<気象予報士試験平成26年度第2回・学科専門>各問題の

<気象予報士試験平成26年度第2回・学科専門>各問題の講評
※本講評はユーキャン気象予報士講座のテキスト内容をもとに行っております。
※難易度の設定:★やさしい ★★普通 ★★★やや難 ★★★★難
専門
知識
問1
難易度
コメント
分野名
テキスト2
★
●アメダスによる地上気象観測についての基本的な問題で、仮に
(c)で迷ったとしても、(a)(b)(d)の知識をテキストで習得
しておくことで正答を導くことが可能。
(a)(b)テキスト本文に記載有り
(d)テキスト本文に四角囲みで「日照時間は、直達日射量がある一
定の値以上の時間である」旨の記述有り
地上気象観測
LESSON1
問2
★★
●過去問解説(平成24年度第2回専門知識問3)の「気象ドップラー
レーダーのしくみ」についての知識を習得することで正答を導くこと
が可能。
気象レーダー観測
LESSON3
問3
★★
●気象衛星による観測の特徴についての問題であるが、やや細かい内
容が問われているが、過去問解説の知識を習得することで正答を導く
ことが可能。
(a)テキスト本文の静止気象衛星と極軌道気象衛星について学習す
ることで解答可能
(b)過去問解説(平成25年度第2回専門知識問4)を学習すること
で解答可能
(c)過去問解説(平成25年度第1回専門知識問4)を学習すること
で解答可能
気象衛星観測
LESSON4
問4
★★★
●気象衛星で観測された可視画像と水蒸気画像に見られる雲域の特徴
についての問題で、テキスト3やテキスト4で学習する内容を一部含
んでいる。
(a)テキスト3の「台風の伴う雲域」で台風の発生初期~衰弱期に
かけての画像の掲載有り
(b)テキストに「温帯低気圧の発達に伴う雲域の図」の掲載有り
(c)テキスト3やテキスト4で寒冷渦について学習することで解答
可能
気象衛星観測
総観気象
寒冷渦
LESSON4
LESSON12
(テキスト3)
LESSON6
(テキスト4)
演習問題2
●数値予報の精度の向上についてのやや細かい知識を問う問題。
(a)テキスト本文の数値予報の流れを習得することで解答可能
(b)補足欄の「非静力学モデル」の記述から解答可能
数値予報の方法
LESSON7
●気象庁で運用されている全球モデルとメソモデルに関するかなり細
かい知識が問われている。
(b)補足欄に記述有り
数値予報の方法
LESSON7
●補足欄の記述と、過去問解説(平成25年度第1回専門知識問14)を
学習しておくことで正答を導くことが可能。
数値予報プロダクト
LESSON8
観測実況図
問5
★★★
問6
★★★★
問7
★★
問8
★
●降水短時間予報についての基本的な内容を問う問題で、テキストと
過去問解説を習得することで正答を導くことが可能。
(a)テキスト本文に記載有り
(b)テキストに掲載されている「メソ数値予報モデル稼働・気象
レーダー観測から降水短時間予報までの流れ」の図表を習得すること
で解答可能
(c)過去問解説(平成24年度第2回専門知識問12)を学習すること
で解答可能
短時間予報
LESSON10
問9
★★★★
●テキスト本文の「高層断面図の見方と利用」で説明しているジェッ
ト気流の高度と強さの確認、圏界面の把握、前線帯・安定層・風のシ
アの把握を習得したうえで、その知識の実践力が問われている問題。
観測実況図
(テキスト3)
LESSON6
問10
★★★
計算
●テキスト1とテキスト2に記載されている内容の複合的な知識を問
メソスケール気象
LESSON13
う問題。
(テキスト1)
(a)テキスト1の海陸風や、比熱を理解していることがポイント
LESSON10
中小規模の大気の運動
(b)補足欄の記載から解答可能
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<気象予報士試験平成26年度第2回・学科専門>各問題の講評
※本講評はユーキャン気象予報士講座のテキスト内容をもとに行っております。
※難易度の設定:★やさしい ★★普通 ★★★やや難 ★★★★難
専門
知識
問11
問12
難易度
コメント
分野名
テキスト2
★
●ウィンドプロファイラで観測された高層風時系列図の基本的な読み
取りと、レーダー降水強度とアメダスの風の分布図に関する比較的簡
単な問題。
(a)(b)テキスト1で学習する内容で、風向が下層から上層に向
かって「時計回りに変化している場合は暖気移流」、「反時計回りに
変化している場合は寒気移流」が存在していると判断できる温度風の
関係を理解していることがポイント
(c)低気圧周辺の風向や降水強度の位置関係を理解していることが
ポイント
(d)過去問解説(平成24年度第2回専門知識問2)の「ウィンドプ
ロファイラの観測のしくみ」ついての知識を習得することで解答可能
高層気象観測
LESSON2
(テキスト1)
LESSON7
★
問13
★
問14
★★★
問15
★★
大気力学の基礎
地上天気図
参考資料
LESSON15
(テキスト3)
LESSON3
巻末
●「降水有無の的中率」、「降水ありの見逃し率」、「降水ありのス
レットスコア」ともに、テキスト本文に記載されている定義式を習得
しておくことで容易に正答を導くことが可能。
予報精度の評価
LESSON11
●気象庁が発表する警報・注意報等に関する知識についての出題で、
やや細かい部分が問われている。
(a)テキスト本文に四角囲みで記載有り
(b)チャレンジ問題に類似問題有り
(d)波浪警報・注意報に関する細かい知識からの出題
防災気象関連情報
の提供形態
LESSON17
チャレンジ
LESSON19
●総合的な理解が求められる問題であるが、6月と9月の日本周辺の
特徴が理解できていれば比較的容易に正答を導くことが可能。6月の
日本は梅雨期であるこや、9月は太平洋高気圧の張り出しといった特
徴を検討することがポイント。
総観気象
メソスケール気象
LESSON12
LESSON13
●テキスト2とテキスト3で学習する台風に関する熱帯低気圧に関係
する全般海上警報についての複合的な知識が問われている。
(a)テキスト2の補足欄に記載有り
(b)テキスト3の参考資料に記載有り
(c)(d)テキスト3の本文に表の掲載有り
計算
台風
<専門知識の総評>
全体的に細かい知識を問う問題が多く、難易度が高かったが、問2は、平成24年度第2回の試験で用いられた図と
ほぼ同じものなので、過去に問われた知識や用いられた図は徹底的に理解を深めておくことが大切である。
ドップラーレーダーで得られたドップラー速度の平面分布図、ウィンドプロファイラで観測された高層風時系列
図、スレットスコア、コストロスモデルは毎回のように出題されており、今後も問われる可能性が高いので重点的に
学習することが専門知識の試験対策として有効であるといえる。
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