橋本 司

第 17 回日本在宅医学会大会
シンポジウムテーマ
開催日
シンポジスト
日本神経学会合同シンポジウム「神経難病、ALS に取り組むとき」
2015 年 4 月 25 日(土)
ふりがな
姓
ご芳名
講師情報
抄録集・ホームページ掲載用原稿
ご所属
時間
15:20-16:50
はしもと
橋本
収容人数
名
350 名
つかさ
司
医療法人赤橙 訪問診療クリニック六花、国立病院機構愛媛医療センター
神経内科(非常勤)
部署
役職
院長
演題名(80 字以内)
日本神経学会合同シンポジウム「神経難病、ALS の取り組むとき」内「治療・ケアのエッセンス」
ご略歴(300 字以内)
平成 12 年 3 月 愛媛大学医学部卒業
平成 12 年 4 月 愛媛大学医学部老年科・神経内科講座入局、研修医
平成 13 年 6 月 大阪府立病院(現大阪府立急性期・総合医療センター)研修医
平成 14 年 4 月 愛媛大学医学部老年科・神経内科医員
平成 16 年 10 月 愛媛大学医学部老年科・神経内科助手
平成 17 年 6 月 札樽・すがた医院副院長
平成 19 年 6 月 国立病院機構愛媛病院(現愛媛医療センター)神経内科・医長
平成 26 年 7 月 医療法人赤橙 訪問診療クリニック六花院長(愛媛医療センター神経内科非常勤)
日本プライマリケア学会認定医、日本旅行学会認定医
講演概要(1000 字以内)
筋萎縮性側索硬化症(ALS)は現在も有効な治療法がない状態が続いている。
対症療法をどこまでするかは患者・家族の希望にもよるが、現在予後を左右する対症療法としては、気管切開
下の人工呼吸器(TIV)
・非侵襲的陽圧換気(NIV)・胃瘻などがある。また在宅・NIV や TIV 施行中という制
限はあるが、排痰補助装置も保険適応となり対症療法として利用しやすくなった。
近年、体重の状況が ALS の予後規定因子の一つであることも報告され胃瘻など栄養に対しての対症療法の重
要性も再認識されている。
今回の発表ではいろいろな対症療法について、時間の関係もあり総論的な内容を少なくしできるだけ具体的
なケースをあげて紹介する。
内容としては、
① NIV について
・日常の管理での注意点、在宅での設定変更、設定変更時の注意点、マスクによる皮膚トラブル、在宅酸素
との併用、NIV の限界について
② TIV について
・日常の管理での注意点
③ 排痰補助装置について
・排痰補助装置の効果、使用時の注意点
④ 胃瘻について
・胃瘻抜去時の対策、ろう孔周囲の皮膚トラブル、演者が経験したトラブル、
⑤ その他、流涎・痛み・うつ/不安などの ALS 患者でおこりがちな症状について
上記の内容についてできるだけ具体的にわかりやすく紹介する。
上記のように ALS に特徴的な対症療法もあるが、他の神経内科的疾患あるいは神経内科的疾患以外の疾患で
も共通する症状・対症療法も多い。
ALS だけには限らないが、在宅で ALS を見る場合に大事なことの一つに、医師・看護師などの医療スタッフが
頭の中に「ひきだし」をできるだけ多く持ち必要な時に知恵をフル回転させて「ひきだし」から必要なもの
を~できればすぐにできる方法・お金のかからない方法で~を取り出し使うことが挙げられる。総合討論の時
に本シンポジウムに参加されている方から今までの診療などの経験による「ひきだし」をご教授していただ
き、参加者で「共有」できて診療などで実行できれば、ALS 患者の治療・ケア向上に役立つシンポジウムに
なるものと確信している。