6 多施設合同研修 (静岡県受託事業) 1) 新人看護職員研修 平成 22 年 4 月から新人看護職員研修が努力義務化され、各施設は新人看護職員研修ガイドラインに基づき、新人看護職 員研修の充実に努力しています。しかし、入職者数が少ない、指導のできる看護師がいない等でガイドラインにある項目の研修 企画が困難な状況の施設もあります。そこで、すべての新人看護職員が研修受けられるように、静岡県看護協会は、静岡県の 委託を受け多施設合同の研修を実施してきました。 平成 25 年度までは看護技術に重点を置いていましたが、平成 26 年度は 1 年間を通して、勤務施設と連携し支援できるよう に、以下のように変更しました。 * 研修は入職後の時期の新人看護職員の状況を考慮し、1 年を通したプログラムとする * 研修項目は、臨床実践能力のⅠ基本姿勢と態度、Ⅱ技術的側面、Ⅲ管理的側面 を網羅する * 新人看護職員が主体的に学習できるように、施設の指導者との連携を大切にする Off- JT(多施設合同研修)と OJT の連携のため、施設の指導者と連携・相談して実施する予定です。研修はできる限り、全課 程を受講していただきたいと思いますが、施設の研修計画を補完する研修として一部分の研修に参加も可能です。 (1) 目的 新人看護職が安全で確実な看護が実践できるように、必要な知識・技術・態度を学ぶ。 (2) 目標(期待される能力) ① ② ③ ④ ⑤ 看護職員としての自覚と責任ある行動ができる。 生涯にわたる主体的な自己学習の必要性が理解できる。 患者の理解と患者・家族と良好な人間関係を確立することができる。 指導を受けながら、正確で安全な看護を提供できる。 科学的・法的根拠を理解し、チーム医療における自らの役割を認識することができる。 (3) 受講条件・定員 新人看護師(免許取得後初めて就労する看護師) で、すべての研修を通して受講できる者 40 名。 (施設の研修と組み合わせて、必要な研修のみ受講したい者は聴講となります。研修項目(4)(5)は受講できません。) (4) 研修項目・内容及び時期 項目 日時 会場 (1)看護職員 5/9(金) としての自 9:30-16:30 覚と責任 看護協会 (2)医療安全 感染管理 (3)患者理解 と人間関係 (4)看護技術 救命救急 処置技術 (5)看護技術 フィジカル アセスメント (6)看護技術 摂食・嚥下 研修内容 ☆講師 聴講申込 看護職員としての自覚と責任ある行動ができる。 ① 仕事とは ☆大川郁子(コーチングソルナ) 30 4/1 ② 病院経営と顧客満足 名 ~10 ③ 自己啓発と社会人力 6/13(金) 医療安全を確保するための基礎を理解し、日常生活を効果的に実践できる。 9:30-16:30 ① 管理的側面から医療安全とは ☆増田伊佐世(榛原総合病院) 30 4/1 看護協会 ② 新人が起こしやすいインシデント・アクシデント 名 ~10 ③ 感染管理の基本 ☆松井泰子(浜松医療センタ-) ④ 感染予防の実際 7/7(月) 患者の理解と患者家族と良好な人間関係を確立することができる。 9:30-16:30 ① 対人関係の基礎 ☆大村 壮 (常葉大学) 30 5/1 あざれあ ② 医療従事者としての適切なコミュニケーション 名 ~10 (静岡) ③ 心とからだをリフレッシュ 8 月上旬 救急時に必要な救命処置の技術と看護の基礎的な看護実践能力を高める。 9:30-16:30 ① 急変時の対応方法 静岡医療センター ② 病室での急変シュミレーション 浜松医療センター ③ 急変時の対応と業務の優先順位 10/2(木) 臨床で活用できるフィジカルアセスメントの知識と技術を習得する。 又は 3(金) ① フィジカルアセスメントの仕方 9:30-16:30 ② みんなで考えるフィジカルアセスメント 静岡県立総合病院 11 月上旬 各日 安全・安楽な日常生活援助ができる。 9/1 9:30-16:30 ① 安全な食べ方とポジショニング 20 ~10 東部・西部 ② 摂食・嚥下障害のある患者の食事介助 名 項目 日時 会場 (7)看護技術 12 月上旬 身 体 機 能 東部・西部 維持のため の援助 (8)学習成果 2/5(木) と今後の課題 9:30-16:30 看護協会 研修内容 ☆講師 安全・安楽な日常生活援助ができる。 ①可動性の障害に伴う身体機能の影響 ②手術後、麻痺等で活動に制限のある患者の援助 看護師としての自己の成長について考えることができる。 ①私が体験した看護 ☆大川郁子(コーチングソルナ) ②私が大切にしたい看護 聴講申込 各日 10/1 20 ~10 名 30 名 12/1 ~10 (5) 受講料 無料ですが、資料代の負担をお願いする場合があります。 (6) 申込方法 3/20-31 の期間に、静岡県看護協会ホームページの教育研修より申込んでください。 聴講については、各聴講申込期間にホームページからお申込み下さい。 (7) その他 ① (1)~(8)の研修項目を全て受講した者には、「新人看護職員研修 受講証明書」を発行します。 ② 施設の指導者に研修内容の情報を提供します。 ③ 研修開催中、離職防止コーディネータが新人看護職員の相談に応じます。 (8) 問合せ 教育研修部 TEL 054-202-1760 2)新人助産師研修 (1) 研修の目的 専門職業人として成長するために、新卒助産師自らが目標を持って主体的に能力開発に取り組むことができるように、自分 のキャリアパスを描くことができる (2) 目 標 ① 先輩助産師のキャリア形成のプロセスに触れ、自分のキャリアパスを描くことができる。 ② 助産師としての倫理的課題を考えることができる。 ③ 新人助産師との交流を通して、自分の描いたキャリアパスの確認ができる。 (3) 研修内容 ① ② ③ ④ 新人助産師への期待(キャリアパスを描こう)(講義) 周産期領域での倫理的課題(講義) 先輩助産師の活動に触れる(先輩助産師の講義) 演習 (4) 日 程 平成 27 年 1 月 28 日(水) 10 時~16 時 30 分 (5) 対 象 新卒助産師(免許取得後初めて就労する助産師) (6) 定 員 20 名 (7) 会 場 静岡県看護協会 (8) 申 込 11 月 1 日(土) ~ 10 日(月) 静岡県看護協会ホームページの教育研修より申込んでください。 (9) 問合せ 教育研修部 TEL 054-202-1760
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