青葉区まちづくり指針(H14)改定への提案

青葉区まちづくり指針改定への提案
青葉区まちづくり指針(H14)改定への提案
住み続けたいまち 青葉
~多世代で暮らすまち 回帰するまち
青葉をめざして~
第10期青葉区民会議
新未来プロジェクト
平成26年12月提出
1
青葉区まちづくり指針改定への提案
青葉区まちづくり指針(H14)改定への提案
青葉区民会議では第8期第9期において未来プロジェクトを設置し、青葉区まちづくり指針の改定に
むけ第一次提案を作成し、平成23年12月に青葉区へ届けました。(添付)
平成25年3月には横浜市都市計画マスタープラン(全体構想)の改定が公表され、その中で各区プラン
策定への取り組みが新たに書き加えられました。その中で、想定以上の人口減少社会の到来や社会経済
状況の変化、さらに東日本大震災がプランそのものへも波及し防災の視点も加味されました。
青葉区の改定作業(H25年度-H27年度 3か年)では策定されたH14以降現在にいたる青葉区現
況報告の情報なども公表されそれらを確認しつつ、新たな視点を加味した区民アンケートを実施しまし
た。
実施
回収
H26年8月5日間 9月3日間 青葉区役所1階ホール
その他 各団体 施設へ依頼
1028 (男性342 女性 654 その他不明32)
青葉区まちづくり指針(H14)ではまちづくりの理念として次世代に引き継ぐまちづくりを目指すため
に、次の3つの点に重点が置かれました。
1.まちの活力を維持するために多様な世代が集うまちづくり
2.水と緑の環境を維持・発展させるまちづくり
3.魅力的な街並みを維持・発展させるまちづくり
青葉区民会議ではH23年度に「すべての世代が住み続けたいまち 青葉」として
1.安心して子育てできるまち
2.生活に便利なまち
3.今の緑を維持するまち
4.地球環境を意識したまち
の4項目をまちづくりへの提案として提出しました。
10期青葉区民会議では、今年度実施した1000人アンケートの集約(以下掲載)をもとに上記の4項
目に加え青葉区のまちづくりへの提案として次の4つの点を提案します。
1)「緑豊かなまち、生活に便利なまち」を目指すこと。
2)30万都市としてすでに成熟しつつある中で、駅に集約を求めるコンパクトシティ構想のようなま
ちづくりではなく、区内全体に緑があり居住地域に住みやすさを向上させること。
3)住民のまちづくりへの意識が高いことから、まちづくりの工程表を具体的に区民に提示し、さらに
住民参加の定期的な話し合いの場・機会を設けることをプランの中に明示すること。
4)さらに、住民の生活に近い地域での具体的なアクションプランとして「地区プラン」の策定を進め
ること。
「田園と都市がほどよく融合したまち」を1000人アンケートでの青葉区民の望むまちとし提案の骨子
としました。
また新未来プロジェクトとして、1000人アンケートから青葉区(民)の特徴として
東京の郊外にあることから
職場に近い
交通利便性が高い
買い物に便利
また地域として
緑が多い
居住空間にゆとりがある
町が新しい
住民は、まちづくりへの意識が高い ことをあげ、このような住民ののぞむまちづくりを指針のなか
で提示していただきたいと考えます。
以下 アンケート回答に沿って 回答内容を提示します。
また 設問ごとに プロジェクトからの提案内容を記載しました。
2
青葉区まちづくり指針改定への提案
■回答者属性について
●性別 1.男性 342 2.女性 654
●年代 1.10代
5 2.20代 79
5.50代 129 6.60代 187
3.その他 32
3.30代
219
7.70歳以上 210
合計 1028
4.40代
193
不明 6
10代 20代 30代 40代 50代 60代 70以上 不明 総計 %
男性
3
24
49
36
28
83
119
342 33%
女性
2
55 170 152
96
98
78
3 654 64%
不明
5
5
6
13
3
32
3%
総計
5
79 219 193 129 187
210
6 1028 100%
青葉区人口統計より
9 月 2014 年現在
青葉区の人口年代分布と今回のアンケート年代分布の違いがあります。
3
青葉区まちづくり指針改定への提案
●職業 1.自営業
2.会社員・団体職員・公務員 3.パート・アルバイト
4.家事専業(主婦╱主夫) 5.学生
6.無職
7.その他
自営
男性
女性
不明
(空白)
総計
27
22
2
2
53
会社員
パート
家事
学生
118
18
3
105
108
331
5
4
1
228
130
335
職業を次のように仕事の有無と家事に分けた
仕事:自営 会社員 パート
家事:家事専業
非仕事:学生 無職
4
無職
7
7
1
15
その他
147
44
11
2
204
18
24
1
不明
4
13
3
総数
342
654
32
43
20
1028
青葉区まちづくり指針改定への提案
●家族構成
1.一人住まい
2.夫婦二人住まい
3.二世代(親と子)
4.三世代(親、子、孫)
5.その他
95
276
578
58
12
3.4.と答えた方へ
□同居するご家族に中学生以下のお子さんがおられる方
□同居するご家族に65 歳以上の高齢者がおられる方
10代
20代
30代
40代
50代
60代
70以上
8
×
(空白)
総計
一人 夫婦 二世代 三世代 その他 7 × 5(4世代)総計
1
4
5
13
10
49
6
1
79
9
27
171
8
1
1
1
218
13
9
153
12
4
1
192
8
24
83
12
2
129
19
87
71
8
1 1
187
30
118
45
12
3
1
209
1
1
1
1
1
1
1
3
95 276
578
58
12 1
3
1 1024
10代
20代
30代
40代
50代
60代
70以上
8
×
(空白)
総計
一人 夫婦 多世代 その他
1
4
0
13
10
55
1
9
27
180
2
13
9
165
5
8
24
95
2
19
87
79
2
30
118
57
4
1
0
1
0
0
1
1
1
0
95 276
637
16
総計
1024
一人 夫婦 多世代 その他
