「言語と人間」研究会(HLC)第 40 回春期セミナー開催要項 メインテーマ:フィールドワーク 日程: 2015 年 3 月 18 日(水)~3 月 20 日(金) 会場: 立教大学 池袋キャンパス http://www.rikkyo.ac.jp/ 住所: 〒171-8501 東京都豊島区西池袋 3-34-1 参加費: 申込期日 2 月 28 日まで(事前振込み) 3 月 1 日以降(当日支払い) 一日参加 参加費<会員> 参加費<非会員> 学生 5,000 円 学生 6,000 円 一般 8,000 円 一般 10,000 円 学生 6,000 円 学生 8,000 円 一般 10,000 円 一般 12,000 円 学生 3,000 円 学生 4,000 円 一般 5,000 円 一般 6,000 円 ◎ プログラム(敬称略) 第 1 日目 3 月 18 日(水) 10:30- 受付 11:00-12:30 ワークショップ A / B / C(1)(分科会) 12:30-14:00 お昼休み 14:00-15:30 ワークショップ A / B / C(2)(分科会) 15:30-16:00 休憩 16:00-18:00 研究発表(ポスター形式) 第 2 日目 3 月 19 日(木) 10:30- 受付 11:00-12:30 ワークショップ A / B / C(3)(分科会) 12:30-14:00 お昼休み 14:00-15:30 講義(1)「謎解きの面白さ―日本語アクセントのフィールドワーク」(全体会) 松森晶子(日本女子大学) 15:30-16:00 休憩 16:00-17:30 講義(2) 「差別される側に立つこと:インドのヒジュラとのフィールドワーク」 (全体会) 國弘暁子(群馬県立女子大学) 第 3 日目 3 月 20 日(金) 10:30- 受付 11:00-12:30 ワークショップ A / B / C(4)(分科会) 12:30-14:00 お昼休み 14:00-15:30 研究生活入門(希望者のみ) (大学院情報、学会発表、論文投稿、就職などについてのアドヴァイス・情報交換) ◎ ワークショップ(分科会)のテーマ・講師名 ※ ワークショップ A・B・C のいずれか 1 つを選択し、3 日間にわたり各々のテーマで学びます。 ワークショップ A: 「民族誌的フィールドワークの手法と分析」 梶丸岳(京都市立芸術大学) フィールドワークは分析の基礎となるデータを得る不可欠の調査技法ではありますが、そこにはさまざま な困難が伴います。本ワークショップでは、掛け合い歌の民族誌的調査における実際のプロセスを追いなが ら、民族誌的フィールドワークとデータ分析の手法を学んでいきます。構成は以下の通りです。 (1)民族誌的フィールドワークのはじめ方 (2)民族誌的フィールドワークの実践手法 (3)フィールドで得たデータの分析手法 事例は掛け合い歌が中心ですが、言語人類学など調査対象に密着するタイプの調査と基本的には変わりま せん。ワークショップの最後では、参加者自身の研究への応用についても一緒に考えていきます。なお、で きれば事前に椎野若菜・白石壮一郎(編)2014『フィールドに入る』 (古今書院)を読んで、フィールドワ ークへのイメージをつけておいてください。 ワークショップ B: 「エスノグラフィック・データ分析レポート演習」 森田京子(青山学院大学) 本ワークショップでは、仮説生成的なエスノグラフィックな視点から、フィールドワークで入手した情報 をどのように描写分析し、どのように報告するか、セミナー形式で実践的に学びます。現場の日常で繰り返 される何気ないインターアクションを通して、そこで「何が起こっているのか」「どんなことが伝達されて いるのか」解釈するために、様々なインタビューや参与観察のフィールドノーツ、録音・録画された生デー タを多角的に検討し、分析的帰納法という手法を演習します。ワークショップの構成は以下の通りです。 1. アーバン・エスノグラフィー概観(教育・医療介護・家庭などの日常的現場で) フィールドリサーチでの留意点(トライアンギュレーション、不適合事例など) 2. データ分析の方法: フィールドノーツ、録音・録画データ、トランスクリプト 描写分析の手順: 物語的場面描写 (narrative vignettes) 要点的引用 (key quotes) 録画データの分析とレポート方法 (micro-ethnography) 3. データ分析レポート発表・検討ディスカッション (1) 4. データ分析レポート発表・検討ディスカッション (2) フィールドワーク未経験者の受講も可としますが、演習に必要な生データが持ち込み可能なフィールドワ ーク経験者、または現在リサーチ継続中の方を主な対象とします。