24%苛性ソーダ・35%塩酸・30%尿素水・ポリ塩化アルミニウム・次亜塩素酸ソーダ 購入仕様書 (趣旨) 第1条 本仕様書は、春日部市(以下「甲」という。)が、春日部市豊野環境衛生セン ター(ごみ処理施設) ・春日部市し尿処理場・春日部市一般廃棄物最終処分場の 各施設(以下、 「当該施設」という。)において使用する薬品(24%苛性ソーダ・ 35%塩酸・30%尿素水・ポリ塩化アルミニウム・次亜塩素酸ソーダ) (以下「薬 品」という。)の仕様について定めるものであり、納入者(以下「乙」という。) は、契約書に定めるもののほか、本仕様書に従い、これを履行しなければなら ない。 (品質) 第2条 乙が、甲に納入する薬品は、品質管理された原材料を用い、製造工程及び製 品についても品質管理されたものであること。 2 製品の品質は、以下の規格のいずれにも適合するものであること。 ①24%苛性ソーダ 水酸化ナトリウムの 24%溶液とする。なお、甲のごみ処理施設、し尿処理場、 最終処分場において、水質汚濁防止法・大気汚染防止法・悪臭防止法等の環境 法令に適合するように使用するものである。 ②35%塩酸 塩酸の 35%溶液とする。甲のごみ処理施設、し尿処理場において、水質汚濁 防止法・大気汚染防止法・悪臭防止法等の環境法令に適合するように使用する ものである。 ③30%尿素水 尿素の 30%溶液とする。甲のごみ処理施設において、水質汚濁防止法・大気 汚染防止法・悪臭防止法等の環境法令に適合するように使用するものである。 ④ポリ塩化アルミニウム PAC 酸化アルミニウム(Al 2 O 3 ) の 10.0∼11.0%溶液とする。甲のし尿処理 場において、水質汚濁防止法・大気汚染防止法・悪臭防止法等の環境法令に適 合するように使用するものである。 ⑤次亜塩素酸ソーダ 有効塩素 12%以上・塩分 5%以下の次亜塩素酸ナトリウム溶液とする。甲の し尿処理場において、水質汚濁防止法・大気汚染防止法・悪臭防止法等の環境 法令に適合するように使用するものである。 (3)納品に当たっての条件 ①当該施設内における保管及び使用に際して周辺環境に悪影響を与えないこと。 ②労働安全衛生上の作業環境において、有害物質が基準を超えないこと。 ③悪臭防止法に定める特定悪臭物質のガスの濃度が許容濃度を超えないこと。 1 ④当該薬品を原因とする有害ガス発生による爆発及び中毒事故が起きないこと。 ⑤貯留タンク及び配管内で凝固、分離、沈殿等の異常がないこと。 ⑥新規設備の設置や特別な操作を行うことなく、通常の甲の設備の運転を行う ことで、薬品の性能を発揮できるものであること。 3 乙は、契約締結後、直ちに甲に、納入品の製造方法について明記したものを提 出しなければならない。また、製造方法に変更が生じた場合は、納入前に甲と協 議しなければならない。 4 乙は、契約締結後、直ちに甲に、製造元が製造する当該薬品の成分表・活性炭 添加率証明書を初回納入時までに提出しなければならない。 (品質検査) 第3条 乙が、甲に納入する薬品の品質検査は、次のとおりとする。 (1)甲は、薬品の品質確認のため、納入品の試料を採取し、品質検査を行うこと ができる。 (2)乙は、甲による検査の結果が不合格となった場合は、乙の負担で交換、また は引き取りなどの措置に応じなければならない。 (納入) 第4条 乙は、甲の発注後、速やかに指定する日時、場所及び方法で納入しなければ ならない。納入の際は、製品の製造元が発行する分析表(成分表)を提出する こと。また、関係法規等を遵守し、事故防止に努め、適正な取扱を行うこと。 (納入時の作業環境への悪影響を生じさせないこと。) 2 次の内容を記載し、初回納入時までに提出のこと。 ①納入車両形態 ②輸送事業者名 ③納入予定期間 ④緊急連絡体制 ⑤製造業者及び工場に関する情報(名称・所在地・連絡先) ※ 納入に際しては、納品書、計量法に定める計量証明事業者の発行した計量 証明書を添付 3 納入作業は、収集車等の業務に支障をきたすことなく行い、事故には十分注意 すること。 4 納入は埼玉県生活環境保全条例に適合したタンクローリー車によるものとし、 地方税法及び埼玉県生活環境保全条例に違反する軽油等を使用しないこと。 (納入場所) 第5条 納入場所及び受入口の径は、表1のとおりとする。 2 納入前に、ジョイント部を確認すること。 3 1度の発注において、表1で示す複数の施設に納入する場合もある。 2 (納入期限) 第6条 納入期限は、平成 27 年4月1日から平成 28 年3月 31 日のうち、甲が指定す る日時とする。 (薬品の保証) 第7条 乙は、薬品の納入について下記のとおり保証すること。 ①当該薬品が、通常の当該施設の運転における薬品使用量を用いて、本仕様及 び実機テスト時の性能に適合しないことが認められたときは、甲の判断によ り納品の受領を中止する場合がある。その際は、乙の負担にて適合する薬品 と直ちに交換すること。 ②薬品中に異物等が混入したと判明した場合は、全納入品を入れ替えること。 ③薬品の性状に起因し甲の設備に損傷又は閉塞等により設備の正常な運転に支 障を与えた場合は、乙の責任において直ちに復旧すること。 ④国、地方公共団体、大学等の公的研究機関において、当該薬品に使用されて いる物質に有害性が認められた場合は、納品受領を中止する場合がある。こ のとき、有害性のない薬品に直ちに全量交換し、これに要した費用は乙の負 担とする。 ⑤乙は、特許権、実用新案権、意匠権、商標権その他日本国の法令に基づき保 護される第三者の権利の対象となっている材料、製造方法等を使用する場合 は、その使用に関する一切の責任を負うこと。 ⑥納入する薬品が常に同一の品質であることを保証すること。 ⑦当該薬品の成分に起因して、水質汚濁防止法・大気汚染防止法・悪臭防止法 等の規制基準を超えないこと。 ⑧使用機器への著しい損傷をもたらさないこと。 ⑨労働安全衛生上の作業環境基準を維持できること。 (契約の解除) 第8条 次の要件に該当する事項が生じた際は、甲の判断により契約を解除すること ができる。 ①納品された薬品を通常に使用しても、規制基準を満たさないとき。 ②納品された薬品による注入配管の目詰まりや機器の損傷が著しいとき。 ③納品された薬品の使用により、労働安全衛生上の作業環境の基準を遵守でき ないとき。 ④本仕様書に適合する薬品を納入する見込みがないと判断されるとき。 (契約の終了及び支払) 第9条 2 納入数量が予定数量に達しない場合、契約期間の満了をもって終了する。 原則として、乙は、納入回ごとに請求書を提出すること。 3 3 提出書類に係る経費は、全て乙の負担とする。 (その他) 第 10 条 乙は、契約締結後、直ちに甲に対して、下記の書類を提出するものとする。 ①化学物質等安全データシート(MSDS) 2 乙は、当該薬品の納入において、甲の構築物を汚染又は損傷させた場合は、乙 の負担で復旧すること。また、当該汚損によって甲に損害を生じさせた場合、甲 の損害を乙は弁償しなければならない。 3 納入時には、薬品の分析報告書及び納品書(計量証明)を添付すること。 4 乙は、当該薬品について、安全性または有効性、危険性について新たに情報が 得られたときは直ちにその情報を甲に提供すること。 5 本仕様書に疑義がある場合、又はこの仕様書に定めのない事項で必要なものに ついては、その都度、甲乙協議のうえ定めるものとする。 6 納入計画数量 (1)年間納入予定数量 表2のとおり (2)1回の納入予定数量 表2のとおり 4 表1 薬品 納入施設名 受入タンク容量 受入口径 4㎥ 50A 春日部市し尿処理場 ①水処理11㎥ ①50A (豊野町三丁目6番地) ②全体脱臭10㎥ ②50A 春日部市一般廃棄物最終処分場 2㎥ 50A 4㎥ 50A 1㎥ 50A 6㎥ 50A ポリ塩化アルミ 春日部市し尿処理場 ①水処理38㎥ ①50A ニウムPAC ②取水用17㎥ ②50A 6㎥ 50A (春日部市内所在地) 24%苛性ソーダ 春日部市豊野環境衛生センター (豊野町三丁目6番地) (東中野 889 番地 3) 35%塩酸 春日部市豊野環境衛生センター (豊野町三丁目6番地) 春日部市し尿処理場 (豊野町三丁目6番地) 30%尿素水 春日部市豊野環境衛生センター (豊野町三丁目6番地) (豊野町三丁目6番地) 次亜塩素酸ソー 春日部市し尿処理場 ダ (豊野町三丁目6番地) 表2 薬品名 年間納入予定数量 24%苛性ソーダ 132,000kg 3,000∼9,000kg 33,900kg 3,000∼4,500kg 30%尿素水 186,500kg 3,000∼8,000kg ポリ塩化アルミニウムPAC 130,000kg 10,000kg 54,000kg 4,500kg 35%塩酸 次亜塩素酸ソーダ 1回の納入予定数量 ※各施設の運転状況により、年間納入予定数量に満たない場合がある。 5
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