Carboguard® 888 Selection & Specification Data 塗料のタイプ: エポキシポリアミド 一般特性: 低温硬化性・速乾性に優れ、長期の塗り重ね時間を持つ下塗 り・上塗り兼用塗料。下塗り・中塗り・上塗りとして、鉄面に対する 防食性に優れる。鉄面、亜鉛めっき面、コンクリート面に対するセ ルフプライミング性を持ち、様々な環境において利用しやすい塗 料である。 特長: ・ ・ ・ ・ ・ ・ 下地処理 一般: 表面は清浄で乾燥していること。塗料の付着性に影響を与え る可能性のあるごみ、ほこり、油脂類、その他の付着物を、適切 な方法を用いて除去する。 鋼材: SSPC-SP 6 (ISO Sa 2) (表面粗度: 38-75 m) 亜鉛メッキ面: SSPC-SP 7 具体的な方法については、カーボライン社に相談すること。 コンクリート面: 低温硬化性に優れる ハンドリング乾燥時間が短く、ショップ内塗装に適する 最長塗り重ね時間は 1 年間 他のエポキシより黄変しにくい VOC に関して、AIM 規制に適合 接合面への使用に関して、Class A のすべり係数を持ち、 クリープ試験基準に適合 色相: レッド(0500)、グレー(0700)、白(0800)、黄(0600) 仕上げ: Performance Data 試験方法 塗装系 結果 ASTM A 490 すべり係数 ブラスト/ 888 Class A 適合 ASTM B 117 塩水噴霧 ブラスト/ 有機ジンク/ 888/888 ASTM D 1653 水蒸気透過性 888/888 ASTM D 2247 湿度試験 ASTM D 4060 磨耗試験 ASTM D 4213 スクラブ試験 ASTM D 4541 付着力試験 ブラスト/ 888/888 ブラスト/ 888 ブラスト/ 888 ブラスト/ 888/888 サテン 下塗り: セルフプライミング性。または、無機ジンク・有機ジンク・エポキ シあるいは他の推奨される塗膜に塗装してもよい。ジンクリッチプ ライマー上に塗装する場合は、発泡を防ぐため、ミストコートが必 要な場合がある。 上塗り: 曝露環境あるいは要求に応じて、アクリル・エポキシ・ポリウレタ ン系塗料で上塗り可能。 乾燥膜厚: 固形分: 理論塗付量: VOC: 24°C、相対湿度 50%またはそれに等しい環境において 28 日 間硬化させる。レイタンス層、硬化剤などは塗装前に適切な方法 を用いて除去しておく。 75-125 m/ 回 1 回の塗装で 250 m を超えないこと。 63 ± 2 (容量%) 25 m の場合: 24.8 m2/L 75 m の場合: 8.2 m2/L 125 m の場合: 4.9 m2/L 混合あるいは塗装時のロスを見込むこと。 無希釈: 330 g/L #15シンナーで15容量%希釈: 403 g/L #225E、#236E、#255Eシンナーで 15容量%希釈: 330 g/L #33シンナーで15容量%希釈: 403 g/L 上記は公称値であり、色相によって若干異なる。 耐熱性: 連続: 93°C / 断続: 121°C 93°Cを超えると、光沢の低下と変退色が見られる。 注意点: エポキシ塗料は、日光に曝露されると光沢を失い、変退色が 起こり、最終的に白亜化(チョーキング)する。 7,000 時間後 平板部に欠陥なし/ カット部にさび、 ハツリ幅 0.7mm B 法(wet cup)/ 条件 C (湿度 0%, 23°C)/ 0.6 US perms. 8,000 時間後 さび・フクレなし/ 2E の変色 CS17 wheel、1 kg 荷重、 1,000 サイクル/ 138 mg 減少 研磨剤入り 100 サイクル後 侵食速度 0.0039L 1,167 psi (約 8 MPa) 1,000 時間後 平板部にフクレ・さび・ 白亜化なし/ カット部にさび/ ハツリ幅 3mm 45°の角度で 1 年屋外曝露/ ブラスト/ 中西部曝露 平板部の欠陥は 888/888 #6 の白亜化のみ 追加のデータおよび試験報告書は書面での請求で入手可能。 D 5894 QUV/ プロヒージョン ブラスト/ 888 混合および希釈 混合: Part A、B それぞれを動力撹拌し、混合後も動力撹拌する。塗 料温度が 24°C を下回る場合は、熟成時間を 30 分設ける。部分的 に混合することは推奨されない。 2012 年 10 月改訂 上記記載の技術データは正確を期されていますが、改良等の為に予告なしに内容が変更されることがあります。内容について更に詳しくお知りになりたい 場合は、弊社の特約販売店迄あるいは直接弊社迄お問い合わせ下さい。製品の品質については充分な管理がなされていますが、塗装作業の結果生ずる可能 性のある塗料の問題あるいは膜厚等の過不足等の問題については、弊社は責任を負いかねます。 ® Carboguard 888 Page 2 希釈: 警告: #15 シンナーあるいは#33 シンナーで 15 容量% (19 オンス/ ガ ロン)まで希釈可能。カーボライン社が推奨、供給する以外のシン ナーを用いた場合は、塗料の性能に悪影響を与える恐れがあり、 明示または暗示による一切の保証を無効とする。 