7010T シリーズ 概要 Arista 7010T シリーズの概要 Arista 7010T シリーズ 48 x 1G データセンターの運用には、高性能のネットワーク・ソ リューションが欠かせません。Arista 7010T イーサネッ ト・スイッチ・ファミリは、コンパクトな筐体、低消費電力、 冷却機能に、パフォーマンス、スケーラビリティ、可用性、 運用の容易さを併せ持ち、高度なパフォーマンスを必要 とする企業のニーズを満たします。 高性能 最大スループット 176Gbps 最大 132Mpps(百万パケット/秒) ワイヤスピードによる L2 および L3 転送 4MB パケット・バッファー 消費電力は 1 ポートあたり 1W 未満 L2/L3 の機能が豊富: ゼロ・タッチ・プロビジョニング(ZTP) ヒットレス MLAG ISSU AEM による事前対応的な管理 ネットワーク可視性を提供する sFlow VM Tracer 統合 RAIL for Big Data and Hadoop OpenStack、eAPI、Directflow * RAIL for Big Data and Hadoop Chef、Puppet、Ansible 自動化 bash、python、C++で拡張可能なプラットフォーム 優れたスケーラビリティ 7010T シリーズでは、AC 電源と DC 電源に対応するため、2 つのモデルを用意し ました。どちらも 100/1000 イーサネット用 RJ45 ポートを 48 個、1GbE または 10G アップリンク接続用 SFP+ポートを 4 個装備し、多様な光ケーブルに対応し ます。 7010T 導入のシナリオ 豊富な機能 Arista 7010T は、高密度のデータセンターを展開するために特別に設計された高 性能、省電力のソリューションです。100/1000 を 48 ポート、統合 1/10GbE SFP+ を 4 ポート搭載し、176Gbps のノンブロッキング転送を多機能の L2 および L3 ス イッチングで実現します。7050X シリーズの拡張である 7010T は、アリスタのデー タセンター向けスイッチ製品の一角を担います。 最大 84K の MAC エントリ 最大 16K の IPv4 ルート 最大 84K の IPv4 ホスト・ルート 最大 8K の IPv6 ルート 最大 42K の IPv6 ホスト・ルート 64way ECMP 32 ポートの MLAG データセンター向けに最適化 負荷共有型の内部冗長電源 交換可能な冗長 2 ファン構成ファン・モジュール 背面吸気/前面排気または前面吸気/背面排気を 選択、切り替え可能なファン・モジュール 2 ポストおよびゼロ RU マウント Arista 7010T シリーズは、レイヤ 2 およびレイヤ 3 におけるラインレート・スイッチ ングを実現することで、データセンターのネットワーク設計を簡素化し、ネットワーク の導入コストと運用コストを大幅に削減します。Arista 7000 シリーズのボックス型 スイッチやモジュール型スイッチと併用することにより、予測可能で一貫したアプリ ケーション・パフォーマンスを提供する低遅延の 2 階層ネットワークで、5 万 5 千台 を超える 1G サーバを収容する規模までネットワークを拡張することができます。 L2 および L3 のマルチパス設計に柔軟な選択肢を提供し、オープン規格のサポー トにより、最大限の柔軟性、スケーラビリティ、ネットワーク全体にわたる仮想化を 実現します。また、Arista EOS の高度な機能によって、一元化された管理による 制御と可視化を可能にします。 L2 および L3 を基盤とする標準規格により、仮想化サーバ環境向けにモニタリ ングと可視化の機能を提供 Software Defined Networking — DirectFlow、eAPI、VXLAN をサポート 1G 接続にて EOS 機能との一貫性と L2/L3 のフル機能と併せてサポートする エンタープライズ・サーバ・トップオブラック ECMP 設計 — オープン・プロトコルを使用した費用対効果に優れたマルチパス 7010T は、アクセス制御、ネットワーク・セキュリティ機能、およびリモート・モニタリ ングを首尾一貫して適用して、専用の管理インターフェイスへのアクセスを保護し、 アウトオブバンド・ネットワークの使用を認可されたユーザにのみアクセスを許可し ます。EOS を搭載する Arista 7010T は、管理ネットワークと本番環境のデータセ ンター・ネットワークの両方に豊富な機能を提供します。これは Arista 7000 シリー ズのスイッチに共通する特長です。 