95 276
637
16
5
20代
二世代
三世代
30代
二世代
三世代
40代
二世代
三世代
50代
二世代
三世代
60代
二世代
三世代
70以上
二世代
三世代
総計
中学生以下 65歳以上 両方 総計
20
9
1
30
19
6
25
1
3
1
5
117
7
6 130
117
4
1 122
3
5
8
80
15
9 104
80
11
2
93
4
7
11
14
17
1
32
12
8
20
2
9
1
12
5
25
4
34
3
23
26
2
2
4
8
6
14
3
23
4
10
1
15
2
4
2
8
242
87
24 353
青葉区まちづくり指針改定への提案
●居住年数
1. 5 年未満
4.15~19年
5年未満
10代
20代
30代
40代
50代
60代
70以上
不明
総数
1
49
108
33
13
6
16
1
227
5-9年
9
62
37
12
7
11
138
2.5~9年
5.20 年以上
3.10~14年
10-14年 15-19年 20年以上 その他
総計
2
2
5
3
2
15
78
10
5
32
2
219
44
27
50
1
192
26
17
60
1
129
17
14
143
187
11
18
151
2
209
1
1
2
9
114
86
453
6
1028
5年未満 5-9年
10-14年 15-19年 20年以上 その他
総計
227
138
114
86
453
10
1028
6
青葉区まちづくり指針改定への提案
●住居の種類
1.持ち家
487
216
2.賃貸
35
255
3.社宅
13
4.その他 5
10代
20代
30代
40代
50代
60代
70以上
×
総計
□一戸建て
□集合住宅(マンション・アパートなど)
□一戸建て
□集合住宅(マンション・アパートなど)
持家一戸 持家集合 賃貸一戸 賃貸集合
2
3
15
9
10
38
57
43
13
95
81
50
8
51
68
29
2
26
118
49
18
145
36
2
22
1
2
487
216
35
255
7
社宅
その他
6
7
×
1
1
13
1
2
5
総計
1
2
3
2
1
2
6
17
5
79
218
193
128
186
208
11
1028
青葉区まちづくり指針改定への提案
・アンケート総数 1028
各年代別として凡そ 200 前後集められた。
・男女比 約 1:2
30 代 40 代での女性数が多くなった 70 代では男性の方が多くなった
参考として葉区人口構成を添付したが、当然ながら区の人口分布とは違う構成数となった。
・30 代 40 代 特に働いている層の回答を得たことは、今回のアンケートの特徴です。
・居住年数について
20 年以上が 453 と多く 15 年以上を加えると半数以上となる。
居住年数は年代とともに増加する。反対に 20 代、30 代では 10 年未満が多い。 これは、この年代層が
住居に賃貸が多いことを考慮すると、青葉区での転出・転入の多い年代層と非常に合致する。
また、これは横浜市での統計(H25 )からも 20 代 30 代の転出・転入の多い年代層と合致する。また市
内移動については横浜市統計から都筑区からの転入超過の多さも特徴ととらえる。
20 年以上居住については 60 代 70 代が多く住み続けていることが分かる。
・住居について
20 代 30 代は賃貸集合住宅が多く移動層と連動している。
持家率でいうと 20 代では賃貸が多いが 30 代で半数、40 代以上になると持家率が大幅に増える
参考に青葉区内での町別持家率を添付した。
・家族構成
二世代・三世代が 637 と 6 割を超すことが特徴です。三世代同居も各年代に見られる。
・青葉区では、20 代 30 代は賃貸集合住宅に住み居住年数が短いのは仕事の関係で移動せざるを得ない年
代層と考えられる。
8
青葉区まちづくり指針改定への提案
(参考)
大字・町名
青葉区町別 持家率
駅周辺 郊外
総数(住居の種類・住宅の所有の関係)
住宅に住む一般世帯
1) 主世帯
青葉区
もえぎ野
あざみ野南
田奈町
荏田北
つつじが丘
榎が丘
青葉台
荏田西
荏田町
新石川
藤が丘
あざみ野
市ケ尾町
美しが丘
成合町
下谷本町
上谷本町
寺家町
みすずが丘
もみの木台
鉄町
黒須田
元石川町
恩田町
若草台
さつきが丘
あかね台
すみよし台
みたけ台
梅が丘
松風台
荏子田
桂台
柿の木台
たちばな台
千草台
桜台
大場町
鴨志田町
しらとり台
すすき野
奈良
美しが丘西
奈良町
緑山
-
120020
1503
1679
2055
2170
2336
2454
3866
3960
4393
6510
6541
6905
7698
11175
63245
14
35
48
96
345
793
927
961
1133
1209
1310
1413
1703
1798
1870
2119
2127
2196
2216
2263
2425
2683
2898
2957
3171
3485
3568
3603
3671
3738
56775
青葉区統計ポータル 7-1
持ち家
116874 115580 69584
59.5%
1501
1480
843
56.2%
1677
1659
1073
64.0%
2007
1989
859
42.8%
2032
2016
1259
62.0%
2288
2259
1514
66.2%
2359
2345
1116
47.3%
3778
3736
1737
46.0%
3647
3615
2507
68.7%
4284
4224
2592
60.5%
6185
6133
2760
44.6%
6311
6239
3364
53.3%
6811
6724
3868
56.8%
7647
7579
3817
49.9%
10693
10558
5700
53.3%
61220 60556 33009
53.9%
11
11
9
81.8%
35
35
11
31.4%
34
33
21
61.8%
93
91
81
87.1%
345
343
259
75.1%
791
775
586
74.1%
925
909
