当日のプログラム

当日のプログラム
Aコース、Bコースは事前登録制です。CコースにはAまたはBコースの登録者は自由に出席して下さい。
Aコース(脳波)
Bコース(筋電図)
Cコース
開会の辞
09:00‐9:55
正常脳波の判読(初級)・篠崎
体性感覚誘発電位の基本(初級)・中村
電気生理学の基礎(活動電位とEPSPの発生機序)・橋本
休 憩
10:05‐10:45
非てんかん性異常(初級)・松本
神経伝導検査の基礎(初級)・内藤
てんかん発作の脳波ビデオ・井内
休 憩
10:55‐11:30
てんかん性異常と関連脳波所見
症例検討(初級)
F波の基本・幸原
11:30‐12:05
(初級)・池田
内藤・廣田・野寺・浅沼
術中神経モニタリングの基礎・瀬川 昼 食
13:00‐13:30
小児脳波の基礎(初級)・荒木
針筋電図の基礎(初級)・幸原
13:30‐13:50
経頭蓋磁気刺激・村瀬
13:30‐14:00脳波アーティファクトの鑑別と対処法・水野
休 憩
14:00‐14:40
14:50‐17:00
デジタル脳波計のフィルター構成(中級)・橋本
準備
14:10‐14:50ハンズオン・小児の脳波電極装着法・水野
休憩
14:20ー17:00
休憩
脳波判読(中級)
ハンズオン ���所見の付け方、症例検討
�基礎編 村瀬・廣田・原田
池田・人見・三枝
�応用編 内藤・野寺
�誘発電位編�濱野
終���了(17:00)
15:00‐17:00
PSGのraw dataとレポート判読・立花
第8回 脳波・筋電図セミナープログラムの説明(一部)
Aコース(脳波)
09:00‐9:55
正常脳波の判読(初級): 篠崎
・脳波は背景活動と突発性(てんかん様)異常波とから構成される。ここでは背景活動の主要要素であ
る基礎律動を中心に、その典型例、各種賦活反応、年齢変化、意識状態による変化、特殊な正常脳波
などを学ぶ。
10:05‐10:45
非てんかん性異常(初級): 松本
10:55‐12:05
てんかん性異常と関連脳波所見(初級): 池田
・脳波検査の重要な目的の一つの臨床病態はてんかん発作であり、本レクチャーでは、1)てんかん性
放電の発生機構、2)脳波所見の原則、3)各種のてんかん性放電の提示と説明、4)デジタル脳波の実
際の判読のデモ、さらに5)鑑別となる正常亜型、を示す。
13:00‐13:50
小児脳波の基礎(初級): 荒木
14:00‐14:40
デジタル脳波計のフィルター構成(中級): 橋本
・デジタル脳波計におけるフィルタ構成はアナログ脳波計と幾分異なっている。異なる理由を理解する
には、サンプリング定理に関する知識が必要である。はじめにサンプリング定理について言及した後、
フィルタ構成について解説する。
14:50‐17:00
脳波判読(中級)所見の付け方、症例検討: 池田・人見・三枝
・脳波レポートの作成の原則、2)実際の症例の脳波判読の提示、3)さらには2014年に日本臨床生
理学会から発表された「デジタル脳波の記録判読指針」の重要な部分を解説する。
・脳波所見は元の波形を離れて一人歩きするため、作成時はTPOが重要になります。見落としのない
判読を心がけながらも「読み過ぎ」を避け、かつ曖昧さを排した役に立つ臨床情報となるように一緒に
考えていきましょう。
Bコース(筋電図)
09:00‐9:55
体性感覚誘発電位の基本(初級): 中村
10:05‐10:45
神経伝導検査の基礎(初級): 内藤
10:55‐12:05
症例検討(初級): 内藤・廣田・野寺・浅沼
・手根管症候群は手のしびれを呈する疾患として頻度が高く、その診断において神経伝導検査が重要
な役割を果たす。それを診断するための検査の進め方について解説する。
・ギラン・バレー症候群などの脱髄性末梢神経障害の診断について、典型例は診断が容易であるが他
疾患と紛らわしい場合もあり、異常所見の 出る メカニズムも含めて提示する。
13:00‐13:50
針筋電図の基礎(初級): 幸原
・針筋電図を習得するに当たり最も重要なことは自発放電の理解である。このためには筋線維や神経
末端の病変がどのような電位を生じるか、どのように記録されるかを知っておくことが大切で実例を示し
ながら学ぶ。
14:20‐17:00
ハンズオン
基礎編: 村瀬・廣田・原田
・ルーチンで行われる正中神経、脛骨神経、腓腹神経などを中心にCMAP、SNAPの記録法について実
習する。これまで記録の経験の少ない人を対象としたコース
応用編: 内藤・野寺
・ルーチンで行う検査ではないが、診断に重要なuncommonな神経伝導検査についてデモを行う。参加
者の希望に応じて検査項目を選択する。
・手根管症候群の検査、尺骨神経や橈骨神経、インチング法、あるいはH波、眼輪筋反射などの検査法
について学ぶコース
誘発電位編: 佐々木
Cコース
09:00‐9:55
電気生理学の基礎(活動電位とEPSPの発生機序): 橋本
・オームの法則からはじめて、膜電池の発生機序を解説し、その後で膜電位と活動電位、EPSPの 各
発生機序を電気的等価回路で考えたい。時間的制約のため説明を簡略化せざるを得ないが、考え方
の大枠は分かるようにしたい。
10:05‐10:45
てんかん発作の脳波ビデオ: 井内
・脳波計測中にてんかん発作が記録された場合、てんかんの診断、発作及び症候群分類にとって極め
て重要な情報をもたらす。医師及び検査技師の方を対象にビデオ脳波記録について解説し、後半で実
際の症例を紹介する。
10:55‐11:30
F波の基本: 幸原
・F波は検査自体は簡単でM波がとれる人なら誰でも記録出来る、しかしその原理や意味づけについて
は良く理解していない人が多い。本講義ではF波の成り立ちや記録原理、ピットフォール、A波について
学ぶ。
11:30‐12:05
術中神経モニタリング入門: 瀬川
・近年,脳・脊髄手術において神経障害発生の回避や機能温存を目的として種々の術中神経モニタリ
ングの必要性が高まっている。 検査の多くは神経生理検査法の応用であり原理と基本的手技はよく
知られている。 本項ではモニタリングの概略とポイントを解説する。
13:00‐13:30
経頭蓋磁気刺激: 村瀬
13:30‐14:00
脳波アーティファクトの鑑別と対処法: 水野
14:10‐14:50
ハンズオン・小児の脳波電極装着法: 水野
15:00‐17:00
PSGのraw dataとレポート判読: 立花
・PSGのraw dataを直接スコアしなければならない検査技師の方のみならず、PSGレポートに含まれる
各種パラメータや図をどのように読み取っていくかを知りたい医師の方も対象としています