
を算出します。
リム情報開発株式会社
(担当: 本間、志賀、阿部)
℡03-3552-2411 https://www.rim-intelligence.co.jp