634
68.5%
960
949
554
57.7%
1132
1114
541
47.8%
1202
1190
653
54.3%
1310
1293
872
66.6%
1409
1390
736
52.2%
1701
1689
1212
71.3%
1789
1772
901
50.4%
1857
1835
933
50.2%
2116
2077
1353
63.9%
2123
2106
1463
68.9%
2195
2181
1592
72.5%
2203
2177
1274
57.8%
2136
2098
1234
57.8%
2242
2223
1499
66.9%
2510
2481
1316
52.4%
2859
2828
1985
69.4%
2948
2907
2344
79.5%
3026
2988
2171
71.7%
3180
3141
1850
58.2%
3562
3536
2803
78.7%
3593
3565
2530
70.4%
3646
3601
3102
85.1%
3721
3686
2056
55.3%
55654 55024 36575
65.7%
9
横浜市
港南区
金沢区
戸塚区
栄区
泉区
磯子区
旭区
保土ケ谷区
青葉区
緑区
南区
瀬谷区
都筑区
中区
鶴見区
神奈川区
港北区
西区
H20
57.3%
66.1%
65.5%
65.2%
64.2%
63.4%
61.8%
60.8%
60.0%
59.0%
57.0%
56.1%
55.3%
54.1%
53.6%
51.1%
50.9%
47.5%
44.9%
横浜市統計
青葉区まちづくり指針改定への提案
問1 あなたが今住んでいる地域は次のどれに近いと感じますか? (1つ選択)
ア 近くに公園や街路樹があり緑が多い地域
569
イ 商店が近く買物に便利な地域
72
ウ 田んぼや畑が近くにあり田園風景が身近にある地域
139
エ 近くに緑が少ないと感じる地域
18
オ 駅が近くて生活に便利な地域
165
カ 公共施設が近くにある生活に便利な住宅地
27
不明
29
住居地域(町名)を大きく東急田園都市線ぞい750mに掛かる地域(町区分の過半を超える)=沿線
地域とそれ以外の地域=周辺地域とに分けて、意見を集約した。 *駅への徒歩圏を750mとし、沿線
上につないだものを地域とした。
ア
沿線地域1
周辺地域1
不明1
総計1
イ
223
304
42
569
ウ
34
33
5
72
エ
40
93
6
139
オ
11
7
0
18
カ
137
16
12
165
14
10
3
27
10
その他
18
8
3
29
477
471
71
1019
青葉区まちづくり指針改定への提案
問1
❶町別のデータを大きく沿線地域・周辺地域に分けその特徴も抽出した。全体としては、
ア:近くに公園や街路樹があり緑が多い地域が特に多い (569)
オ:駅が近くて生活に便利な地域=都会と認識している層(165)とウ:田んぼや畑が近くにあり田
園風景が身近にある地域=郊外・田園と認識している層(139)が拮抗している
❷また、沿線地域と周辺地域に分けてみた場合、駅周辺でも公園や街路樹があり緑が多いと感じてい
ることが分かった。
(ア+ウ 47%+8% 55% 過半数) 郊外では 85%が緑が多い、緑が近いと感
じている。このことから、青葉区民は自分の住む地域を「都会」
「郊外(田園)」といった対峙型、単
純認識ではなく、緑が豊かな地域という認識が区内全域(駅周辺か否かに関係なく)で見られる傾向
がある。しかも便利性をあげている。 これを「あおばく型」とし、まちづくりを考える大きな視
点とする必要がある。
❸回答の少なかった項目から
イ:商店が近く買物に便利な地域(72)
エ:近くに緑が少ないと感じる地域(18)
カ:公共施設が近くにある生活に便利な住宅地(27)
となったが、
「便利な」に注目すると
オ:駅が近くて生活に便利な地域 (165)とあり、 一つ選択では優先度が下がる項目ではあるが、
便利性では、駅近の便利さが優先されている
❹少数意見
エ:近くに緑が少ないと感じる地域(18) 非常に少なく(1028 総数)2%に満たない。青葉区はや
はり緑が豊かな地域と言えるのではないだろうか。
❺便利性について
オを除いて「便利な」の言葉が入ったエとカが少ない。商店(買い物行動)や公共施設については現
状として住んでいる地域の特性としては「便利」を選んでいない。
青葉区民意識調査 H26 では、青葉区以外に住みたい人(178 人)の中で「住み続けたい気持ちに変
わるために必要なことの順位がある。
「交通の便」の次に「自宅近くにスーパーや店ができる」が挙
げられている。
駅周辺で求められるもの(駅の機能+α)と地域(郊外)で求められるものをバランスよく分散し
て「生活に便利なまちづくり」を提案します。
(参考)
青葉区民意識調査 H26 では、青葉区以外に住みたい人(178 人)の中で「住み続けたい気持ちに変
わるために必要なことの順位がある。
「交通の便」の次に「自宅近くにスーパーや店ができる」が挙
げられている。生活の便利性についてはまちづくりで検討する必要がある。
11
青葉区まちづくり指針改定への提案
問2 あなたは10年後には次のどのような所に住んでいたいと思いますか?(1つ選択)
ア 近くに公園や街路樹があり緑が多い地域
331
イ 商店が近く買物に便利な地域
178
ウ 田んぼや畑が近くにあり田園風景が身近にある地域
93
エ 近くに緑が少ないと感じる地域
5
オ 駅が近くて生活に便利な地域
256
カ 公共施設が近くにある生活に便利な住宅地
127
不明
23
問 2 を特に駅周辺地域と郊外地域に分けその傾向を出した
沿線地域
周辺地域
不明
総計
ア イ
156 79
151 85
24 14
331 178
ウ エ オ
カ その他
34
2 126 65
16 478
52
1 110 60
6 465
7
2 20
3
1
71
93
5 256 128
23 1014
12
青葉区まちづくり指針改定への提案
13
青葉区まちづくり指針改定への提案
沿線地域 減少 ア
増加 イ カ
周辺地域 減少 ア ウ
増加 イ オ カ
