http://www.pref.aichi.jp/0000007029.html 平成 27 年 1 月号(第 224 号) 特集 ESD ユネスコ世界会議を振り返って ····························· P.2 閉会全体会合 その他 あいち・なごや ESD 交流フェスタ 環境情報が満載 ···············································P.4~8 あいち地球温暖化防止戦略・あいち自動車 環境戦略推進大会を開催しました 平成 26 年版環境白書を発行しました 豊田市立滝脇小学校が、文部科学大臣 奨励賞を受賞しました -1- 特集 ESD ユネスコ世界会議を振り返って 「国連 ESD の 10 年」を総括し、今後の世界の取組方 「あいちの花」による会場装飾や、県産の間伐材を活 針を話し合う、 「持続可能な開発のための教育(ESD) 用した会議備品、地元の伝統特産品を使ったコングレ に関するユネスコ世界会議」が、11 月 10 日(月)から スバックや記念品の提供などを行いました。 エクスカーション 12 日(水)にかけて、名古屋国際会議場(名古屋市熱田 期間:11/9(日)、 11 日(火)~13 日(木) コース:名古屋城、酒の文化館、ユネ スコスクールなど 全 13 コース 参加者:412 名 区)で開催されました。開会全体会合には、皇太子同 妃両殿下も御臨席され、世界的にも重要な会議を無事 終えることができました。 ① ② ③ 開会全体会合での皇太子殿下おことば 世界会議には、150 か国・地域から 76 人の閣僚級を 始め、政府代表、NGO、研究者、企業、国連機関、専門 家、ユース世界会議代表など、1,000 名以上が参加し、 ④ 世界中のすべての関係者に ESD の更なる強化と拡大の ① 「おもてなし・交流エリア」 での呈茶とパネル展示 ための行動を求める「あいち・なごや宣言」が採択さ ② 「あいちの花」による装飾 れました。 ③ 間伐材を活用したプレート ④ 「三河木綿」製コングレスバッグ 県では、平成 23 年 9 月の開催地決定以降、名古屋市 や、地元経済界等と連携し、世界会議の成功に向け、 また、世界会議では、研修を受けた 147 名の「ESD 準備を進めてきました。 ユネスコ世界会議あいち・なごやボランティア」が会 【会議支援】 議運営をサポートしました。 警備や救急対応など、安心・安 世界会議参加者からは、 全、円滑な会議運営のため、主催 こうした地元のおもてな 者と連携し、警備や救護所の設置 しや、ボランティアのサポ など、会議を万全な態勢で支援し ートなどに対し、多くの感 ました。 警備 ボランティアによる会議支援 (地元情報カウンター) 謝が寄せられました。 【あいち・なごやの魅力発信】 【企業セミナー】 会議参加者に当地域の魅力を 企業における ESD の取組を促進するため、企業向け 発信するため、地元主催レセプ の ESD セミナーを、メッセナゴヤ 2014 と連携して 11 ションやエクスカーションを行 月 6 日(木)に実施しました。 い け だ きよひこ うとともに、 「おもてなし・交流 生物学者で早稲田大学教授の池田清彦さんの基調 エリア」において、地元の多様 講演と ESD を実践する企業の代表 3 社によるパネルデ な主体による ESD 取組のパネル ィスカッションを行い、約 300 名の参加者が耳を傾け 展示などを行いました。加えて、 ウェルカムレセプション -2- ました。 【あいち・なごや ESD 交流フェスタ(併催イベント)】 11 月 12 日(水)の世界会議閉会全体会合で、リーダ ESDユネスコ世界会議の開催にあわせ、 11月8日(土) ー・サブリーダー18 名がメッセージの発表を行いまし から 12 日(水)まで、栄のオアシス 21 及び久屋大通公 た。 園エンゼル広場、久屋広場並びに名古屋国際会議場西 小学 6 年生の 2 名が、スライ 側駐車場で「あいち・なごや ESD 交流フェスタ」を実 ドに合わせて子ども会議の活 施しました。ブース出展者は延べ 150 団体にのぼり、5 動を紹介した後メッセージを 万人を超える方々が来場し、ESD に対する理解を深め、 読み上げました。 大いに盛り上がりました。 