機器冷却水・補給水・温冷水使用薬品購入仕様書 (趣旨) 第1条 本仕様書は、春日部市(以下「甲」という。)が使用する冷却水・補給水・冷 温水等の維持管理のため、水質の適正管理を行うために使用する機器冷却水水 質浄化処理剤・機器冷却水抗レジオネラ薬剤・場内余熱利用設備薬注・空調用 冷却塔設備薬注の仕様について定めるものであり、納入者(以下「乙」という。) は、契約書に定めるもののほか、本仕様書に従い、これを履行しなければなら ない。 (品質) 第2条 乙が、甲に納入するごみ処理施設冷却水等使用薬品は、品質管理された原材 料を用い、製造工程及び製品についても品質管理されたものであること。 2 製品の品質は、以下の規格のいずれにも適合するものであること。 (1)機器冷却水・補給水・温冷水使用薬品 春日部市豊野環境衛生センター(以下「当該施設」という。)の機器冷却塔・ 空調用冷却塔・温水・冷水の水質管理用に添加(注入)される薬品であり、 各機器の運転時の安定的な水質を維持するためのもので指定された水溶性 の液体であること。 (2)製品指定 ① 機器冷却水水質浄化処理剤 タワークリン S-512(栗田工業㈱製品) ② 機器冷却水抗レジオネラ薬剤 タワークリン A-555(栗田工業㈱製品) ③ 10kg 入容器 場内余熱利用設備薬注 クリレックス L-109 ④ 20kg 入容器 (栗田工業㈱製品) 20kg 入容器 (栗田工業㈱製品) 10kg 入容器 空調用冷却塔設備薬注 タワークリン V-300 (3)納品に当たっての条件 ①当該施設内(地下 1 階から 5 階)において、保管及び使用に際して周辺環境 に悪影響を与えないこと。 ②労働安全衛生上の作業環境において、有害物質が基準を超えないこと。 ③悪臭防止法に定める特定悪臭物質のガスの濃度が許容濃度を超えないこと。 ④当該薬品を原因とする有害ガス発生による爆発及び中毒事故が起きないこと。 ⑤貯留タンク及び配管内で凝固、分離、沈殿等の異常がないこと。 ⑥新規設備の設置や特別な操作を行うことなく、通常の甲の設備の運転を行う ことで、薬品の性能を発揮できるものであること。 ⑦甲の指定箇所において、薬品の管理のため毎月、各水質の分析を行うこと。 1 (関係する計量証明書を添付すること) 薬品の MSDS 等試験で得られ、証明された薬品性能及び資料に示された薬品性 状を維持すること。なお、試験に要する費用は乙の負担とする。 ア.試験対象 当該施設の機器冷却水・補給水・機器冷却水濾過器逆洗排水・熱交用温 水・冷水等よりサンプリングを行う。 イ.試験項目 稼動中は、毎月、機器冷却水・補給水・機器冷却水濾過器逆洗排水にお いて、電気伝導率・pH・酸消費量・カルシウム硬度・全硬度(補給水)・ 塩化物イオン・シリカ・全リン酸・鉄・濁度・薬剤濃度(タワークリン S-512)・ 濃縮(カルシウム硬度)・濃縮(塩化物イオン)・濃縮(シリカ)について測定を行う こと。 また、温水・冷水については、電気伝導率・pH・酸消費量・カルシウ ム硬度・ 塩化物 イオ ン・シリ カ・鉄 ・亜 硫酸イオ ン・薬 剤濃 度(クリレックス L-109)・硝酸イオン・濁度について測定を行なうこと。 3 乙は、契約締結後、直ちに甲に、納入品の製造方法について明記したものを提 出しなければならない。また、製造方法に変更が生じた場合は、納入前に甲と協 議しなければならない。 4 乙は、契約締結後、直ちに甲に、製造者が作成する成分表等証明書を初回納入 時までに提出しなければならない。 (品質検査) 第3条 乙が、甲に納入する薬品の品質検査は、次のとおりとする。 (1)甲は、製品の品質確認のため、納入品の試料を採取し、品質検査を行うこ とができる。 (2)乙は、甲の検査の結果が不合格となった場合は、乙の負担で交換、または 引き取りなどの措置に応じなければならない。 (納入) 第4条 乙は、甲の発注後、速やかに指定する日時、場所及び方法で納入しなければ ならない。納入の際は、製品の製造元が発行する分析表(成分表)を提出する こと。また、関係法規等を遵守し、事故防止に努め、適正な取扱を行うことと する。(納入時の作業環境への悪影響を生じさせないこと。) 2 次の内容を記載し、初回納入時までに提出すること。 ①納入車両形態 ②輸送事業者名 ③納入予定期間 ④緊急連絡体制 ⑤製造業者及び工場に関する情報(名称・所在地・連絡先) 2 ※ア) 初回の納入に際しては、製造業者発行の有効成分等の証明書を添付す ること。