ブース番 号 29 分 野 医療・創薬・福祉 所属・ 氏名 大学院医歯薬学総合研究科(医学系)・明日 卓 問 合 せ 先 Tel 086-235-6529 Fax 086-235-7045 E-mail [email protected] テ ー マ 産学官共同研究拠点 「おかやまメディカルイノベーションセンター(OMIC)」の紹介と展望について 基礎研究 研 究 ステップ 共 同 研 究 製薬企業 希 望 先 企 業 医療機器メーカー 1 2 3 ○ 4 5 応用研究 【研究の概要と特徴】 おかやまメディカルイノベーションセンター(OMIC)は、科学技術振興機構(JST)による平成 21 年度 地域産学官共同研究拠点事業として岡山大学医療系キャンパス内に設置された、分子イメージング を基盤とする産学官連携による新事業の創出を目指す共同研究施設である。さらに、平成 25 年度文 部科学省・先端研究基盤共用・プラットフォーム形成事業に採択され、外部機関の利用を促進し、分 子イメージング技術による産業界の創薬・医薬品開発を支援している。本展示では、設置されている 分子イメージング機器群の紹介とそれらを用いて得られたデータを紹介する。 【産業界へのアピールポイント】 OMIC に設置されたサイクロトロンでは、11C、13N、15O、18F などの PET 核種に加えて、抗体やペプチ ドの標識に用いられる金属核種である 64Cu 及び 89Zr の製造が可能であることが最大の特徴である。 これら製造された放射性核種はホットラボと呼ばれる RI 合成室に移送され、PET イメージング薬剤の 合成に使用される。ホットラボ内には放射線を遮へいする 2 基のユニット型ホットセルが設置され、セ ル内には 18F-FDG 合成装置や、11C、13N、18F を用いた標識化合物を合成できる CFN 多目的合成装置 が設置されている。さらに 64Cu、89Zr 分離精製装置が設置されており、得られた高純度の金属核種は 同室内で抗体やペプチドなどの標識に使用される。これらの PET イメージング薬剤は、PET イメージン グ装置を用いることで生体投与後の挙動を非侵襲的に可視化することができる。 OMIC には小動物用 PET(Clair Vivo PET)と中動物用 PET/CT シス テム(Eminence STARGATE)が設 置されており、広範な動物種を対象 とした研究を実施できる。本展示で は PET を用いた研究データを中心 として、候補化合物の薬効評価・動 態評価を行った研究の他に 64Cu お よび 89 Zr の金属核種の製造・精製 方法の開発や抗体を用いたイメー ジングの実施例について紹介す る。
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