自分たちも本気に取り組む フェスタのメイン会場であるオアシス 21 では、 文部 ので、大人の皆さんにも ESD に 科学省、環境省を始めとする国、県、名古屋市等がブ 真剣に取り組んで欲しいとの ース出展したほか、ステージでは、ESD あいち・なご メッセージに、会場から大きな や広報大使である SKE48 による ESD トークステージや 拍手が起こりました。 メッセージ発表 ESD PR キッズユニット「sweet magic」のライブなど、 多くのステージイベントを実施しました。 最終日のグラ ンドフィナーレ では、文部科学 横断幕での PR 省 ESD オフィシ 最後に ャルサポーター しらいたかこ である白井貴子 ESD ユネスコ世界会議の成功には、県民の皆さんを 始め、NPO、学校、市町村、地元経済界、ボランティア 知事(右)sweet magic(中央) さんの ESD メッセージソング「僕らは大きな世界の一 など多くの方々に支援、協力をいただきました。心よ 粒の命」を歌った後、大村知事、河村名古屋市長ら出 り感謝します。 演者の「素晴らしい未来に向かって!みんなで!はじ この世界会議では、持続可能な社会の担い手となる めよう!」 という掛け声に対し、会場の全体が 「ESD!」 「人づくり」の重要性が改めてクローズアップされま と大きな声で応え、将来の持続可能な社会づくりに向 した。 けたイベントを締めくくりました。 このような「人づくり」の取組は、県内各地におい 【ESD あいち・なごや子ども会議】 て、NPO、学校、企業などの様々な主体により、これま 県内の子ども達が、今年 7 月から持続可能な社会づ でも進められており、世界会議終了後もこうした取組 くりについて学び話し合ってきた「ESD あいち・なご をさらに広げていくことが、世界会議の成果を生かし や子ども会議」の取りまとめを行う全体会議を 11 月 ていく上で大変重要です。 10 日(月)に開催しました。 県では、万博、COP10、ESD を通して、県民の皆さん 最初に、全員のメッセージ案を全員が拍手で賛同し に広まった高い環境意識を、省エネルギーや省資源な た後、一人一人がこれから取り組むことを「わたしの どの環境配慮行動へつなげていくため、環境活動団体 ESD 宣言」として発表しました。 の情報交流の場となるウェブサイトの運用や、環境学 最後に、 参加者全員で閉会宣言をして終了しました。 習施設のネットワークの拡充などにより、持続可能な 社会の担い手となる「人づくり」を進めていきます。 閉会宣言 環境政策課 ESD会議支援室 電話 052-951-5350(ダイヤルイン) 環境政策課 企画・広報グループ 電話 052-954-6210(ダイヤルイン) わたしの ESD 宣言 -3- 「Let’s エコアクション in AICHI ~地球へのラブレター~」 を開催します 愛知県では、日常生活の中で行う地球にやさしい 記入した方(先着 2,000 名様)に、フェアトレー 身近な環境配慮行動「エコアクション」を、すべて ドチョコレートをプレゼント。 ) の県民の皆さんに取り組んでいただくきっかけとな ・ウルトラセブン・ウルトラマンタロウ握手撮影会 るよう、 「Let's エコアクション in AICHI ~地球へ ・ご家族で楽しみながらゲームや工作などを通じて のラブレター~」を 2 月 7 日(土)、8 日(日)の 2 日 エコを体験できるワークショップ 間に名古屋栄地区で開催します。 <ブース出展> このイベントは、お子様から大人までお楽しみい ・ウェブサイト「エコリンクあいち」の紹介・体験 ただける内容になっていますので、ご家族やご友人 (当ブースで、 「エコアクション 私の誓い」を「エ など皆さんお誘い合わせの上、 是非ご来場ください。 コリンクあいち」に登録した方(先着 800 名様)に、 ハート型エコカイロをプレゼント。 ) ※エコアクションの事例 例:エアコンの適切な温度設定、こまめな消灯、ごみの 分別、公共交通機関の利用、自然を守る行動、地産 地消の消費行動など ・NPO・市町村等のエコ活動紹介 ・究極のエコカー燃料電池自動車 【Let’s エコアクション in AICHI」の開催】 (FCV)の展示 1 日時 究極のエコカーFCV ・環境に配慮した商品の展示、販売 2 月 7 日(土)・8 日(日) 10:00~17:00 (フェアトレードチョコレートや、愛知県産材料 2 場所 を使用した手づくりお菓子など) ・愛知芸術文化センター12 階 アートスペースA~F <ポスター・パネル展示> ・オアシス 21 銀河の広場(ともに名古屋市栄) ・ 「ESD ユネスコ世界会議関係パネル」 3 主な内容 ・ 「愛鳥週間用ポスター」愛知県選考作品 <ステージイベント> ・ 「あいち緑のカーテンコンテスト」優秀事例 など ・オープニングセレモニー(知事、OS☆U、市町村の 4 事前申込の方法 キャラクターなどが出演予定) 参加する代表者氏名、フリガナ、年齢、電話番号、 いしかわ り か E メールアドレス(又は FAX 番号) 、参加を希望する ・元モーニング娘。