国保旭中央病院改革プランの主な内容及び進捗状況評価表 区 分 大 小 財 務 に 係 る 数 値 目 標 機公 能立 に病 係院 ると 数し 値て 目の 標医 療 経 営 の 効 率 に 係 る 計 画 平成25年度 目標値 実績値 項 目 経常利益・損失 (百万円) 169 648 委員会の評価・意見等 達成度 達成度 千葉県市町村総合事務組合の退職負担金減額の特 殊要因もあったが目標値を大きく上回った。 〇 〇 左記のとおりの特殊要因はあるものの、目標値を上回って おり評価できる。 (%) 100.5 101.9 目標値を上回った。 〇 〇 左記のとおり評価できる。 医業収支比率 (%) 102.3 102.2 目標に対して僅かに及ばなかったが100を超え、ほ ぼ達成できている。 〇 〇 概ね目標値を達成しており評価できる。 給与費対医業収益比率 (%) 46.7 43.0 上記特殊要因があり、目標値は達成した。 〇 〇 左記のとおり、特殊要因はあるものの目標値は達成してお り評価できる。 材料費対医業収益比率 (%) 31.5 33.3 高度手術、外来化学療法(抗がん剤等の新薬の使用 増)など急性期病院の使命を果たしており、材料費率 が増加した。 〇 〇 目標未達成の原因として高度手術の増加、抗がん剤の使 用増が上げられ、診療上の原因であり評価できる。 看護師数 (付属施設除く) (人) 826 806 看護師確保が困難な中、昨年より増となっており、7: 1を維持している。 〇 〇 目標値には届かなかったが、7:1看護体制を継続してい る。 (%) 95.2 (95.8) 87.4 (90.3) 救急病床確保のためコーディネートベッドとして空床を 常に50%確保していることも影響している。 △ △ 目標がかなり高く設定されている。一般病床33床の増床 もあり、目標値には届いていない。 (日) 12.0 12.8 近隣病院での受入が困難になっている。また、そもそ もの周辺病院数が少ない環境も影響している。そのよ うな環境の中、昨年より0.1ポイントあがっている。 △ △ 努力はみられるが、目標値には届いていない。 稼動病床利用率 ( )は、一般病棟のみ (一般のみ) 民間的経営手法の導入 (別紙1) 〇 〇 医療の質の維持向上のためのPDCAサイクルが実施され ている。また、第三者機関による評価を受け経営面の課題 を抽出してる。 事業規模・形態の見直し (別紙1) 〇 〇 有識者による検討委員会の結果が、5月に市長へ報告さ れた。市長及び議会の判断に委ねられた。 経費削減・抑制対策 (別紙1) 〇 〇 診療材料の削減についてはベンチマークシステムのデータ を活用し、材料費が削減されている。また、委託契約につ いても削減努力がされている。 収入増加・確保対策 (別紙1) 〇 〇 DPC医療機関Ⅱ群への昇格に向け麻酔管理による手術 件数の増加、手術室の割り振り見直しによる外科、心臓外 科の手術件数増などにより収入が増加している。 検討体制と方向性 (別紙1) 〇 〇 別紙1のとおり評価できる。 〇 〇 左記のとおりであり、市及び議会の判断となる。 ッ 化再 に編 係ネ る 計ト 画ワ 病院総括・評価 経常収支比率 平均在院日数 数 値 目 標 達 成 に 向 け て の 具 体 的 な 取 組 達成度【計画達成=○・ほぼ計画達成=△・計画未達成=×】 ー ク し経 に営 係形 る態 計の 画見 直 公営企業法全部適用 適用 地方独立行政法人 検討 指定管理者制度 検討 適用 平成24年10月に設置の総合病院国保旭中央病 院検討委員会の検討結果(地方独立行政法人化 が望ましい)が平成25年5月に市長へ報告され た。市長および市議会の判断となる。 別紙 1 平成25年度 目標 ISO9001による医療の質目標達成計画を作成し バランスト・スコア・カード(BSC)による戦略的目標 を適切に組み合わせ数値目標の達成に向けて各種 プロジェクトを実行する。 