周辺地域では特にア~オに移動が大きい
ア 近くに公園や街路樹があり緑が多い地域
オ 駅が近くて生活に便利な地域
ア
沿線地域1
沿線地域2
イ
223
156
ア
周辺地域1
周辺地域2
ウ
34
79
イ
304
151
エ
40
34
ウ
33
85
オ
11
2
エ
93
52
カ
137
126
オ
7
1
14
65
その他 総計
18
477
16
478
10
60
その他 総計
8
471
6
465
カ
16
110
問2
全体的に問1との比較をした場合
❶変化が大きいものは
ア:近くに公園や街路樹があり緑が多い地域 569⇒331
特に周辺地域の変化は 304⇒151 と半減している これは沿線地域での変化 223⇒156 に比較すると
違いが大きいことが分かる。 (半減しているというものの、周辺地域ではアが多数を占めている)
沿線地域では 10 年後も住みたい地域としての緑に関しての変化は少なく地域を移動する傾向が少な
いが、周辺地域では住みたい場所の移動希望があることが分かる
❷10 年後住みたい地域への希望項目の特徴として
沿線地域、周辺地域とも「便利な」が入ったイ、オ、カへの移行がみられる
イ:商店が近く買物に便利な地域
オ:駅が近くて生活に便利な地域
カ:公共施設が近くにある生活に便利な住宅地
❸「便利な」への移行の中でも特に周辺地域ではオへの移行が顕著に表れるのが特徴と言える
16⇒110
周辺地域では 10 年後に住みたい地域として、「駅が近くて生活に便利」を求めている。
❹特にこの変化を年代別に見ると
50 代以上の アからオへの変化が大きいことが分かる
反対に 50 代以下ではアからオへの変化はさほど大きくない。
❺全体として 10 年後は今よりも便利さを望んでいると言える。
❻ア、イ、カの全体での計は問1(668)が問2(637)で同レベル。
周辺地域でア半減、オ大幅増なるものの 全体では❻の結果から
アの「近くに公園や街路樹があり緑が多い地域」
(緑のまちと呼ぶ)に駅の便利さ(機能として何を求
めているかを検討)や公共施設が近くに整備された便利さを付加したいことが傾向として出ている。
❼このことから便利さを求める場合の「便利さ」の中身をまちづくりの中で方向性を明らかにする必
要がある。
問 3 でのまちづくりの方向性に連動する必要がある
青葉区のまちづくりとして駅周辺をさらに便利にするというよりか、これからは地域が歩いて生活に
便利なまちを望んでいる。どのような「便利さ」をどの地域に施策として作るのかを計画として検討
することを提案します。
14
青葉区まちづくり指針改定への提案
■今回 沿線地域と周辺地域の分け方として次のようにした
今回 駅近地域の範囲を決めるに際し田園都市線の各駅から 750m径の円域とした。その中に 50%以
上入る町を繋げたとき 下図の黄色帯となった。本アンケートではこの地域を沿線地域、それ以外を周
辺地域と呼ぶ。
(参考)青葉区町名別人口(H22 センサス)を基に本アンケートで使用した分け方での人口比を算出
した結果、両地域にほぼ半数ずつの結果となった。
これは本アンケート回答者の属性町別をこの分け方で算出した比率1:1とも同じ結果となった。
青葉区全人口 297,878
沿線地域とした町に住む人口
148,712
周辺地域とした町に住む人口
149,166
15
青葉区まちづくり指針改定への提案
問1 ⇒ 問 2 町別 移行状況
ア
×
あかね台
あざみ野
あざみ野南
さつきが丘
しらとり台
すすき野
すみよし台
たちばな 台
つつじが丘
みすずが丘
みたけ台
もえ ぎ 野
もみの木台
荏子田
荏田
荏田西
荏田町
荏田北
榎が丘
恩田町
柿の木台
鴨志田町
桂台
元石川町
黒須田
桜台
市ケ尾町
市ケ尾町
寺家町
若草台
松風台
上谷本町
新石川
青葉台
千草台
大場町
大場町
鉄町
田奈町
藤が丘
奈良
奈良町
梅が丘
美しが丘
美しが丘西
( 空白)
総計
ア
イ
イ
ウ
42
5
26
3
2
8
13
6
13
6
4
21
12
2
11
3
34
10
4
14
2
13
19
33
7
4
6
33
1
24
4
12
2
1
7
5
2
9
7
1
10
10
2
5
1
15
12
2
11
3
5
12
13
3
3
4
24
5
6
5
7
14
1
5
12
1
10
2
2
4
1
ウ
6
6
7
2
14
3
6
1
2
2
5
2
2
2
4
1
5
1
3
2
1
5
1
1
2
3
4
1
7
4
2
6
2
4
8
4
2
2
5
1
5
1
1
1
1
2
17
20
37
5
41
13
569
オ
12
9
3
2
3
2
2
11
1
2
1
1
2
6
4
2
2
7
4
14
1
1
2
2
6
1
11
7
3
1
10
11
2
1
1
2
1
2
5
3
4
3
6
4
5
2
3
1
93
6
6
5
15
1
1
4
14
10
14
1
6
1
1
5
5
5
12
3
1
1
10
28
7
9
1
11
2
7
8
7
2
8
1
3
1
331
72
178
139
11
オ
2
カ
20
1
10
3
1
2
5
カ
3
3
1
9
1
1
4
2
4
4
1
4
1
1
2
1
3
2
9
8
7
35
1
エ
1
1
2
エ
7
2
4
8
9
3
9
4
1
2
7
2
5
23
15
2
3
18
1
1
1
2
25
7
4
7
2
1
4
24
2
1
4
1
2
1
1
1
1
4
2
2
7
2
2
3
9
2
1
1
7
10
1
1
1
3
1
11
8
3
2
14
1
2
1
15
18
5
165
4
6
6
19
4
11
3
13
3
15
2
256
1
1
6
6
3
1
6
1
1
2
4
5
4
2
10
3
27
127
年代別 問1から問2への変更状況
ア
10代
20代
30代
40代
50代
60代
70代
3
47
122
100
68
108
116
564
ア2
1
32
96
64
31
51
54
329
イ
33%
68%
79%
64%
46%
47%
47%
58%
0
6
18
12
9
11
16
72
イ-2
ウ
ウ-2
エ
エ-2
オ
オ-2
カ
カ-2
1?
