監 事例1 (情報処理 サービス 業) 督 指 導 事 例 (別添) 最も長い労働者で月200時間を超える違法な時間外労働及び休日労働を 行わせていたが、深夜労働時間帯の割増賃金を支払っていなかったもの。 監督指導において把握した事実 と 監督署の指導 1 システム開発のため、一時的(2か月から3か月)に時間外労働が増大し、時間外労 働の36協定(労使協定)の限度時間を超えて労働させていた。 監督署の対応 ①労働基準法第32条(労働時間)違反を是正勧告 ②長時間労働の抑制について指導 ③過重労働による健康障害防止について専用指導文書(残業時間 等を1か月80時間及び45時間以内への削減、面接指導等の実施 に係る方法・体制の整備等)により指導 2 時間外労働時間が、深夜時間帯(PM10:00~AM5:00)に及んでいるが、 深夜の割増賃金を支払っていなかった。 監督署の対応 事例2 (飲食業) ①労働基準法第37条(割増賃金)違反を是正勧告 ②不払いとなっている割増賃金の支払いを指導 時間外労働に関する労使協定の限度時間を超え、さらに、最も長い労働 者で月180時間を超える違法な時間外労働を行わせ、かつ、定期健康診断 を実施していなかったもの。 監督指導において把握した事実 と 監督署の指導 1 短時間労働者が複数いる中で、正社員の数名は、月100時間を超える時間外・休日 労働が発生し、時間外労働の36協定(労使協定)の限度時間を超えて労働していた。 時間外・休日労働の割増賃金はきちんと払われていた。 監督署の対応 ①労働基準法第32条(労働時間)違反を是正勧告 ②長時間労働の抑制について指導 ③過重労働による健康障害防止について専用指導文書(残業時間 等を1か月80時間以内及び45時間以内への削減、面接指導等の 実施に係る方法・体制の整備等)により指導 2 労働者の健康管理のため、1年以内に、定期的に、医師による健康診断を実施してい なかった。 監督署の対応 ①安全衛生法第66条(定期健康診断)違反を是正勧告 事例3 (測量業) 自己申告している時間外労働時間とICカードで記録されている時間 外労働時間に大きな乖離がみられ、また、所定休日労働の振替も取得が できていなかったもの。 監督指導において把握した事実 と 監督署の指導 1 時間外労働の特別条項の上限時間である80時間を超えて、時間外労働が行われてい た。 監督署の対 応 ①労働基準法第32条(労働時間)違反を是正勧告 ②特別条項付き36協定の適正な運用について指導 ③過重労働による健康障害防止について専用指導文書(残業時間 等を1か月80時間以内及45時間以内への削減、面接指導等の実 施に係る方法・体制の整備等)により指導 2 自己申告制の「時間外労働伺い」とICカードで管理されている出退勤時間の記録 を突合したところ、労働時間に大きな乖離がみられ、調査の結果、乖離した時間は、 労働時間と認められた。 監督署の対応 ①労働基準法第37条(割増賃金)違反を是正勧告 ②不払いとなっている割増賃金の支払いを指導 ③労働時間の適正把握について指導
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