チャネルシート工法 チャネルシート工法/導電テープ工法 地下水上昇下地への床材施工 地下水の上昇がある状況下では、床材に様々な不具合が生じる場合があります。 地下水の上昇がある状況下では、床材に「剥がれ」、 「膨れ」、 「突き上げ」、 「ジョイント部のスキ」等の不具合が生じる場 合があります。これに対する対策としては、 『 エポキシ樹脂系 反応硬化形 』の接着剤を用いて施工を行うことが基本です が、地下水の圧力が極端に高い場合、 『 エポキシ樹脂系反 応硬化形 』の接着剤で施工を行っても、 「 膨れ 」が発生す る場合があります。このような場合には、下記のような特 殊工法(チャネルシート工法 )をとる必要があります。 基本的な対応 既存床材の 撤去 下地表面の 乾燥 エポキシ樹脂系 接着剤で施工 エポキシ樹脂系で 膨れが生じた 場合の対応 既存床材の 撤去 下地表面の 乾燥 チャネルシート 工法で施工 価格・規格 チャネルシート工法の原理 床下地補修材/施工副資材 『チャネルシート工法 』では、下地側に溝を設けたシート(チャネルシート) を捨て貼りすることにより水の圧力を分散させ、膨れの発生を防ぎます。 チャネルシートと下地の間に溜まった水は、脱気部より徐々に空気中に 逃がします。 ■通常の工法 価 格 30,000円/巻 品 名 チャネルシート (工事費別) 材 質 軟質ビニル樹脂 寸 法 1.8mm( 厚さ)×1,400mm( 幅 )×10m( 長さ) 10m /巻 28.0kg /巻 梱 包 ■チャネルシート工法 重 量 工法 水圧 水圧 ○下地側接着剤—セメントEP30 ○チャネルシート上接着剤—セメント EP20 水圧 ○ジョイント処理—チャネルシートの上にGPテープ貼り付け 水圧 チャネルシート工法の構成 用途 チャネルシート工法で施工した場合でも、下地の不陸などにより数ヵ所 の膨れが生じる事があります。 脱気部 地下からの水分上昇による床材の膨れ防止のための下貼り材 断面図 ●裏面 ●断面図 仕上げ材料 セメントEP20 1.8mm チャネルシート セメントEP30 導電テープ工法 静電気絶縁下地上への帯電防止床材施工 対応できる床材: セイデンフロア タイヤクフロア・MDⅡ 静電気的に問題ない下地に 静電気的に絶縁物となる下地に帯電防止性能を付与させたい場合、 床材裏面に導電性のある導電 糸等がラミネートされた帯電 防止床材を使用し、かつ導電 糸をつなぎ合わせるように導 導電糸 電テープを施工することによ り、静電気をアースへ逃がす 回路をつくります。 下地が絶縁物であっても電気 約50mm の流れができるので、帯電し た電気を漏洩させることが可 セイデンフロア、タイヤクフロア・MDⅡの裏面 能になります。 ①コンパネ下地 ②塗り床上への重ね貼り ③ビニル床タイル、ビニル床シートへの 重ね貼り ④コンクリートの乾燥が極端に進んでお 9 り、漏洩抵抗値が10 Ωを超える下地 一般の工法 導電テープ工法 価格・規格 価 格 (工事費別) 12,000円/巻 品 名 導電性テープ 寸 法 0.13mm(厚さ)×50mm(幅)×20m(長さ) 20m /巻 0.3kg /巻 梱 包 アース アース板 導電テープ 導電糸 セイデンフロア裏面の黒い糸 セイデンフロア裏面 「導電テープ工法」での、 静電気の流れ 332 ●通常のモルタル、コンクリート下地 9 ( 漏洩抵抗値が 10 Ω以下の下地 ) 静電気的に絶縁物となる下地に 重 量 用途 絶縁下地上へのセイデンフロア、 タイヤクフロア・MD Ⅱ施工用
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