資料2

資料2
自転車施策をとりまく環境
第1回 安全で快適な自転車利用環境創出の促進に関する検討委員会
自転車利用の増加
○ 我が国の自転車の保有台数は、自動車と同程度(約7,200万台)で増加中。
○ 自転車分担率は、世界と比較しても高い水準。
■人口当たり自転車保有台数(国際比較)
■自転車保有台数の推移
(千台)
80,000
70,000
76,090
自転車保有台数
0.00
0.20
0.40
0.60
オランダ(2008)
71,551
60,000
1.11
ドイツ(2008)
0.83
デンマーク(2001)
0.77
スウエーデン(1995)
0.71
ノルウエー(1995)
50,000
0.71
日本(2005)
0.67
フィンランド(1995)
40,000
イギリス(2002)
27,643
アメリカ(1998)
※( )は統計年次
0.38
0.37
0.36
韓国(1996)
0.14
【出典:自転車産業振興協会統計要覧43】
■自転車分担率の国別比較
0
1970
(S45)
0.38
中国(2006)
(2011)H23.3.11
東日本大震災
15,835
0.45
フランス(2000)
30,000
10,000
0.67
イタリア(1996)
自動車保有台数
20,000
人口当たり自転車保有数(台/人)
0.80
1.00
1.20
1980
(S55)
1990
(H2)
2000
(H12)
2010 2013
(H22)
(H25)
※自転車保有台数は標本調査による推計値。自動車保有台数は二輪車を
除く、各年3月の登録台数。
【出典:自転車(S45~H20)(社)自転車協会、自転車(H21~H25)(財)自転
車産業振興協会、自動車(財)自動車検査登録情報協会】
0%
オランダ
デンマーク
日本(2010)
ドイツ
オーストリア
スイス
ベルギー
スウェーデン
イタリア
フランス
イギリス
アメリカ(2009)
5%
自転車分担率(%)
10%
15%
20%
25%
30%
27%
19%
13%
10%
9%
9%
8%
7%
5%
5%
2%
1%
【出典: Cycling in the Netherlands(欧州)
2009、平成22年全国PT(日本)、全米世帯
トリップ調査(アメリカ)2009より作成】
1
自転車利用の多様化
○ スポーツ車、電動アシスト車等の販売台数が急増。
○ 健康増進、環境保全等自転車を利用する理由が多様化。
■車種別販売台数の推移
■自転車を日常的に利用する理由
スポーツ車
約3.5倍
4.0
所要時間が短いまたは一番早く目的地に行ける
71%
運動不足解消になり健康によい
3.5
42%
41%
40%
39%
交通費・ガソリン代が節約できるから
年間販売台数の推移
( H15を1とする指標)
3.0
電動アシスト車
約1.8倍
2.5
2.0
移動中の立ち寄り等に便利
目的地が自転車で行きやすい
自転車に乗るのが好き
クルマを持っていない
移動経路が自転車で走りやすい
1.5
気分転換・ストレス解消になる
1.0
災害等で公共交通が止まっても移動できる
エコ活動に取り組みたいから
0.5
目的地から帰る際、天気が悪いとき代わりの交通手段が確保されている
0.0
その他
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H21
ホー ム 車
シティ 車
マウンテンバイク
電動アシスト車
H22
H23
H24
H25
スポー ツ車
その他
21%
20%
19%
17%
10%
全国27都市居住者を対象に
9%
実施したWebアンケート調査
5%
回答者:1,945人(複数回答可)
6%
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80%
回答した割合
(子供車・幼児車・折りたたみ車)
【出典: (財)自転車産業振興協会
自転車国内販売動向調査】
【出典:国土技術政策総合研究所
平成24年1月実施のWEBアンケート結果より抽出】
2
自転車対歩行者事故の増加
○ 過去20年間で交通事故死者数は6割減少。一方、自転車乗用中の死者数は5割減と減少幅が小さい。
