Body Liine Scanner r(BLS) (形態) 測定の目的 JISS で では、短時間で で情報量の多い い形態計測を実施 すること、人体形状ポ ポリゴンから体 体型変化を視覚 覚的 に捉えることを目的と として、BLS を使用している を る。 浜松ホトニクス ス社製; C903 36)は、光学式 式三 BLS(浜 角測量法 法により非接触 触で選手の身体 体形状の計測を を目 的として て開発された装 装置である。10 秒程度のスキャ ンで、全 全身 62 箇所の周 周径囲と 47 箇所の高さ情報 箇 報を 計測できる装置である る(設楽ほか, 2007) 。また た、計 測データにスムージン ング処理をする ることにより、 、高 人体形状ポリゴ ゴン(三角形の のつながり)を を生 精度な人 成できる。 測定法 来の計測方法と との比較 1.従来 周径囲 囲および肢長の の測定は、JIS SS 開所 2003 年 年か ら 2005 年 年度まではマル ルチン式人体 体計測装置及び びメ ジャーを を用いていたが が、2006 年度よ より BLS を用いて 測定を行 行っている。 従来の のマルチンおよ よびメジャーを を用いた測定と BLS による測定では、計測部位の定 定義や計測姿勢 勢が 異なって ており、計測値 値にも差が生じ じる。また、胸 胸囲 の計測に については、撮 撮像姿勢の影響 響から困難であ ある ため省略 略している。下 下表に、従来法 法と BLS による る計 測値の差 差を示した。 表1 従 従来法(マルチ チンおよびメジャ ャー)と BLS に よ よる形態計測値の の差(男女 10 名の平均値) 名 2.BLS 測定の実 実際 (1 1)ソフトウエ エアを起動させ せ、機器の準 準備をして おく く。 ソ 画面 図 1 ソフトの起動画 左上のアイコン 左 ンをクリックす すると、4 台のカメラ が上 上昇して、撮影 影準備状態となる(図 1) 。 (2 2)測定中は、人体形状が分 に、水着に 分かるように 更衣 衣する。暗室で で全身を光学ス 学スキャンする る都合上、 アク クセサリー等の の反射物を外 外して撮影する る。また、 毛髪 髪部分は光を吸 吸収するため、 、三次元形状 状を構築す るこ ことができない い。そのため、 、白い帽子を を被り、髪 を覆 覆い隠すように にする。 (3 3)身体各部の の計測点(19点)に、反 反射シール を貼 貼付する。左右 右対称にあるマ マーカー(肩 肩峰点や膝 等)は必ず同じ人 人が貼るようにする(測定 定者間の誤 差を を小さくするた ため) 。図 2 に に、反射シール ル貼付位置 を示 示した。指先点 点は、撮影直前 直前に姿勢を整 整えてから マー ーカーを貼付す するため、測定 定室の外で貼 貼付するの は、それ以外の 17 1 点となる。マークの貼り り忘れのな いよ よう、あらかじ じめ 17 点がセ セットになった た反射マー カー ーシートを準備 備しておくと良い。また、貼付位置 の選 選定には、ある る程度熟練す する必要がある る。熟練す るま までは、2 名以 以上の測定者が が貼付位置を確 確認する とよ より正確に実施 施できる。 測定値の差(従来法-BLS) ) [cm] 上腕囲 0 0.9±0.5 前腕囲 2 2.0±0.4 大腿囲 3 3.4±0.9 下腿囲 0 0.5±0.7 腹囲 0 0.8±1.5 殿囲 0 0.8±0.7 上肢長 1.5±0.7 下肢長 1.0±0.6 図 2 反射シール貼付 反 付点 ※BLS にお おける計測部位は、下記の通り りである。 上腕囲;上 上腕長近位 60% %部位、前腕囲;前腕長近位 330% 部位、大腿 腿囲;大腿長近 近位 50%部位、下 下腿囲;下腿長 長近位 30%部位としている。 (4 4)全身をスキ キャンする前 前に、選手を測 測定台の中 央に に立たせる。前 前後左右の位置 置を調整する る。JISS で は、図 3 のような な線を設け、足 足幅、前後位 位置を調整 して ている。 前後位置 置:バーと同じ じ位置になるよ ように立つ(図 図 4) 足幅:第 第 2 指と踵がラ ライン上に並ぶ ぶようにする ( (JISS では、黄 黄色のラインを を使用) 図 3 測定台の様子 全身のスキャン 全 ン時に、赤外線 外線の光を目で で追わない よう うに注意をして て、真っ直ぐ正 正面を見るよ ように立た せる る。撮影の所要 要時間は 10 秒 秒程度であるこ ことを、選 手に に伝えてから撮 撮影する。 (5 5)暗室の照明 明を消して、PPC の計測ボタ タン(画面 左上 上にある赤ボタ タン)を押す。 す。 (6 6)撮影後すぐ ぐに、選手にはそのままの の姿勢を取 って てもらい画像を を確認する(図 6) 。 ①貼付した反射 ① 射シールが全 全て表示されて ているか、 ②姿 姿勢が不自然で でないか、③臍 臍点の水平ラ ラインに水 着が が被っていない いか、④上腕 腕囲 60%部位それぞれが 体幹 幹に着いていな ないか、大腿 腿囲 50%部位が左 左右着い てい いないかを確認 認する。 撮影画像に問題 撮 題がなかった場 場合は、選手 手は測定台 から ら下りて暗室か から出てもらう。撮影した た画像を保 存し して、測定終了 了(完了)となる。 図 4 前後位置 置 中に上肢の動揺 揺を防ぐために に、バーの両サ サイ 測定中 ドに設け けた取っ手に中 中指を軽く乗せ せてもらう (図 図 5) 。 a)姿勢決 決定に関する注 注意点 ①取っ手の位置は、選手が自然に に手を広げた高 高さ 者が合わせる。 (この時、取っ っ手に無理に中指 に測定者 を乗せようとすると、上体が傾いて てしまう可能性 性が ②肩や全身に力 力を入れず、自然に立って 自 ある。 )② もら うように に教示する。③ ③計測データを をスムージング グ処 理することにより、人 人体形状ポリゴ ゴンを生成して てい が不足するとき きちんとポリゴ るため、測定データが ゴン できない。手部 部は、データが が不足しがちに にな を生成で るため、5 本の指はし しっかり揃えて てもらうよう教 教示 する。 図 6 撮影終了時の画 撮 画面 定データの評価 価法 測定 測定データは、 測 育による体 トレーニングおよび発育 型変 変化を視覚的に に捉えたり、部 部位別の変化 化を定量的 に確 確認したりする ることができる。ある部位 位の筋肥大 を目 目的としたトレ レーニングをした場合、前 前回値と比 べて て、どのように に変化したか かを確認するこ ことができ る。JISS では、測 測定値の評価 価については、アスリー 個人またはコー ーチに任せてい アスリート ト個 いる。他のア と比 比較するより、個人内で比較 較する方が有 有意義な場 合が が多い。 照値 参照 1.基礎データ 図 5 左手側のバーの様子 2)設 設楽佳世, 油井明子,土井 油 井正裕,並木幸 幸久,若原 卓,金久博昭, 卓 川上泰雄,福 福永哲夫.光学 学 3 次元人 体形状計測に基 体 基づく体表面積 積の推定式の作成. Ja apanese Journ nal of Physiccal Fitness and a Sports Me edicine,56(6):700,20007. 参考文献 献 1)永島秀 秀彦, 近藤隆, 山本百合, 守屋有佳里, 守 小 小野 寺正道,, 福渡靖 (20006) Body Lin ne Scanner (BBLS) による身 身体セグメン ント別体積測定 定. 体力科学. 55: 712.
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