IPMI ポート 7010T サーバ ネットワーク・ポート Arista 7010T:高性能、多機能、省電力設計、オープンな拡張性 7010T シリーズ 概要 最大限の柔軟性 スケール・アウトを考慮したネットワークを設計することで、まずは小規模なソリューションを構築し、時間とともにそれを拡張させていくことが可能 になります。シンプルな 2way 設計を、アーキテクチャに大きな変更を加えることなく拡張できます。Arista 7010T では、柔軟なスケール・アウト 設計を可能にする次のような機能強化が行われています。 L3 ECMP を使用するアリスタのリーフ/スパイン設計(1.2:1) L2 MLAG を使用するアリスタのリーフ/スパイン設計(1.2:1) 主な特長 Arista 7010T シリーズは、ホット・スワップ可能なファン・モジュールと、冗長構成の電源、EOS の優れた可用性、選択可能な L2 または L3 のマ ルチパス設計のほか、プロビジョニング、可視化、パフォーマンスのモニタリングと仮想化を提供する革新的な EOS 機能をサポートしています。 冗長な電源 - 7010T シリーズは、連続稼働を維持するために、負荷共有型の冗長な AC または DC 電源を内蔵しています。コンパクトな筐体の おかげで、パフォーマンスと機能の劣る他のソリューションと比較して著しく少ない電力で稼働できます。 ホット・スワップ可能なファン・モジュール - 2 台のファンを装備し、1 台が故障した場合でも十分な冷却能力を提供できます。反転可能なファン・ モジュールは、前面/背面排気または背面吸気/前面排気の両方のエアフローに対応しています。 マルチシャーシ・リンク・アグリゲーション(MLAG) - ネットワーク管理者は、アクティブ/アクティブのレイヤ 2 トポロジですべての相互接続を使用 できます。MLAG とスパニング・ツリーが連携して、ポートをアクティブ/アクティブに維持します。STP が介入するのは、誤設定時に限られます。 これによって、間のリンク帯域幅を増大でき、リンク障害やノード障害のフェイルオーバー時間を数百ミリ秒に短縮できます。 MLAG ISSU - MLAG システムの両方のメンバーは、MLAG ISSU を使って個別にアップグレードできます。ミッション・クリティカルなトラフィック については、両方のスイッチ・メンバーをまたがるリンク・アグリゲーションとして設定して、アップグレード・プロセス中の稼働中断を最小限に抑え ることができます。 イコールコスト・マルチパス・ルーティング(ECMP) - スパインとリーフの間のすべてのパスは、BGP や OSPF などの標準のルーティング・プロト コルを使用してアクティブ/アクティブで動作し、ECMP を使用してすべてのパスがアクティブ/アクティブ・モードで稼働します。 IPv4 および IPv6 のルーティング・サポート - ルーティング・ライセンスがあれば、IPv4 および IPv6 のレイヤ 3 ルーティング(OSPF、BGP、ISIS、 PIM)を使用し、高度な耐障害性を備えたマルチパス・ネットワークを実現できます。 ゼロ・タッチ・プロビジョニング(ZTP) - ZTP を使うと、スイッチを物理的に導入するときに設定作業は不要です。ZTP では、ネットワーク内の一元 的な場所からスイッチがイメージと設定を読み込みます。こうすることで導入の作業が簡単になり、ネットワーク・エンジニアのリソースをもっと生 産的な作業に充てることができます。 アリスタの Software Defined Cloud Networking(SDCN)は、ここまで説明してきた EOS の基盤技術に加えて、自動化したスケールアウト・ ネットワーク・デザインを実現するために、AEM、CloudVision、RAIL、eAPI、OpenStack、VMTracer など、さまざまなテクノロジーを取り入れて います。 Arista EOS Arista EOS は、モジュール型のネットワーク OS で、スイッチの状態管理をプロトコル処理およびアプリケーション・ロジックから完全に分離する、 独自の状態共有アーキテクチャを採用しています。標準の Linux カーネルを基盤として構築されており、すべての EOS プロセスは独自の保護メ モリ空間内で実行され、インメモリ・データベースを介して状態を交換します。このマルチプロセス状態共有アーキテクチャは、インサービス・ソフ トウェア・アップグレード(ISSU)および自己回復型の耐障害性のための基盤となります。 2014 年 9 月 Arista 7010T:高性能、多機能、省電力設計、オープンな拡張性
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