宮崎市感染症週報 平成 26 年 第52週・平成27年 第 1週 (第52週:平成26年12月22日~平成26年12月28日) (第1週:平成26年12月29日~平成27年1月4日) ◆全数報告の感染症 1類感染症 4類感染症 第52週 報告なし 第52週 E 型肝炎1例 第 1週 報告なし 第 1週 報告なし 2類感染症 5類感染症 第52週 結核4例 第52週 侵襲性肺炎球菌感染症1例 第 1週 報告なし 水痘 (入院例に限る)1例 第 1週 報告なし 3類感染症 第52週 報告なし 第 1週 報告なし ◆定点把握の対象となる5類感染症 -1- 宮崎市感染症週報 平成 26 年 第52週 (平成26年12月22日~12月28日)・平成27年 第 1週 (第1週:平成26年12月29日~平成27年1月4日) ◆主要定点把握疾患の過去5年間との週別比較 -2- 宮崎市感染症週報 平成 26 年 第52週 (平成26年12月22日~12月28日)・平成27年 第 1週 (第1週:平成26年12月29日~平成27年1月4日) ◆今週のトピックス 《インフルエンザの報告数が注意報レベルを超過しました》 昨年末の第 52 週に、市内のインフルエンザ定点当たり報告数が『22.6』となり、注意報レベルの基準値である 『10』を超えました。今後、さらに流行することが予想されますので、手洗いや咳エチケットなどの対策を行い、感 染予防に努めましょう。 症状や感染予防策などの詳細は、下記をご覧ください。 <感染経路> ¡ 飛沫、接触感染 インフルエンザにり患した人の唾液や鼻水などが、咳やくしゃみにより飛沫となって広がり、目・鼻・口など から体内に入ることによって感染します <潜伏期> ¡ 1~3日 <症状> ¡ 急な発熱(38℃以上)・悪寒・頭痛などで始まり、熱は3日ほど続きます ¡ その間に筋肉痛、関節痛、腰痛、咳、鼻づまりなどの症状がある他、嘔吐や腹痛など胃腸症状があらわれ る場合もあります ¡ 咳は熱が下がっても続き、完全に回復するのに1~2週間以上かかることもあります <合併症> ¡ 肺炎や脳炎をおこすことがあります ¡ また、アスピリンなどの解熱剤の使用が、重い合併症と関係しているといわれていますので、発熱時はむや みに手持ちの解熱剤や市販薬を使用せずに、医師や薬剤師に相談しましょう <感染期間> ¡ 症状があらわれる1日前から発症後2~5日までは、唾液 (つば)などにウイルスが含まれています <感染予防策> ¡ 症状があらわれる前から感染力があるため、日頃から感染症に対する以下のような予防方法を実践して おくことが大切です ¨ 手洗い ž 外から帰った後、トイレの後、食事の前などには、必ず石鹸でていねいに手を洗いましょう ž タオルは共有しないようにしましょう ž インフルエンザウイルスには消毒用エタノールが有効です。手洗い後に手指消毒薬として使用し ましょう -3- 宮崎市感染症週報 平成 26 年 第52週 (平成26年12月22日~12月28日)・平成27年 第 1週 (第1週:平成26年12月29日~平成27年1月4日) ¨ マスクの着用・咳エチケット ž 咳やくしゃみのある時にはマスクを着用し、咳エチケットを守りましょう 咳エチケットとは 咳やくしゃみの際にはティッシュや腕などで、口・鼻を覆います 口や鼻を覆うのに使ったティッシュは、ゴミ箱に捨て、他の人が触らないようにします つばや鼻水が手に付いたら、石鹸でていねいに洗い流します ¨ 早期の受診等 ž むやみに市販の薬などを使わず、症状がある場合は、医療機関を受診しましょう ž 発症後48時間以内であれば、抗インフルエンザウイルス薬の投与が有効です <その他> ¡ 学校保健安全法では、第二種の感染症とされており、発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日 (幼 児にあっては3日)を経過するまでは出席停止となっています ¡ 登園・登校については、主治医とよく相談してください <関連リンク> ¡ インフルエンザ (総合ページ) (厚生労働省) http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/index.html ¡ インフルエンザとは (国立感染症研究所) http://www.nih.go.jp/niid/ja/diseases/a/flu.html -4-
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