株式会社エイコー Office 2003 のサポート終了を契機に Office 365 ProPlus を導入、 メール サーバー負荷と情報共有の課題を一気に解決 株式会社エイコーは、 「ドキュメント ソリューション」 「IT ソリューション」 「環境エネルギー ソ リューション」を 3 つの柱に事業展開している企業です。オフィスにかかわるあらゆるモノ/ サービ ソリューション概要 ○プロファイル 株 式会 社 エイコー (http://www.eicoh.com/) は 「ドキュメント ソリューション」「IT ソリューショ ン」「環境エネルギー ソリューション」を 3 つの 柱で事業展開している企業です。複合機をはじめ とする OA 機器、IT ソリューション、環境に優し い照明器具や太陽光発電など、オフィスにかかわ るあらゆるモノ/ サービスを提案できるトータル ソリューション プロバイダーとして、お客様のニー ズにこたえます。 ○導入ソフトウェアとサービス ・Microsoft® Office 365 ™ ProPlus ○導入メリット ・1 ライセンスで 5 台まで最新の Office が利用 可能 ・Exchange Online によるサーバー上でのメール の一元管理 ・SharePoint Online による社外からのスムーズ な情報アクセス ○ユーザー コメント 「Office 365 の契約にはサポートも含まれていま すので、積極的に活用しています。マイクロソフ トのレスポンスもすばやく、短時間で問題が解決 していますので、とても助かっています。」 株式会社エイコー IT 経営推進室 係長 石田 和久 氏 スを提案できるトータル ソリューション プロバイダーとしてビジネスを拡張してきた同社は、 Office 2003 のサポート終了をきっかけに、Office 365 ProPlus を導入。それまで抱えていたメール サーバーと情報共有の問題を、一気に解決しました。 ●導入背景 : Office 2003 のサポート終了とメール サーバーの負荷、 情報共有のスピードが課題に 株式会社エイコーは、これまで Windows XP と Office 2003 を活用していましたが、両製品のサ ポート終了に対応するため、OS と Office のリプレースに迫られていました。また、それとは別に、 同社は 2 つの課題を抱えていました。株式会社エイコー IT 経営推進室 係長 石田 和久 氏は次の ように語ります。 「当社では、社外で活動する営業担当者や複合機のサービス担当者に、2011 年から通信機能を搭 載した iPad を配布しています。また、それに合わせてメール サーバーを POP から IMAP に変更し、 異なるデバイスでも同じメールを見られるようにしました。しかし、その影響もあってか、メール サー バーの負荷が高まり、2 ~ 3 か月に 1 回はシステムが停止するトラブルが発生するようになりまし た。また、iPad から事務所の PC に接続できる仮想デスクトップを導入し、社内情報にアクセスし ているのですが、アクセスに時間がかかることも問題でした 」( 石田 氏) Windows XP のリプレースについては、同社は Windows 7 を選択。ただし、Office については、 従来のボリューム ライセンス版にするかクラウド版の Office 365 にするかを、2 つの課題とあわ せて慎重に検討しました。 ●導入の経緯 : 最新の Office 利用に加えて、 サーバー負荷と情報共有の問題を解決できるのが決め手 最終的に、同社はクラウド版である Office 365 ProPlus を選択。2013 年 9 月に契約し、社内 PC の Windows 7 へのリプレースに合わせて、Office 365 ProPlus も順次展開していきました。 Office 365 ProPlus を選択した理由を、石田 氏は次のように説明します。 「Office 365 ProPlus であれば、常に最新の Office を利用できるだけでなく、当社が抱えていた 2 つの課題を同時に解決できると判断しました。まず、Exchange Online を活用すれば、メール サー SharePoint Online を使えば、仮想デスクトップに頼らなくても、 バーの負荷を下げられます。また、 情報にスピーディにアクセスできると判断しました 」( 石田 氏) さらに、BCP の観点からもクラウド版の Office 365 ProPlus はメリットが大きかったと、石田 氏は 次のように強調します。 株式会社エイコー 「万が一、災害が発生すると、社員が出社できない状況もありえます。 「以前は、購入ライセンス数はわかっていましたが、そのうちいくつ利用 しかし、Office 365 ProPlus であれば、1 ライセンスで 5 台のデバイスま されているかを把握するのは困難でした。しかし、Office 365 ProPlus でインストールできますから、自宅の PC にインストールし、業務を継 であれば、管理者用のポータル サイトでライセンスの使用状況がひと目 続することが可能です」( 石田 氏) でわかるので、とても便利です」( 石田 氏) ●導入の成果 : ●今後の展開 : サーバー上でのメールの一元管理と iPad による スムーズな情報アクセスを実現 SharePoint への情報の集約をすすめ、 OneDrive for Business の活用も予定 現在、同社の社員約 380 名全員が Office 365 ProPlus を導入し、最新 現在は、SharePoint Online へのクラウド ストレージからのデータ移行 の Word 2013 や Excel 2013 を利用しています。