熊本大学主催サイエンスカフェが本格始動~街中での開催、初の試み

国立大学法人熊本大学
平 成 27 年 2 月 6 日
報道機関
各位
熊本大学
熊本大学主催サイエンスカフェが本格始動
~街 中で の 開 催、 初の 試 み ~
こ の 度 、熊 本 大 学 URAが 主 催 と な り 、一 般 市 民 の 方 を 対 象 と し た サ イ エ ン ス
カ フ ェ ( 第 一 回 URA cafe) を 下 記 の と お り 実 施 す る 運 び と な り ま し た の で 、
一般の方への周知、当日の取材方、よろしくお願いいたします。
記
【開 催 日】 平成27年2月21日(土)14:00~15:30
【場
所】 熊本市現代美術館 「アートロフト」
【演
題】 着られる機械(キカイ)・広がる世界(セカイ)
【実 施 者】
講演者
山川 俊貴 熊本大学 大学院先導機構 助教
藤原 幸一 京都大学 大学院情報学研究科 助教
ファシリテータ
髙橋 直美 国立科学博物館認定サイエンスコミュニケータ
【主な内容】
説明タイム
・「ウェアラブルデバイス」って何?
・着る事が出来ると、どんな良いことがある?
・てんかんって何?
・てんかん患者の悩みとは?「発作を予測する」とは?
・研究プロジェクト発足の経緯
・このデバイスで患者の生活はどう変わる?
・これからの研究の広がりについて
・自分にとって「研究」とは
実演・質問タイム
・各テーブルに1名ずつ説明担当者がつきます。
・実際に機械を身につけてデモンストレーションしてもらえます。
【企画運営・お問い合わせ先】
熊本大学マーケティング推進部研究推進ユニット
研 究 コ ー デ ィ ネ ー タ ー ( URA)
黒木優太郎 博士(理学)
電 話 : 096-342-3307
e-mail: [email protected]
企画の趣旨
現 在 、一 般 市 民 の 皆 様 の 科 学 へ の 興 味 関 心 が 高 ま っ て お り 、研 究 内 容 を 一 般 の 方
へ 説 明 す る 事 へ の ニ ー ズ が 高 ま っ て い ま す 。こ の 事 に 関 し て 熊 本 大 学 は こ れ ま で も
公 開 講 座 、授 業 解 放 や 出 前 講 義 な ど 、「 地 域 に 開 か れ た 大 学 」と し て 、知 的 好 奇 心
が く す ぐ ら れ る 学 習 機 会 を 地 域 の 皆 様 に 提 供 し て 参 り ま し た 。し か し 一 方 で は 、
「大
学 は ど う し て も 敷 居 が 高 い 」「 研 究 に つ い て 知 り た い け れ ど 機 会 が 無 い 」「 授 業 を
聞いても難しすぎて理解できない」といった声も良く聞かれます。
そこで今回、本学教員が大学から出て、地域の皆様が普段活用している場所で、
授 業 で も 講 義 で も な い「 サ イ エ ン ス カ フ ェ 」を 本 学 の URA ※ 1 主 催 で 行 う 事 と な り ま
した。
サ イ エ ン ス カ フ ェ と は 、科 学 者 な ど の 専 門 家 と 一 般 の 方 々 が 、コ ー ヒ ー な ど を 手
に気軽に科学などの話題について自由に語り合う新しいコミュニケーションの場
で す 。従 来 の シ ン ポ ジ ウ ム や セ ミ ナ ー と 異 な り 、講 演 者 と 参 加 者 と が 会 話 の 中 で 素
朴な意見や質問を気軽に、自由に交わすことができます。
今 回 は 、ウ ェ ア ラ ブ ル デ バ イ ス と 呼 ば れ る 装 置 を 用 い て「 て ん か ん 」の 発 作 予 知
を行う研究について紹介します。「ウェアラブルデバイスとは何か」から始まり、
て ん か ん の 社 会 的 影 響 、発 作 予 知 デ バ イ ス が ど の よ う に 画 期 的 な の か 、今 後 の 展 開
等 に つ い て 、実 機 を 用 い た デ モ ン ス ト レ ー シ ョ ン を 通 じ て 一 般 市 民 に 解 り や す く 説
明します。
ま た 、地 域 の 皆 様 が 参 加 し や す い よ う に 休 日 の 現 代 美 術 館 で 開 催 し 、参 加 者 は 4
班に分かれて1班につき一人の説明者が付き添いながらデモンストレーションし
ますので、実際に研究に「触れる」事ができます。
さらに今回は、共同研究者である藤原幸一 京都大学 大学院情報学研究科 助教
をゲストとして招き、一つの大きなプロジェクトとして当該研究が進んだ様子や、
その過程についても紹介します。
当 日 の フ ァ シ リ テ ー シ ョ ン は 、国 立 科 学 博 物 館 認 定 の サ イ エ ン ス コ ミ ュ ニ ケ ー タ
※2
が行います。
今 回 の URA café を 通 じ て 、 地 域 の 皆 様 の 知 的 好 奇 心 が 満 た さ れ る と 共 に 、 熊 本
大学の研究がどのように行われているのかを知って頂く機会となればと考えてお
ります。
※1
URA: 研 究 コ ー デ ィ ネ ー タ ー ( University Research Administrator) 。 熊 本 大
学 で は 、学 内 の 研 究 者 の 研 究 内 容 を 深 く 理 解 し 、研 究 者 と と も に 研 究 活 動 を 組 織
と し て 円 滑 に 実 施 す る た め の 業 務 を 行 う こ と が 可 能 な 専 門 的 な 職 員 と し て 、研 究
推 進 戦 略 、 産 学 連 携 を 担 当 す る URA が 活 動 し て い ま す 。
※2
サイエンスコミュニケータ:科学者や技術者と市民とをつなげ、科学と社会の
間 に 双 方 向 の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を 生 み 出 す 人 材 。科 学 技 術 の 魅 力 や 研 究 活 動 の
実 際 を よ り よ く 伝 え 、科 学 技 術 の あ り 方 を 市 民 一 人 ひ と り と と も に 考 え て い く た
めの新しい方法を研究・実践しています。(日本科学未来館より一部抜粋)