ラデク・バボラーク&新日本フィル

Super Soloist meets New Japan Philharmonic
New Japan Philharmonic, Orchestra
スーパー・ソリスト meets 新日本フィル
© K.MIURA
[第1部/リサイタル] Recital
ベートーヴェン:ホルン・ソナタ ヘ長調
Ludwig van Beethoven : Horn Sonata in F major
シューマン:3つのロマンス
Robert Alexander Schumann : 3 Romanzen
ブラウン:ホルン・ソナタ
Yehezkel Braun : Horn Sonata
[第2部/コンチェルト&指揮] Concerto & Conduct
マルティヌー:サンダーボルト P-47
Bohuslav Martinu : Thunderbolt P-47
グリエール:ホルン協奏曲 変ロ長調
Reinhold Gliere : Horn Concerto in B-Flat major
《ラデク・バボラーク&新日本フィル》
空間を満たす自然な音楽と
超越したスケール感
圧巻のバボラーク・ワールド
その全貌、
ここにあらわる
Radek
Baborák
& New Japan Philharmonic
ラデク・バボラーク[ホルン・指揮]
Radek Baborák, Horn & conduct
清水和音[ピアノ]
Kazune Shimizu, Piano
新日本フィルハーモニー交響楽団[管弦楽]
New Japan Philharmonic, Orchestra
Kazune Shimizu, Piano
© Mana Miki
2015. 2.13[金]
好評販売中
19時開演(18時30分開場)
S¥7,000/A¥6,000/B¥5,000
[全席指定]
[ご予約・お問合せ]
トリフォニーホールチケットセンター 03-5608-1212
トリフォニーホールチケットオンライン www.triphony.com
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トリフォニークラブ会員は各10%引き、
同時入会申込可、
スカイツリーセット券あり
[裏面参照]
JR & 東京メトロ
「錦糸町駅」
より徒歩5分/東京スカイツリータウン®より徒歩20分
歴史に残るホルニストの、
歴史的ステージ。
体操の世界選手権でもフィギュアスケートのグランプリシリーズでもよいのだけど、
稀にあります
よね。着地や着氷の瞬間があまりにも安定しているものだから、
見ているうちに感嘆を通り越して、
ただひたすら笑みがこぼれてしまうような選手に出会うことが。ちょっとした事件にも等しい。
そし
てさらに、
技術の精度ばかりが目を奪うのではなく、
最終的には肉体が描く軌跡そのものの秀でた美
しさが感動を誘う次元の演技に出会ってしまえば、
我々はただ、
沈黙と共にそれを愛でるしかない。
上の一文の肉体を
“音”
に、
演技を
“演奏”
に置き換えれば、
それはすなわちラデク・バボラークの
ホルンを形容する言葉となる。テクニックを極めながらも、
音は機械的な冷たさとは正反対。彼を
育んだボヘミアの野に太古の昔から響いていた角笛の姿を現代に伝えるような、
不思議な懐かし
さと温もりが備わる。それがホールの空間を浸透力も豊かに満たすさまを、
実演でぜひ堪能して
みてください。どんな作品も輪郭を精確にトレースしながら、
時空を超えたイメージの喚起力すら
生む
“バボラーク・トーン”
の魅力を……。
つまりは音楽のスケール感においても、
ヴァイオリンやピアノの巨匠に匹敵する次元に達した希
有な存在。10年在籍したベルリン・フィルを辞して、
ソロと室内楽活動に専心したのも
(最近は指
揮活動も開始)
、
ある意味では当然のなりゆき。年輪を重ねつつ深化の度を深めた自己の音楽世界
を、
表現者として世に問うための選択に違いない。そんなバボラークが自らの
“現在”
を伝えるため
に編んだのも、
まさに唯一無二のプログラムだ。
ベートーヴェンのソナタはホルニストにとって古典中の古典。そしてバボラークには特別な意味
も持つ。ボヘミア出身でモーツァルトとも交友があったジョヴァンニ・プントが、
楽聖の伴奏で初演
した作品なのだ。同胞の歴史的名手へ敬意を払いながら、
その列に並ばんとする者の自負の念も
こめた選曲……などと書き付けたら本人は謙遜の表情を浮かべるだろうか。続くシューマンはホ
ルンのためのオリジナル作品「アダージョとアレグロ」ではなく、オーボエのための「3つのロマン
ス」
。かのハインツ・ホリガーが
「私の楽器のために書かれた曲としてロマン派の最高傑作」
と呼び、
「3つの深遠な詩を読むような趣」
と語った作品に、
今のバボラークは惹かれるものを感じるのだ
ろう。前半をしめくくるイェヘズケル・ブラウンは2014年8月に満92歳で世を去ったイスラエルの
作曲家で、
その筆から生まれた無伴奏のプレリュード集と、
今回の演目を飾るソナタはバボラーク
の十八番。ホルンの特性をなす牧歌的な要素にスピリチュアルなメッセージを結びつけた音楽を、
「自分にとって特に重要なもの」
と彼は位置づけている。
後半は愉快なオーケストラ曲で始まる。アメリカの戦闘機の名をタイトルに掲げたスピード感あ
ふれる痛快なスケルツォ。チェコの
“お国物”
にあたるマルティヌーを前座に置いたという以上にス
リリングな聴き物だ。そしてメインディッシュがグリエール。
スラヴ的な歌心に洗練味を同居させた
コンチェルトに対してバボラーク以上の吹き手は考えにくく、
作品の特色をなす
(そして独奏者に試
練を課す)弦楽器的なフレーズの息の長さとニュアンスの幅広さを生かす点でも以下同文だ。
2010年5月にはベルリン・フィル、
2012年6月にはNHK交響楽団との共演でも取り上げて圧巻の
ソロを披露していた、料理にたとえるならシェフのスペシャリテにも等しい協奏曲。難曲の決定的
名演に接する機会が保証された一夜となれば、
これもちょっとした事件だと思いませんか?
木幡一誠
音楽評論家 料金
[全席指定]
S¥7,000/A¥6,000/B¥5,000
(トリフォニークラブ会員は各10%引き、
同時入会申込可)
※都合により公演内容の一部が変更となる場合がございます。未就学児のご入場はご遠慮下さい。
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東京スカイツリー天望デッキ
(350m)
日付指定入場引換券
+本公演チケット
(S席)
+すみだまち処お買物券1,000円分
お申込み:墨田区観光協会チケット担当
CD
0120-500-315[平日10:00∼17:00]
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ベートーヴェン・コラボレーションズ
ラデク・バボラーク & 菊池洋子[ピアノ]
ラデク・バボラーク
&チェコ・シンフォニエッタ
ベートーヴェン/ホルン・ソナタ 作品17
クレーベ/
「変容」
作品95 ほか
■Octavia Cryston EXCL-74
■
(2010年録音) 2,857円(税別)
モーツァルト/ホルン協奏曲第2番
ハイドン/ホルン協奏曲第1番 ほか
■Octavia Exton EXCL-84
■
(2011年録音) 2,857円(税別)
東京スカイツリー
タウン ®へ 徒歩20分
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