シャルレユニオンニュース No 19 2014年12月23日 12/10団交開催!! [第20回団体交渉] 12月10日18:30~19:30東京八重洲ホールにて第20回目の団体交渉が開催されましたので、 議事概要を以下のとおりご報告します。 <議事概要> 1. 2014年10月16日のMBO神戸地裁判決について (会社)会社は原告でも被告でもない。違法行為に加担させた経営責任が生じるとはどういうこと か。そもそもこの場は組合と会社の交渉の場であり、この判決に関することには答える 必要はない。 (組合)説明を求める理由は、判決により顧客・代理店への信用失墜及び従業員を違法行為に 加担させた経営責任が生じるからである。今回の判決が確定すると会社に2億円が 入ってくる。それでも無関係なのか。我々は義務的交渉事項と認識している。 (会社)判決は確定していない。そもそも団体交渉で話す内容ではない。 (組合)2億円を受け取らないという選択肢もあるのか。 (会社)それは確定してからの話である。 2.600万円未満代理店内規変更停止及び事業回復策について (組合)事前に要求書として提出しているので、それに対する回答をいただきたい。 (会社)意見として聞かせてもらっている。それが回答である。ステークホルダーである代理店 への影響の大きさがあり、長期にわたり継続し契約を延長してきた契約慣行がある、 という組合の主張だが、そもそも組合員の労働条件と関係があるのか。という理由で 義務的団交事項かどうかはさておき、意見は聞くというスタンスである。 (組合)我々は義務的交渉事項だという認識である。 (会社)現時点では義務的交渉事項ではないという認識である。 3.中期ビジョンの株主への開示について (会社)なぜこの場でこの話が出るのかわからない。意見としてなら話は聞く。 (組合)我々は、開示しないことが金商法24条及び25条に抵触する恐れがあると思っているから 意見している。 (会社)会社にも法令にかかわる部門がある。そこは法令に則ってやっている。 (組合)つまり会社は開示しないということに問題はないという判断か。 (会社)回答する必要はない。 (組合)そういうことなら組合は、会社は問題ないと判断している、と認識する。 (会社)前提として会社は問題か問題ではないかという認識は示していない。 (組合)つまり交渉事項ではないということか。いずれにしても会社は一般株主に開示する意思は ないのか。 (会社)ない。 4.賞与について (組合)前回、再雇用社員への賞与支給を要求したが、今回(12月)はどうだったのか。 (会社)組合からの要求は意見として聞いていたが今回は実現していない。 (会社)今回賞与に関していくつか質問させてほしい。①ステージが同じでも各部門ごとの基準に 差があるのはなぜか。 (会社)その部門の在籍者の欠勤状況や単価の違い等で全く同じになっていないだけである。 (組合)了解した。②次の夏季賞与も今回と同じ計算方法なのか。つまり、部門間での不公平は 解消するということか。 (会社)その通りである。 (組合)了解した。これは従来から組合が主張していたことである。感謝する。 (組合)ここでもう一つ要望がある。育成スタッフの目標についてだが、一例を挙げると50クリア ボーナス獲得者目標が前年比300%となっている。どのスタッフも頑張っているが、 会社の予算が前年割れしている中で前年比300%の目標は現実離れしている。 ここでの達成率が収入に直結するのでモラールダウンとなってしまっている。 (会社)現実離れしているということを踏まえて評価を考えてほしいということでよろしいか。 (組合)そういうことである。さらに言うならサポートスタッフについても業務項目を明確化し、 業務と評価がイコールになるよう運用してほしい。 (会社)試行錯誤の中ではあるが、極力そのようにしていきたい。 5.その他 (組合)業務時間外に組合活動を目的として、会議室を貸与することを要求する。 (会社)要求として受けとる。 (組合)いま現場では売れる商品とそうでない商品の二極化が激しい。商品供給体制と 関連部署の妥当な評価をお願いしたい。(いわゆる遺注率の評価) (会社)一部門、部署だけでの問題ではないが、意見として受け取る。 (組合)ぜひお願いしたい。組合からは以上である。 (会社)会社から確認事項として2点。①労働委員会の和解内容は確かに一般の方が閲覧でき ないようになった。しかし、過去のユニオンニュース、例えばNo15には労働委員会で 争っている内容が掲載されたままになっている。これら過去の記事についても削除する 等の対応を要求する。 (組合)過去に遡って記事を削除・書き換えを要求すること自体がありえない。私たちは和解案 の内容を公開しないという約束をして以降全く記事にしていない。本気で記事の削除・ 書き換えを主張するのであれば、前回交渉で求めたように抗議内容を文書で提出すること を要求する。 (会社)承知した。文書で提出する。 (会社)もう一つ。②懲戒申請書について、HP掲載の影響は大変大きい。一部経営者との癒着・ 不正の隠蔽とは何を以てそう主張しているのか。掲載の中止を求める。 (組合)掲載した資料から癒着・不正の可能性が高いのは明らかであり、全て事実である。 (会社)以前意見として聞くと言っていたはずである。なぜ飛躍してここまでするのか。 (組合)これは回答する義務がある案件である。そこまでいうのなら同じく抗議内容を文書で提出 することを求める。 (会社)この証拠書面は社内文書である。社内文書は全部勝手に掲載するつもりか。会社の判断も 仰がないということか。 (組合)全部とは言っていない。必要なものは組合で判断して掲載していく。我々は不正が社内 からなくなるまで掲載する。目的は社内から不適切な行為を一掃するためである。 (会社)その目的のためなら社内文書の掲載は当然というのが一般論という組合の認識か。 (組合)一般論ではない。今回の場合は掲載は当然という判断である。そもそも我々は不適切な 運用を正そうとしているだけである。それに対し、会社は社内文書を証拠としたことに 論点を移して認識の違いと退ける。我々は正しい主張をしているという自負がある。 文書で抗議されることを要求する。 今後も継続して団体交渉を行っていきます。
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