1
1 100%
0
0
0%
1
1 100%
0
0
11
183%
7
6 86%
2
1 50%
11
18 164%
3
0
34
189%
33
18 55%
1
1 100%
30
36 120%
5
0
34
283%
32
23 72%
3
0
0%
40
52 130%
2
0
26
289%
17
12 71%
5
1 20%
24
41 171%
3
0
26
236%
24
18 75%
2
1 50%
33
50 152%
5
1
46
288%
25
15 60%
5
1 20%
26
56 215%
9
0
178
247% 139
93 67%
18
5 28% 165 254 154%
27
1
特に 60 代 70 代の変化
16
0%
0%
0%
0%
0%
20%
0%
4%
青葉区まちづくり指針改定への提案
問3 青葉区のまちづくりの方向性として次のどちらにあなたの考えは近いですか(1つ選択)
ア 駅を中心に施設を集めて生活に便利なまちづくりを進める
241
イ 地域に必要な施設を集めて歩いて生活ができるまちづくりを進める
748
*ここでいう施設とは、幼稚園╱保育園、病院╱診療所、商店、コミュニティセンター╱集会所、
文化╱スポーツ施設、などを指します。
回答数999
不明
駅周辺
郊外
合計
ア イ
不明
18
49
0
132 332
7
91 367
3
241 748
10
67
471
461
999
問3
❶まちづくりの方向性としておよそ 75%が「地域に必要な施設を集めて歩いて生活ができるまちづくり」
を選択した。
(748 人╱1028 人)
回答者を地域別にした場合でも、
沿線地域では 332 人╱471 人 70.5%、
周辺地域では 367 人╱461 人 79.6%
と圧倒的に青葉区ではイ:
「地域に必要な施設を集めて歩いて生活ができるまち」を選択している。
❷ア:
「駅を中心に施設を集めて生活に便利なまち」を選択した人の総数 482 人とアンケート参加者の町別
による沿線地域に住む人口 481 人(別紙参照)がほぼ重なるのは興味深い。
❸問 3 のイの数は 241 これは問 2 のオ:駅が近くて生活に便利な地域(256)とほぼ同数。このパーセ
ントの人が全体での駅中心派と考えられる。 約 25%
❹沿線地域でも 471 人のうち、332 人がイを選択している。 70.5%
沿線地域の人も「緑のまち」感覚で 7 割がイを選択することが青葉区の特徴と言える。
❺沿線地域、周辺地域の両方の人が考える「駅を中心に施設を集めて生活に便利なまち」を想定している
場合の「駅の機能 あるいは 駅周辺の定義」などをさらにまとめておく必要がある。
問 1、問 2 の結果において、
周辺地域に住む人たちはアが半減しさらにオ:駅が近くて生活に便利な地域への移動が激しかった。
カ:公共施設が近くにある生活に便利な住宅地への移行が多く、便利性が付加すればこれからのまちづく
りでの「快適な生活」に求められるものとして「生活に便利」な地域がポイントになると思われる。
本アンケートでは、区民は住んでいるところは便利とは感じず、緑を求めることは別として、10 年後には
さらに便利なところ(住むところが便利になる)へ移動したい層が特に高齢者層 60 代以上に多いことが分
かる。
本アンケートでは、区民はコンパクトシティを希望していないととらえます。
17
青葉区まちづくり指針改定への提案
青葉区民意識調査から
(46) 問6-1 「住み続けたい」気持ちに変わるために必要なこと...(MA)
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
カテゴリー名
自宅近くにスーパーや店ができる
病院や診療所が充実する
交通の便が良くなる
自然環境に恵まれている
趣味や余暇活動がしやすくなる
学校や保育園・幼稚園が増える
教育や文化の水準があがる
整然とした良好な街並みができる
環境が静かになる
近隣との関係がよくなる
その他
特に理由はない
無回答
非該当
全体
n
%
74
42
96
31
50
19
20
26
37
19
47
8
1
1291
178
41.6
23.6
53.9
17.4
28.1
10.7
11.2
14.6
20.8
10.7
26.4
4.5
0.6
100.0
累計 (n)
累計 (%)
470
264.0
(43) 問4 転居するとしたら特に重視する周辺の環境...(MA)
No.
1
4
16
5
2
10
14
7
12
8
9
6
21
18
3
20
15
17
11
19
13
カテゴリー名
バスの便などの地域交通
良好な街並みの整備
病院などの医療環境
商店街の振興
通勤・通学・買い物での道路や歩道の整備
地域の防犯体制の整備
高齢者福祉
緑の保全と緑化の推進
子育て支援や青少年の健全育成
ごみの分別収集・リサイクルやまちの美化
地域の防災体制の整備
公園などの管理・整備
無回答
地区センター・スポーツセンターなどの施設
放置自転車の防止・駐輪場整備・交通安全対策
身近な区役所窓口のサービス
障害者福祉
経済的に困っている人の保護
食品衛生・環境衛生の監視・指導
広報や広聴、市民相談など区民参加の推進
感染症・生活習慣病などの保健推進
全体
n
%
730
489
471
368
366
330
287
205
203
155
113
109
77
75
74
40
29
28
12
12
10
1469
18
49.7
33.3
32.1
25.1
24.9
22.5
19.5
14.0
13.8
10.6
7.7
7.4
5.2
5.1
5.0
2.7
2.0
1.9
0.8 累計 (n) 累計 (%)
0.8
4183
284.8
0.7
100.0
青葉区まちづくり指針改定への提案
問4 区内には、川の流域に田んぼや畑、樹林や山林といった青葉区の原風景が多く残されています。
あなたは「青葉区の緑」についてどのように考えますか? (1つ選択)
ア とても大切なので、市民も協力して今の緑を維持できるようにしたい。 676
イ できるだけ維持できるようにしたい。
319
ウ 緑の減少はやむを得ない。
12
エ 分からない
9
不明 11
問4
❶アとイを合計すると 995 ほぼ全員
❷ウ:緑の減少はやむを得ないはごく少数で(1%)
、区民の圧倒的多数はアとイで 995 が回答したのが
特徴。
「青葉区まちづくり指針」でも「緑の拠点」
「水と緑の軸」
「その他の市街化調整区域内の樹林地,農
地」として書かれたように「水と緑の環境を維持・発展させるまちづくり」を引き続き提案します。
問5 あなたの地区では空き家/空き地が増えてきたと感じますか?
ア はい
209
イ いいえ
560
ウ 分からない
242
不明
17
合計 1028
アを選んだ方への質問
空き家/空き地が増えることで一番懸念していることは何ですか?