の石川梨華さん がエコ活動の経験を紹介しながら、 ステージイベント名、同行者(4 名まで)全員の氏 会場の皆さんとエコに関するクイ 名及び年齢、参加証送付方法(E メール又は FAX の ズなどで楽しむトークショー【事 いずれか)を記載の上、 「エコリンクあいち」申込フ 前申込が必要です。 】 ォ ー ム ( http://aichi-eco.com ) 又 は FAX 石川梨華さん ・エコ実験パフォーマーらんま先生とウルトラマン (052-228-6447)にてお申し込みください。 による環境問題と科学実験を融合したエコサイ 詳細は Web ページをご覧ください。 エンスステージ 【事前申込が必要です。 】 (http://www.pref.aichi.jp/0000078161.html) ・名古屋大須のアイドルグループの 【ウェブサイト「エコリンクあいち」 】 OS☆U などによるリサイクル素材 県民の皆さんのエコアクションをサポートするウ などで制作した衣装を用いたファ ッションショー ェブサイト(http://aichi-eco.com)を昨年 7 月に OS☆U ・ESD あいち・なごや子ども会議ポストフォーラム 開設し、1 月末に全面公開する予定です。全面公開 <ワークショップ> の内容については次号でご紹介します。 ・地球に「エコアクション 私の誓い」を送ろう 環境政策課 企画・広報グループ 電話 052-954-6210(ダイヤルイン) (これからエコアクションを始める宣言を付箋に -4- 平成 26 年版環境白書を発行しました 愛知県では、12 月 16 日(火)に平成 26 年版環境白 <環境白書をご覧になりたい方は> 書を県議会に報告し、17 日(水)に公表しました。 環境部 Web ページ「あいちの環境」に全文を掲載 環境白書は、環境基本条例に基づき、毎年、本県 しています。 の環境の状況及び環境の保全の施策を県民の皆さん (http://www.pref.aichi.jp/0000057223.html) に広くお知らせするとともに県議会に報告するため また、中央県民生活プラザ情報コーナー(県自治 に作成しており、昭和 46 年の初刊発行以来、今回が センター2 階)では、1部 950 円で販売しています。 44 冊目となります。今回の白書の構成は、次の 2 部 構成になっており、巻末に環境基準等の各法令に基 づく基準値などを資料編として加えています。 〇 第 1 部「特集」 特集 1 持続可能な開発のための教育(ESD)に 関するユネスコ世界会議 特集 2 第 4 次愛知県環境基本計画 特集 3 愛知環境賞 10 年の歩み すぎうら い と う かつんど 杉浦環境部長から伊藤勝人県議会副議長(右)へ報告 ○ 第 2 部「平成 25 年度の環境の状況と施策」 平成 25 年度における本県の環境の状況とその 環境政策課 企画・広報グループ 電話 052-954-6210(ダイヤルイン) 保全のための施策を掲載しています。 AELネット環境学習スタンプラリーは、 1月 23 日(金)までです 「AEL ネット環境学習スタンプラリー」が、1月 4 記念品 図書カード 23 日(金)で終了します! A 賞:5,000 円分【スタンプ 9 個】…抽選で 5 名様 このスタンプラリーでは、環境をテーマとしたイ B 賞:3,000 円分【スタンプ 6 個】…抽選で 20 名様 ベントや講座に参加するごとにスタンプを1個押し C 賞:1,000 円分【スタンプ 3 個】…抽選で 100 名様 てもらえ、集めたスタンプの数に応じて、記念品が 5 応募締切 抽選で当たります! 6 AEL ネットとは 1 月 31 日(土)必着 現在開催中のイベントや講座に参加して、環境に 「 愛 知 県 環 境 学 習 施 設 等 連 絡 協 議 会 【 Aichi ついて学び、より多くのスタンプを集めましょう。 