また、納入の都度、納品書を提出すること。 イ) 初回納入前に、既存薬品と混合した場合において異臭、発熱、凝固、 有害ガスの発生等の有無を混合試験した報告書を提出すること。 3 納入作業は、収集車等の業務に支障をきたすことなく行い、事故には十分注意 すること。 4 納入は埼玉県生活環境保全条例に適合した車輛によるものとし、地方税法及び 埼玉県生活環境保全条例に違反する軽油等を使用しないこと。 (納入場所) 第5条 納入場所は、表1のとおりとする。 (納入期限) 第6条 納入期限は、平成 27 年4月1日から平成 28 年3月 31 日のうち甲が指定する 日時とする。 (薬品の保証) 第7条 乙は、薬品の納入について下記のとおり保証すること。 ①当該薬品が、本仕様及び実機テスト時の性能に適合しないことが認められた ときは、納品の受領を中止する場合がある。その際は、乙の負担にて適合す る薬品と直ちに交換すること。 ②薬品中に異物等が混入したと判明した場合は、乙の負担により納入品すべて を入替えること。 ③薬品の性状に起因し甲の設備に損傷又は閉塞等により設備の正常な運転に支 障を与えた場合は、乙の責任において直ちに復旧すること。 ④国、地方公共団体、大学等の公的研究機関において、当該薬品に使用されて いる物質に有害性が認められた場合は、納品受領を中止する場合がある。こ のとき、有害性のない薬品に直ちに全量交換し、これに要した費用は乙の負 担とする。 ⑤乙は、特許権、実用新案権、意匠権、商標権その他日本国の法令に基づき保 護される第三者の権利の対象となっている材料、製造方法等を使用する場合 は、その使用に関する一切の責任を負うこと。 ⑥納入する薬品が常に同一の品質であることを保証すること。 ⑦当該薬品の成分に起因して、大気汚染防止法・ダイオキシン類対策特別措置 法・水質汚濁防止法等の規制基準を超えないこと。 ⑧使用機器への著しい損傷をもたらさないこと。 ⑨労働安全衛生上の作業環境基準を維持できること。 (契約の解除) 3 第8条 次の要件に該当する事項が生じた際は、甲の判断により契約を解除すること ができる。 ①納品された薬品を通常に使用しても、薬品の使用目的を満たさないとき。 ②納品された薬品による注入配管の目詰まりや機器の損傷が著しいとき。 ③納品された薬品の使用により、労働安全衛生上の作業環境の基準を遵守でき ないとき。 ④本仕様書に適合する薬品を納入する見込みがないと判断されるとき。 (契約の終了及び支払) 第9条 納入数量が予定数量に達しない場合、契約期間の満了をもって終了する。 2 原則として、乙は、納入回ごとに請求書を提出すること。 3 提出書類に係る経費は、全て乙の負担とする。 (その他) 第 10 条 乙は、契約締結後、直ちに甲に対して、下記の書類を提出するものとする。 ①化学物質等安全データシート(MSDS) 2 乙は、当該薬品の納入において、甲の構築物を汚染又は損傷させた場合は、乙 の負担で復旧すること。また、当該汚損によって甲に損害を生じさせた場合、甲 の損害を乙は弁償しなければならない。 3 納入時には、納品書を添付すること。 4 乙は、当該薬品について、安全性または有効性、危険性について新たに情報が 得られたときは直ちにその情報を甲に提供すること。 5 本仕様書に疑義がある場合、又はこの仕様書に定めのない事項で必要なものに ついては、その都度、甲乙協議のうえ定めるものとする。 6 納入計画数量 (1)年間納入予定数量 表2参照 (2)1回の納入予定数量 表2参照 4 表1 納入施設名 所在地 受領場所 春日部市 春日部市 ごみ処理棟正面玄関 豊野環境衛生センター 豊野町三丁目6番地 表2 № 1 2 3 4 薬 品 名 称 機器冷却水質浄化処理剤 タワークリン S-512(栗田工業製品) 機器冷却水抗レジオネラ薬剤 タワークリン A-555(栗田工業製品) 場内余熱利用設備薬注 クリレックス L-109(栗田工業製品) 空調用冷却塔設備薬注 タワークリン V-300(栗田工業製品) 年間納入予定数量 1回の納入予定数量 400kg 100kg 750kg 100kg 420kg 20kg 240kg 20kg ※ 納入計画数量は、ごみ処理施設運転状況により満たない場合がある。 5
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