二重窓の遮音性能 5-3-2

●二重窓の遮音性能
60
窓の遮音性能を高めるのは、窓単体での対策で
は限界があります。そこで、外窓の室内側にも
音性能を大きく向上させます。
「二重窓」方式では外窓と内窓との間隔(空気
層)
を大きく取るほど遮音性能は向上します。
「インナーウインド mado2/まどまど」では、こ
50
音響透過損失
う一つ内窓を取り付ける「二重窓」方式が、遮
40
T-4等級線(40等級)
T-3等級線(35等級)
30
T-2等級線(30等級)
(dB)
の空気層間隔は約80mmが確保されており、高
T-1等級線(25等級)
20
い遮音性能を得ることが出来ます。
図 3 に、外窓とこれに内窓として「インナーウ
: 外窓
(FL5)
+A80+
10
インナーウインド mado2/まどまど
2
インド mado /まどまど」を取り付けた場合の
(合わせガラスFL3+FL3)
遮音性能を示します。
0
2
「インナーウインド mado /まどまど」には、合
どちらのガラスを使用した場合でも、高い遮音
周波数(Hz)
図3
二重窓「インナーウインド mado2/まどまど」
の遮音性能
:
外窓
(FL5)
+A80+
インナーウインド mado2/まどまど
(ペアガラスFL3+A6+FL3)
(建材試験センター測定値)
:
外窓
(FL5)
のみ、一般アルミサッシ
5-3
防音
わせガラスまたは複層ガラスが使用されていま
すが、内窓としての気密性能が十分に高いため、
125 250 500 1000 2000 4000
(当社測定値)
性能が得られます。
この「インナーウインド mado2/まどまど」
(二重
窓)の場合、JISの等級としてはT-4(40等級)と
なります。
右記性能値はJIS A 1416「実験室における建築
部材の空気音遮断性能の測定方法」に基き、建
材試験センターで測定したデータであり、保証
値ではありません。
5-3-2