2014 年 12 月 25 日 スノーハイキング!! スキーコースのオープンが待ち遠しいと ころですが、ロープウェイの冬季営業が 12/11 から始まり、姿見駅周辺でもスノー ハイキングをする方が増えて来ています。 この日 12/20 も、時折覗く青空の下、子 供も大人も歓声を上げて冬の旭岳を楽しん でいました。 事前の準備、情報収集 パウダースノーに心惹かれる人は、北海道警察 HP の「安全登 山情報」をぜひ一度ご覧ください(□)。 ゲレンデのすぐ脇のよう な場所でも、道迷いや雪崩があり、過去の事例から学べるものが 少なくありません。また、悪天候の予期・回避を推めています。 旭岳でも事故の多くは、視界や天候の悪化で起きています。 雪の深さを、「パウダーサーチ」というサイトがグラフで示して います(□)。新雪が降ったかどうかの目安になりますが、一気に 数十 cm 増したら、まずは雪崩に気を付けたいものです。 気象協会HPでは、「山の天気」の中で 3-4 日先までの大雪山の 気温・風速の予想を見ることができます。 旭川地方気象台の電話天気予報「0166-177」は、主に上川地 方全体の予報ですが、最後の「天気概況」はヤマでの活動では気に留めておきたい情報です。 ※ウェアから安全装備まで、冬はなにかと道具が要りますが、「大事な時に使えない」は案外良くある話です。 現地でいきなり使う前に、装着のしかたや使用法、電池残量など、家でもう一度確認を。※ 旭岳ビジターセンター 〒071-1472 上川郡東川町勇駒別(旭岳温泉) http://www.welcome-higashikawa.jp/info/?c=16 開館:9 時~17 時 ℡0166-97-2153 Email:[email protected] *休館日 (年末年始) 12/31 ~ 1/5 旭岳温泉の天気や服装のめやす (2010 年以降 12/21-12/30 のデータから) *12 月下旬の気温=最高-1℃/最低-19℃ (平均;一日の最高気温-6.8℃・最低-12.5℃) ◎天気の傾向=粉雪の日が多く、積雪が増していきます。10 日のうち晴は 1-2 回です。 ☆野外活動の服装例=防水・撥水性のアウター上下、フリース等中間着、厚手の手袋・帽子、防寒靴 レ ン タ ル (スノーシューや長靴など) 9:00-17:00 *スノーシュー [注]一日 800 円 (東川町内宿泊施設利用者 500 円/モンベルカード 400 円) ※ストック付 * 冬用長靴 一日 200 円 (この時期の自然観察、スノーハイクに適した防寒長靴です) *歩くスキー [注] 一日 800 円 (東川町内宿泊施設利用者 500 円) ※スキー・ストック・靴一式 [注] : クロカンスキーコース積雪期利用の際は、協力金一日千円をお願いしています。 自 然 体 験 (ビジターセンター”しぜんあんない”) 13:30 スタート(30 分~1.5 時間位) ビジターセンター周辺の森をスノーシューなどで歩き、「この時期ならでは・ここ特有」の旭岳の自 然を探し、解説します。ここでスノーシューや歩くスキーの初体験という方も結構います。 参加費:ひとり 300 円 (スノーシューや歩くスキーのレンタルを必要とする方は +500 円) ※12 月 27・28・30 日実施予定 : 詳細等、旭岳ビジターセンター97-2153 にお問い合わせください。 雪の結晶観察・ビデオ・参考図書 降雪中は、”生”の雪結晶を見ることができるよう、顕微鏡を準備しています。 また、大雪山の自然を紹介するビデオ『四季大雪山』(約 45 分)があります。 動植物図鑑や参考図書、登山雑誌(山と渓谷 2009 年~)などが閲覧できます。 いずれも開館中、随時---来館の際、館員にお声かけください。 旭岳の生きもの エゾモモンガ ネズミ目 リス科 (学名)Pteromys volans orii (英名)Russian flying squirrel 低地から亜高山の森林に住み、主に日没後に 巣穴から出て、木の柔らかい葉や芽・花をエサと します。 頭胴長 15-20cm 位。 前足と後足の間 のマント(被膜)を脇の軟骨で前足よりも広く広 げ、樹から樹へ滑空します。 参考文献:熊谷さとし「哺乳類観察ブック」人類文化 社、門崎允昭「野生動物痕跡学事典」北海道出版企画セン ター,他 次回 1 月中旬発行予定
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