(フィールドワーク未経験の方は、事前 にご相談ください。 )参加希望の方は、事前にフィードリサーチ経験、主な調査研究対象、研究分野や分析 方法など、個別のリクエストとともにお知らせください。また、以下の文献を読んでおいてください。 森田京子 (2007). 『子どもたちのアイデンティティー・ポリティックス:ブラジル人のいる小学校のエスノ グラフィー』 新曜社. ワークショップ C: 「フィールドとポジショニング」 岡部大祐(東海大学) 私がこれまで研究してきた「フィールド」は、がんに関する参加型チャリティ・イベントです。本ワーク ショップでは、外部から「エントリー」するものではなく、研究者自身がすでに身を置いている、 (職場を 含む)生活の一部というフィールドを研究することをテーマとして扱います。ディスコース心理学の概念で あるポジショニングを手掛かりに、参加者のみなさんと共にその方法について考えていきます。 (1)導入 (2)フィールドとポジショニング (3)データ収集・分析を考える (4)まとめ 参考文献: 宮内洋・今尾真弓 (2007). あなたは当事者ではない:<当事者>をめぐる質的心理学研究. 北大路書房. ◎ 申込み方法 「言語と人間」研究会ホームページ(http://www.rikkyo.ne.jp/grp/hlc/)にあるウェブ申込みフォームに必要 事項欄をチェック・記入し、お申込みの上、下記の方法で参加費をお支払ください。なお、事前振込みと当 日支払いで参加費が異なりますのでご注意ください。 事前振込み(締切:2015 年 2 月 28 日(土) ) 2 月 28 日(土)までにウェブ申込み、および参加費の振込を済ませてください。 振込先・口座名:みずほ銀行 成城支店(店番号 445) 普通口座 1115796 HLC 春期セミナー実行委員会 当日払い 3 月 1 日(日)以降にウェブ申込みの場合、参加費は春期セミナー当日に受付にてお支払いください。 ・参加費には資料代が含まれますが、食費は含まれません。食事については、学内の食堂や近隣のレストラ ン、お弁当ショップ等がご利用いただけます。 ・3 日間通しの参加を原則といたしますが、いずれか 1 日のみの参加をご希望される場合には、事務局まで ご連絡ください。 ・一度納入された参加費は、いかなる理由があっても返金いたしませんのでご了承ください。 主催:「言語と人間」研究会(HLC) お問合せ先:「言語と人間」研究会事務局 E メール: [email protected] ホームページ: http://www.rikkyo.ne.jp/grp/hlc/ (付)第 40 回 HLC 春期セミナー研究発表(ポスター形式)募集要項 本セミナーでは、研究の展望や可能性、現在進行中の博士・修士研究なども含め、広く発表を募集いたし ます。奮ってご応募ください。 日時: 2015 年 3 月 18 日(水)16:00~18:00(120 分) 会場: 春期セミナー会場(立教大学 池袋キャンパス) 発表資格: HLC 会員の方に限ります。 非会員の方はセミナー当日までに入会手続きを行ってください。 連名による発表の場合、発表者全員が会員である必要があります。 発表言語: 日本語または英語。発表要旨(後述)は発表する言語で書いてください。 発表申込み方法: (1)題目、 (2)氏名(ふりがな)、 (3)郵便番号・住所、 (4)連絡先電話番号、 (5) E メールアドレス、(6)所属、(7)発表要旨(日本語 1,200 字、または英語 500 語程度)の 7 点を記 載した E メールを、事務局 ([email protected]) にお送りください(E メール以外での申込 みは受け付けません) 。 応募締切: 2015 年 1 月 31 日(土)午後 11 時(必着) 審査結果の通知: 2015 年 2 月 14 日(土)までに応募者全員に通知します。 発表要旨はセミナー・ハンドブックに掲載されます。 「言語と人間」研究会(HLC) 会長・平賀正子(立教大学)
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