豊川浄化センター汚泥処理施設等整備・運営事業の事業

2014年12月22日
メタウォーター株式会社
メタウォーターサービス株式会社
株式会社シーエナジー
中日本建設コンサルタント株式会社
豊川浄化センター汚泥処理施設等整備・運営事業の事業契約を締結
メタウォーター株式会社(社長:木田友康、本社:東京都千代田区 )、メタウォーターサービス株式会社(社
長:中村英二、本社:東京都千代田区)、株式会社シーエナジー(社長:山田登紀彦、本社:愛知県名古屋市)
が出資し、中日本建設コンサルタント株式会社(社長:上田直和、本社:愛知県名古屋市)が協力企業として
参画する特別目的会社「愛知クリーンエナジー株式会社」は、2014年12月22日付で愛知県と「豊川浄化セン
ター汚泥処理施設等整備・運営事業」の事業契約を締結しました。
豊川流域下水道は、1980年に供用した流域下水道であり、施設の老朽化や社会・経済情勢の変化に伴い、
より効果的かつ効率的な事業運営が求められています。特に、下水処理で発生する下水汚泥については、環
境保全を考慮した再生利用が重要な課題の一つとなっています。
本事業では、豊川浄化センターにある休止中の消化システムを再稼働し、良好な水処理を維持すると同時
に、下水汚泥の安定的な処理を行います。また、汚泥処理に伴い生成されるバイオガスを利用して発電を行
い、再生可能エネルギー固定価格買い取り制度(FIT:Feed in Tariff)を活用することで、「汚泥処理費用の低
減」「温室効果ガス排出量の削減」を目指します。
なお、本事業は、PFI(Private Finance Initiative:民間資金を活用した社会資本整備)方式を採用していま
すが、下水道事業において汚泥処理施設の改築とバイオガス利活用施設の新設をパッケージにした PFI手法
は、全国に先駆けた事業となります。また、消化システムの再稼働を含む汚泥処理施設については、更新およ
び修繕等を実施し、その後、運営・管理を行うRO(Rehabilitate Operate)方式により実施され、下水汚泥から
生成されるバイオガスを利活用する施設については、施設を整備した後に愛知県に所有権を移転し、その後、
運営・管理を行うBTO(Build Transfer Operate)方式で実施されます。
1.事業概要
1)事業名
豊川浄化センター汚泥処理施設等整備・運営事業
2)事業場所
豊川浄化センター(愛知県豊橋市西浜町地内)
3)契約金額
約7,885百万円(税込み)
4)事業方式
PFI方式
①汚泥処理施設:RO(Rehabilitate Operate)方式
②バイオガス利活用施設:BTO(Build Transfer Operate)方式
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5)事業範囲
①汚泥処理事業
設計・建設業務*、運営・維持管理業務
* 設計・建設業務には、長寿命化支援制度に基づく国の交付金対象の修繕を含む
②バイオガス利活用事業
6)事業期間
設計・建設業務、運営・維持管理業務
2014年12月22日(本事業契約日)~2036年3月31日
①汚泥処理事業の設計・建設業務:適宜
②バイオガス利活用事業の設計・建設業務:2014年12月22日~2017年3月31日
③運営・維持管理業務:2016年10月1日~2036年3月31日
2.愛知クリーンエナジー株式会社の概要
1)設立
2014年10月31日
2)所在地
愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号
3)代表者
代表取締役社長 渡邉 博澄(メタウォーター(株))
4)資本金
50百万円
5)構成企業
メタウォーター株式会社(代表企業)
メタウォーターサービス株式会社
株式会社シーエナジー
6)協力企業
中日本建設コンサルタント株式会社
3.構成企業および協力企業の役割
メタウォーター(株)
施設の設計、建設業務等
メタウォーターサービス(株)
施設の運営、維持管理業務等
(株)シーエナジー
発電事業に係る各種手続きおよびマネジメント業務等
中日本建設コンサルタント(株)
長寿命化計画策定業務等
【(株)シーエナジーの本件に関するお問合せ先】
(株)シーエナジー総務部総務課 Tel: 052-238-0655
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<参考資料>
施設概要フロー
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