環境形成協定書(ひな型)(PDF形式:245KB)

環 境 形 成 協 定 書
貸主
神 戸 市(以下「甲」という。)と借主
は,平成
年
月
(以下「乙」という。)
日付け締結の土地使用貸借契約(以下「契約書」という。)第
24条の規定に基づき,次により協定を締結する。
(目的等)
第1条
この協定は,法令,契約書に定めるもののほか,乙が履行しなければならない事項
を定め,もってポートアイランド第2期の健全な発展及び良好な環境の創造に寄与する
ことを目的とする。
2
乙は,信義を重んじ,誠実にこの協定を履行しなければならない。
(土地の管理)
第2条
乙は,契約書第6条の規定に基づき引渡しを受けた土地(以下「土地」という)
を廃棄物処理,環境衛生の保持,火災予防及び排水等の面から常に良好な状態を保てる
よう善良なる管理者の注意義務をもって維持管理しなければならない。
(土地の形状の変更)
第3条
契約書第6条の規定に基づく土地の引渡し後,土地の区画形質の変更をする場合
は,事前に甲と協議し,甲の承認を得なければならない。
(外壁等の後退)
第4条
建築物の外壁又はこれに代わる柱の面は,指定道路境界から3m以上,その他の道
路境界から2m以上,隣接境界から1m以上の後退距離をとらなければならない。
(施設の建設上の制限事項等)
第5条
土地に施設を建設するときは,次の各号に従わなければならない。
(1) 車両の乗入れ施設は,1区画につき2か所以内とし,幅員は6m以下とする。位置等
については,甲の承認を得なければならない。
(2) 主要門は,隣接道路境界線から2m以上離して設置するものとする。
(3) 塀を設置する場合は,周囲の環境に留意し,高さは当該地表高1.8m以下とし,道路
沿いについては,生垣または透視可能なフェンスとする。ただし,中央緑地軸に面する
場合はフェンスを設置しない。
(4) 業務車両及び通勤車両等業務上必要な駐車施設を十分確保するものとする。
(5) 施設は,準防火地域の指定に適合する構造とする。
(6) 施設の高さについて航空法(昭和27年法律第231号)第49条の規定に基づき,
KP(神戸港改築工事基準面)+51.5mを超える施設については,神戸空港設置管
理者(神戸市長)の承認を得なければならない。
(屋外広告物)
第6条
屋外広告物の設置方法等については,別紙の基準のとおりとし,その設置について
は,甲の承認を得なければならない。
2
屋外広告物については,法令に定めるもののほか,神戸市屋外広告物条例(昭和31年
10月条例第34号)による。
(建築設備)
第7条
建築設備はルーバー,パラペット等で囲み,公共の場所から見える位置には露出さ
せないものとする。
(緑地)
第8条
土地が道路に面する側にあっては,道路境界から2m以上の幅員で緑地(以下「緑
地」という。)または、オープンスペースを確保・維持しなければならない。ただし,施
設の出入口にあってはこの限りでない。
2
オープンスペースを確保する場合は、周辺環境と調和のとれた舗装をおこなうものと
する。
(植栽基準)
第9条
緑地における植栽量は,10㎡当たり(※1)高木1本以上かつ(※2,3)中低
木合わせて30本以上とし,残りの部分は芝等の地被類で覆うこと。
(※1)高木
植栽時の高さ3.5m以上の樹木でクスノキ,ヤマモモ,イチョウ,ケ
ヤキ等をいう。
(※2)中木
植栽時の高さ1.0m以上の樹木でサザンカ,ツバキ,ウバメガシ等を
いう。
(※3)低木
植栽時の高さ0.3m以上の潅木でサツキ,ヒラドツツジ,アベリア等
をいう。
2
高木の植栽帯は,1:3以下の勾配とする。
3
樹木の種類については特に指定はないが,周囲の環境,街路樹等と調和のとれたもの
とする。ただし,中央緑地軸沿いは落葉広葉樹を一列で等間隔に(5m程度)植栽する
こと。
4
緑地を確保する場所は,排水良好な有機質を含む土壌を深さ1m以上確保すること。
また,植栽を行う際には,樹木1本当たり混合B(1㍑当たりバーク堆肥0.167㎏,
パーライト(黒曜石系)0.666㍑)を高木25㍑,中木5㍑,低木1㍑をそれぞれ加
えるものとする。
5
道路境界沿いの植栽帯に擁壁が必要となる場合には,高さ1.0m以下とする。
6
植栽地内のシガラなど仮設物は,禁止する。
7
その他オープンスペース等の空地には,樹木又は芝等により積極的に緑化を図り,良
好な環境創りを行うものとする。
8
緑地の植栽は,施設の供用後1年以内に完了させるものとする。
(焼却炉の設置及び使用の禁止)
第10条
焼却炉(野焼きを含む。
)の設置及び使用は,禁止する。
(施設における燃料の使用制限)
第11条
重油,軽油及び灯油の燃料としての使用(ボイラー等)は,禁止する。ただし,自家
発電(非常用発電機用に限る。
)は除く。
(中水道の利用)
第12条
中水道(再生水)の利用に努めること。利用にあたっては,甲と協議するものとす
る。
(雑
第13条
則)
この協定の履行に関し,疑義が生じた場合は,甲の解釈によるものとし,定めのない
事項の処理については,甲乙協議して定めるものとする。
この協定を証するため,本協定書2通を作成し,それぞれ記名押印のうえ,甲乙各自そ
の1通を保有する。
平成
年
月
日
神戸市中央区加納町6丁目5番1号
甲
神
戸
代表者
住
所
氏
名
市
神戸市長
久
元
喜
造
㊞
乙
【物件目録1】
(土地の表示)
所
在
神戸市中央区港島南町6丁目
(予定地番
地
目
雑種地
地
積
約5,000㎡
別紙図面の朱線で囲む区域)
㊞