仕 様 書 1.業務名 浅香山配水場ほかポンプ・モーター保守点検業務 2.履行場所 堺市堺区香ヶ丘町5丁1番80号(浅香山配水場)外4か所 3.履行期間 平成27年1月5日から平成27年3月31日まで 4.業務目的 浅香山配水場ほかポンプ・モーターの機能維持・管理のため保守点検を行う。 5.業務内容 *対象機器の仕様 ① 浅香山配水場(堺市堺区香ヶ丘町5丁1番80号) 1台(№1) ・ポンプ:350×250mm横軸両吸込渦巻ポンプ 形式 DV-CH 吐出し量 25㎥/min 製造者 (株)日立製作所 ・モーター:三相誘導電動機 形式 EFOUN-DQ 出力 280kW 周波数 60Hz 電圧 3,300V 回転速度 1,710min-1 製造者 (株)日立製作所 ② 岩室配水場(高池)(堺市南区晴美台1丁2番1号) 1台(№2) ・ポンプ:300×250mm横軸両吸込渦巻ポンプ 形式 DV-CH 吐出し量 10.5㎥/min 製造者 (株)日立製作所 ・モーター:三相誘導電動機 形式 EFOU-KK 出力 110kW 周波数 60Hz 電圧 6,600V 回転速度 1,755min-1 製造者 (株)日立製作所 ③ 岩室配水場(超高池)(堺市南区晴美台1丁2番1号) 1台(№2) ・ポンプ:200×150mm横軸両吸込渦巻ポンプ 形式 DV-CH 吐出し量 4.5㎥/min 製造者 (株)日立製作所 ・モーター:三相誘導電動機 形式 EFOU-KK 出力 75kW 周波数 60Hz 1/5 電圧 6,600V -1 回転速度 1,755min 製造者 (株)日立製作所 ④ 桃山台配水場(堺市南区桃山台1丁4番2号) 1台(№3) ・ポンプ:250×200mm両吸込渦巻ポンプ 形式 DV-CH 吐出し量 7.76㎥/min 製造者 (株)日立製作所 ・モーター:三相誘導電動機 形式 EFOU-KK 出力 160kW 周波数 60Hz 電圧 6,600V 回転速度 1,755min-1 製造者 (株)日立製作所 ⑤ 小平尾配水場(菅生)(堺市美原区小平尾385番地4) 1台(№1) ・ポンプ:200×150mm両吸込渦巻ポンプ 形式 DV-CH 吐出し量 5.0㎥/min 製造者 (株)日立製作所 ・モーター:三相誘導電動機 形式 TFO-KK 出力 75kW 周波数 60Hz 電圧 440V 回転速度 1,765min-1 製造者 (株)日立製作所 ⑥ 小平尾配水場(さつき野)(堺市美原区小平尾385番地4) 1台(№2) ・ポンプ:200×150mm両吸込渦巻ポンプ 形式 DV-CH 吐出し量 4.0㎥/min 製造者 (株)日立製作所 ・モーター:三相誘導電動機 形式 TFO-KK 出力 60kW 周波数 60Hz 電圧 440V -1 回転速度 1,765min 製造者 (株)日立製作所 ⑦ 菅生配水池(堺市美原区菅生658番地) 1台(№2) ・ポンプ:125×125mm多段ポンプ 形式 GMN-CH 吐出し量 2.2㎥/min 製造者 (株)日立製作所 ・モーター:三相誘導電動機 形式 EFOUP-KK 出力 37kW 周波数 60Hz 電圧 200V -1 回転速度 1,750min 製造者 (株)日立製作所 2/5 *業務内容 ①ポンプ(履行期間内1回実施) ・センターリング測定 ・グリースの補充(コスモワイドグリース WR №2同等品以上) ・グランドパッキンの取替 ・運転確認 ②モーター(履行期間内1回実施) ・ブラシのすり合わせ ・ブラシ寸法の測定 ・絶縁抵抗の測定 ・振動、騒音、センターリング測定 ・外部点検、清掃 その他、詳細については、モーター保守点検項目表、ポンプ保守点検項目表、始動 抵抗器保守点検項目表、始動用電動制御器保守点検項目表を参照すること。 取替、補充部品:(浅香山配水場) カーボンブラシ(12個/台) アースブラシ(2個/台) PGブラシ(4個/台) グリース(補充) グランドパッキン 14.5mm (一式/台)(日本ピラー工業 P#6521L同等品)(取替) カップリングゴム(#8)(8個/台)(取替) 取替、補充部品:(岩室配水場) グリース(補充) グランドパッキン 12.5mm (一式/台)(日本ピラー工業 P#6521L同等品)(取替) カップリングゴム(#6)(10個/台)(取替) 取替、補充部品:(桃山台配水場) グリース(補充) グランドパッキン 16.0mm (一式/台)(日本ピラー工業 P#6501L同等品)(取替) カップリングゴム(#7)(8個/台)(取替) 取替、補充部品:(小平尾配水場) グリース(補充) カップリングゴム(#6)(8個/台)(取替) 取替、補充部品:(菅生配水池) グリース(補充) グランドパッキン 10.0mm (一式/台)(日本ピラー工業 P#6521L同等品)(取替) カップリングゴム(#4)(8個/台)(取替) 上記、カーボンブラシ、アースブラシ、PGブラシについては、点検の結果、 取り替えが必要となった場合のみ、市が支給したものと取り替えること。 