ア 防犯性の低下
80
イ 活気の喪失
85
ウ 管理不足による倒壊の危険
10
エ 流通する不動産物件の減少
2
オ 住環境の悪化による不動産価値の低下
14
キ 特にない
7
横浜市
鶴見区
神奈川区
西区
中区
南区
港南区
保土ヶ谷区
旭区
磯子区
金沢区
港北区
緑区
青葉区
都筑区
戸塚区
栄区
泉区
瀬谷区
横浜市統計 H20
居住世帯のない住宅のうち
空き家╱住宅総数
19
9.7%
9.7%
9.4%
14.0%
13.3%
13.4%
7.7%
11.8%
8.5%
10.9%
7.8%
9.6%
8.3%
10.1%
6.9%
7.7%
10.3%
6.6%
9.0%
青葉区まちづくり指針改定への提案
問6
あなたが利用している移動手段についてあてはまるところすべてに✔を入れてください。
a.徒歩
1.通勤・通学
2.日頃の買い物
3.休日の買い物
4.近所の移動
5.病院
314
667
393
752
488
2614
b.自転車・
c. 自家用車 d.タクシー e.バス f.電車
バイク
100
120
8
174
296
180
467
11
183
114
112
605
5
210
301
181
287
3
120
84
119
473
44
231
223
692
1952
71
918
1018
自家用車保有台数:青葉区は市内で保有台数は一番多い
道路に関しては総延長や総面積では市内で1位、道路率は3位と環境は整備されている。
バス路線 東急バス中心の放射状バス 住宅地と駅を結ぶだけの路線
問6
❶単純総数でみると、徒歩を外すと自家用車利用が非常に多いのが特徴(1952)
青葉区の特徴として山坂が多い、道路整備が進んでいる、ことが結果として自家用車保有率が高い
ことにつながっているのが現状で、施策として公共交通への移行啓発が市で進められているが青葉
区では自家用車利用が必然的に高くなっている。
❷日頃の買い物も休日の買い物も手段として自家用車利用が非常に多い。
❸移動にバスを利用するのが少ない。
青葉区内のバス路線は駅中心に放射状に広がる。 さまざまな行動をするためにはまず駅に向かうこ
とが必須となり、自由な行動のためには自家用車利用にならざるを得ない。現状ではバスの利便性よ
り自家用車の利便性のほうが高い。
今後、交通計画としてのバス路線を考える場合、問 7 と合わせて地域で活用されやすい路線とつな
ぐ経路の検討を提案します。
*問6では当てはまるものすべてに印をつけるよう設問しているため、徒歩のみと徒歩+バスといった
ものの差異は表現できていない。
20
青葉区まちづくり指針改定への提案
21
青葉区まちづくり指針改定への提案
病院についてのみ
徒歩
10代
20代
30代
40代
50代
60代
70以上
不明
総計
3
44
107
96
66
93
78
1
488
自転車
10代
20代
30代
40代
50代
60代
70以上
総計
1
10
38
32
12
16
10
119
自家用車
10代
20代
30代
40代
50代
60代
70以上
総計
1
28
116
112
53
92
71
473
22
青葉区まちづくり指針改定への提案
タクシー
10代
20代
30代
40代
50代
60代
70以上
総計
1
1
4
8
7
7
16
44
バス
10代
20代
30代
40代
50代
60代
70以上
その他
総計
0
10
22
33
31
38
95
2
231
電車
10代
20代
30代
40代
50代
60代
70以上
総計
2
21
28
36
33
40
62
223
23
青葉区まちづくり指針改定への提案
問3(満足度)① バスの便などの地域交通
合計
全体
F1 年齢
16~19歳
20~24歳
25~29歳
30~34歳
35~39歳
40~44歳
45~49歳
50~54歳
55~59歳
60~64歳
65~69歳
70~74歳
75歳以上
F2 性別
男性
女性
満足
1469
100.0
46
100.0
49
100.0
67
100.0
82
100.0
111
100.0
156
100.0
152
100.0
158
100.0
105
100.0
140
100.0
114
100.0
118
100.0
148
100.0
575
100.0
859
100.0
やや満足
332
22.6
14
30.4
11
22.4
13
19.4
14
17.1
27
24.3
25
16.0
26
17.1
35
22.2
20
19.0
36
25.7
26
22.8
39
33.1
44
29.7
158
27.5
169
19.7
351
23.9
11
23.9
15
30.6
16
23.9
21
25.6
23
20.7
32
20.5
38
25.0
37
23.4
19
18.1
36
25.7
33
28.9
30
25.4
34
23.0
123
21.4
221
25.7
24
ふつう
339
23.1
11
23.9
13
26.5
17
25.4
20
24.4
29
26.1
40
25.6
35
23.0
35
22.2
26
24.8
31
22.1
32
28.1
19
16.1
27
18.2
145
25.2
188
21.9
やや不満
189
12.9
6
13.0
5
10.2
12
17.9
11
13.4
15
13.5
29
18.6
20
13.2
22
13.9
19
18.1
18
12.9
11
9.6
10
8.5
9
6.1
61
10.6
124
14.4
不満
わからな
い
161
11.0
3
6.5
4
8.2
4
6.0
9
11.0
8
7.2
22
14.1
18
11.8
24
15.2
14
13.3
14
10.0
8
7.0
11
9.3
17
11.5
57
9.9
97
11.3
67
4.6
1
2.2
1
2.0
4
6.0
7
8.5
6
5.4
8
5.1
11
7.2
4
2.5
6
5.7
4
2.9
3
2.6
5
4.2
4
2.7
23
4.0
41
4.8
無回答
30
2.0
0
0.0
0
0.0
1
1.5
0
0.0
3
2.7
0
0.0
4
2.6
1
0.6
1
1.0
1
0.7
1
0.9
4
3.4
13
8.8
8
1.4
19
2.2
青葉区まちづくり指針改定への提案
問7 移動する手段として10年後何を利用していると思いますか?(いくつでも)
ア 自転車(電動自転車)
348
イ 駅や施設にあるレンタル自転車
47
ウ タクシー
199
エ コミュニティタクシーや福祉タクシー
87
オ カーシェアリング
62