HAP や VOC の排出を抑えたい場合には、#236E シンナーを 使うことも可能。詳しくはカーボライン社技術サービスまで。 引火性溶剤を含む。火花や裸火から遠ざける。米国電気工事 規程に従って製造され、接地してある電気機器・設備を使用する。 爆発の危険がある場所では、作業者は非鉄工具を使用し、導電 性の衣服と火花を発生しない靴を着用する。 混合比: 塗装条件 A : B = 1 : 1 (体積比) 可使時間: 4 時間 (24°C) 可使時間が終わりに近づくと、塗料はコシを失いタレ始める。 高温では可使時間はさらに短くなる。 塗装機器 以下は、本製品を塗装する場合の塗装機器に関する一般的 な指針である。塗装現場の状況によっては、望ましい結果を得 るためにはこれらの指針の変更が必要な場合もある。 最低 塗料 温度(°C) 被塗面 温度(°C) 気温 (°C) 湿度 (%) 10 2 2 0 32 57 49 85 最高 工業的な基準としては、被塗面温度が露点を 3°C 以上上回っ ていることである。被塗面温度が露点を下回って結露が起こった 場合は、フラッシュラストが発生し付着力の低下に繋がることがあ る。通常の塗装条件の範囲外の場合には、特別な塗装方法が必 要になる場合がある。 エアスプレー: 硬化時間 2 つの調圧弁のついた圧力ポット・最小内径 3/8 インチの塗料 用ホース・内径 0.07 インチのフルードチップおよび適切なエアキ ャップを使用する。 被塗面温度 (湿度 50%) ハンドリング 時間 塗り重ね 時間 完全硬化 2°C 16 時間 18 時間 3日 10°C 9 時間 8 時間 2日 24°C 3 時間 4 時間 1日 エアレススプレー: ・ 圧縮比(最小): 30 : 1* ・ 吐出量(最小): 3.0 ガロン/分 ・ ホース内径(最小): 3/8 インチ ・ オリフィスサイズ: 0.017-0.021 インチ ・ 塗料圧: 14.5-15.9 MPa ・ メッシュ: 60 mesh *: テフロンパッキングが推奨され、メーカーから入手可能。 ハケ・ローラー: 推奨乾燥膜厚、望ましい外観と隠蔽性を得るには、複数回の 塗装が必要な場合がある。過度のハケ・ローラー返しを避ける。 最良の結果を得るには、24°Cでは10分以内に重ね塗りする。 ハケは中程度の硬さのものを使用し、ローラーは耐溶剤性の ある3/8”の毛足のものを使用する。 清掃および安全情報 清掃: #2 シンナーかアセトンを使用する。漏出時は、地域の法令に 従って回収、廃棄する。 安全情報: このデータシートと MSDS にある、あらゆる安全衛生情報を読 み、これに従う。通常の作業と同様の安全対策を講じる。 32°C 1.5 時間 2 時間 12 時間 上表は、乾燥膜厚 75-125 m の場合である。厚膜・換気不足・ 低温等の条件では乾燥時間が長くなり、溶剤の閉じ込めや早期 の不具合が発生する可能性がある。硬化中の高湿度条件あるい は結露の発生は、硬化の妨げとなり、変退色やくもりの原因とな る。くもりやブラッシングは塗り重ねの前に必ず水洗すること。特 別な下地処理をしなくても、最大塗り重ね間隔は 1 年である。脆 弱なチョーキング層は、良好な塗装慣習に従って除去する。上 塗り塗料によっては、塗り重ね間隔が短い場合にも塗装が可能 である。推奨塗料および試験結果については、カーボライン社に 相談すること。最大塗り重ね時間を超過した場合は、上塗りをす る前にスイープブラストで目荒らしをする必要がある。4°C を下回 る温度で塗装された塗膜は、一時的に柔らかくなることがあるが、 これは通常の状態であり、性能に影響はない。 荷姿、取扱および保管 保存可能期間(24°C): Part A: Part B: 未開封で保管条件に従った場合。 製造後 36 ヶ月 製造後 36 ヶ月 荷姿: 2 ガロンキット 13 kg 10 ガロンキット 62 kg 保管条件: 温度: 4-43°C 湿度: 0-100% 屋内に保管すること。 換気: 密閉された場所で使用する場合および本製品を希釈して使 用する場合、作業中および作業後に塗膜が硬化するまで、徹底 的に換気を行う。換気装置は、使用された溶剤の揮発蒸気が空 気中で爆発限界の下限に達しないようにするだけの能力を持つ ものでなければならない。作業者は、曝露レベルが指針を下回 っていることを試験し、監視しなければならない。曝露レベルを 確認、監視できない場合は、鉱山安全保健管理局(MSHA)また は国立労働安全衛生研究所(NIOSH)によって認可された送気 マスクを着用する。 引火点(セタ密閉式): Part A: Part B: 12°C 13°C 2012 年 10 月改訂 上記記載の技術データは正確を期されていますが、改良等の為に予告なしに内容が変更されることがあります。内容について 更に詳しくお知りになりたい場合は、弊社の特約販売店迄あるいは直接弊社迄お問い合わせ下さい。製品の品質については充分な管理がなされていますが、 塗装作業の結果生ずる可能性のある塗料の問題あるいは膜厚等の過不足等の問題については、弊社は責任を負いかねます。
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