○ 過去10年間で交通事故件数は3割減少。一方、自転車対歩行者の事故件数は3割増加。
■交通事故死者数に占める自転車乗用中死者数の推移
20,000
(人)
(人)
5,000
16,765
(S45)
18,000
■自転車対歩行者事故件数の増減
(件)
1,000,000
(件)
3,000
936,950
2,625
4,500
交通事故死者数
16,000
11,452
(H4)
2,084
(S35)
14,000
交
通 12,000
事
故 10,000
死
者 8,000
数
6割減
8,466
(S54)
1,940
(S45)
1,005
(S54)
6,000
4,411
(H24)
1,177
(H4)
5割減
4,000 自
転
3,500 車
乗
3,000 用
中
2,500 死
者
2,000 数
1,500
4,000
563
(H24)
1,000
2,000
500
2,500
800,000
665,138
2,000
600,000
1,500
400,000
1,000
200,000
500
0
自転車乗用中事故における死者数
0
0
S30
S35
S40
S45
S50
S55
S60
H2
H7
H12 H17
H22
【出典:ITARDA交通事故統計データ】
1,966
0
平成14年
平成24年
全交通事故件数
平成14年
平成24年
自転車対歩行者事故件数
【出典:ITARDA交通事故統計データ】
3
世界的にみて高い自転車乗用中事故の割合
○ 自転車先進国である欧米諸国と比較して、人口あたり自転車乗用中死者数の割合が高い。
○ 自転車関連事故の7割が交差点で発生しており、出会い頭が最も多い。
○ 出会い頭事故の発生確率を比較すると、車道左側通行が最も少ない。
■単路・交差点別の自転車関連事故件数の構成割合(H24)
■各国の人口100万人あたりの状態別死者数(H24)
その他
日本
6.2
13.0
15.1
1.4
7.5
8.6
その他
15%
左折時
2%
右折時
2%
4.1
単路
5.0 6.4
フランス 2.6 7.7
8.3
21.9
13.3
2.5
29.7
出会い頭
44%
30%
出会い頭
10%
ドイツ
N=132,048件
2%
イギリス 1.9 6.7 5.2
交差点内
68%
その他
4%
左折時
10%
4.3
右折時
11%
【出典:ITARDA交通事故統計データ】
アメリカ 2.3
0.0
15.2
15.8
20.0
自転車乗用中
自転車乗用中
39.4
40.0
歩行中
歩行中
■交差点における自転車事故の発生件数
35.0
60.0
二輪車乗車中
二輪乗車中
80.0
自動車乗車中
自動車乗車中
100.0
120.0
その他
その他
(人)
【出典:IRTAD、Road
Safety Annual
Report 2014】
【出典:IRTAD、Road Safety
Annual Report
2014】
【出典:金子、松本、簑島:自転車事故発生状況の分析 土木技術資料51-4 2009】
4
若年層の自転車関連事故の割合が高い
○ 人口千人あたりの年齢層別事故件数は、7~19歳(小・中学生、高校生世代)の割合が高い。
○ 利用目的別死傷者数(自転車乗用中)は、通勤通学の割合が高い(約3割)。
■人口千人あたりの年齢層別自転車関連事故件数(平成24年)
(件)
(件)
■利用目的別死傷者数(自転車乗用中)(平成24年)
(人)
50,000
5
N = 131,119
43,968
4.1
4
40,000
35,238
3
30,000
24,893
2.1
2
1.5
20,000
0.9
1
0.8
0.7
0.7
15,851
0.7
10,000
0.1
4,061
0
1,437
6歳以下 7~15歳 16~19歳 20歳代
30歳代
40歳代
50歳代 60~64歳 65歳以上
0
業
務
運
転
通
勤
通
学
買
い
物
訪
問
散
歩
2,370 1,665 1,531
観
光
娯
楽
通
院
飲
食
185
そ
の
他
不
明
【出典:ITARDA交通事故統計データ】
5