民間的経営手法の導入 実績 平成25年度における主な取組としては、①医療の質の維持・向上を目的として、TQMセンターに おいて「安心安全につながる重点QI(Quality Indicator)を設定※し、現状把握、要因分析、改善 策立案、実行というPDCAサイクルを実施、以後継続している。②第三者機関(大手監査法人)に より当院の現状把握、SWOT分析を実施し、国の医療政策の動向、地域の需要および医療提供 体制の現状と今後の見通し等を勘案して今後の当院における経営面の課題を抽出した。(翌H26 年度、これを基にした経営戦略の作成に結び付けている)③平成22年度から継続しているQC活 動に関しては、過去最高の24グループで活動を実施した。年度末に成果の発表会を開催し、多く の改善効果が確認された。なお当取組のうち5つのテーマについて全国自治体病院学会に発表 し、うち2演題が優秀賞を獲得している。 ※ 褥瘡発生率・治癒率、脳梗塞感染合併率と予後、救急受診~入院までの時間 等 地方公営企業法全部適用、地方独立行政法人、指 平成24年10月に設置された「総合病院国保旭中央病院検討委員会」における経営形態について の検討結果は「地方独立行政法人化することが望ましい」というものであり、平成25年5月に市長 事業規模・形態の見直し 定管理者制度の3制度について検討する。 へ報告された。当検討結果は今後、市長および市議会で最終的な判断をすることとなる。 ・収支改善プロジェクトにより診療材料費削減・給食 経費削減対策に関して、H25年度は前年に引き続き診療材料費の削減に注力した。ベンチマーク システムのデータを活用すると同時に取引企業との積極的な交渉を行い、年間購入額を約3500 材料費削減・委託費削減等を随時行う。 経費削減・抑制対策 万円削減した。また委託費についても価格交渉を行い、病院情報システムの保守費等で計約 1300万円削減した。 ・DPCの効率的な運用を行うためDPCワーキングに て各種検討を実施 ・収支改善プロジェクトにより手術室稼働率向上・栄 養指導薬剤指導の促進 ・医師、看護師等の人材確保対策の実施 DPCに関する検討については、DPC医療機関群Ⅱ群と当院の比較や、診療報酬改定に向けた対 策等について、外部講師を招へいして勉強会を計4回開催した。また、複数のDPC病院で実施し ている病院経営戦略研究会に参加(9施設参加)し、今後のDPC病院としての経営のあり方等に ついて研究した(これらの検討を経てH26年4月からDPC医療機関Ⅱ群への昇格に向けた具体的 取組に着手)。手術室の稼働に関しては、加算点数の対象となる麻酔科管理による手術の件数 増加を推進し、当該手術を年間約280件増加した。また診療科毎に設定されている手術室の割り 振りを見直しし、他の診療科に優先権のある予約枠でも、空いている場合は外科や心臓外科で 積極的に手術室を利用する取り組みを行った。結果として外科で年間45件、心臓外科で17件の 増加となり増収に貢献した。栄養指導件数は前年3,043件から今年度は2,964件と微減となった が、薬剤管理指導は前年度6,985件から今年度8,257件と大きく増加した。医師確保については引 き続き大学等に派遣を要望するとともにリクルーティング会社を活用し、医師の獲得に努めてい る。 当院としては、拠点病院としての役割を果たせるよう 継続して施設および医療体制の充実を図る。 連携システムの構築については、機能分担やカルテ の共有など可能なところから取り組むこととし、継続 して協議を進めていく。 地域内での機能分化を促進し、当院への患者の集中を改善する為の対策として、医療連携福祉 相談室の人員を増員し、周辺医療機関との連携体制の強化に努めている。また、軽症や症状の 安定している通院患者様を地域のクリニック等(かかりつけ医)に円滑にご紹介する機能として 「紹介患者センター」を設置し、逆紹介の促進に努めている。なお当院電子カルテを周辺医療機 関に設置する取組については、H24年度末の12施設から、19施設に増加した。 収入増加・確保対策 再編・ネットワーク化に 係る計画
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