(5)リブガラスの仕様設定 <納まり> <納まりの注意点

●フェイスプレートとサッシ間の面クリアランスfの算定
フェイス~サッシ間は構造的な接合が要求されないので、層間変形角*1/300のy1を用います。
シーリング材*の許容せん断変形率は、
「 表 4 構造シーラントの許容せん断変形率」より60% を用います。 フェイスプレートとサッシ間の面クリアランス f f=
→ 算出後、切り上げます。
2.02+(16.7 (1­0.48) 0.6)2 /0.6 = 9.3 mm → 10mm
(5)リブガラスの仕様設定
●リブガラスの板厚tの決定
●リブガラスの幅Xの算定
a = 9.8 mm、b = 4.5 mm を満足する呼び
X = (3 4502-1502) 150 1820/(720 3.0 105) = 27.2cm → 27.5cm
厚のガラスを以下の表から選択します。
呼び厚\目地幅
a
b
単板ガラス15ミリ
5
5
単板ガラス19ミリ
6
7
合わせガラス24ミリ(12+12)
8
8
合わせガラス30ミリ(15+15)
10
10
合わせガラス38ミリ(19+19)
13
12
※設計風圧力は正圧、負圧のうち大きい値を用います。
その際の負圧は、隅角部に掛かる部位は隅角部の負圧とします。
リブガラスの幅 X
→ 算出後、0.5cm単位で切り上げます。
⇒ FL15+FL15
<納まり>
<納まりの注意点>
○構造シーラントやシーリング材を打ち継ぐ場合
室内側
・先打ちのものが完全に硬化してから打設します。
・深打ちとなる構造シーラントの硬化に時間を要します。
275
FL15+FL15
構造シーラント
12
12
8-3
10 10 10
商品関連
バックアップ材
構造シーラント
15
シーリング材
○リブガラスが合わせガラスの場合、必ずバックアップ材を用いるようにし
10
てください。
シーリング材
○リブガラスの面クリアランスは、
「(7)ガラスの納まり検討」のⅲ)より
FL12
12mm以上とします。
バックアップ材
シーリング材
●支持枠上・下部
天井面
FL12
FL12
シーリング材
10
≧8
≧25 ≧20
≧45
シーリング材
バックアップ材
10
天井面
FL12
シーリング材
10 プ材
バックアッ
≧8
10
バックアップ材
シーリング材
≧8
●支持枠側部
FL12
10
シーリング材
10
バックアップ材
シーリング材
バックアップ材
≧8
≧8
≧25 ≧20
≧45
≧20
セッティングブロ
ッング材
ク
シーリ
10
10
≧8
図 17
≧20
セッティングブロック
ガラス〜支持枠間の納まり例
*他の計算例や構造シーラント等については、弊社の板ガラス総合情報サイト「ガラスプラザ」で「グラサードの設計例マニュアル」をご参照ください。
8-3-6