道南メディカでの ID-Link 利用方法の特色について

特定非営利活動法人 道南地域医療連携協議会
市立函館病院 医療連携課長 大島 俊宣
MedIkaの発展
平成19年春~ テスト運用開始
平成20年1月 道南地域医療連携協議会設立
平成22年9月 第1回全国ID-Link研究会を函館で開催
平成23年9月 NPO法人格を取得
平成24年11月 青森県大間国保病院が閲覧施設
平成25年6月 北海道がんセンターと市立函館病院で
情報共有を開始
・平成26年3月 南桧山地域医療連携システム運営協議
会と協議会の間での情報共有を開始
• 平成26年5月 手稲渓仁会病院と市立函館病院で情報
共有を開始
•
•
•
•
•
•
システム利用施設推移
平成20年4月
平成27年1月現在
27施設
79施設
2
10
25
69
○病院
15
30
○クリニック
12
25
○歯科クリニック
ー
1
○調剤薬局
ー
4
○訪問看護ステーション
ー
7
○介護施設関係
ー
12
■Medlka導入施設数
○情報公開施設
○閲覧施設
■導入施設内訳
利用状況
• 登録患者数 17,793人(2014年11月)
システム利用方法の特色
新函館北斗駅
◇入院患者の転院業務に活用
(システム利用方法は、病病連携が主体)
◇在宅診療の場で多職種連携のツール
として活用
導入施設の年度・施設区分
35
35
30
22
30
30
25
25
20
20
66
44
15
15
10
10
5
5
0
0
25
1
11
11
11
15
15
病院
病院
平成19年度
平成19年度
平成23年度
平成23年度
2
3
2
33
1
12
11
7
4
22
22
12
12
クリニック
クリニック
平成20年度
平成20年度
平成24年度
平成24年度
薬局
薬局
22
訪問看護
訪問看護
平成21年度
平成21年度
平成25年度
平成25年度
11
22
11
11
1
22
88
介護施設
介護施設
平成22年度
平成22年度
平成26年度
平成26年度
1
1
2次医療におけるID-Link導入率
34病院のうち24病院導入
293施設のうち25施設導入
病 院
クリニック
導入
8%
非導入
29%
導入
71%
非導入
92%
北海道ID-Link導入状況
3次医療圏におけるID-Link加入率
南桧山地域協議会の5病院・6診療所と相互閲覧可能
46病院のうち31病院導入
323施設のうち31施設導入
病 院
クリニック
導入
9%
非導入
33%
導入
67%
非導入
91%
施設区分別のアクセス権登録数
平成26年4~9月
訪問看護
1%
調剤薬局
1%
介護施設
5%
クリニック
12%
病院
クリニック
訪問看護
病院
81%
調剤薬局
介護施設
病床区分別のID-Link導入状況(病床数比較)
地域包括ケア病床
9病院中6病院導入
非導入
42%
回復期病床
6病院中全病院導入
非導入
0%
導入
58%
ホスピス病床
2病院中全病院導入
非導入
0%
導入
100%
導入
100%
療養病床
19病院中12病院導入
非導入
33%
導入
67%
当協議会システム利用の特徴
新函館北斗駅
◇入院患者の転院業務に活用
(システム利用は、病病連携が主体)
◇在宅診療の場で多職種連携のツール
として活用
情報公開施設一覧
画像
処方
注射
検査
結果
読影
レポート
文書
診察
記事
1 市立函館病院
○
○
○
○
○
○
×
2 高橋病院
○
○
○
○
×
○
×
3 函館稜北病院
○
○
○
○
×
○
○
4 函館協会病院
○
○
○
○
×
×
×
5 函館渡辺病院
○
○
○
○
×
×
×
6 新都市病院
○
○
○
○
×
×
×
7 木古内町国保病院
○
○
○
○
×
×
×
8 北美原クリニック
×
○
○
○
×
×
×
9 ごとう内科胃腸科
×
○
○
○
×
×
×
×
○
○
○
×
×
×
医療機関名
10
こにし内科・心臓血管クリ
ニック
多数施設用の同意書を新規作成
通常の同意書は、3
施設のアクセス権し
か設定できない
在宅診療では
それ以上の
施設数が必要
在宅支援関連施設の利用状況
アクセス権登録数
在宅支援関連
施設
介護施設
4%
介護施設
6%
5%
クリニック
在宅支援関連
施設
26%
8%
病院
81%
病院
在宅支援関係
ア ク セ ス 数
クリニック
介護施設
クリニック
6%
病院
在宅支援関係
病院
64%
クリニック
介護施設
ま と め
◇運用当初から病病連携をメインとする利用形
態が継続している。
◇在宅診療でシームレスな多職種連携が実現し
ている。 ⇒ クリニックの導入は少なくいが、導
入している施設は在宅診療などアクティブに活用
している。
今後の取り組み
◇地域支援診療所を含むクリニックの加入に力
を入れたい。あわせて地域包括ケアシステムへ
の対応も推進したい。
医療・介護・福祉連携情報共有検討会の設置
◇検討項目(共通な物差し・尺度)
・共通言語の検討
・共通なADL情報の検討
・多職種で共有するシステムの開発
◇メンバー
医師・訪問看護師・包括支援センター
医療連携室・行政(オブザーバー)
◇9月から毎月1回開催
◇共通なADL情報についての講演会
ご清聴ありがとうございました。