Carbozinc 859

Carbozinc® 859
Selection & Specification Data
塗料のタイプ:
有機ジンクリッチエポキシ
一般特性:
低 VOC の有機ジンクリッチプライマー。上塗りまでの時間が極
めて短く、ショップや現場での作業完了までの時間を短縮する。
VOC 量は 360g/L (3 ポンド/ガロン、希釈時)で、あらゆる産業分野
で幅広く使用されている。
特長:
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接合面への使用に関して、Class B のすべり係数を持ち、
クリープ試験基準に適合
硬化が速く、24°C/ 50%RH では 30 分で塗り重ねが可能
SSPC Paint 20 (Type II) に適合
低温硬化性に優れ、2°C でも硬化する
付着性に優れる
カット部下の腐食を防ぐ
ASTM D 520 Type II の亜鉛末で提供可能
現場で実証された、優れたスプレー作業性
ハケ・ローラー用小面積補修塗りプライマーとして優れる
VOC に関して、AIM 規制に適合
色相:
グリーン(0300)
仕上げ:
つや消し
下塗り:
セルフプライミング性
上塗り:
曝露条件に応じて、アクリル・エポキシ・ポリウレタン系塗料が
使用できる。発泡を防ぐため、ミストコートが必要な場合がある。
乾燥膜厚:
75-125 m/ 回
1 回の塗装で 250 m を超えないこと。
固形分:
66 ± 2 (容量%) (ASTM D 2697 に基づく)
乾燥塗膜中の亜鉛含有量は 81(重量%)
理論塗付量:
25 m の場合
26.0 m2/L
75 m の場合
8.6 m2/L
125 m の場合
5.2 m2/L
混合あるいは塗装時のロスを見込むこと。
無希釈:
326 g/L
#2シンナーで10容量%希釈:
374 g/L
#33シンナーで10容量%希釈:
378 g/L
上記は公称値である。光化学不活性な溶剤が必要な場合は、
#76シンナーを使用。
VOC:
下地処理
一般:
鋼材:
SSPC-SP 6 (ISO Sa 2) (表面粗度: 25-75 m)。補修塗りの場合
は SSPC-SP 2 または SP 3 に従って面を粗くする。
Performance Data
試験方法
(ASTM)
D 2794
耐衝撃性
D 4541
付着力試験
D 522
柔軟性
D 870
浸漬試験
塗装系
A) 859 単層
B) 859/ PU*
Gardner 衝撃試験器(直接)、
インチ-ポンド、1/8”厚鉄板
A) 859 単層
B) 859/ PU
(空気圧式)
C) 859/エポキシ/ PU
(エルコメーター)
A) 859 単層
B) 859/ PU
859/エポキシ/ PU
A) 5%食塩水/ 24°C/ 30 日
B) 淡水/ 24°C/ 30 日
結果
A) 160
B) 100
(最小値)
A) 5.8 MPa
B) 7.6 MPa
C) 4.2 MPa
A) > 6%
B) > 5%
カット部に錆
なし、フクレ、
軟化、退色も
なし
(A, B 両条件)
859 単層
A-490 ボルトスペック、
すべり係数
Class B 合格
最大乾燥膜厚 150 m、
最大希釈率 10%
PU*: ポリウレタン
追加のデータおよび試験報告書は書面での請求で入手可能。
混合および希釈
混合:
Part A を動力撹拌し、撹拌したまま亜鉛末を Part A にふるい入
れる。ここに、別に動力撹拌した Part B をゆっくりと加える。これを
30 メッシュで濾過する。部分的に混合することは推奨されない。
コツ: 亜鉛末を Part A にふるい入れる際は、網戸の網等を通
すとよい。これにより、乾燥した塊状の亜鉛末が砕かれ、あるいは
捕らえられるため、混合が容易になる。
希釈:
通常、希釈は不要であるが、#2 あるいは#76 シンナーで 10 容
量%まで希釈することもできる。高温あるいは強風の場合、#33 シ
ンナーで最大 10 容量%の希釈を行う。カーボライン社が推奨、供
給する以外のシンナーを用いた場合は、塗料の性能に悪影響を
与える恐れがあり、明示または暗示による一切の保証を無効とす
る。HAP や VOC の排出を抑えたい場合には、#236E シンナーを
使うことも可能。詳しくはカーボライン社技術サービスまで。
表面は清浄で乾燥していること。塗料の付着性に影響を与え
る可能性のあるごみ、ほこり、油脂類、その他の付着物を、適切
な方法を用いて除去する。
2013 年 1 月改訂
上記記載の技術データは正確を期されていますが、改良等の為に予告なしに内容が変更されることがあります。内容について更に詳しくお知りになりたい
場合は、弊社の特約販売店迄あるいは直接弊社迄お問い合わせ下さい。製品の品質については充分な管理がなされていますが、塗装作業の結果生ずる可能
性のある塗料の問題あるいは膜厚等の過不足等の問題については、弊社は責任を負いかねます。
