市民の意識(アンケート調査結果) 86 ◆アンケート調査概要◆ 調 査 内 容:環境への満足度、環境への配慮行動の状況 調 査 年 月:平成19年11月~12月 調 査 対 象:1,500件 有効回答数:613件 回 収 率:40.86% 【Ⅰ 基本的な属性】 性別 年齢 無回答 1.6% 無回答 2.3% 20代 8.3% 70歳以上 21.5% 男性 45.0% 女性 52.7% 60代 20.9% 男性 276人 45.0% 女性 323人 52.7% 14人 2.3% 無回答 30代 11.6% 40代 15.3% 50代 20.7% 20代 51人 8.3% 30代 71人 11.6% 40代 94人 15.3% 50代 127人 20.7% 60代 128人 20.9% 70歳以上 132人 21.5% 無回答 10人 1.6% 〇男性に比べて若干ながら女性からの回答数が多く寄せられています。 〇年齢別では、年代が高くなるにつれて、回答率が高くなっています。 87 【Ⅱ 調査結果】 (1)現状の環境において関心のある環境問題 0 20 40 自然環境の破壊 % 49.1 水質汚濁 22.8 6.5 56.8 地 球 温 暖 化 4.7 8.0 野生生物の減少 看板などによるまちなみ(景観)の悪化 100 22.8 ご み 問 題 土 壌 汚 染 80 48.8 大 気 汚 染 騒音・振動問題 60 4.1 その他 1.1 無回答 2.1 N=613 〇地球温暖化、ごみ問題、自然環境の破壊に関心のある人が約半数います。 〇大気汚染、水質汚濁への関心も高くなっています。 (2)地域の自然の豊かさ 0 20 40 60 80 68.4 家の周りには、緑豊かな自然が多くある 20.6 家の周りには、緑豊かな自然が少ない 野鳥や昆虫を見たり鳴き声を聞いたりすることが 多い 65.6 野鳥や昆虫を見たり鳴き声を聞いたりすることが 少ない 20.2 きれいな川や水辺が近くにあり、魚などの生き物 を見ることが多い 18.3 川や水辺があるが、よごれて魚などの生き物はあ まり見かけない 自然の豊かさにあまり関心がない その他 無回答 100 % 32.5 2.6 4.9 1.5 N=613 〇「緑豊かな自然」、 「野鳥や昆虫などの生物がすむ環境」は残されています が、川や水辺で魚を見る機会が少なくなっています。 88 (3)地域の空気や臭い 0 20 40 60 80 68.5 家の周りの空気は、きれいだと思う 車の排気ガスなどの臭いが気になる 17.1 河川・排水などの臭いが気になる 17.0 7.0 工場や事業所からの煙や臭いが気になる 9.6 農業(養豚・酪農など)からの臭いが気になる 空気のきれいさや臭いについて関心がない その他 無回答 100 % 2.8 5.2 3.1 N=613 〇「きれいな空気」に恵まれている須賀川市ですが、 「車の排気ガス」 「河川・ 排水の臭い」「農業(養豚、酪農など)からの臭い」等の悪臭の苦情も寄 せられています。 (4)地域の静けさや音 0 20 40 60 家のまわりは、静かだと思う 73.6 車の騒音・振動が気になる 23.8 工場や事業所からの騒音・振動が気になる 3.4 街頭の宣伝・放送の音などが気になる 4.1 近所のステレオ・テレビ、楽器や犬の鳴き声が 気になる 8.3 夜のカラオケなどの騒音が気になる 1.0 静けさや騒音について関心がない 1.3 その他 無回答 80 5.4 1.5 N=613 〇7割以上の人が「家のまわりは静かである」と感じています。 〇「車の騒音・振動」に対する苦情も発生しています。 89 100 % (5)地域の川や池のきれいさ 0 20 40 家のまわりの川や池の水はきれいだと思う 60 80 100 % 25.4 48.5 家のまわりの川や池の水は汚れていると思う 52.2 家庭の生活排水が川や池の水を悪くしていると思う 工場や事業所の排水が川や池の水を悪くしていると 思う 20.1 農業(農薬、畜産業)の排水が川や池の水を悪くし ていると思う 16.5 川や池の水のきれいさについて関心がない 4.1 その他 5.2 無回答 5.1 N=613 〇「空気や臭い」 「静けさや音」に比べて、 「川や池のきれいさ」の評価が低 くなっています。 〇「家庭の生活排水が川や池の水質の悪化を招いている」と感じている人が 多くいます。 (6)地域のごみや廃棄物 0 20 40 60 ごみステーションでは、きちんと分別されて出され ている 18.3 指定された家庭ごみ以外の廃棄物(タイヤ、テレビ など)が捨てられているのをよく見かける 17.3 不法投棄や道路等にごみがちらかっているのをよく 見かける その他 無回答 100 % 71.9 分別が徹底されず、指定日が守られていないことが 多い ごみや廃棄物について関心がない 80 34.7 1.1 8.2 2.1 N=613 〇ごみステーションでの分別の徹底が守られていない地域があります。 