Environmental Learning Network】 」の略称で、愛知 1 開催期間 1 月 23 日(金)まで 県内の環境学習施設等が協力して、地域における環 2 実施内容 ECO をテーマとした 境学習の推進を図るために設置された環境学習ネッ 講座や見学会、観察会のほか、 トワークです。 楽しい工作やクイズなど 7 Web ページ 3 日時、講座内容、参加施設等 http://kankyo-gakushu-plaza.pref.aichi.jp/ael/ 施設によって異なるため、 stamp-rally.html Web ページをご確認ください。 (講座によっては、事前予約が AEL ネット 環境活動推進課 環境学習グループ あいち環境学習プラザ 電話 052-954-9012(ダイヤルイン) スタンプ帳 必要なものや、有料のものもあります。 ) -5- 検索 「平成 26 年度 VOC 排出抑制講習会」を開催します! 愛知県では PM2.5(微小粒子状物質)や光化学オキ シダントを生成させる原因物質の一つである VOC(揮 発性有機化合物)の排出を抑制する取組などについ 1 月 21 日(水)14:00~16:15 2 場 所 刈谷市産業振興センター小ホール 講師:(一社)産業環境管理協会 環境管理部門 まなぶ 国際協力・技術センター所長 平野 学 さん 5 申込方法 1 月 16 日(金)までに、 ① 題名 「VOC 講習会申込」 、 刈谷市相生町一丁目 1-6 3 主催等 ールについて」 ひらの て講習会を開催しますので、是非ご参加ください。 1 日 時 ・ 講演 2 「自主的取組の具体的な進め方と支援ツ ② 所属・氏名・参加人数、③ 連絡先(電話番号、 (主催) 愛知県、(共催) 名古屋市、 FAX 番号)を記載し、大気環境課宛てに、FAX また (後援) 中部経済産業局 は E メールで、お申し込みください。 4 内 容 ・FAX:052-953-5716 ・ 愛知県の VOC 排出抑制の取組について ・E メール:[email protected] (愛知県職員による説明) (入場無料・先着順・定員 300 名です。 ) ・ 講演 1 「大気中の VOC の挙動と光化学オキシダ ント、PM2.5 との関係について」 大気環境課 規制グループ 電話 052-954-6215(ダイヤルイン) 講師:(一財)日本気象協会 環境・エネルギー さ さ き かんすけ 事業部 環境解析課長 佐々木 寛介さん あいち地球温暖化防止戦略 ・あいち自動車環境戦略推進大会を開催しました 「あいち地球温暖化防止戦略 2020」及び「あいち っていました。講演の後の両講師と参加者を交えた 自動車環境戦略 2020」の施策を県民、事業者の皆さ 意見交換では、活発な議論が行われました。 んに広く周知し、その推進を図るため、12 月 16 日 (火)に推進大会を中電ホール (名古屋市東区東新町) で開催しました。 式典では、大村知事の主催者あいさつ、伊藤県議 会副議長の来賓あいさつの後、自動車エコ事業所認 定証(1 事業所)の授与式、あいちCO2 削減マニフ ェスト 2020 認定証(7 事業者)の授与式及びあいち 緑のカーテンコンテスト優秀事例(12 者)の表彰式 涌井さんの講演 田中さんの講演 を行い、認定証や県産の間伐材を使った賞状を贈呈 しました。 大気環境課地球温暖化対策室 また、 「低炭素社会づくりフォーラム」として、東 温暖化対策グループ 電話 052-954-6242(ダイヤルイン) わくいしろう 京都市大学環境学部教授の涌井史郎さんとトヨタ自 た な か よしかず 動車株式会社製品企画本部主査の田中義和さんから、 講演をいただき、約 350 名の参加者が熱心に聴き入 -6- 自動車環境グループ 電話 052-954-6217(ダイヤルイン) たきわき 豊田市立滝 脇 小学校が「第 49 回全国野生生物保護実績発表大会」 で文部科学大臣奨励賞を受賞しました たきわき 11 月 25 日(火) 、環境省講堂において「第 49 回 愛知県が推薦し参加した豊田市立滝脇小学校は、 全国野生生物保護実績発表大会」 (主催:環境省・(公 探鳥会、愛鳥検定、巣箱営巣調査、広報活動などに 財)日本鳥類保護連盟)が開催され、全国から推薦 取り組んでおり、 「私たちの愛鳥活動」をテーマとし を受け一次審査を通過した 10 校が参加しました。 て実績を発表したところ、愛鳥活動において高い評 本大会は、野鳥を始めとする野生生物保護の活動 価を受け、文部科学大臣奨励賞を受賞しました。 を通して得た経験や活動状況を発表し、子どもたち の野生生物保護への関心と理解を深める機会とする ため、昭和 41 年から毎年開催されています。 