なお、取替部品については、受注者にて無償で引き取りを行い、引き取った旨の 書面を、提出するものとする。 6.請負業者賠償責任保険 (1)受注者は、現場業務に着手する前に受注者名で請負業者賠償責任保険に加入契約 すること。ただし、受注者が別途年間を通じて契約している保険が、局が提示する 条件を満たしている場合は、それをもって代えることができる。 (2)受注者は、請負業者賠償責任保険の加入について以下の事項に留意すること。 (Ⅰ)委託内容の変更により履行期間並びに契約金額に変更が生じたときは、保険期 間並びに保険料をすみやかに変更すること。 (Ⅱ)保険によるてん補限度額は次のとおりとする。 ①対人賠償 1)被害者1名あたり 50,000,000円以上 2)1事故全体 100,000,000円以上 3/5 ②対物賠償 1)1事故全体 10,000,000円以上 ③免責金額 1)対人賠償 100,000円以内 2)対物賠償 100,000円以内 ただし、履行場所の条件によっては、この限りではない。 (Ⅲ)保険の期間は、現場業務に着手する日以前から業務完了予定日以降までの間と する。ただし、年間を通じて契約する保険の場合で、その保険期間が上記期間の途 中において満了するときは、無保険期間が生じることのないように新たな契約を行 うこと。 (Ⅳ)保険の被保険者は、堺市上下水道事業管理者、受注者を含むものとする。ただ し、下請負人を使用する場合は、全下請負人も被保険者に含めること。 (Ⅴ)保険契約を締結したときは、その証券又はそれに代わるものの写しを監督員ま で提出すること。保険内容を変更したときも同様とする。 (Ⅵ)本仕様書に定めるもののほか、請負業者賠償責任保険については、監督員の指 示に従うこと。 7.暴力団等の排除について 1.入札参加除外者を再委託先等とすることの禁止 (1)受注者は、堺市上下水道局契約関係暴力団排除措置要綱第2条の規定により準用 する堺市契約関係暴力団排除措置要綱に基づく入札参加除外を受けた者又は同要綱 別表に掲げる措置要件に該当する者を、再委託先並びに受注者及び再委託先の資材、 原材料の購入契約その他の契約の相手方(以下「再委託先等」という。)としては ならない。 (2)これらの事実が確認された場合、本市は受注者に対し、当該再委託先等との再委 託契約等の解除を求めることができる。 2.再委託契約等の締結について 受注者は、再委託先等との再委託契約等の締結にあたっては、再委託契約締結時には 本市の契約約款に準じた暴力団排除条項を加えることとする。 3.誓約書の提出について (1)受注者は、堺市暴力団排除条例第8条第2項に規定する暴力団員又は暴力団密接 関係者でない旨の誓約書を提出しなければならない。ただし契約金額(税込)が 500万円未満の場合はこの限りでない。 (2)受注者は、契約金額(税込)が500万円以上となる再委託先等がある場合には、 これらの者から堺市暴力団排除条例第8条第2項に規定する暴力団員又は暴力団密 接関係者でない旨の誓約書を徴収して、本市へ提出しなければならない。 (3)受注者及び再委託先等が当該誓約書を提出しない場合は、入札参加停止を行うも のとする。 4.不当介入に対する措置 (1)受注者は、この契約の履行にあたり、暴力団員又は暴力団密接関係者から、暴力 団を利することとなるような社会通念上不当な要求又は契約の適正な履行を妨げる 行為(以下「不当介入」という。)を受けたときは、直ちに本市に報告するととも に、警察に届け出なければならない。 (2)受注者は、再委託先等が暴力団員又は暴力団密接関係者から不当介入を受けたと きは、直ちに本市に報告するとともに、当該再委託先等に対して、警察に届け出る 4/5 よう指導しなければならない。 (3)本市は、受注者が本市に対し、(1)及び(2)に定める報告をしなかったとき は、堺市暴力団排除条例に基づく公表及び入札参加停止を行うことができる。 (4)本市は、受注者又は再委託先等が不当介入を受けたことによりこの契約の履行に ついて遅延等が発生するおそれがあると認めるときは、受注者が(1)に定める報 告及び届け出又は(2)に定める報告及び指導を行った場合に限り、必要に応じて 履行期間の延長等の措置をとるものとする。 8.その他 (1)委託契約書 第5条(再委託の禁止)について、再委託の相手方がさらに再委託 を行うことを禁止する条件を附すものとする。 (2)業務完了後、業務に要したのべ日数、のべ人数について報告すること。 (3)点検報告書により点検結果を報告すること。 (4)点検項目ごとに、点検中と点検後の写真を撮り、提出すること。 (5)この仕様書に定めのない事項については、委託業務一般仕様書によるものとする。 5/5 ポンプ保守点検項目表 点検箇所 軸受 点検項目 給油(グリース) 点検内容 ・油量 点検方法 ・目視する。 良否の判定方法及び基準 ・適量の油量であること。 ・油漏れ ・油漏れしていないこと。 ・油の汚れ ・油を少し抜き取って調べる。 整備又は不具合時の対処方法 ・補給する。 ・劣化している場合は、すべて交換 する。 その他 露出回転部 ・防錆 ・防錆油脂を手塗り ・油膜で全面が覆われていること。 ・発錆しているときは錆落しをす る。 ゲージ類 ・正常確認 ・目視する。 ・圧力計類は0点を指示しているこ と。 ・ガラス類は破損していないこと。 カップリング ・締り具合 ・スパナ、レンチで確認する。 ・芯出し測定 ・外周及び面間の振れ、面間すき間 ・ボルトは緩んでいないこと。 を測る。 ボルト ・摩耗程度 ・目視する。 ポンプ全般 ・振動 ・目視し、さらに手で触ってみる。 ・異常でないこと。 ・振動計で測定をする。 ・騒音 ・騒音計で測定をする。 ・異常でないこと。 ・増し締めをする。 モーター保守点検項目表 点検箇所 軸受 点検項目 給油(グリース) 点検内容 点検方法 ・油量 ・油面計、その他により点検し、規定量であるかを調べる。 ・油漏れ ・目視し、さらに手で触ってみる。 ・油の汚れ、劣化 ・油を少し抜き取って調べる。油面に近いところと底部の油を調べ る。劣化の場合は、すべて交換する。 スリップリング 温度 ・軸受温度測定 ・温度計により、軸受温度の上昇測定をする。 振動 ・振動測定 ・振動計により、軸受の振動を測定する。 軸絶縁 ・絶縁抵抗の測定 ・軸絶縁材の絶縁抵抗を500Vメガーで測定する。 集電面 ・局部的な変色、火花痕跡、異常摩耗、面の凹凸の程度 ・目視し、さらに手で触ってみる。変形はダイヤルインジケーターで 測定する。 フォークとブレ 絶縁ボルト ・カーボンダストの付着 ・目視し、さらに手で触ってみる。 接触状態 ・局部的な変色荒損、溶損の有無 ・目視する。 ブラシ ・摩耗度、割損、亀裂接触状態、 ・目視し、ノギス等で点検測定する。 ・圧力、ポケット内でのガタ ・ブラシ圧力を測定する。 ブラシホルダー ・スリップリング機構 ・目視する。 汚損 ・カーボンダストの付着 ・目視し、さらに手で触ってみる。 温度 ・排気の温度ステータフレームの温度、コイルの温度 ・棒温度計等で測定する。 絶縁抵抗 ・ステータコイル、ロータコイル ・1000V以上の機械は1000Vメガーによる。その他は500 ード ブラシとブラシ ホルダー ステータとロータ Vメガーで測定する。 その他 外部 ・ボルトの締付け、各部の変形損傷 ・目視し、さらに手で触ってみる。 カップリング ・ボルトの締付け、損傷の有無、ゴム皮ブッシュの摩 ・目視し、さらに手で触ってみる。スパナにより増し締めする。 耗、変形 騒音 ・芯出し ・ダイヤルインジケーターにより測定する。 ・騒音測定 ・騒音計により、騒音を測定する。 始動抵抗器保守点検項目表 点検箇所 全体 点検項目 設置環境 点検内容 ・通気状態 点検方法 ・確認する。 ・付近に可燃物などがないか。 抵抗素子 締付け ・締付け部及び端子部緩みによる過熱焼損の有無 ・抵抗素子及び端子部の締付けの増し締めをする。 始動用電動制御器保守点検項目表 点検箇所 カムスイッチ その他 点検項目 点検内容 モールド ・損傷、クラック、変色はないか。 ローラー ・円滑に回転するか。錆の発生はないか。 接点 ・接触にアンバランスはないか。 全般 ・運転は円滑に行われているか。 ・異常音はないか。 ・異常発熱の様子はないか。 点検方法 ・目視し、さらに手で触ってみる。 ・目視し、さらに手で触ってみる。
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