誘導体化処理による遊離アミノ酸分析

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Title
Introduction
誘導体化処理による遊離アミノ酸分析
アミノ酸 は 幅 広く研 究され 、そ の 応 用 範 囲 は 広 がっています。
アミノ酸は栄養学的に必須アミノ酸と非必須アミノ酸の2種類あります。
「必須アミノ酸」
、体内で合成できるアミノ酸を
「非必須アミノ酸」
として分類されています。
食事からしか摂取できないアミノ酸を
非必須アミノ酸でも、
体内で合成できるが様々な生理作用があるため摂取したいアミノ酸もあります。
また食品中の遊離アミノ酸は呈味として、
旨味のグルタミン酸や甘味のグリシン、
コクや風味のアルギニンなどが知られています。
Method
アミノ酸を高 感 度で 定 量 分 析します。
フタルアルデヒド(OPA)
、
クロロギ酸フルオレニチル(FMOC)にて、
アミノ酸を誘導体化し、HPLCの蛍光検出器で測定します。
遊離アミノ酸は下表の25成分の測定が可能です。
Result
アスパラギン酸
ヒスチジン
β-アラニン
チロシン
フェニルアラニン
アスパラギン
グリシン
アラニン
シスチン
イソロイシン
グルタミン酸
トレオニン
タウリン
バリン
ロイシン
グルタミン
シトルリン
テアニン
メチオニン
リジン
セリン
アルギニン
GABA
トリプトファン
プロリン
サンプル:食 品 素 材
サンプル調整:加水分解
誘導体化:1級アミノ酸の誘導体化をOPAにて、2級アミノ酸をFMOCにて、発蛍光物質に誘導体化
※プロリンのみ検出波長が異なるため、波長を切替えて分析します。
装置・検出器:HPLC 蛍光検出器
アミノ酸成分のクロマトグラム
酸成
グ
アミノ酸定量は、標準混合液を分析し、ピーク高さ・面積を基準に行います。内標には、
ノルバリンを使用します。
オートサンプラによる自動誘導体化では、反応時間を一定にすることができ、優れた再現性を得ることができます。
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