ガラスビーズを用いた簡易ELISA法の開発 概要 植物ウイルス病の抗血清診断法の一つ、イムノクロマト法は簡便、迅速(約30分)ですが、市販キットが高価なため、 検査単価が高くつきます。また、通常の ELISA 法は大量検定に適し検査単価は比較的安いのですが、検査時間が長く (2~3日)かかります。そこで、ELISA 法で目的のウイルスを捕捉する担体(固相化担体)をプレートからガラスビーズに 変え、短時間(約30分~1時間)に結果が判る簡易 ELISA 法を開発しました。 方法 あらかじめ、直径約0.4mmのガラスビーズの表面に植物ウイルス(標的ウイルス)の抗体(IgG)をコーティングした 「IgG コーティングガラスビーズ」を作製し、0.2gずつ小分けして冷凍保存しておきます。この簡易 ELISA 法の検定手順は 図1のとおりです。また、その原理を簡単に図示しました(図2)。 図1. ビーズ ELISA 法による診断の流れ 図2. ビーズ ELISA 法の原理 <お問い合わせ> 本診断についてのお問い合わせはこちらから。 URL:https://cpscent.ws.hosei.ac.jp/wp/contact_form
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