平成21年度 企画事業 1泊2日のリフレッシュ プロジェクト 「子育てパパとママのお泊り井戸端会議」報告書 【趣旨】 核家族等により孤立しがちな親に対して気軽に相談できるネットワークをつくること,また,親子で の多様な体験活動の機会を提供することにより,幼児期における体験活動の必要性を保護者に理解して もらうこと,さらには,施設を利用している青少年との交流を図ることで,将来の親となる若者に親子 の絆や子育てのすばらしさを伝えていく。 【主催】 独立行政法人国立青少年教育振興機構 国立江田島青少年交流の家 【協力】 江田島市子育て支援センター 【期日】 第1回 第1回 追加実施 第2回 第2回 追加実施 【会場】 国立江田島青少年交流の家 【対象】 子育て中のパパとママ及び幼児(兄弟の同伴,パパのみ・ママのみの参加も可) 平成21年7月 4日(土)~ 5日(日)1泊2日 平成21年7月19日(日)~20日(月)1泊2日 平成21年9月21日(月)~22日(火)1泊2日 平成21年9月26日(土)~27日(日)1泊2日 各回10家族程度募集 応募数 150家族(501名) 第1回 14家族(52名) 第1回 追加実施 第2回 第2回 合 【参加費】 親 9家族(34名) 10家族(38名) 追加実施 計 11家族(38名) 44家族(162名) 2,000円 (食事代3食1,600円,シーツ代160円,保険代100円,雑費140円) 幼児4歳~6歳 1,500円 (食事代3食1,100円,シーツ代160円,保険代100円,雑費140円) ※3歳以下 食事代無料,シーツ代も親と添い寝の場合は無料 【企画・運営のポイント】 (1) 施設の特長を生かした,季節感ある多様なプログラムを親子(パパ,ママ,乳幼児)で体験 することにより,ゆったりした時間の中で親子がリフレッシュする。 (2) 親同士が,夕食後の情報交換会「井戸端会議」(子ども対象の別プログラムの用意もある) や様々な活動を一緒に行い交流することにより,子育ての苦労や楽しさを分かち合い,気軽に 相談できる関係作りを行う。 (3) 子育て中の親子と青少年との交流の機会を持つことにより,将来の親となる若者に親子の絆 や子育てのすばらしさを伝える。 (4) これまでの利用者層(学校,サークル,企業研修等の団体利用)とは異なる新たな利用者の 拡大を目指す。 【活動の実際】 ~親子で自然体験プログラム~ 『ザリガニつり大会 in 江田島』 『早起きして,カブトムシやクワガタを探しにレッツゴー!』 『見つけて!さわって!干潟は海の生き物たちの宝庫~マテガイ掘り』 『船に乗って魚釣り』 『プライベートビーチでカヌー体験!』 『ウミホタルの発光ショー』 『カブトムシの幼虫探し』 親自身が楽しみ,感動することが子育てには 大切だと感じた。(30代 パパ) 自然に触れ合うことの大切さ,命の尊さを実感した。幼児期に ~交流活動~ 様々な体験をさせて生きる力を育てていきたい。(20代 ママ) 『パパとママの井戸端会議』(夕食・入浴後に参加者の情報交換会) 『つどいへの参加』(他団体との交流) 『学生ボランティアによる紙芝居や絵本の読み聞かせ』(子ども対象) 日頃,子育てで悩んでいることをみんなで共有し, たいへん気持ちが楽になった。(30代 ママ) 施設を利用されている皆さんが 気持ちよい挨拶をしてくださり, 子どもたちにもよい刺激となっ た。改めて挨拶の大切さを痛感 した。(40代 パパ) 【成果と課題】 (成果) (1) 保護者の幼児期における体験活動の必要性の理解が図れた。 (2) 新しいプログラムの開発・検証につながり,研修支援事業においてもプログラム支援を行った。 (3) 学生ボランティアの積極的な参加により,親同士の話し合い・交流が活性化された。 (4) 他団体の気持ちのよい挨拶等が子どもの教育・躾といった点で親の意識改革につながった。 (5) 参加した感想をブログで紹介し合う等,参加者同士のネットワークが広がっている。 (6) 参加者が中心となり,平成22年度「子どもゆめ基金助成金」申請を行うなど自主的な活動が 始まった。 (7) 独自アンケートの「今後も当施設を利用したいですか。」という項目に対し,参加者全員が「ま た利用したい」と回答。事業実施後,口コミ等も広がりを見せ,家族・グループでの利用拡大に つながっている。 (課題・今後に向けて) (1) 施設内の安全対策(幼児対応) (2) 季節ごとの自然体験プログラムの開発 (3) 家族向け利用案内パンフレットの作成
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