1 再現答案 【平成 26 年度 第2次筆記試験】 松下 武司 事例Ⅰ(組織

再現答案
26 年度合格
再現答案 【平成 26 年度 第2次筆記試験】
松下武司
松下 武司
事例Ⅰ(組織・人事戦略)
第1問
経営環境の変化は、①サプライヤーが新しい技術や新しい製品を取引先に提案する事がで
きなければ取引を継続させていく事が難しくなってきたこと、②技術革新や代替品の登場
によって2〜3年で注文がなくなるので、開発力が必要になってきた、ことである。
(11
8字)
第2問
理由は、①大手電機メーカーや研究機関との人間関係や研究開発の技術や経験を活かす事
ができなかったため、②自社開発でなく、依頼によって開発・製造に取り組んだため、差
別化できなかったため、が考えられる。
(99字)
第3問
考えられる課題は、①社内で解決できない技術的な問題を大学や研究機関にアドバイスを
受ける事ができる専門性の高い体制を構築する事、②新たな事業に取り組む組織文化を醸
成し、研究開発力を強化する事、である。(99字)
第4問
考えられる要因は、①工学博士号をもつ社員で研究室を開設する事で、専門性を高めた事、
②中途採用者を昇進させて製造課の課長に任命する事により、権限の委譲を行い、新しい
事に取り組む風土を醸成した事、である。(100字)
第5問
管理施策は、①採用した大学院卒の博士号取得見込者が博士号取得した場合に表彰しモラ
ールを高める事、②博士号取得者に大手メーカーや大学の人間関係や研究開発の技術や経
験を研修により能力を高める事、である。(99字)
1
再現答案
26 年度合格
松下武司
事例Ⅱ(マーケティング・流通戦略)
第1問(a)
一般向けは、③高相対シェア、低市場成長率。
海外研修は、①高相対シェア、高市場成長率。
(b)
一般向けは、④低相対シェア、低市場成長率。
海外研修は、④低相対シェア、低市場成長率。
介護付きは、②低相対シェア、高市場成長率。
第2問
戦略は、①顧客データベースを活用して、ダイレクトメールを送付する事により、新規顧
客を獲得する、②介護ツアー参加者に友人紹介キャンペーンを行い、口コミを誘発し、新
規顧客を獲得する、ことである。
(95字)
第3問(1)
B 社の売上の構造は、上位 30%の顧客層で全体の利用金額の 53.1%のデジル総利用金額シ
ェアを占めている状況である。現在の重要顧客層は、デジル1〜3の顧客層のデジル総利
用金額シェアの高い顧客層である。
(96字)
(2)
利用金額の差の要因は、
1世帯あたりの平均総利用人数が上位の 3.9 人に対して、
下位は 1.
09 人と参加人数の差で金額の差が生じていることである。B 社のターゲットとする顧客像
は、高齢者夫婦で付き添い家族のある、多くの参加人数が見込める顧客層である。(118
字)
第4問
助言内容は、①海外旅行の介護付きツアーの新製品を開発する事で客単価を高くする事、
②X 市名所巡りの介護付きツアーに既存商品を改良する事で客単価を高くする事、である。
(80字)
2
再現答案
26 年度合格
松下武司
事例Ⅲ(生産・技術戦略)
第1問
強みは、超精密加工と超小型加工技術に特化した精密部品の一貫生産体制、弱みは、X 社に
売上面、設計など経営面で依存している事。
(60字)
第2問
具体的対応策は、①設備オペレーターの経験で行うことから、定期的な自動施盤のメンテ
ナンスを行うこと、②経営計画に自動施盤の更新計画をいれて新設備導入を行うことで、
自動施盤の精度を高めること、である。
(98字)
第3問(1)
メリットは、①X 社の精密部品事業部の国内発注量の減少が続く中で、発注量の確保ができ
ること、②国内外の精密機器メーカーに直接納入する事で、二次下請けから脱却し、利益
が増加する事が期待できること、である。(100 字)
(2)
必要な改革は、①毎月月末に立案している生産計画や資材調達計画を、X 社から中日程計画
に基づく発注情報の内示がくる毎月中旬に変更する事で納品リードタイムを短縮する、②
原材料の在庫を1ヶ月分に減少させる事で在庫量を削減する、③熱処理、メッキ、検査工
程の工程順を各工程担当者の判断でなく製造部が生産計画を立案する事で小ロット化を図
る、事である。
(160字)
第4問
提案は、①超精密加工と超小型加工技術に特化して、熱処理設備とメッキ設備を加えた精
密部品の一貫生産体制の C 社の強みを活かした販路開拓をおこなうこと、②社長と専務の
2名で対応している営業を増員するなどして強化し、売上面、製品や工程設計等の生産技
術や管理技術などの経営面で X 社から依存を脱却できる販路開拓を行うこと、である。
(1
57字)
3
再現答案
26 年度合格
松下武司
事例Ⅳ(財務・会計戦略)
○売上総利益率 72.00%
古くからの顧客のファンが多く、知名度が高いため、収益性は良い。(30字)
×有形固定資産回転率 1.11 回
工場の生産能力に限界があり売上に貢献できず、生産効率は悪い。(30字)
×自己資本比率 16.67%
県内の主要な駅前、商店街の出店に借入金で賄い、安全性は悪い。(30字)
第2問(1)
(a)
売上 46200
原価 11550
総利益 34650
人件費 19500
店舗 3000
その他経費 7150
減価償却費 3000
営業利益 2000
予想税引後キャッシュフロー
2000(1—0.4)=1200
+減価償却費3000+—0=4200
(b)
売上 44100
原価 11025
総利益 33075
人件費 19500
店舗 3000
その他経費 6500
減価償却費 2000
営業利益 2075
予想税引後キャッシュフロー
2075(1—0.4)=1245
+減価償却費2000+—0=3245
(2)
平成26年度末に改装した方が正味現在価値が大きいので、平成26年度末に改装した方
が良いと判断する。
4
再現答案
26 年度合格
松下武司
・平成26年度
4200×4.32=18.144
正味現在価値 18,144—15,000=3,144
・平成27年度
3.245×0.95=3082.75
4200×(4.32—0.95)=14,154
正味現在価値 3082.75+14,154—15000=2236.75
第3問(1)
X
71.70%
Y 72.00%
Z 70.00%
X
Y
Z
3800
3600
3850
原価界利益 9500
6000
7700
生産ロット 10,000
8000
4000
4800
2000
限界利益 38,000,000
28,800,000
15,400,000
個別固定費 18,000,000
17,000,000
(2)
限界利益
時間当たり
作業時間
4000
0.4X+0.6Y+0.5Z=9600
17,000,000
共通固定費 15,000,000
営業利益
30,200,000
生産構成比 5:4;2
(2)
(a)x:y:z=11000:1050:5000
(b)再現できず(メモ的に記述していた)
第4問
為替予約
メリット:円高になった場合、為替差損が生じる
デメリット:円安になった場合、為替差益が生じる
為替オプション メリット:円高になった場合、為替差益が生じる
デメリット:円安になった場合、オプション料の負担がかかる
5