「この道しかない」 - 鹿児島市政の発展に取り組んでいく/自民党鹿児島

自民党市議団
議会報告
若者定住促進対策は
「この道しかない」と訴えるも…
昨年「まち・ひと・しごと創生法」 発する施策の実現に邁進してまい 着と誇りを持ちながら、これから
が、制定されました。若い世代の ります。
のまちを創り、未来へ引き継いで
就労・結婚・子育ての希望の実現、 本年三月に完成予定の「喜入公 いくことが求められています。
東京一極集中の歯止め、地域の特 民 館 多 目 的 ホ ー ル 」 の 施 設 整 備 自民党市議団は、地域コミュニ
性に即した地域課題の三つの視点 を最後に、新市まちづくり計画に ティの活性化を図るべく、各事業
から、魅力あふれる地方を創生す 基づく事業は終りとなります。今 の実現に向けて、これからも真摯
るというものであります。創生法 後 に お い て は、 第 五 次 鹿 児 島 市 に取組んでまいります。
の三つの視点を本市の実情に当て 総合計画に基づき、各施策
はめるとき、市中心部と周辺地域 が展開されることとなりま
の課題と同様のことであると感じ す。より創意と工夫に満ち
るところであります。今回の定例 た、自主的・自立的なまち
会においても、地域の高齢化と人 づくりを展開していくため
口減少に対応し、今求められる地 には、行政のみならず、市
域への若者定住を誘発する施策を 民、事業者などあらゆる主
講じる必要がある、という思いか 体が、適切な役割分担の下
ら個人質疑を致しました。しかし で参画し、協働していくこ
ながら、当局の見解は、相変らず とが求められています。
の「 さ ら に 検 討 し て ま い り た い 」 私たちは、人と人がつな
との答弁に終始しています。
がる温もりに満ちた地域社
これからの地域コミュニティの 会 を 形 成 す る こ と に よ り、
充実を図るには、若い世代の確保 生きる喜びを感じながら健
が必要不可欠であります。これか やかな生活を営んでいかな
らも諦めることなく、少子高齢化 ければなりません。先人達
が進行する地域への若者定住を誘 が築いた歴史や文化への愛
旧麓お達者クラブ製作
市議会議員
2015年1月発行
〒892-8677 鹿児島市山下町11-1
TEL.099(216)1435 FAX.099(222)4771
堀すみのり
自由民主党鹿児島市議会議員団
No. 38
議 会 報 告
2015年1月発行
(2)
今回の補正予算は、補助内示に基づく社会福祉施設の整備に対する
補助金及び市単独の公共事業費と、市債管理基金への積立金及び
職員の給与改定等に要する経費等補正額34億6,945万4千円を
追加し
総額で
2,427億242万9千円となりました。
補正予算の主な内容
(単位:千円)
事業内容
総
務
民
生
商
土
工
木
補正額
市債管理基金積立金
市税還付金
ゆうあい訪問給食事業
小児慢性特定疾患治療研究事業
費 福祉総合情報システム改修経費
高齢者住宅改造費助成事業
介護老人福祉施設等整備費補助金
費 中央卸売市場特別会計繰出金
3,019,400
40,000
4,273
49,817
5,000
費
8,636
27,192
4,876
道路維持事業(麓〜渕田線を含む)
費 側溝整備事業(中黒石線を含む)
訴訟に要する経費
29,420
69,880
800
条例その他の案件
◦鹿児島市指定居宅介護支援等の事業の人員及び
運営の基準に関する条例制定の件
◦鹿児島市指定介護予防支援等の事業の人員及び
運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防
のための効果的な支援の方法の基準に関する条
例制定の件
◦鹿児島市地域包括支援センターの包括的支援事
業の実施に係る基準に関する条例制定の件
◦鹿児島市国民健康保険条例一部改正の件
◦鹿児島市子ども・子育て会議条例等一部改正の
件
◦鹿児島市指定障害福祉サービスの事業の人員、
設備及び運営の基準に関する条例及び鹿児島市
障害福祉サービス事業の設備及び運営の基準に
関する条例一部改正の件
定める条例一部改正の件
◦訴えの提起に関する件(区画整理事業に伴う補
償等に係る過払金の返還)
◦鹿児島市地区計画の区域内における建築物の制
限に関する条例一部改正の件
◦鹿児島市営住宅条例一部改正の件
◦鹿児島市道路占用料条例一部改正の件
◦鹿児島県市町村総合事務組合を組織する地方公
共団体の数の減少及び同組合の共同処理する事
務の変更並びに同組合規約の一部変更に関する
件
◦特別職の職員の給与に関する条例等一部改正の
件
◦職員の給与に関する条例等一部改正の件
◦公の施設の指定管理者の指定に関する件(鹿児
島アリーナ・かごしま環境未来館)
◦鹿児島市消防団員等公務災害補償条例一部改正
の件
◦損害賠償の額の決定の件(市立病院における医
療事故)
◦専決処分の承認を求める件(衆議院議員総選挙
等に要する経費)
◦鹿児島市公営企業職員の給与の種類及び基準を
※平成 25 年度鹿児島市一般会計歳入歳出決算等 16 件の認定
議 会 報 告
(3)
で11の受託組織がある。
◦本庁の他、各農林事務所に技術職員や営農指導
員を配置し、県や農協などの関係機関と連携を