もちろん、メール ソフ 中ですが、移行完了後は、社内掲示板の情報も SharePoint に集約する トは最新の Outlook 2013 および Web 版の Outlook を活用しています 予定です。 が、これによりメール データの一元管理が実現したと、石田 氏は次の ように説明します。 「これまでは、連絡事項や資料の保存場所を掲示板に掲載し、情報共有 していました。しかし、全員がみるわけではありませんし、掲載できる 「実は、メールを IMAP に変更した際、受信メールはサーバー上で管理で 情報量にも限りがあります。しかし、SharePoint Online に集約すれば、 きますが、送信メールや連絡帳データがデバイスに残ってしまう問題が 強力な検索機能を活用して、情報にすばやくアクセスすることが可能に ありました。しかし、Exchange Online と Outlook 2013 に変更後は、す なります」( 石田 氏) べてのデータをサーバー上で一元管理できるようになり、どのデバイスで も同じメール環境を利用できるようになりました 」( 石田 氏) 売上情報を SharePoint Online に定期的にアップし、グラフなどの見や すい形式で参照可能にする計画も予定されています。それにともなって、 当初の課題であったメール サーバーの負荷の問題も解決しました。運 iPad 版 Office の導入も検討されているところです。 用上の 都 合 から、 一 部、 以前のメール システムも 残しています が、 個々の社員用データ ストレージとしては、OneDrive for Business に期待 Exchange Online 導入後は、メール サーバーのトラブルは皆無となりま が集まっています。個人用データを OneDrive for Business に保存すれ した。SharePoint Online による情報アクセスの整備も、着々と進められ ば、たとえばハードウェアのリプレースも容易になりますし、万が一の ています。 災害時にも、オフィス以外の場所からデータにアクセスできます。 また「少し先になりますが・・・」と断ったうえで、石田 氏は今後の展 「社外で活動する営業担当者やサービス担当者は、iPad でカタログや複 望について、次のように語ります。 合機のマニュアルなどの資料を参照します。このため、別途、クラウド ストレージを契約し、そこに資料類を置いて iPad で参照していました。 「実は、顧客管理ツールの Dynamics CRM Online にも関心があります。 しかし、SharePoint Online を利用すれば、それも不要になります。現在 特に Exchange Online と SharePoint Online との連携ができるので、機 はクラウド ストレージのデータを SharePoint Online 上に移行していま 能や操作性、カスタマイズ性も含めて検討を予定しています」( 石田 氏) すが、移行が完了すればクラウド ストレージの契約は終了する予定で もともとは Office 2003 のリプレースがきっかけでしたが、 す」( 石田 氏) Office 365 ProPlus への変更により、同社は、それまで抱えていた課 さらに、ライセンス管理の面でも、大きな効果があったと、石田 氏は指 題を一気に解決することに成功しました。さらに、Exchange Online と 摘します。 SharePoint Online を活用した新しい情報共有のしくみ作りも始まって います。Office 365 ProPlus は、単なる Office のバージョンアップ以上 の効果を、同社にもたらしたといえるでしょう。 導入についてのお問い合わせ 本ケース スタディは、インターネット上でも参照できます。http://www.microsoft.com/ja-jp/casestudies/ 本ケース スタディに記載された情報は制作当時 (2015 年 1 月 ) のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。 本ケース スタディは情報提供のみを目的としています。Microsoft は、明示的または暗示的を問わず、本書にいかなる保証も与えるものではありません。 製品に関するお問い合わせは次のインフォメーションをご利用ください。 ■インターネット ホームページ http://www.microsoft.com/ja-jp/ ■マイクロソフト カスタマー インフォメーションセンター 0120-41-6755 (9:00 〜 17:30 土日祝日、弊社指定休業日を除く ) ※電話番号のおかけ間違いにご注意ください。 * Microsoft, Excel, Microsoft Dynamics, Microsoft ロゴ , Office 365, OneDrive, SharePoint および Windows は、米国 Microsoft Corporation の、米国およびその他の国における登録商標または商標です。 *その他記載されている、会社名、製品名、ロゴ等は、各社の登録商標または商標です。 *製品の仕様は、予告なく変更することがあります。予めご了承ください。 〒108-0075 東京都港区港南 2-16-3 品川グランドセントラルタワー 5798-TC1
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