カ ちょいモビ(ちょっと借りてどこにでも返せる小型電気自動車)
82
キ 従来通りの自家用車
423
ク 電気自動車や水素燃料自動車などのエコカー
171
ケ バス
538
コ コミュニティバス
138
サ 地下鉄
387
シ 鉄道
476
ス その他 (
) 14
参考
H25 年度
区別自家用車保有台数と世帯数
自家用
世帯数
1062998 1583889
42969
94,389
24755
51,292
61447 117,240
42388
77,557
73149 130,652
40999
72,705
93112 162,051
54071
92,053
60204
90,711
60021
87,832
36602
51,101
53475
73,614
82102 112,526
76832 102,775
94597 124,777
39136
50,704
48800
60,923
78339
79,857
世帯当たり保有率
横浜市
67.1%
南区
45.5%
西区
48.3%
神奈川区
52.4%
中区
54.7%
鶴見区
56.0%
磯子区
56.4%
港北区
57.5%
保土ケ谷区
58.7%
港南区
66.4%
金沢区
68.3%
栄区
71.6%
緑区
72.6%
戸塚区
73.0%
旭区
74.8%
青葉区
75.8%
瀬谷区
77.2%
泉区
80.1%
都筑区
98.1%
25
青葉区まちづくり指針改定への提案
問7
❶問 6 の結果では、利用する乗り物として自家用車利用が一番多かったが、10 年後は、自家用車(423)
を超して、バス利用が一番となっている。
(538)
便利な生活を実現するための公共交通としてのバス利用を考えた場合、バス停までの距離や移動のための
高低差を解消したバス路線が必要となる。地域の生活を優先させる「生活路線バス」を提案します。さら
に、デイケアセンターの送迎バスなど低稼働車両の多目的活用を提案します。
❷青葉区での自家用車保有数(18 区で一位) 台数 94,597 台 H25
❸買い物には問 6 では自家用車をあげている
❹自転車は 348。3 人に一人が 10 年後の移動手段としてあげている。
❺電気自動車(171)、コミュニティバス(138)にとどまった。
❻タクシーの利用が増えるのは、利用に便利だからである。高齢者のタクシー利用傾向は問 6 でも見られ
た。
❼地域を走る商店行きバスや公共施設を結ぶバスの路線が必要。
問8 青葉区の道路や駅周辺では次の方々へやさしさの配慮がされていますか?
-高齢者へ
はい 407
いいえ 473 分からない 102 不明 4
-障害のある方へ
はい 313
いいえ 477 分からない 183
-子育て中の方へ
はい 411
いいえ 374 分からない 184
-外国の方へ
はい 210
いいえ 493 分からない 251
-来訪者へ
はい 281
いいえ 403 分からない 259
はい
高齢者
障害者
子育て
外国人
訪問者
いいえ
407
313
411
210
281
1622
473
477
374
493
403
2220
わからない 総計
102
183
184
251
259
979
26
986
973
969
954
943
4825
青葉区まちづくり指針改定への提案
問8
❶やさしさの配慮に関してそれぞれの総数から見た場合、子育てを除くすべてで、いいえ(2220)が多い
結果となった。はい(1622) このことからまだまだ青葉区ではバリアフリー対策やユニバーサルデザイ
ンのまちづくりが進んでいないのではないか
特に外国人や訪問者への配慮が低い、外国人の場合は分からないと感じている区民が多い。
❷5 つの対象者のうち、唯一子育てに関しては、はいが多い。 子育て支援施策はかなり進んでいると考
えられる。
❸しかし、これを年代層別にみると、子育て層は、はい、男女とも 50 代以上はいいえが多くなるのが特徴。
こういった回答は自分たちの子育てでの経験が反映された結果とみられるか。
まちづくりの基本姿勢としてユニバーサルデザインの考え方(すべての人にやさしいまちづくり)の導入
を提案します。
27
青葉区まちづくり指針改定への提案
問9 太陽光、風力、小規模水力などの再生可能エネルギー発電や燃料電池等の環境にやさしい次世代
発電システムについて、地域向け技術開発が今後ますます進むと思われます。
この動向についてお答えください(1つ選択)
242 ア 市民として積極的に参加ないし応援したい
317 イ 更に具体的な進歩があれば参加ないし応援したい
399 ウ 関心はあるが、まだよく分からない
21 エ 興味ない
13 オ その他 (
)
・PRが課題、
・実際に太陽光発電を家の建て替えにあたり導入
・廃原発の方向で ・必要なくなる/シェールガスの普及による電気料金の低下
7
複数回答
ア
10代
20代
30代
40代
50代
60代
70以上
イ
1
18
52
50
22
51
48
242
ウ
2
22
68
60
32
64
69
317
エ
2
29
86
75
66
64
77
399
オ
7
4
4
3
2
1
21
複数回答 総計
1
1
1
3
1
2
6
13
1
1
3
7
5
78
211
192
125
184
204
999
問9
❶ア(242)
、イ(317)となり合計 559。
「環境にやさしい次世代発電システム」への関心は、世代を問わず青葉区民のコンセンサス、と判断でき
ます。問 12 の10年後の青葉区のイメージでも、2割近くの区民が「次世代エネルギーを地域で作り出し
ている」と期待しています。
❷ウ:関心はあるが、まだよくわからないが 399 と多く、区民への啓発の推進が必要と思われる。
問10 災害に強いまちづくりのためには、何が必要だと思いますか?(3つまで選択)
296 ア 幹線道路(緊急道路)の災害時対応整備
161 イ 商店街の耐震化 延焼防止対策
336ウ 火事が広がらないまち対策
211エ 狭い道の改善
264オ 電線類地中化
153カ 河川の洪水対策
240 キ 雨水調整池の整備や大雨(ゲリラ豪雨)対策
299 ク 防災公園の整備(いっとき避難場所指定)
317 ケ 安否情報などの情報ステーション整備
230コ 帰宅困難者一時滞在施設整備
249サ 上下水道の耐震化促進
97 シ 大規模盛土造成地の災害対策
ウ火事
336
ケ安否
319
ク防災
299
ア幹線道路
296
オ電線
264
サ上下
249
キ雨水
240
コ帰宅
230
エ狭い道
211
イ商店街
161
カ河川
153
シ大規模
97
問 10
❶全回答数 2855 で平均回答者率は 93%となる。安全認識の強い青葉区にしては高回答率といえる。