密にしている。都市農業センターなどとも連携
し、技術者の育成を図っていくことが課題であ
る。
◎定住促進に関する補助等について
質疑
◦薩摩川内市等の現状
(25年度の移住世帯・人数)
◦他都市の状況を踏まえた本市の見解
◦子育て世代の定住促進に関する補助制度の創設
を
答弁
答弁
◎椋鳩十児童文学賞作品記念映画化決定に
関連して
◎都市農業センターについて
質疑
◦薩摩川内市88世帯・228人、霧島市31世帯・89
人、阿久根市14世帯・31人等
◦農山村地域や中心市街地の居住促進、地域経済
の活性化などへの対応として、一定の効果があ
る。
◦地方創生の取組の中で、定住促進のためにどの
ような方策があるのか、さらに検討してまいり
たい。
質疑
◦映画化決定を受けての市長の思い
◦本市の映画撮影等に対する支援概要
◦これまでの支援補助金の交付状況
答弁
◦喜入地域を舞台に映画化されることになり、と
ても嬉しく思っている。全国に情報発信される
絶好の機会であり、喜入地域を含め、本市の経
済・観光振興に大きく寄与するものと考えてい
る。
◦平成25年度から映画撮影等誘致支援補助金制
度を設けたところである。
◦25年度は、映画「六月燈の三姉妹」に対し、
1,000万円を交付している。
質疑
答弁
◦生産者を対象に、優良事例の紹介や、新たな加
工品開発等の研修会を開催している。コマツナ
などを活用した加工品の製造・販売や、黒豚や
黒さつま鶏の加工品の開発につながった。
◦認定農業者は25年度末で166人、新規就農者
は25年度が6人、また多様な担い手の育成で
は、農作業受託組織の育成に努め、25年度末
答弁
◦農業の6次産業化への支援状況と評価
◦認定農業者の育成、新規就農者の確保・育成、
多様な担い手の育成の取組み状況と評価
◦生産者への営農指導の現状と課題
◦県農業開発総合センターと都市農業センターと
の相違、各農産物等の試験研究の連携は
◦都市農業センターが農業振興に果たしてきた実
績
◦都市農業センター経営技術職員の巡回指導の必
要性
◦県内で広く栽培されている普通作、露地野菜、
果樹、切花などで、品種改良や作型試験などを
実施しているが、都市農業センターでは、本市
の主力品目である軟弱野菜や鉢花などの栽培技
術の実証を行っている。実証栽培においては、
県農業開発総合センターに助言を頂いていると
ころである。
◦収量性や作業性の優れた品種の選定、鹿児島大
学と連携しトレビス、桜島大根等の作型確立、
品種改良を進めている。
◦実証された新規品目については、都市農業セン
ター職員も現場に出向き、栽培指導を行ってい
る。農林事務所と連携して農家への普及・産地
定着を図ってまいりたい。
◎観光農業公園について
質疑
◎農林水産業振興プランについて
2015年1月発行
◦開園1年目・2年目の利用者の比較
◦集客増に向けて取り組んだ事例と成果
◦平成26年度の行政評価結果を受けての対応策
◦利用者数は約19万2,800人で34,200人の減、
体験プログラムでは約25,700人で、5,900人
の増となっている。
◦キャンプフェスタ等のイベント開催や周辺農家
と連携したみかん狩り体験等を実施した。体験
プログラムやキャンプ場、県外修学旅行の利用
者が増加した。
◦多様なニーズに合わせてプログラムを創意工夫
するとともに、周辺の観光施設と一体となった
PR等に努めていきたい。
議 会 報 告
2015年1月発行
(4)
中名地域コミュニティ協議会に続け!!
地域コミュニティ協議会の設立に向けて5校区役員の研修会開催
12 月 20 日、マリンピア喜入研修
室において、地域コミュニティ協議会
設立に向けた説明会が開催されまし
た。地域コミュニティ協議会は、これ
まで地域において、それぞれの目的に
活動をしている各団体が、連携し情報
を共有することで、地域のさまざまな
人材や資源を活用して地域の課題を発
見・解決する取り組みを行うものです。
説明会では、平成 24 年8月に設立
された、中名地域コミュニティ協議会
今村亨会長による、これまでの経緯・現況等についての説明、行政当局による設立に向けての考
え方等が示されました。
“渕田のどんじ節”復活に向けて
どんじは胴突き、土突きのなま
りといわれ、地突き櫓を中心に輪
となり、どんじを上げる手縄を
持って、音頭取りとハヤシが交互
に歌いながら地を突くもので、建
築の無事と家の繁栄を願った踊
りです。
(喜入町郷土誌より)
12 月喜入校区公民館まつりで
披露されたのは、渕田子ども会に
よる「どんじ節」の歌のみであり
ましたが、竹内集落長によると、
現在、復活に向けて取組みを始め
ているとのことであり、近々に
“渕田のどんじ節”の完全復活が
期待されます。
編
集
後
記
昨年を振り返る時、広島市をはじめ、全国各地での豪雨災害、御嶽山の噴火、大型台風の来襲等、
自然の猛威を改めて思い知らされた年でありました。
一方、市政 125 周年及び合併 10 周年の記念すべき年でもありました。本年がどの様な年になるか
は分りませんが、お互いに健康に留意して頑張って行きましょう。
※行政に対するご意見・相談等は、
堀 純則(099-343-0823)へ
TEL・FAX ください。