〇不法投棄や、道路等でのごみの散乱も見受けられます。 90 (7)日常生活で取り組んでいること 0 20 自家用車の使用を控えている 40 60 80 13.7 なるべくごみの排出を減らす 50.7 ごみの分別を徹底する 82.1 生ごみは堆肥化して使う 37.0 米のとぎ汁や廃油を流さない 24.1 粉石鹸や無リン系洗剤を使う 17.3 エコマーク商品を利用する 14.0 買い物にエコバックを持参する 36.9 水道の蛇口に節水コマをつける 7.2 水道の出しっぱなしをしない 82.7 61.2 風呂の残り湯を洗濯に使う 83.7 電灯などをつけっ放しにしない 72.3 冷暖房機は、適切な温度設定にする 33.3 住宅の省エネ、緑化に配慮している 15.8 家族で環境問題の話をよくする 47.0 地域の清掃、美化運動などに参加する その他 無回答 100 % 0.7 N=613 2.0 〇節水、節電など、家庭で簡単にできる省エネ活動についての実践率は高く なっています。 〇ごみ減量の意識づけとなる「買い物にエコバックを持参する」は36.9% と低く、「地域の清掃、美化運動などに参加する」は47%にとどまって います。 91 (8)参加した活動 0 20 40 公園や川原での清掃活動 3.3 51.4 ごみ処理、下水処理場などの見学 13.1 5.7 参加したことがない その他 無回答 100 % 21.7 空き缶、空きビンなどの廃品回収 環境に関する学習会など 80 43.6 植樹や下草刈などの森林整備 自然観察会、自然環境の調査 60 24.3 2.1 N=613 6.0 〇PTA,子供育成会などによる廃品活動、公園や川原での清掃活動などの ボランティア活動が実施されてきています。 (9)市民参加 0 積極的に参加していきたいと思う 20 無回答 80 100 % 33.0 参加したいと思うが、実際はなかなか参加でき ないと思う その他 60 4.6 関心のある事柄については、時間に余裕のある 範囲で参加してみたいと思う 進んで参加しようとは思わない 40 52.5 2.3 0.8 6.9 N=613 〇意欲があって、実際の活動に参加を望んでいる人も3割以上いますが、 「実際はなかなか参加できない」と考えている人も多くいます。 92 (10)環境教育・環境学習 0 20 40 60 80 67.0 子供たちへの環境教育に重点をおく 身近な生き物、川の水質などの情報を積極的に提 供し、市民の意識を高める 41.4 広報誌などを利用し、環境保全の方法を紹介し て、市民に周知する 55.8 地域での市民の環境に関する学習会を主催または 後援する 20.6 29.5 環境活動を行っている各種団体への支援を行う 川や山などの自然の中で環境の大切さが実感でき るイベントを実施する その他 100 % 43.9 1.1 N=613 4.2 無回答 〇子供たちへの環境教育に重点を置いて取り組んでいく必要があります。 〇環境保全に関する情報提供が求められています。 〇「身近な生き物」「川の水質」の情報の提供、「自然の中でのイベント実施」 などを求める人も多く、アウトドアへの関心が高まっていることがうかがえ ます。 (11)須賀川市として重要なこと 0 20 40 60 開発行為による自然破壊等の防止 80 100 % 61.0 公害防止のための対策の強化 46.8 水辺及び野生生物の保護・保全 33.4 43.6 緑地や公園の整備、住宅地などに植栽・緑化の推進 歴史的文化財、文化的施設の整備充実 22.5 不法投棄、ポイ捨て対策 71.9 市民、事業者等の環境保全活動への支援 22.8 38.0 環境教育・学習体制の充実 省資源、省エネルギーの推進 36.4 新エネルギー、クリーンエネルギーの導入 27.7 その他 2.4 無回答 3.3 N=613 〇ごみ対策、自然環境の保全、公害対策はもちろん、市としてさまざまな 取り組みを行っていく必要があります。 93 (12)地球規模における関心のある環境問題 0 20 40 60 二酸化炭素の増加による気候変動と地球温暖化 100 % 84.2 28.7 酸性雨による森林の枯死や湖沼の酸性化 熱帯雨林の伐採・減少 24.1 廃棄物の投棄、油の流出による海洋・土壌汚染 49.4 17.3 野生生物の種類の減少 有害物質の越境移動(外国等への輸出) 11.6 開発途上国における公害 31.2 37.5 環境破壊による食糧不足 無回答 80 3.4 N=613 〇地球温暖化に対する関心は、非常に高くなっています。 〇マスコミなどで盛んに環境問題が取り上げられていることにより、さまざ まな環境問題に対する関心が高まっています。 94
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