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第2期埼玉県
【計画策定の趣旨】
きずな
○ 本県では、平成21年度から、埼玉県教育振興基本計画「生きる力と絆の埼玉
教育プラン」に基づき、本県教育の振興に取り組んできました。
○ 社会がどのように変化しようとも、子供たちが自らの力で人生を切り拓き、
幸福な生涯を実現するとともに、社会の中で役割を果たすためには、一人一人の
「生きる力」を確実に伸ばしていくことが必要です。
○ 第1期計画が平成25年度末に終了することから、中長期的な視点に立って、
平成26年度からの5年間に取り組む本県教育の基本目標と施策の体系を示します。
教育振興基本計画
【計画の性格】
○
平成25年に策定された国の第2期教育振興基本計画を参酌した
本県の教育振興基本計画です。
○
「埼玉県5か年計画−安心・成長・自立自尊の埼玉へ−」を踏まえ
た教育行政分野における計画です。
計画期間 平成26年度∼平成30年度
埼玉の子供たちの将来のために
基本理念
きずな
生きる力を育て 絆を深める埼玉教育
「生きる力」について
先行きが不透明な社会の中で、自らの人生を切り拓いて行くために必要となる力です。
基礎的な知識・技能を確実に習得し、それらを活用して、考え、判断し、表現することに
よる問題解決力や、豊かな人間性、たくましく生きるための健康・体力を示しています。
埼玉の子供たちの将来
夢や志を持ち、学びを通して人生を切り拓き、
幸福な生涯を実現するとともに
社会の中で役割を果たすことのできる人間
すべての県民が子供たちの将来をしっかりと考え、それぞれが役割を果たすとともに、
教育力を結集して、子供たち一人一人を認め、鍛え、育みます。
きずな
「絆」について
人と人のつながりや学校・家庭・地域の結び付きの大切さを象徴した言葉です。
困難な時代を乗り越えるために、子供たちが豊かな人間関係を築き、深めるとともに、
社会全体で子供たちを育てていくことを示しています。
基本目標
Ⅰ 確かな学力と自立する力の育成
子供たちの社会的自立に向けて、知・徳・体の成長の記録を共有・活用することにより、一人一人を
確実に伸ばす教育を推進します。
基礎・基本の徹底を図り、思考力、判断力、表現力などを含めた確かな学力を子供たちに身に付けさ
せるとともに、伝統と文化を尊重しグローバル化に対応する教育や時代の変化に対応する教育を推進し
ます。
また、キャリア教育や幼児教育、特別支援教育を推進し、子供たちが社会的に自立して生きていくた
めの基礎となる力を育みます。
Ⅱ 豊かな心と健やかな体の育成
子供たちの豊かな心を育むため、体験活動を充実させるとともに、道徳教育、人権教育を一層推進
します。
いじめ、不登校、高校中途退学、非行・問題行動などの課題に取り組みます。
また、健康の保持・増進や体力の向上などにより健やかな体を育成します。
学校
家庭
地域
Ⅲ 質の高い学校教育を推進するための環境の充実
大量退職・大量採用時代を迎え、ベテランの教職員が多く退職していく中で、教職員の資質
能力を向上させるとともに、学校の組織運営の改善などを図ります。また、子供たちの安心・
安全の確保、学習環境の整備・充実などにより、質の高い学校教育を推進します。
また、私立学校が公の性質を有し、学校教育において重要な役割を果たしていることを踏ま
え、その自主性を尊重しつつ、助成などにより私学教育の振興を図ります。
Ⅳ 家庭・地域の教育力の向上
「親の学習」の実施など家庭教育の支援体制を充実するとともに、「学校応援団」の活動の充
実などによる、学校・家庭・地域が一体となった教育を推進する中で、家庭・地域の教育力を向
上させます。
Ⅴ 生涯にわたる学びの支援とスポーツの推進
「学び合い共に支える生涯学習社会」を目指し、県民の主体的・自発的な活動を支援する取
組を推進します。
また、文化芸術の振興と伝統文化の継承を図るとともに、生涯にわたるスポーツ活動や競技ス
ポーツの推進を通して元気な埼玉づくりに努めます。
子供たちに対する教育の根幹は、日々の授業をはじめとする学校の教育活動であり、その積み重ねです。
埼玉県は、子供たちが学校で過ごす時間を豊かにし、子供たち一人一人の「生きる力」を確実に伸ばす教育を進めます。
きずな
そして、子供同士が互いに認め合い、学び合い、助け合う「絆」をつくっていきます。
きずな
また、学校・家庭・地域の連携・協力による「絆」の中で子供たちを健やかに成長させていきます。
きずな
埼玉県は「生きる力と絆の埼玉教育プラン」で、市町村とともに日々の教育活動を支えていきます。
そのために、多くの特色ある取組を進めます。
埼玉が全国を リードする取組
○児童生徒一人一人の学力と学習意欲の確実な育成
……
一人一人を確実に伸ばす教育の推進
キャリア教育・職業教育の推進
専門高校における産業教育の推進(41p)
○インクルーシブ教育システム構築に向けた学習環境の整備・充実
確かな学力の育成
……
未来を拓く「学び」の推進(35p)
特別支援教育の推進
共生社会を目指した「多様な学びの場」の充実(45p)
○「子ども大学」の開校と自立した運営への支援
○世界を視野に入れた高い「志」の育成
……
……
「埼玉県学力・学習状況調査」の実施(33p)
○協調学習など主体的な学びの推進
……
○未来の産業界を担う人材を育成する実践的職業教育の推進
伝統と文化を尊重しグローバル化に対応する教育の推進
……
学び合い共に支える社会を目指す生涯学習の推進
学びを支える体制づくり(83p)
グローバル化の進展に対応する力を育む教育の推進(37p)
埼玉が挑戦する取組
埼玉が進めている独自の取組
他の都道府県で実施されていない、又は実施には困難を伴うがチャレンジする取組
第1期計画で進めてきた、そして今後も進めていく本県独自の取組
○児童生徒一人一人の成長の記録(知・徳・体)の共有・活用
……
一人一人を確実に伸ばす教育の推進
児童生徒一人一人を確実に伸ばす教育の研究・実践(33p)
○定時制高校生の社会的自立に向けた支援
……
高校中途退学の防止
○子育ての目安「3つのめばえ」、
「接続期プログラム」の活用促進
高校中途退学防止対策の推進、再チャレンジの意欲に応える学習機会の提供(51p)
○大学や研究機関と連携した、学校経営などの研究や研修の実施
……
教職員の資質能力の向上
教職員の資質能力の向上
教職員の資質能力の向上
○「埼玉の子ども70万人体験活動」の推進(49p)
教職員研修と調査研究の充実(63p)
○学校が互いの取組の成果を検証・活用する仕組みの検討
……
○道徳教材「彩の国の道徳」の活用推進(49p)
教職員研修と調査研究の充実(63p)
○教職員がチームで対応する体制やネットワークの構築
……
○「教育に関する3つの達成目標」の取組(33p、35p、49p、59p)
教職員研修と調査研究の充実(63p)
○「親の学習」の推進、
「学校応援団」の活動の充実(75p 、77p、79p)
(43p、75p )