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Carbozinc 859
混合比:
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0.8 ガロンキット
0.35 ガロン
0.20 ガロン
14.6 ポンド
Part A
Part B
亜鉛末
4 ガロンキット
1.77 ガロン
1.00 ガロン
73 ポンド
硬化時間
被塗面温度
(湿度 50%)
ハンドリング
時間
塗り重ね時間
2°C
8 時間
6 時間
10°C
5 時間
2 時間
24°C
2 時間
30 分
可使時間:
4 時間 (24°C)
可使時間が終わりに近づくと、塗料はコシを失いタレ始める。
高温では可使時間はさらに短くなる。
塗装機器
以下は、本製品を塗装する場合の塗装機器に関する一般的
な指針である。塗装現場の状況によっては、望ましい結果を得
るためにはこれらの指針の変更が必要な場合もある。
スプレー(一般):
以下のスプレー装置は、本製品の塗装に適することが確認さ
れたものであり、Binks、DeVilbiss、Graco などのメーカーから入
手可能である。塗装作業中は塗料を緩やかに撹拌し続けるこ
と。
エアスプレー:
38°C
1 時間
30 分
上表は、乾燥膜厚 75 m の場合である。厚膜・換気不足・低
温等の条件では乾燥時間が長くなり、溶剤の閉じ込めや早期不
具合が発生する可能性がある。特定の上塗り塗料は、さらに短
時間で塗り重ねが可能である。推奨品あるいは試験結果につい
ては、カーボライン社に問い合わせること。
最大塗り重ね時間は設定されていない。上塗りをする際には、
被塗面は清浄で乾燥していればよい。ルーズな白亜化部や白
サビは、良好な塗装作業習慣に従って除去する。特定の情報
については、カーボライン社に問い合わせること。
清掃および安全情報
2 つの調圧弁を備えた撹拌機つきの圧力ポット、最小内径 3/8
インチの塗料用ホース、内径 0.07 インチのフルードチップおよ
び適切なエアキャップを使用する。
清掃:
エアレススプレー:
安全情報:
・ 圧縮比(最小):
30 : 1*
・ 吐出量(最小):
3.0 ガロン/分
・ ホース内径(最小):
3/8 インチ
・ オリフィスサイズ:
0.017-0.023 インチ
・ 塗料圧:
13.8-15.2 MPa
・ メッシュ:
60 mesh
*: テフロンパッキングが推奨され、メーカーから入手可能。
このデータシートと MSDS にある、あらゆる安全衛生情報を読
み、これに従う。通常の作業と同様の安全対策を講じる。化学物
質に過敏な作業者は、防護服、手袋を着用し、顔や手を含むあ
らゆる曝露される部位に保護クリームを塗る。
ハケ・ローラー:
小面積およびタッチアップの場合にのみ使用する。大面積に
はスプレーにて塗装する。
塗装条件
最低
塗料
温度(°C)
被塗面
温度(°C)
気温
(°C)
湿度
(%)
4
2
2
0
32
49
43
95
最高
工業的な基準としては、被塗面温度が露点を 3°C 以上上回っ
ていることである。本塗料については、被塗面温度が露点を上回
っていれば塗装できる。被塗面温度が露点を下回って結露が起
こった場合は、フラッシュラストが発生し付着力の低下に繋がるこ
とがある。通常の塗装条件の範囲外の場合には、特別な塗装方
法が必要になる場合がある。
#2 シンナーかアセトンを使用する。漏出時は、地域の法令に
従って回収、廃棄する。
換気:
密閉された場所で使用する場合、作業中および作業後に塗
膜が硬化するまで、徹底的に換気を行う。換気装置は、使用さ
れた溶剤の揮発蒸気が空気中で爆発限界の下限に達しないよ
うにするだけの能力を持つものでなければならない。これに加え、
作業者は、適切な呼吸装置を着用しなければならない。
本製品は可燃性の溶剤を含有するため、スパークあるいは裸
火に近づけないこと。電気機器および設備は、米国電気工事規
程に従って製造され、接地してあるものを使用する。爆発の危
険がある場所では、作業者は非鉄工具を使用し、導電性の衣
服と火花を発生しない靴を着用する。
荷姿、取扱および保管
保存可能期間(24°C):
Part A:
Part B:
亜鉛末:
未開封で保管条件に従った場合。
製造後 36 ヶ月
製造後 24 ヶ月
製造後 24 ヶ月
荷姿:
0.8 ガロンキット
10kg
4 ガロンキット
48kg
保管条件:
温度: 4-43°C
湿度: 0-95%
屋内に保管すること。
引火点(セタ密閉式):
Part A:
Part B:
亜鉛末:
9°C
3°C
なし
2013 年 1 月改訂
上記記載の技術データは正確を期されていますが、改良等の為に予告なしに内容が変更されることがあります。内容について
更に詳しくお知りになりたい場合は、弊社の特約販売店迄あるいは直接弊社迄お問い合わせ下さい。製品の品質については充分な管理がなされていますが、
塗装作業の結果生ずる可能性のある塗料の問題あるいは膜厚等の過不足等の問題については、弊社は責任を負いかねます。