❷トップ項目が「火事」であるのは地震関連が項目細分されているためで地震関連を合計すると 2000 を
超えやはり一番。
❸大括りで見ると 地震関連>火事関連>大雨関連 の順となる。
❹突出項目が無い点から包括的施策と共に個別箇所の危険度による重点対応(問 13)が必要となる。
28
青葉区まちづくり指針改定への提案
問11 介護が必要になった時あなたはどこで過ごしたいですか? (1つ選択)
486 ア 可能な限り自宅で
213 イ 公営施設に入りたい
86 ウ 民営施設に入りたい
195 エ わからない
ア
持家一戸
持家集合
賃貸一戸
賃貸集合
社宅
その他
不明
総計
行ラベル
男性
1
2
3
4
5
6
7
女性
1
2
3
4
5
6
7
×
不明
4
5
6
7
総計
255
96
11
110
5
1
8
486
ア
アイ イ
イウ ウ
ウエ エ
総計
1 91
7
37
1
82 474
49
8
19
41 213
1
6
5
11
34
59
5
21
54 249
4
2
2
13
1
3
5
4
1
13
2 213
20
86
1 195 1003
アイ
175
2
9
25
17
11
42
69
297
1
26
71
64
36
58
39
2
14
3
2
5
4
486
イ
イウ
2
68
1
5
3
6
4
22
28
136
1
8
26
33
28
25
17
8
1
1
2
6
213
ウ
7
ウエ
29
3
12
3
6
2
4
7
7
57
2
4
3
1
2
5
18
12
10
8
3
1
2
1
エ
1
1
1
1
20
52
1
5
13
9
8
9
7
138
1
15
47
38
16
6
15
5
1
86
1
1
1
195
総計
333
3
23
48
36
28
80
115
642
2
54
165
151
93
98
76
2
28
5
3
6
12
1003
問 11
❶回答総数 1003 の内、ア:可能な限り自宅でを望む人は 486 人 48.5%
❷持家では 355╱687 52% 賃貸は 121╱283 43% となり、自宅で介護を望むのは持家が若干割合が
高くなっています。
介護が必要になっても自宅で過ごしたい人が半数近くあり、地域で歩いて行ける範囲で便利な生活を望
む高齢者・元気でいきいき暮らせる地域環境づくりを提案します。
在宅で生活をしていくための地域包括ケアシステム「あおばモデル」などの実現を要望します。
29
青葉区まちづくり指針改定への提案
問12あなたの望む10年後の青葉区のまちは どれに近いと思いますか?
○駅周辺には、
493・にぎやかで活気にあふれている
149・小規模事務所など働く場が増えている
226・外国語表示や音声案内が進んでいる
208・大きな広場があり、イベントが開かれ、人が集まっている
192・娯楽施設が集まり、便利に利用できる
323・高齢者住宅が集まっている
42・高層ビルが並んでいる
378・子育てや保育施設が集まっている
511・芝生などの公園があり散歩に来る人を良く見かける
(いつくでも)
○あなたの住んでいる地域では、
196・公園でいろいろなイベントが行われ交流する機会が多い
260・公園が楽しくなるほど美しくなっている
376・手入れの行き届いた街路樹や花いっぱいの美しい町並みが続いている
298・近所で菜園などをしている人を多く見かける
548・元気な高齢者が地域で活躍している
209・老人施設や介護施設が建ち、親の重度介護が楽になっている
238・介護出前サービスが行き届き、自宅介護がスムースになっている
212・子ども世帯が近所に住んでいて家族でよく集まる
80・介護施設などで働く外国人を見かけることが多くなっている
125・イベントや夏まつり、学校行事などで外国人をよく見かける
273・閑静な住宅地が続き、美しいまちなみが広がっている。
318・散歩すると休憩できる場が用意されている
207・簡便なスポーツ施設がまち中や公園にあり手軽に利用している
195・保育施設が充実していて子育て層が近所にたくさん住んでいる
80 ・大型マンションには保育施設がありだれでも利用できる
178・社会貢献活動が盛んになっている
384・歩いて行ける近くの商店(街)で買い物が済ませられる
124・買い物は週末にまとめて大型店へ行く
174・近所のコンビニで買い物を済ませられる
263・購入品のお届けシステムが充実している
206・屋上や公園などに太陽光パネルなど次世代エネルギーを地域で作り出している
30
青葉区まちづくり指針改定への提案
介護施設
大型
買い物
イベント
近所
社会
保育
公園で
屋上
簡便
老人
子ども
介護
公園が
購入品
閑静
近所
散歩
手入れ
歩いて
元気
80
80
124
125
176
178
195
196
206
207
209
212
238
260
263
273
298
318
376
384
548
問 12
❶駅周辺には「芝生などの公園」 が 1 位で 511。2 位が「にぎやかで活気のある」 で 493.
この順序は問 2 での沿線地域の人が回答した順位 ア:近くに公園や街路樹があり緑が多い地域(156)
オ:駅が近くて生活に便利な地域(126)との関連が想像でき、面白い結果となった。
*駅周辺のまちづくりとして方向性は、「芝生などの公園があり、散歩に来る人を良く見かける。」が示唆
する緑の空間とにぎやかさを両立させたまちである。
❷高層ビル(42)は最下位が特徴 青葉区民は高層ビルへの期待が少ない。
❸娯楽施設(192)で 7 位。駅周辺には、娯楽施設を要望していない。
騒音対策や景観保持などの対策の継続が必要
❹介護施設などで働く外国人を見かけることが多くなっている(80)、大型マンションには保育施設があり
だれでも利用できる(80)が最下位。
❺住んでいる地域では「元気な高齢者が地域で活躍している(548)
」が突出している。
2 位-歩いて買い物(348)
、3 位-手入れのよい街路樹(376)
。
「元気な高齢者」が主人公として活躍できるまちを目指すことを提案します。
以下二つの項目については意見を一覧として提出します。
問13
地震や火事が起きたら危険だと感じる場所はありますか? ある場合は具体的な場所
1.ない
638
2.ある (
)
突風や竜巻、ゲリラ豪雨などで危険だと感じた場所はありますか? ある場合は具体的な場所
1.ない 684
2.ある (
)
問14 青葉区のまちづくりについて、お考えになっていることや良いところ、悪いところ、また青葉
区の魅力やこんなまちになってほしいなど、ご自由にお書きください。
31