CT透視下針穿刺用医療ロボットの開発:ロボティックIVRの時代へ

ブース番 号
32
分
野
医療・創薬・福祉
所属・氏名 大学院自然科学研究科(工学系)・亀川 哲志
問
合
せ 先
Tel 086-251-8023
Fax 086-251-8023
E-mail [email protected]
テ
ー
マ
CT 透視下針穿刺用医療ロボットの開発:ロボティック IVR の時代へ
基礎研究
研 究 ステップ
1
2
3
共 同 研 究
コアテック(株)と共同研究中
希 望 先 企 業
その他,医療機器開発分野に積極的な企業
4
○
5
応用研究
【研究の概要と特徴】
CT 透視ガイド下に針を穿刺して行うインターベンションにはラジ
オ波治療,凍結治療,生検,ドレナージなど多岐にわたります.
これらは手術と比べて低侵襲であるのが利点ですが,術者は
CT ガントリの近くで手技を行うため,術中に被ばくするのが最大
の欠点です.この欠点を補うため,術者がロボットを遠隔操作し
て手技を行い,術者の被ばくをゼロにするロボットのシステムの
研究開発を進めています.
【産業界へのアピールポイント】
平成26年に厚労省に採択された,岡山大学病院の「国産医療機器創出促進基盤整備等事業」と関
連があります.これは次世代医療機器開発プロフェッショナルを育成し、事業化を促進する教育プロ
グラムです.関心のある方はお知らせください.
(岡山大学病院 臨床研究推進支援事務室 TEL:086-235-6088)
【想定される用途】
CT 透視ガイド下インターベンションにおける術者被ばくゼロ,手技時間短縮,治療成績向上につなが
ると期待されます.治療成績の向上は,国民の健康向上と医療費削減につながります.術者被ばくゼ
ロと手技時間短縮は,医師の健康障害防止に貢献します.また,術者被ばくがなくなれば,手術と比
べて低侵襲かつ安価な CT 透視ガイド下インターベンションがますます普及し,更なる国民の健康向
上と医療費削減につながることが期待できます.
【特許等知的財産】
本件は,ロボットのシーズから発生したのではなくて,医療現場のニーズから研究開発が2年前には
じまり,これまでの期間でロボティック IVR の可能性をみせるプロトタイプの開発を行ってきたため,い
まの時点では既存技術の組み合わせで特許はありません.今後ロボティック IVR 特有の技術課題を
クリアしていく中で,特許を申請していく予定です.