愛鳥活動(探鳥会) 自然環境課 野生生物・鳥獣グループ 電話 052-954-6230(ダイヤルイン) 表彰式 2月は放置自動車ゼロ推進月間です 愛知県では、2 月を「放置自動車ゼロ推進月間」 ・不要となった自動車は、自動車販売店など適切に に定め、県内全域で路上や公園等に放置されている 処理できる事業者に引き渡してください。 自動車の一掃に努めています。 本県の自動車保有台数は全国一ですが、その一方 で、都市部を中心に道路、公園、河川敷等に多くの 自動車が放置されており、道路交通上の障害や環境 保全上の問題が生じています。 このため、期間中、放置自動車の早期発見に向け てのパトロール強化、長期間放置されている放置自 動車の速やかな撤去や一時保管場所への移動ととも に、広く県民や事業者の皆様に啓発を行います。 放置自動車をなくすため、次の事項に是非ご協力 放置自動車の撤去 ください。 ・放置自動車を見つけたら、発見場所の市町村役場 資源循環推進課 一般廃棄物グループ 電話 052-954-6234(ダイヤルイン) 又は県環境部資源循環推進課に連絡をお願いしま す。 電話 052-×××-××××(ダイヤルイン) -7- 連 載 資源循環推進課からのお知らせ(1) ~ごみの減量に向けて~ 私たちが生活する上で、多くのごみが発生してい これは、容器包装リサイクル法など各種リサイク ます。ごみを減らすために、私たちには何ができる ル法が整備されたことや、市町村の取組によってご でしょうか。 みの分別が進んだことにより、これまでごみとして 処分されていたものがリサイクルされるようになっ 1 愛知県のごみの現状 たことや、買い物時にマイバッグを持参するなど県 家庭などから排出されるごみは、年間約 258 万ト 民の皆さんのごみ減量に対する意識の向上等による ンとなっています(平成 24 年度実績)。 これはナゴヤ ものと考えられますが、 近年は横ばいの状況にあり、 ドーム約 5 杯分に相当する量となっており、処理す さらなる取組が求められています。 るために1年間で県民一人当たり約11,000円と多額 の費用がかかっています。また、ごみの最終処分量 2 私たちにできること (埋立)は年間約 22 万トンもあり、 県内の最終処分場 ごみの減量を進めるためには、県民の皆さん一人 の残余年数は 26.8 年(平成 24 年度末現在)となって ひとりのご協力が不可欠です。以下に示すようなこ います。 とを実践し、さらなるごみの減量に向けて行動して ごみ処理費用や最終処分量の削減のためには、ご みませんか。 みの減量が必要です。 ・ごみの分別を徹底する 下図のとおり、 過去 15 年間の主要指標の推移を見 ・マイバッグ、マイボトル、マイ箸を持ち歩く ると、ごみの総排出量、最終処分量は減少し、リサ ・計画的な買い物を心がけ、不要なものは買わない イクル率は増加しています。 ・食材は上手に使い切り、料理は残さず食べきる ・生ごみを捨てるとき、きちんと水を切る ・資源ごみの集団回収、スーパー等の店頭回収に協 力する ・生ごみコンポストを利用して生ごみを堆肥化する ごみの総排出量、最終処分量、リサイクル率の推移 愛知県環境情報紙「環境かわら版」 平成 27 年 1 月 5 日発行(第 224 号) 編集・発行 愛知県環境調査センター 企画情報部 〒462-0032 名古屋市北区辻町字流 7-6 電話 052-910-5489(ダイヤルイン) 資源循環推進課 一般廃棄物グループ 電話 052-954-6234(ダイヤルイン) 編集後記 新年明けましておめでとうございます。 寒い日が続き、省エネは気にしているけれど、ついつい暖房の 使用頻度が上がってしまう…。そんな方は、まず節水を始めてみ ませんか。水の流しっぱなしを止める、トイレの水を流す際の 「大」 「小」を使い分けるなど、少しの意識で水の使用量が減り、 節約にもなります。今年も無理をせず身近なところからエコアク ションに取り組みましょう。 (企画・編集チーム) ※ この環境かわら版は、環境部 Web ページ「あいちの環境」http://www.pref.aichi.jp/kankyo/でも発信しており、写真等を カラーでご覧いただけます。この記事は広報紙等へ再掲していただきますようお願いします。 -8-
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