地域パートナーHOT 情報 〔島根県〕 美保関で企業の未来が開ける合宿を! 宇山 正樹(企画担当 課長補佐) [email protected] TEL 082-224-5684 今回は島根県松江市美保関町の新しい魅力、 「未来が開ける企業合宿の地!美保関」を ご紹介します。 美保関は、島根半島の最東端に位置する町で、美しい日本海の景観に恵まれ、都会の騒々 しい雰囲気とは全く別世界の自然豊かな町です。日本海に面しており、定置網漁、地引網 漁などの水産業も盛んです。 島根半島の最東端 ここが美保関町です! 神々が集うといわれる島根県では、特に出雲大社が有名ですが、ここ美保関町には出雲 大社に並ぶ美保神社があります。 地理的に見てみると、島根半島の最西端の出雲大社、最東端の美保神社の関係にあり、 昔から出雲大社だけでは片参りといわれ、美保神社の商売繁盛に御利益がある「ゑびす様」 と、出雲大社の縁結びの神様として有名な「だいこく様」の両方をお参りすることで初め て両思いに至り、更なるパワー・御利益がいただけるという「ゑびす・だいこく両参り」 という参り方が注目されています。美保関は、現存する日本最古の歴史書といわれる古事 記神話の舞台でもあり、古い歴史が根付く神聖な町でもあります。 美保神社 旬レポ中国地域 2015 年 1 月号 1 美保関町では、地域が一丸となって、美保関にある自然、歴史、信仰の3つのアクティ ビティを企業のご希望に合わせてオーダーメイドで組み合わせ、美保関を丸ごと体感頂き ながら、企業の課題解決や新たな付加価値を生み出すことを目的とした合宿(研修)の提 案を行っておられ、独自の企業合宿(研修)の提案と受入れに力を入れられています。 Nature 合宿 研修 × 島根県松江市美保関 History Spirit 平成26年10月からこうした取組を始められており、まだ始まったばかりではありま すが、今は主にIT企業向けの合宿企画提案となっています。特徴的なのは、地域住民の 方々も一体となって地域全体で合宿受入れをされている点で、ここでしか体験できない魅 力的な合宿となっています。例えば合宿の中で、地域の漁師の方と一緒になって漁を体験 したりする時間も設けられるなど、体験メニューが豊富で、サポートも充実、美保関にど っぷり浸かった魅力満載の合宿です。 また、松江市はオープンソースプログラミング言語Rubyの開発者である 「まつもとゆきひろ」さんが在住、活動しておられ、地域全体としてRuby開発に力が 入っている地域でもあり、Rubyのメッカとしての魅力もたっぷりで、IT企業のエン ジニアの方々向けの研修合宿として、こうした地域の資源、ノウハウを活かした研修支援 も可能であり、企業のご希望に添ってオリジナルの合宿研修を組んでいただくことができ ます。 首都圏等の日常の騒々しい環境からあえて離れ、美保関町の自然、歴史、信仰が溢れる 町で、地域の方々とふれ合いながら、まるで美保関町の住人になった感覚で地域を体験し ながら、日ごろの企業活動の中で溜まっている課題を解決したり、斬新なアイデアを見つ けることができるものと思います。 クラウドソーシングという、新しいワークスタイル提供で有名な、東京の (株)クラウドワークスのエンジニアの方々が、10月に美保関町で合宿をされました。 この合宿テーマを「技術的負債の一括返済」と題して、日頃のプログラム開発等でた まった技術的課題等をチームでまとまって合宿を通じて一気に解決しようという狙いで の合宿です。 旬レポ中国地域 2015 年 1 月号 2 ㈱クラウドワークスのエンジニアの方々 チームまとまっての課題解決合宿の様子 日本海の大自然に囲まれた漁業の町で、一見ITとは無縁にも見えるここ美保関町は、 クラウドワークスさんにとっては日常を離れた、いわば新しいことを始めるにふさわしい 場所で、色んな成果を与えてくれたようです。実は、意外にもこの大自然の中に「IT」 が溶け込んだ斬新な合宿となったようです。 早朝の笠浦港:日の出前の景観は絶景 地元の漁師さんと地引き網を体験したり・・・。 旬レポ中国地域 2015 年 1 月号 合宿で、笠浦漁港の水揚げを見学したり・・・。 祈! 大漁! 3 民宿から外でもつながる電波で大自 然の中で自由なワークができます! 「よい仕事は、よい環境づくりから!」という言葉のとおりです。こうした非日常的な 行動を起こすことで、新しい発見やアイデアが湧いて出てくる、人間のすばらしい能力で すね。 こうした合宿ツアー内容は、企業様のご希望を伺ってのオーダーメイドで組み立てられ ますが、美保関町からのご提案ツアー例の中で、ひときわ面白い合宿アレンジ提案として 目を引くものがあります。この地域の方々とのふれ合いを通じて、地域が抱える課題や悩 みを直接聞き出し、チームで話し合い、解決に向けたアイデアや解決ソフトウェアを開発 するという合宿です。 地域問題解決型 ハッカソン × 美保関の漁師さんが 抱える悩み 「生活ができない。 漁師を辞めようか 悩んでいる」 (例) 人口減少、高齢化、一次産業の衰退など、日本の諸問題を象徴的に抱える美保関。 町民から悩みを直接聞き、チームで話し合い、現場での使用に耐えうるソフトウェアを開発する。 本当の技術力、人間力が試される実践的ハッカソン。 そのほかにも、新たなサービスをクリエイトする合宿のコースなども考えられています。 旬レポ中国地域 2015 年 1 月号 4 新サービス アイデアソン × 両参り ロングトレイル × 老舗旅館で 発表会 出雲大社を出発。両参りロングトレイルの道中に会社の新サービスを複数チーム別れて考える。 美保神社に到着するまでにアイデアをまとめ美保関で発表会を行う。 合宿は、最後に成果等を美保神社にご報告して、今後の発展を祈願することで締めくく られます。地域とつながる合宿内容は、企業様にとっても新たな事業展開につながるなど、 その魅力は非常に大きなものがあります。 ここ美保関町での合宿ツアーは、きっと斬新なアイデアや課題解決のヒントを与えてく れるのではないでしょうか。企業経営者の皆様、是非、美保関での合宿をお考え頂き、美 保関町で企業の未来を切り拓いてみませんか? 美保関町での合宿のご相談は、以下までお願いします。 ■美保関地域観光振興協議会 (http://mihonoseki-kanko.jp/) 電話:0852-72-2811 (写真提供:株式会社クラウドワークス、美保関地域観光振興協議会) 経済産業省 中国経済産業局 広報誌 旬レポ中国地域 2015 年 1 月号 Copyright 2015 Chugoku Bureau of Economy , Trade and Industry. 5
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