(地域活性化促進事業スタディーツアー 他) [529KB pdfファイル]

T
opics & News
村で行われた催しや出来事をお届けします
大学への興味を持つきっかけに
地域活性化促進事業 スタディーツアー
村と原子力のあり方を考える
「六ヶ所村地域活性化促進事業 スタディーツアー(六ヶ所
村主催)
」の交流会が 11 月 25 日、
中央公民館で行われました。
読書愛好会が仙台シンポジウムを開催
交流会では、東北大学工学部工学研究科藤原充啓助教が
「将来の六ヶ所村は東北大出身者が支える!」と題して講
演。続いて、7月に行われた東北大学オープンキャンパス
市のアエル 28 階エル・ソーラ仙台で開催されました。
シンポジウムでは、放射線医学総合研究所名誉研究員阿
部道子博士の「放射線と私~歴史と展望」と題する基調講
てい
演の後、二本柳代表、石川副代表、奥川会員のパネル鼎談
で六ヶ所村と下北半島の原子力受容の歴史が語られまし
へ参加した中学生8人が見学時の感想を発表。生徒たちは
「大変なものだと思っていた放射線の正しい知識を知れた」
「興味を持ったことを学べるので大学に興味を持った」な
た。また、熊野会員「ガラス固化体自然類似物」、荒谷会員「ガ
ラス固化体~言葉を中心に」、福島県の会員で香璃夢の会
、横山香代子氏の「ハーブと福幸(=復興)卵」の3
ブースに分かれて話を聞き、実験や展示物を見ながら質疑
どキャンパス体験で刺激を受けたことを発表。また、東北
大学に進んでみたいという前向きな声も聞かれました。
翌 26 日には、藤原助教による交流授業が泊中学校(小
生徒によるキャンパス体験の感想発表
学生㊨の指導を受け、ステンレス板に電気プラグを
装着する生徒たち
山田晋弘校長)で行われ、2年生 38 人が電気でパン(ホッ
トケーキ)を焼く実験に挑戦しました。
授業は藤原助教がメインで行い、補佐役の学生9人が担
当となったグループの生徒たちに付きっきりで実験を教え
る形式。はじめは緊張していた生徒たちでしたが、懇切丁
寧に教えてくれる学生に積極的に質問したり、話しかけた
りするなど、それぞれの交流を楽しんでいました。
授業終了後は恒例の質問タイム。生徒から「なぜ東北大
に入ろうと思いましたか?」などの質問が出され、藤原助
教や学生は「研究に打ち込める環境が整っている」
(藤原
助教)、「大学で自分の世界を広げたかったし、それが叶え
られるような大学」(学生)と答えていました。
同授業は、藤原助教の授業を受けられるほか、同行する
学生たちとの交流も魅力の一つ。村の子どもたちの学習意
欲や進路意識の向上を目的に、村内中学校で毎年順番に行
読書愛好会(二本柳晴子代表)主催「六ヶ所村からの発
信~原子力と私たちの歩み~」が 10 月5日、宮城県仙台
シンポジウムの様子
応答が行われ、参加者たちが熱心に話を聞いていました。
村出身就労者を激励訪問
六ヶ所村出稼協会が事業所を訪問
われています。
軌道建設工業の方と金澤会長(中央)田村相談員㊧小泉相談員㊨
六ヶ所村出稼協会(金澤光秀会長)の相談員3人が 11
月5日からの3日間、六ヶ所村出身の出稼ぎ就労者の慰問
と激励のため就労先の事業所を訪問しました。
今回訪問したのは、神奈川県横浜市の株式会社神奈川
フェンス土木と軌道建設工業株式会社の2事業所で村内か
ら 11 人が就労しています。金澤会長と相談員は、それぞ
れの訪問先で事業所の代表者や村内就労者と懇談。事業所
では「オリンピック誘致の関係で仕事量は多いが、人員が
不足していることが課題」などと現状報告をうけました。
また、「六ヶ所村の方はとても真面目で現場親方も任せて
いる、とても頼りにしている」と激励の言葉もいただきま
した。どちらの事業所でも「遠方から足を運び訪問してく
れるのはとても嬉しい」と訪問を歓迎していました。
心ふるわせるオペラに触れて
南小 音楽鑑賞教室
児童たちと一緒に合唱する井出司さん㊥と内田智子さん㊨
5 Rokkasho●2015-1
地域で子どもを育てるために
音楽工房アマデウスによる音楽鑑賞会が 11 月 26 日、
六ヶ所村学校保健・連合PTA研究大会
「第 45 回六ヶ所村学校保健研究大会並びに六ヶ所村連
南小学校(小又淑校長、児童 81 人)体育館で開かれました。
音楽工房アマデウスは南小の校歌作者である内田勝彦さ
合PTA研究大会」が 11 月 15 日、スワニーで開かれ、
学校関係者や保護者など約 50 人が参加しました。
んが所属しており、この日披露されたのはピアノとオペラ
曲を中心とした全8曲。内田さんのあいさつの後、ピアノ
が始まると、歌い手の2人が体育館入り口からサプライズ
登場しました。児童たちは2人が響かせる大きな歌声に驚
同大会は地域ぐるみで心身ともに健康な子どもを育てる
ために、保健活動の充実や家庭教育のあり方について知識
を深めようと年1回開かれています。
初めに表彰が行われ、保健思想普及標語やPTA活動の
きながらも、目を輝かせて聴き入っていました。最後に、
この日のために練習した内田さん作曲の「エンディング
功労者などに賞状が送られました。次に泊小学校での体力
づくりの取り組みや、尾駮小学校のPTA活動について発
テーマ」を児童たちが披露し、一緒に歌い上げました。
橋本優那さん(3年)は「歌声がすごく響いていた。歌が
好きなのできれいに歌えそう」とにっこり話していました。
表が行われました。講演会では、誕生学アドバイザーの村
田良子氏が「家庭で伝えるいのちの話『誕生学』」と題し
講演を行い、参加者はさまざまな知識を深めていました。
尾駮小学校PTAによる活動実践事例の発表
Rokkasho●2015-1 4