武林風:カンフーを継承、競技武術の先駆け 呉立新:河南テレビ副総監 《武林風》番組創始者、総監督 FG 旗揚げ記者会見に、熱いビデオメッセージを寄せてくれた 武林風総監督の呉立新さん。今年1月31日には重慶で武林風の年 越し試合を生中継していました。注目の試合は一龍対長島自演乙で、 壮絶な試合(ドロー)のあと、両者をたたえているのが呉立新さん です。呉さんの口から武林風を紹介していただきます。 日本のみなさんこんにちは!FG との対抗戦、わくわくします。 2004 年に誕生した《武林風》も、すでに 11 年が経過し、放送 した番組は 500 を超え、開催した試合も 300 を超えました。 《武林風》は、中国初の競技武術種目で、中国第一のプロ格闘 技試合であり、中国で初めて世界に向けてテレビ放送を始めました。 この11年間で、武林風は、「中華ヒーロー」王洪祥(ワン ホン シャン)、 「武僧」一龍(イー ロン) 、 「死神」方便(ファン ビエ ン)、「中国勇士」鉄英華(ティエ イン ホア) 、謝雷(シェ レ イ)等、数多くの中国競技武術のスターを輩出していきました。現 在、中国で活躍している競技武術スターのほとんどが武林風の舞台 で戦ったといっても過言ではありません。これらのスターたちは、 中国国内で影響力を持っているだけでなく、今、世界に向けて飛び 立ち始めました。 2007 年、 《武林風》精鋭から選び抜かれた 7 人の勇士が日本に 渡り、東京で行われた「日中 7vs7 交流試合」を皮切りに、中国競 技武術と世界キックボクシングとの交流の扉を開きました。その後、 中国の目覚ましい経済発展と急速な対外開放に伴い、 《武林風》は、 アメリカ、ニュージーランド、マレーシア、タイ、オランダ、アイ ルランド、ドイツ、イギリス、韓国、オーストラリア、香港などで、 良好な協力体制を築き、中国競技武術の手本となる国際交流の形を 探求しました。 《武林風》率いる中国の競技武術マーケットは、ここ 10 年、 すさまじい勢いで発展し、毎年、中国では 100 近い様々な競技武術 の試合(キックボクシング、MMA、ムエタイなど)が行われ、観客 は 1000 万人を超え、毎年、競技武術をテレビで観戦する視聴者は、 《武林風》だけでも 5000 万人を超えています。UFC、K1、ONE FC などの国際試合も、続々と中国市場に参入し、キックボクシングを 含む各種格闘技の試合は、中国で空前のブームを巻き起こしていま す。 2013 年 8 月武林風が率先して設立した「WLF 世界キックボクシ ング理事会」は、中国初のグローバルなキックボクシング協会で、 四大陸 60 か国及び地区以上の会員が所属しています。現在、武林 風は、中国で唯一、格闘技組織、放映手段、競技規則及び選手人材 を所有する武術競技種目であり競技組織で、世界格闘技の重要な一 翼を担っています。毎年行われる「WLF 世界カンフー盛典」は世界 格闘技界が注目する一大イベントとなっています。 今後も、「武林風」は、中国カンフーの伝統と中国文化の真髄 を受け継ぎ、国際交流と協力を拡大していきます。 「武林風」と「WLF」 で国際的な影響力と魅力のある試合とテレビ番組を作り上げ、世界 格闘技の発展に中国武術の持つべき力を発揮するよう努めていき ます。 4月12日に、代々木体育館でお目にかかるのを楽しみにしており ます。 (翻訳:H・I)
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